【名前】ナルク
【性別】男
【年齢】11
【性格】狩りや祖父の話題を好む、寡黙な少年。とはいえ心を開くと意外と年相応。
初対面の人物には基本的に警戒から入るが、無礼という訳ではない。
【容姿】癖毛のイヌイットの少年。毛皮から作った帽子と外套、その下は雪原に馴染みやすい彩度の低いややくたびれたシャツと厚手のズボン、頑丈なブーツ。
【神禍】
『大なる守護者(ナルク・アンギユク)』
思想:早く大きくなって家族を守れる存在になる
ナルクの身体および服などの身につけているものを4倍程度まで一時的に拡大できる能力。現在身長148cmの彼なら、6m弱になれる。
応用として、身体の一部だけを拡大することも出来る。
拡大に伴う本人の体にかかる物理法則の悪影響は無視できるが、身につけている物は物理法則に従うので、例えば電子機器などは正常に動作しなくなる。
ナルクは氷河期が来る前は学校に行く年齢ですらなく、極地の先住民の集落に両親と祖父と共に住んでいた。
変わる前の世界を詳しく知らないナルクが、世界の崩壊に面してなりたいと望んだ"家族を守る、大きな存在"とは、赤子の頃に見た家族の朧気な記憶の名残だ。
約4倍というのは、つまり赤子と大人の体格差である。
【詳細設定】
北極圏の狩猟採集民族出身の少年。前世紀に文明化された集落で、両親の職業も集落の教師だったが、ナルクの祖父を含めた集落の人々は伝統として狩猟や雪原生活の技術を維持し続けており、ナルクのような子供にもその技術の一端を教え込んでいた。
ナルクの両親は共働きであり、祖父に遊んでもらい狩りや雪原の話を聞かせてもらうのは、ナルクにとってとても楽しいことであった。
──氷河期においては、ナルクの集落の人たちはかなり幸運な部類であったと言って良い。
氷河期においてナルクたちは、極地の知識と狩猟の技術を活かし、氷原において辛くも命を繋いでいくことができた。
もっとも氷河期の極地の冬は彼らであっても生存に堪えるものではなく、彼らは住み慣れた地を離れて南下していくことになる。
例え知識と技術と、超人の力があったところで、雪原の旅はあまりに厳しく。
櫛の歯が欠けるように減っていく隣人たちの中で、ナルクのような子供たちも守られるだけでは居られなかった。
5年が経った今、外界との接触を最低限に、氷原に隠れ住む一団の一人として、ナルクは狩人かつ戦士として、家族を守るために戦っている。
狩人であり、獣の命を奪うことには躊躇がないし、招かれざるよそ者と戦って追い払ったことも何度もある。
それでも、人を殺したことはまだない。
あと結婚の意味もあまりよく分かっていない。
最終更新:2025年05月31日 15:39