【名前】チャシャ・アリス
【性別】女
【年齢】9
【性格】無垢で快活。よく笑い、よく喋り、誰にでも話しかける。だがその純粋さは善悪を区別しない。人が死ぬことに痛みも悲しみも感じない。相手が泣くから、それが「よくないこと」だと学習するだけ。ルールも倫理も理解はするが、納得はしていない。残酷さが混じった無垢は、時に悪意よりも恐ろしい。
【容姿】薄桃色の髪に大きなリボン、ボロのワンピースを着た少女。肌は白く、目は宝石のような水色。常に笑顔でぴょんぴょん跳ねている。体はやせ細り、骨が浮き出るほどだが、それを気にする様子はない。

【神禍】
『おとぎの国の透明遊戯(アンシーン・アンバースデイ)』
思想:「いなくなっちゃえば、怒られないね!」

子供ならではの純粋な「隠れたい」という願いが発端。自分の姿が見えなくなるだけで、物理的な攻撃や触れ合いは普通にできる。気配や音も消えないから、完全なステルスでもない。
さらに、見られていないことで罪悪感を感じず、殺人や破壊行為に一切のブレーキがかからなくなる副作用がある。
この副作用はある種の精神汚染であり、時間経過と共に思考が他者への加害へと、アリス本人も自覚のないままに誘導されていく。
透明状態の時間は不定(精神状態と比例)。
透明状態での「遊び」が楽しいと感じるほど、能力の持続時間と効力が上がる。
効力が上がった状態では、気配や音がなくなるなど、”他者の感知されない”方向に能力が進化する。

【詳細設定】
元はヨーロッパ北部の地下都市の孤児院で暮らしていた少女。
親に捨てられた過去を持つが、その記憶は既におぼろ。
周囲の子どもたちがゴグ化や事故死で減っていく中、透明化能力を使って生き延びてきた。
遊び感覚で人の食料を盗み、隠れ、追われ、逃げる。それを繰り返すうちに、「見つからないことが正義」という歪んだ価値観が形成された。
数年前、自分を叱った保育士を透明状態で突き落とした際、誰にも気づかれなかったことが「勝利体験」として脳に刻まれた。
それにより「見つからなければ、悪いことをしてもいいんだ」という価値観が完成する。
以後は、自分が透明な間に悪さをする→見つからない→怒られない→もっとやる、というループに入り、「透明な自分は、ほんとうの自分じゃない。だから、なにしても大丈夫」という精神構造を形成。

寒さと飢え、暴力と喪失を生き延びる術として、この世界を「全部遊び」だと信じ込んでいる。
暴力も死も、彼女にとっては「おままごとの一環」に過ぎず、罪悪感は持たない。

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最終更新:2025年06月01日 15:23