【名前】バグズ・バグ
【性別】男
【年齢】28
【性格】穏やかな口調と柔和な物腰を持つ青年。礼儀正しく、どこか気品すら漂わせる態度を崩さない。だが、その内側にはねじくれた好奇心と倒錯した快楽主義が巣食っており、人の“秘密”や“本音”を暴くことにこの上ない興奮を覚える。とりわけ、苦痛の中で吐露される真実には「芸術的価値」があると信じて疑わない。
【容姿】肩まで伸びたややウェーブのかかった金髪を後ろで結んでいる。白を基調とした仕立てのいいシャツとベストを好み、拷問具とは似つかわしくない清潔感を漂わせている。目元は眠たげで、口元に常に微笑を浮かべているが、その笑みは冷たい。

【神禍】
『真理の疼痛(ドローレス・ヴェリタス)』
思想:真実は痛みによってのみ語られる。

触れた対象に激烈な痛覚を刻み込む神禍。
直接接触することで、対象に通常の感覚では味わえない苛烈な痛みを与えることができ、肉体的な傷がなくとも拷問が成立する。対象の精神状態や罪悪感に応じて痛みの種類・質が変化し、より深い“秘密”を引き出すほど痛みは鋭くなる。
この能力は、「苦痛は最も正直な言葉である」という確信に根ざしている。暴力ではなく、情報という“真実”を掘り起こすための手段としての痛み。
それがバグズ・バグにとっての神聖な作業である。

【詳細設定】
人類の崩壊後、いくつもの集落や勢力を渡り歩き、戦争・反乱・粛清の裏で“情報の提供者”として暗躍してきた。
その情報源の大半は「拷問による自白」であり、彼はそれを「口よりも誠実な情報収集法」として扱っている。
“バグズ・バグ”という名は本名ではなく、「秘密を暴く虫」「心の奥に巣食う害虫」として周囲から恐れられた通り名。
基本的には傭兵にも政治犯にも中立の立場で接するが、“面白そうな秘密”を持つ相手には目を輝かせて接近してくる。

極寒と暴力が支配するこの終末世界を、「人の本音がむき出しになる舞台」として心から楽しんでいる。
快適な生活や復興などには興味がない。バグズ・バグが望むのは、人がどこまで本性をさらけ出せるかという極限状態。
あらゆる混乱と悲劇は、貴重な資料であり、生きた芸術である。

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最終更新:2025年06月01日 15:23