【名前】マモン
【性別】女
【年齢】76
【性格】抜け目なく強欲、冷徹な判断力と商才を併せ持つ女傑。誰よりも金に執着し、そのためには命すら秤にかけることを躊躇わない。だが貧民出身の過去を忘れておらず、部下や庇護下の者にだけは最低限の生を保証する義理堅さも持ち合わせている。口癖は「生き残るのに大事なのは拳と懐じゃよ」。
【容姿】背は低く、痩せて皺深く、枯れ枝のような老婆。だが目は鋭く、微笑んだまま人を刺すような眼差しをしている。ボロ布を継ぎはぎにしたケープと、古銭や金属片で作った派手なアクセサリーを身につけている。見かけは粗末だが、その一部は高価な遺品や略奪品である。

【神禍】
『貪欲なる鋼の老腕(アヴィディタス・メルス・マニュス)』
思想:己の肉体こそ、最大の資産。

肉体強化能力。普段は貧相な身体を晒しているが、神禍を起動することで筋出力・骨密度・反応速度が飛躍的に上昇。
鍛え抜いた拳法と相まって、若者を遥かに凌ぐ戦闘力を発揮する。
持続には高い集中力と精神統一が必要で、欲望(特に金銭欲)に強く囚われているほど能力が高く安定するという特異な性質を持つ。

【詳細設定】
もとは終末前のスラム街で“質屋”を営んでいた老婆。暴力と貧困に晒されながらも、交渉術と素手の拳法で店を守り抜いた。
終末が訪れて以降、「価値」を見極める目と戦闘力を武器に、流通と略奪の狭間で暗躍する武装商団“ピクシーズ”を組織。現在はそのボスとして、他勢力すら無視できない経済的・軍事的影響力を持つ。
名の「マモン」は、富を司る悪魔から自ら取った通り名であり、本名を知る者は少ない。

マモンにとってこの終末世界は“最も血と金の匂いが濃い黄金期”。
正義も救済も信じていないが、守るに足る者のためには拳を振るう覚悟を失ってはいない。
欲望こそが生きる証。
新しい神や救世の話にすら、「それで相場がどう変わるか」の視点でしか興味を示さない。
ゆめゆめ忘れるなかれ。拳と懐が空になったら、そこで人生は終わりなのだ。

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最終更新:2025年06月01日 15:23