【名前】九条 流我(くじょう りゅうが)
【性別】男
【年齢】15
【性格】静かで無感動に見えるが、内には強烈な美意識と偏執を抱える。液体の形、動き、温度、色……そのすべてに陶酔的な執着を示す。特に“流れ”に対しては神聖視に近い感覚を抱いており、自らを「この世界の最後の川」だと本気で信じている。その信念に反するもの(流れを堰き止める者、乾き、固着、静止。特に、『氷』)は、「美しさを壊す者」として憎悪の対象となる。
一人称は川(おれ)。
【容姿】艶やかな黒髪を無造作に垂らした、無表情な美少年。極端な色白で、どこか濡れたような艶を肌に帯びている。服はかつての雨具を改造したような防水コートを羽織っており、その裾は常に濡れて重く垂れている。首元には、乾いた川底で拾ったという砕けたガラス瓶の欠片をペンダントとして吊るしている。
【神禍】
『常しえの滴下(ドリップ・アーキタイプ)』
思想/信念:この世界に残るべきは“流れ”だけだ。あらゆるものは、固まる前に美しく滴れ。
あらゆる液体を自在に操作・変質・創出できる。
既存の水・血・油・毒などを温度、密度、圧力ごとに操る他、空中から微量成分を抽出し“液体化”することも可能。
液体の塊を刃とする、血を操る、凍らせて罠とするなど応用力に富むが、操作対象は“液体”に限る。
「液体」と認識される範囲には非常に厳格で、彼の感性に“美しくない流れ”は操作不能。
【詳細設定】
かつて科学者の家系に生まれ、幼い頃から蒸留装置や試験管に囲まれて育った。
「液体はすべてを溶かし、混ぜ、還元する。絶えず形を変えながら全てを抱擁する最も完成された形態だ」と教え込まれ、それが彼の世界の全てとなった。
神禍の発症は、彼が“乾いた死体を美しくない”と拒絶し、生きた血液を「まだ動いている」と魅了された時に始まる。
自らの体液を使って絵を描き、血を流す者を「最も美しい存在」と讃えるなど、倒錯した美学に呑まれながら、それを正義だと信じている。
彼にとって、この死にかけた世界は「美の残滓(ざんし)」でしかない。
氷結した川や、凍り付いた血管、蠢動を止めた目玉、永遠に閉じた口――すべてが“流れを失った死骸”として忌むべき対象。
その中で、ほんの少しでも血を流す人間、吐く人間、涙をながす人間、生きている人間には「まだ流れている命」として美を見出す。
だから彼は殺し合いの中で、自分以外の人間の「最後の一滴」を見届けることを己の使命と信じている。
静かに、そして歪んだ愛情を持って、流れる者たちを見届けるために行動する。
どうか、諦めないでほしい。
生き、流れる我々は、流れるがゆえにどこまでも往くことができるのだから。
最終更新:2025年06月01日 15:24