【名前】ギース・ヨルムンガンド
【性別】男
【年齢】39歳
【性格】陽気で皮肉屋。だが内には、神や正義を嗤う冷酷な合理主義者としての一面を秘めている。人間の欲望と暴力を信じており、世界が滅んでもそれだけは不変だと考えている。
【容姿】頬に浅黒い焼け跡のある中東系の顔立ち。肩まで伸びたボサボサの黒髪をゴムでまとめ、軍用のロングコートに身を包む。身体のどこに何の銃を隠しているのか分からないほど、全身に武装を仕込んでいる。
【神禍】
『万象弾庫(パンドラ・ロア)』
思想:人間の本質は破壊であり、銃はそれを最も純粋に体現する“神”である。
どのような状況でも、手にした銃器は即座に作動し、残弾や整備状況、気候条件に一切影響されず、必ず正常に発砲される。
さらに、銃器の性能や特性を極限まで引き出す“最適化”が自動的に行われ、トリガーを引くだけで最も効果的な形で弾丸が放たれる。
ただし「自分の手で持つ銃火器」に限定され、他者に貸したり遠隔操作することはできない。
【詳細設定】
凍土の中、古代の軍事用地下シェルターを改造したアジトを持ち、旅商人のように各地の武装勢力を渡り歩いている。
「弾とメシを交換する」のが定番スタイルで、銃器一丁で村一つと交換することも珍しくない。
また、“神禍に対応した兵器の密造”にも手を出しているという噂があり、単なる商人ではなく戦争のブローカーとして活動している一面もある。
いずれ自分も殺されると確信していながら、神と人間、どちらが最後まで笑うかを見届けようとしている。
全球凍結の5年前、ギース・ヨルムンガンドは国境なき武器商人として、飢餓、内戦、粛清が日常のように起きる紛争地帯を渡り歩いていた。
そこでは思想も宗教も、自由も正義も、銃の火力の前にはただの飾りに過ぎなかった。
寒波が訪れ、世界が終わりはじめて、彼は一つの気づきを得た。
それでも人間は、撃ち合いをやめない。
──暴力は死なない。
以降、気候がどうあろうと人間が死に絶えようと、欲望と殺意のあるところに銃を届けるという信念のもと、武器を売り続けてきた。
取引先は集落の独裁者、流浪の盗賊団、地下教会など。
最終更新:2025年06月02日 15:09