【名前】ガーゴイル(本名不詳)
【性別】男
【年齢】38
【性格】卑劣かつ慎重。正面からの衝突を極端に嫌い、あらゆる局面で最もリスクの低い選択肢を取る。それゆえに陰湿で臆病と評されるが、本人にとっては「生き延びる」ことこそが最大の倫理であり、勇敢さを愚行と断じている。常に冷静で無感情を装っているが、内心は恐怖と不信にまみれており、それを制御するために理屈と距離を置いた人間関係を保っている。
【容姿】煤けた防寒マントに身を包み、全身の大部分を覆い隠した男。氷点下の地でも顔を隠すフードを手放さず、素顔を見せることはない。唯一見えるのは、蛇のような鋭い目と、常に冷たく歪んだ笑み。体型は中肉中背。背中には仕込み刃を複数隠しており、移動の際も足音をほとんど立てない。

【神禍】
『断罪せし石化の印(レリクス・ジャッジメント)』
思想:「誰かを信じるくらいなら、裏切られる前に無力化するべきだ」

刃物で切りつけた相手を、徐々に石化させる能力。
石化の進行速度は傷の深さや位置に比例し、心臓や脳に近づくほど早まる。完全石化まで至れば即死と同義。
石化は「能力を受けた本人の自我が崩れたとき」に完成するため、精神的動揺や恐怖を与えることで加速させることもできる。
この能力は彼が「誰も信じられず、全てを拒絶したい」という根源的な不信と防衛本能から発現した。

【詳細設定】
名をガーゴイル。本名は捨てた。
全球凍結の始まりと共に国家というシステムが瓦解し、武力だけがものを言う時代になった。
元々、都市の下水道管理職という地味な職についていたが、氷に覆われた街が機能不全に陥ったことで職場も家族も崩壊。飢えと寒さ、そして略奪者に追われる日々の中、早い段階で“人を殺す”覚悟を固めた。
5年の間に、依頼を受けてターゲットを仕留める「暗殺者」として生き延びることを選んだ。
武力の強さより、確実に背後を取る頭脳と、裏切りも厭わぬ冷酷さが彼の武器だった。

昔、“信じた仲間”に裏切られ、大きな借金を背負わされたトラウマを抱えている。
「信じた自分が愚かだった」「もう誰も信じない」という断絶の思想が、彼に“切りつけた者を石に変える力”を与えた。
彼は敵だけでなく仲間すらも一線を引いて扱い、「裏切る前に動きを封じる」ことを徹底するようになる。
その陰湿さゆえに評判は最悪だが、依頼の確実性から一部の地下組織や放浪者の間では重宝されている。

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最終更新:2025年06月02日 15:12