【名前】ジャッジ(本名不明)
【性別】男
【年齢】38
【性格】冷静沈着で無感情に見えるが、内心では常に「罪を正す」ことに執着している。正義や倫理ではなく、あくまで“秩序”の視点で罪を測る。他人の命に対して極端に無関心だが、「見逃した罪人」がのうのうと生きていると知った時だけ、異常なまでの執念を見せる。
【容姿】黒ずくめのコートとフードで全身を覆った痩身の男。瞳は鈍い灰色。雪に溶け込むような無個性な顔立ちをしている。
常に無音で行動する訓練が染みついており、影のように現れ、影のように去る。
【神禍】
『審きの気配(クライム・センシング)』
思想:罪に見合わぬ命が生き延びることは、世界の秩序への裏切りだ。
自身の周囲半径数百メートル内にいる人間の「罪科の重さ」を感知する。罪が重いほど“存在感”が濃く可視化され、輪郭が浮かび上がるように知覚できる。
対象の罪に応じて、視覚だけでなく、重低音のような“心音”としても感じ取る。
【詳細設定】
ジャッジ──それは、本名を捨てた男に他人が与えた通称だ。
かつては法を司る者だった。国家がまだ息をしていた頃、彼は裁判所の技術職として、膨大な証拠資料や監視記録を整理し、判例の裏打ちを行っていた。正義を語るには向かず、戦場にも立てず、ただ静かに「事実」を積み重ねる役目だった。
だが、全球凍結が始まった混乱の中、彼の勤めていた裁判所は略奪者に襲われ、仲間は殺された。
そのとき、彼の目の前で略奪者が笑っていたのを忘れない。彼は「正しさ」を語る者たちの末路を見た。そして、判断した。
──裁かれなかった罪人を、生かしておいてはならない。
彼は姿を消し、5年間に渡り「暗殺者」として生きた。ただの殺し屋ではない。
彼が狙うのは、かつて国家が捌ききれなかった罪人、混乱の時代に弱者を殺してのし上がった者たち、秩序を蹂躙した全ての存在だった。
その能力──神禍──がいつ芽生えたのかは、彼自身も気づかなかった。
だがいつしか、彼は“罪”を感知できるようになっていた。暗闇の中で響く心音、足跡のような殺気、色彩を持って浮かぶ罪の輪郭。
それは世界が彼に与えた「審判者」としての感覚だったのか、それとも彼がそれを望んだ結果なのか。
そして今、ジャッジは再びある“名簿”を手に入れた──バトルロワイヤルの参加者一覧。
その中に、かつて自分が裁き損ねた者の名前を見つけた。
秩序がないなら、自分がそれになるしかない。
神ではない。ただの裁定者として、ジャッジは戦場に足を踏み入れる。
無法地帯となった極寒の都市廃墟を根城に、ジャッジは“審判の記録”をつけながら一人で生きている。
時折、罪深い者が殺されたという噂だけが風に乗って広まる。
彼に雇い主はいない。ジャッジが動くのは、裁くべき名前を見つけたときだけだ。
最終更新:2025年06月02日 15:12