【名前】メリィ・クーリッシュ
【性別】女
【年齢】27
【性格】自由奔放で明朗快活。よく笑いよく泣く面倒見の良い姉御肌。『みんなの頼れるお姉さん』を自負している。が、最近は若干やつれ気味。
【容姿】少し顔にそばかすは浮かんでいるが整った容姿の白人。肩にかかる程のブロンドヘア。瞳の色はワインレッド。
仕事中は紅いコートにズボンとキャップ、白い袋を腰につけた所謂サンタ衣装で活動している。
【神禍】『十二月の贈呈者(クローズド・サンタマリア)』
思想:いま、ここにない何かを届けて欲しい。
「サンタさんはね、本当にいるんだよ」
少女の頃、抱いていたクリスマスへの愛着。
サンタクロースへの強い憧憬が形になった能力。
外部から内側の状態を目視できない容器・空間に手を入れ、『欲しい』と念じる事で、実在しない物質を取り出す。
上記の条件を満たせば箱や穴など、どこからでも発動は可能だが、メリィはもっぱら腰に下げた白い袋に手を入れて使用する。
今、必要な物、欲しい物を念じながら袋から手を引き抜くと、それに応じた物体が出てくる。
手を差し入れた時間が長いほど現れる物質の規模が大きくなり、比例して体力と気力も消費する。
便利ではあるが思い描いた物を自由に出せるわけではない。
本質はやはり神禍らしく、銃器や爆弾など、どうしても人間を害する方向性に偏ってしまう。
その事実に直面したときから彼女はずっと自分の能力を改変したいと願っており。
毎日、"子供が喜ぶような普通のお菓子"を取り出そうと挑戦しているが、未だに成功したことはない。
取り出す物質は必ず現実に在る物体と相違点のある不思議アイテム。
例えばメリィが身に纏うサンタクロースのような紅い衣服は、この能力によって取り出した防弾加工の戦闘服である。
【詳細設定】
氷に閉ざされた大地で"サンタクロース"を名乗り、運び屋を営んでいる女性。
食料や嗜好品など、世界各地で託された貴重な物資を、巨大な改造トラックに積み込み、集落から集落へと移送している。
寒気と暴力に塗れた外界に出る手段のない一部村落にとっては、たまに訪れる彼女の存在が希望になっていた。
近頃は本拠地のアメリカで細々と活動しているが、以前は氷床の上を走行し、海を超えた大仕事を行うこともあった。
一応、報酬を貰って動くと嘯いているが、今の世界で割に合った報酬を渡せる者は極僅か。
物が無くて困っている人がいれば見捨てられず、ほぼ無報酬で働く慈善事業めいているのが実態。
特に、泣いている子供がいれば放っておけないらしい。
仕事柄、物資の運搬中に襲撃されることや、依頼を通じて組織間の諍いに巻き込まれることも多々あり。
戦いの場数はそれなりに豊富。重火器の使用や、近接格闘、乗り物の運転は一通り出来る。
メリィ・クーリッシュは"サンタクロース"の二代目である。
彼女に運び屋のイロハ、凍土を移動しながら生き残る術を叩き込んだ先代は数年前の仕事中、何者かによって殺害されている。
先代が存命時は二人で長距離輸送を敢行し、曰く世界を変える為の試みを行っていたらしい。
師を失い、世界環境が悪化するに伴い、やれることの規模は小さくなる一方で、この頃はちょっとやつれ気味。
小さい頃はクリスマスが大好きな純真少女で、かなり大きくなるまでサンタクロースを本気で信じていた。
イブの夜に枕元に現れるのが変装した父だと知った後も、誰かに夢を届けられる存在への憧憬は消えぬまま。
成人後はトラック運転手として気ままに生活していたが、全球凍結現象とその後の混乱期に、あっという間に家族と友人を失う。
降りかかる悲劇と容赦ない現実、そして自らの憧れが歪んだような神禍を自覚し、「もう希望なんてない」と途方にくれていたとき。
孤独の身を拾ってくれた先代の言葉に、メリィは生きる道筋を得たのだった。
―――それなら、お前が『次の希望(サンタクロース)』になれ、メリィ。
最終更新:2025年06月02日 15:13