【名前】アンダーグラウンド(通称)
【性別】男性
【年齢】43
【性格】極限の生存本能から手段を選ばぬ「生き汚さ」を持つ。他者との交流を避ける無口で孤高な現実主義者。
【容姿】歴戦の傷跡と凍傷痕が刻まれた顔。鋭く、獲物を捉えるような眼光。使い込まれた防寒具に身を包む。
【神禍】
『絶禍断界(ぜっかだんかい)』
思想:生存を阻む総てを断つ。
対象や空間座標を指定し、そこに不可視の次元断層を発生させる。断層はあらゆる物理的防御を無視して対象を「切断」する。射程は約50メートル。
精密操作には集中を要し、連続使用は体力を消耗する。単純な斬撃だけでなく、空間そのものを短時間「隔離」するような壁を形成することも可能だが、維持には多大な精神力を要する。
強烈な生存への執着が、文字通り障害となる物理的存在、時には人間関係や自身の感情すらも断ち切り、道を切り開く力として発現した。
【詳細設定】
アンダーグラウンドは、かつて旧文明で平凡な技師として暮らしていた男、本名マサキ・タカベ。
廃墟の地下や忘れられたシェルターを転々としながら、集落の有力者や時には他のゴグ狩りからの依頼を受け、ゴグを狩って糊口をしのいでいる。得た報酬は最低限の生存物資に換え、残りは神禍の維持と身体能力を保つための僅かな嗜好品(旧世界の保存食など)に使う。他人との関わりは必要最低限。
全球凍結による世界の崩壊は、彼の家族も日常も全てを奪い去った。凍える絶望の中、彼はただ生き延びることだけに執着するようになる。
当初はその力に戸惑い、人間を殺めることに抵抗を感じたが、極寒と暴力が支配する世界で生き抜くためには、綺麗事は通用しないと悟る。
いつしか「アンダーグラウンド」と呼ばれるようになり、その名の通り、日陰で泥水を啜りながら生きる道を選んだ。
ゴグ狩りを始めたのは、それが最も効率的に生存資源を得られる手段であり、また、かつて人間だったモノの成れの果てを「処理」することで、歪んだ形ではあるが、世界の浄化に貢献しているという微かな自負があるからかもしれない。
彼は依頼があればどんな危険なゴグでも狩る。報酬は食料や燃料、弾薬など、生きるために必要なものだけ。他人と馴れ合うことはなく、常に単独で行動する。
自身の生き汚さは、失ったものへの贖罪か、あるいは単なる生存本能の極致か、彼自身にも分からなくなっている。
最終更新:2025年06月03日 15:32