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【名前】『スワンプマン』(本名不詳)
【性別】女
【年齢】8
【性格】自己という概念が希薄で、極めて空虚な内面を持つ。反面、他人の人間らしさへの強い執着があり、表情・言葉・行動を模倣しようと観察することもある。冷静沈着だが、模倣した人物の人格が混ざり、ときに矛盾した情緒や言動を見せる。
【容姿】常に誰か別の人物の外見をしている。基準とする姿は、白髪に近い淡色の長髪、無表情な薄い顔立ち、身長140cm台の痩身の少女。誰の身体だったかは覚えていない。

【神禍】
『空っぽの皮(ゼロ・マスク)』
思想: ”わたし”でいたくない。

他人の肉体を素材として取り込み、その人物の姿・声・癖・記憶の断片までも再現する。
対象の死体に触れることで変身可能(生者は不可)。一度変身した後は、必要に応じていつでもその姿を再現できる。
ただし、変身中はその人物としての人格に引っ張られることがあり、使いすぎると自我が曖昧になる。

【詳細設定】
極寒の廃都市を彷徨いながら、人間の死体を糧に新しい仮面を得ている。
ただ、誰かの外見を得て、その人になろうとする。
現場に残る死体と、そのそばで目撃者の前に立ち、言葉を話す故人と遭遇したという奇怪な報告が何度も確認され、一部の間で『スワンプマン』という怪人物にまつわる怪談・都市伝説が広まっている。

地球が凍結して間もない時期。
避難所での生活の最中、夫が死に、姉が行方不明になった。その極限状況のストレスに押し潰された母親が彼女を別の誰かにすり替えるようになった。

「■■なんて子、うちにはいない」
「あんたはこれから、死んだお姉ちゃんの代わりなの。あの子のふりをして。お願いだから」

それ以来、少女は日替わりで別の子として生きさせられた。彼女は心を殺し、他者の真似をすることで母親に可愛がられる誰かとして振る舞い続けた。
そうしているうちに、だんだんと彼女の中の自分がなくなっていく感覚による恐怖と、誰かになれば愛されるかもしれないという願いが生まれた。

一年が経って、母がとうとう姉の亡骸を見つけてしまい、その夜、自ら首を切って死亡した。
神禍の力で姉の姿を模倣した彼女は、かつて母親から受けた数々の命令を反芻し。
「こう笑って」「こう食べて」「こう泣いて」を思い出しながら、彼女の形を完璧に再現した。
その時、何もかもが変わってしまった日常の中で、はじめて笑えた。
誰かになっているときだけ、心が楽になる。空っぽのまま、何かを持っているふりができる。
その後、彼女は廃墟と化した都市を彷徨いながら、死体を媒体として次々と他人の皮を被りながら生き延びていく。
倒れた避難民。凍死した兵士。誰かの母。誰かの子。
彼らの記憶の断片、言葉遣い、笑い方を吸収し、入れ替わるように生きる。

こうして彼女は、『スワンプマン』と呼ばれるようになった。
それは哲学用語で、「死者の記憶・肉体のコピーにすぎないが、外見だけは完璧に再現された人間」。
彼女自身が、かつて誰かに教えられた言葉だった。

今では自分の声すら忘れてしまった。
わたしという言葉が、他人を指す代名詞になった。

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最終更新:2025年06月04日 15:40