【名前】エーリク・ヴァルグルンド
【性別】男
【年齢】20
【性格】頼まれるとつい安請け合いしてしまう、押しに弱いお人好し。劣等感が強く、自分を取り巻く現実に悲観的だが、心の奥ではままならない運命への怒りを噛み殺している。
【容姿】色白で目付きの悪い、黒髪ウルフカットの青年。
【神禍】
『餓狼の卑境(アルス・ニヒラ)』
思想:こんな自分にも価値があるのだと信じたい
彼は狼。みすぼらしい灰色の、狂おしく吠える度胸もない野良犬。
そんな自分でも生きている。なら、そこには何か意味があるのだと信じたい。
そう願った青年に宿った呪いは、自分を見ない強い生き物達に剥き出す牙。
狼(ヴァルグルンド)の敵に、強制的に隙を作り出す。
決して隙が生まれ得ない状況でも関係なく、道理をねじ曲げてでも虚を突くことができる。
発動条件は相手がエーリクを侮っていること。エーリクが無価値な存在である限り、敵はずっと原因の分からない苦戦に襲われ続ける。
ただし敵が彼へ向ける侮りを捨てた場合、その瞬間にこの神禍は効果を失う。
【詳細設定】
能力はあるのだが要領が悪く、流されるままに生きてきた青年。
自分の非才を誰より知っているが、それでも自分の価値を諦めたくないと葛藤している。
ロックが好きで、ハード・ロックを轟かせながら凍土を駆け回る「
暴走族」に一時傾倒。
その集団に所属もしていたが、周りの仲間やボスのように振り切れることのできない自分に気付き、逃げ出してしまった。
何をするにも中途半端な自分への絶望と、生まれた意味は必ずあるのだと追いかける希望。
板挟みになりながら、今日もエーリクは死んだように生きている。
相棒は学生時代に買ったエレキギター。もう折れて使い物にならないのだが、どうしても捨てられず、半身のように持ち歩いている。
最終更新:2025年06月07日 23:25