【名前】蘇 鳳梨(ソ フォンリー)
【性別】女
【年齢】24
【性格】美しい物や芸術品にのみ強い執着を示し、それ以外の全てに対しては驚くほど無関心。人との会話も必要最小限に留め、感情の起伏も乏しい。
【容姿】台湾系の整った顔立ちに腰まで届く艶やかな黒髪。常に高級な絹の着物を纏い、右手には古い翡翠の指甲套を身に着けている。
【神禍】『紅蓮真玉の永劫廟(ヴァーミリオン・サンクチュアリ)』
思想:この世で価値があるのは、永遠に朽ちることのない美しさだけ
彼女が「真に美しい」と認めた物体を、紅蓮の炎で包んで「美の結晶体」へと昇華させ、異空間に収集する能力。
昇華された物体は元の性質を保ちながら、あらゆる物理攻撃や経年劣化を無効化し、永遠の美を獲得する。
淡い紅炎を纏い続け、彼女の意思で異空間からの出し入れと遠隔操作が可能となったこれらを、彼女は「コレクション」と呼び、まるで生きているかのように愛でている。
ただし彼女の美意識は極めて厳格で偏執的なため、これまでに触れてきた膨大な数の美術品に対して昇華の対象となる物は極めて限定的。
現在の「コレクション」は二十六の宝玉、七着の着物、五本の指甲套、二振りの刀剣、一体の彫像。
着物と指甲套は普段から身に着けており、物理攻撃と経年劣化を無効化されたそれらは強力な武装であり防具となっている。
なお、能力の対象は人工物や自然物に限られ、仮に「コレクション」が纏う炎に触れた者はその身を焼かれることとなる。
【詳細設定】
台湾の富裕な芸術商の娘として生まれ、幼少期から世界各国の美術品に囲まれて育った。
両親は彼女に最高の教育を与えようと努めたが、彼女は人間関係よりも美術品への愛着の方が遥かに強く、同年代の子供たちとは全く馴染めなかった。
氷河期の到来で家族を失った後、廃墟となった美術館や骨董店を渡り歩き、価値ある美術品を探しまわるようになる。
そして神禍の覚醒により、彼女は「永遠に朽ちない美」を手に入れる術を得た。
今では異空間内に美術館のような空間を作り上げ、昇華した美術品たちと共に各地を放浪している。
人間同士の争いや生存競争には一切興味を示さず、ただひたすら美しい物を求め続ける。
時折、彼女のコレクションを狙う者が現れるが、昇華された美術品たちが自動的に侵入者を撃退する。
彼女にとって人間は「美を理解できない下等な存在」でしかなく、会話も「美術品の在り処を尋ねる」程度の実用的な内容に限られる。
最終更新:2025年06月07日 00:28