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谷&バーサーカー

「ああ……ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌ!!ジャンヌゥゥゥゥゥゥ!」

住宅街の一軒家から奇声が轟いていた。時間帯は深夜。まごうことなく近所迷惑である。
甲冑に身を包んだ痩せぎすの男は、狂ったように聖処女の名を鼓舞している。
彼の真名はジル・ド・レェ。救国の英雄にして、青髭のモデルとなった殺人鬼である。

「ジャンヌぅ!!……はぁ、はぁ、私は彼女を救いたいのです! 聖杯を手にし、魔女の汚名を着せられた乙女を!救えなくて何が聖杯なのですか!!!」

彼は眼前のマスターに詰め寄った。その顔は興奮からか真っ赤に染まっていた。
ジルは召喚されて知ったことだが、彼のマスターは聖杯戦争についてまったくの無知だった。それどころか、魔術師ですらない。
常人よりも優れた肉体を持ってはいるが、魔術のまの字すら知らない完全なるド素人だった。
それを知ったジルは、すぐさま混乱していたマスターに聖杯戦争がなんたるかをこうして教えていた。
……ジルの生前を知っている者からしたら、その行動は意外の一言だろう。
事実、別の聖杯戦争でキャスターとして召喚されたジルは、聖杯戦争そっちのけで大量殺人を行っていた。
教養のないだけならまだしも、趣味も趣向も合わないマスターなど即殺害されてもおかしくはない。彼が狂気に呑まれていたのならば。
そう、バーサーカー、ジル・ド・レェは、狂化されても理性を失わなかった。
これは極めて異例なことであるが、狂化スキルが機能していないのだ。
ジルは領地での虐殺のイメージが強すぎるためか、他クラスで現界しても狂化が付加される。
そのため今回は狂気×狂気=正気の理論で理知的にすら成っていた。

「マスター…… 本来なら貴方は、聖杯戦争とは何の関わりもなく生きていく筈だったのでしょう。しかし、こうしてこの地に招かれた以上、争いは必然。 
ご安心めされよ。私がマスターの剣に成りましょう。敵が現れれば私が戦いましょう。
なので 

 ぜ ひ 協 力 を 頼 み た い 」

ただし、別の意味で正気を失っていた。





「バーサーカー… お前のその熱い思い…… よ く わ か る ぞ ! ! 」

そしてマスターも変態だった。

833 :谷&バーサーカー ◆dCVLCPCnqA:2016/09/22(木) 04:19:08 ID:nh/4uUoE0


「 お お お お お お ! ! わかりますかマスター!!かの聖処女の素晴らしさが!!なんと、なんとぉぉぉぉぉ!!!」

「ああ… あんたのジャンヌって人への思いは本物だ。聖杯ってのはイマイチわからないが、それだけはわかるぜ」

谷は島リホコが好きだ。誰よりも島さんが大好きで、世界で一番愛していると断言できる。
島さんのためなら、谷は喜んでその命を差し出し、彼女のために努力を惜しまない。
その狂おしいまでの愛を注ぐ男だからこそ、バーサーカーの狂的なジャンヌ愛もすぐさま理解し、平然と受け入れたのだ。

「誰かを好きだって気持ちは……世界で一番、その人を愛するって想いは、絶対なんだ。俺もお前も、それは変わらないんだ!!」

彼はジャンヌ連呼するバーサーカーに感動し、なんと共感すらしていた。

「まったくもってそのとおりです!!あぁ、このように素晴らしいマスターと巡り会えるとは、なんたる幸運か!!」

学生服を着た白仮面という怪しすぎる外見の谷に、バーサーカーも感動した。

「ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!!
 ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!!
 ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!! ジャンヌ!!」

「島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん
島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん島さん
島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 島さん 」

【クラス】バーサーカー
【真名】ジル・ド・レェ
【属性】混沌・中庸
【パラメーター】筋力D 耐久E 敏捷D 魔力C 幸運E 宝具B

【クラススキル】
狂化:-
 サーヴァントから理性を奪い、ステータスを増大させる能力。
 精神汚染スキルと相殺され、失われた。

【固有スキル】
 精神汚染:E
 精神の錯乱度合いを表わすスキル。
 他の精神干渉系魔術をごく低い確率でシャットアウトする。
 狂化スキルとの相殺でランクが大きく下がり、幾分正気を取り戻しているため、普段は理性的に振舞う。
 ……ただし、女性を見ると高確率でジャンヌ・ダルクと誤認してしまう。

 芸術審美:C
 芸術作品、美術品の良し悪しを見抜く鑑定眼。
 芸術面における逸話を持つ宝具を目にした場合、ある程度の確率でその真名を看破することができる。

軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

 黄金律:B-
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 一時は莫大な富が舞い込む星回りだが、浪費癖によりあっという間に使い潰す。

【宝具】
『集え、百合の旗の下に(ラ・ピュセル)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
 ジル元帥が率いる幻の軍勢。 彼がかつて率いた軍勢を、彼自身のイメージにより幻影として再現したもの。
 幻影の状態ではただの目くらましにしかならないが、真名解放によりこれらの幻影を一時的に実体化させることができる。
 この幻影の軍勢は、ジル本人のイメージが揺るがない限り何度でも再想可能。
 ただし、真名解放後に再想した幻影は、実体ではなく、そのまま幻影の状態で留め置かれる。
 これらを実体化させて戦力とするには、再度の真名解放を行うしかない。

『おお、麗しの聖処女よ(ジャンヌ・ダルク)』
 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1人
 ジルドレェの妄想を他者と強引に共有する能力。
 この宝具を使用されたものはEランクの精神汚染スキルを植えつけられ、自身をジャンヌダルクと誤認してしまう。
 魔術ではないので対魔力では防御できないが、低ランクの精神防御スキルで抵抗可能。
 この宝具は、ジルが女性に対し「ジャンヌ」と呼びかける度に自動発動する。  
 ちなみに、ジル本人はこの宝具の存在を認識していない。

【Weapons】
 長剣・無銘
 ジル・ド・レェが戦闘に使用する長剣。
 当時のフランスで使われていた、ごく一般的な刀剣である。

【サーヴァントとしての願い】
ジャンヌ・ダルクの復活

【人物背景】
皆ご存じの青髭の旦那。
狂戦士クラスで召喚され、“マイナス×マイナス=プラス”理論で正気に戻っている。
ただし、錯乱度合いが高かったため完全には戻りきらなかった。
 一応、人格はジャンヌ没後の魔術に耽溺した状態ではなく、ジャンヌの下で軍勢を従えていた頃のものがベースとなっている。
しかし、「ジャンヌ」「ジャンヌ」と騒ぎ立てるのはあまり変わらない(その面ではむしろ悪化している)
 戦力的には、海魔召喚の魔術書がなくなった代わりに、幻影の軍勢と弱洗脳宝具を獲得。
 狂化による補正がないためパラメーターは低く、相変わらず戦闘は宝具頼みとなる。
 能力が低く宝具に頼るバーサーカーというのも、なかなか珍しいかもしれない。

【マスター】
谷@谷仮面

【能力・技能】
常人離れした異常な怪力の持ち主で、軽々とコンクリートを打ち破り、人一人を十数mも放り投げる。
動きだけは鈍いと思われているが、その気になった際には更なる潜在能力を発揮する。

【マスターとしての願い】
一刻も早く島さんのもとに戻りたい

【人物背景】
鳥山高校1年3組の谷は、島さんと村上春樹が好きな何処にでもいる普通の高校生……。
ただ、仮面をかぶっている事を除いては……。
谷自身は穏やかに島さんを眺めながら日常を過ごしたいだけなのだが、本人の無類のパワーの所為か不良やガリ勉、子ども達が谷を放って置かないのだった。
2年に進級しても、相変わらずのパワーで呪いの地蔵だろうが、最強不良軍団だろうが、関わる者すべてを薙ぎ倒していた谷だったが、格闘姉妹や伝説の不良・中岡の登場に平穏であった筈の谷の日常が妙に騒がしくなり始め……。
伝説の用心棒・千葉や嘗て無い強大な敵までが出現する中で、谷と島さんの物語は果たしてどっちに進むのか!?

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最終更新:2016年09月24日 23:56