【クラス】ランサー
【真名】中村長兵衛
【出典】史実、16世紀日本
【性別】女
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具C
【クラススキル】
対魔力:D
魔術に対する抵抗力。
クラススキルであるため一応保持してはいるが、特にそれといった逸話もなく、ランサーとしては低い水準に留まる。
【保有スキル】
諜報:B
本来であればアサシンで召喚された際に「気配遮断」に代わってクラス特性として保持することになるスキル。
気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない。
親しい隣人、無害な石ころ、最愛の人間などと勘違いさせる。
(マタ・ハリのスキルと本質的に同等なため、スキル名を拝借しました。ゆえに乱世にはそぐわぬ名称となっています)
アサシンとして召喚された際よりはランクが落ちているが、それでも十分高いランクを保っている。
ただし直接的な攻撃に出た瞬間、このスキルは効果を失う。
情報抹消:B-
対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から能力・真名・外見的特徴といった情報の一部が消失する。
本来はアサシンのクラスで召喚された際に保持するスキルであり、ランサーの場合には「-」がつき不安定化する。
そのため全ての情報が消失する訳ではないが、一方で確実に何らかの形で記憶の重要な部分が欠落する。
欠落する情報によっては、なまじ全てを忘れるよりも厄介なことになる可能性もある。
歴史上で重要な役割を果たしたにも関わらず重要な情報の多くが欠落した中村長兵衛を象徴するスキル。
プランニング:C
対象を討ち取るまでの戦術的思考。
軍略と異なり、少数で大将首を狙う場合にのみ絞られる。
変装:C
世を欺く変装術。
神秘の力による「変身」ではなく、ゆえにそれなりに手間と準備を要し、体格も大きく偽ることはできない。
またこのランクでは、特定の誰かに成りすますことは困難。モデルの居ない「どこかの誰か」にのみ変装可能。
しかし逆に、その範囲であれば高い欺瞞効果を持つ。
敗軍の将すら気を許す可憐な乙女にも、褒賞を受け取るに足る青年の農民兵にも完璧に成りすませる。
現代であれば、掃除のおばさんや通りすがりのサラリーマンなどに、状況を見て扮することになるだろう。
またこの変装を看破しようと思うなら、まずは「諜報:B」を突破しなければ変装の看破の判定すら行うことができない。
竹やぶよりの一突き:B-
不意打ちのスキル。
ランサーとして召喚された時にのみ保持する。
一般に信じられている「中村長兵衛は馬上の明智光秀を竹槍で不意打ちして致命傷を負わせた」という逸話の再現。
相手が戦闘態勢を取っていない場合の一方的な攻撃(多くは不意打ちだろう)に限り、全てのステータスが上昇する。
【宝具】
【天下人を討つ雑兵の槍】
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大補足:1
明智光秀の「三日天下」に最後のトドメを刺した落ち武者狩りの竹槍。それに由来する「武器化技術」の宝具化。
史実においては竹槍であるが、その本質は「どこにでもあるモノを武器とする技」にある。
(当時の農村において竹というのはどこにでもある素材であり、竹槍というのは最も簡素な武器であった)
今回のクラスがランサーであるため、対象となるのは「長い棒状の物」に限られるが、
モップだろうと物干し竿であろうと、彼女が手にすればそれは外見はそのままに魔槍と化す。
多くの場合は耐久性に難があり連続使用には耐えないが、攻撃力だけであれば他の武器系の宝具に見劣りはしない。
それに折れたり欠けたりしても、次の「槍」を手に取ればいいだけのことである。
(そして可能な限り彼女は「槍」の予備を確保しやすい場所(掃除用ロッカーなど)を意識しながら立ち回る)
なお相手が「歴史上に名を遺す将」あるいはカリスマ系のスキルを持っている場合、その程度に応じて威力とランクが上昇する。
まさしく大物食いのための宝具である。
【Weapon】
『竹槍』
いちおう本来の武器である竹槍も装備として持つことができ、『天下人を討つ雑兵の槍』の効果も乗せられる。
魔力を消費しての再生や量産も可能で、燃費は比較的軽い。
しかしこれ自体は強度・威力ともに普通の竹槍であり、特筆すべき武具ではない。
むしろ折られたりすることを見越した上で、相手の油断などを誘う使い方が主となるだろう。
もちろんそのまま相手を刺し殺しても良い。
【人物背景】
十六世紀、日本。
織田信長を本能寺にて破った明智光秀は、しかし三日天下の名の通り天下を手中に収めることあたわず、京より敗走。
その敗走中の光秀を討ち取った落ち武者狩りこそ、『中村長兵衛』の名で知られる一介の百姓であった。
しかしこの中村長兵衛、名前こそ後世に残っているものの、不明な点が多い。
後日近隣の村々で調査をしたところ、その名すら知っている者が居なかった(村の英雄のはずなのに!)という記録もある。
光秀の死の状況にも不可解な点が多数あり、実在や功績すら疑われている人物と言ってよいだろう。
このランサーは「光秀を討ち取った落ち武者狩りは実は女性だった」という(捏造)設定に基づくサーヴァントである。
辻褄が合わなかったり実在が疑われたりするのも、肝心な情報がいくつも伏せられ偽られた結果なのである。
光秀を討った際もただ襲ったのではなく、女の姿で油断させ、同情しかくまうと見せての騙し討ちであった(という設定)。
そのため、このサーヴァントはランサーのみならずアサシンの適性も持っている。
そしてランサーとして召喚された際にも、アサシンのスキルを(適性は下がるが)一部発揮することができる。
またその史実上の逸話(千載一遇のチャンスに居合わせた)から、ランサーでありながら幸運のステータスが比較的高い。
ランサーではあるが、豊富なスキルを活かし騙し討ちなどの搦め手を得意とするサーヴァントである。
【特徴】
20代前半の黒髪の和装美女。
農民らしく着古された着物に、乱世の落ち武者狩りらしく鉢金を締め、長い黒髪は邪魔にならないよう一つに束ねている。
武器すらも竹槍が精一杯なだけに、鉢金以外には鎧らしい鎧は着ていない。
が、彼女は外見が与える印象の効果を良く知っている。
可能な限り服を着替え、その場に溶け込む姿を選択しようとするだろう。そして油断したマヌケな者たちの首を取るのだ。
素の性格はサバサバした姉御肌。
死生観は乾いており、また己の欲望に忠実に振舞う。
しかし決して短期的な欲求に目を曇らされることはなく、策を練り我慢し機を覗う知性もある。
【サーヴァントとしての願い】
現世利益の獲得。分かりやすくも生臭い人生の快楽と栄光をこの手に。幸せを求めて何が悪い。
ただ、マスターが本当に心の底から己の願望を願うのなら、全力でそれを支援する。
最終更新:2016年10月11日 10:38