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お願いシンデレラ


――皆が皆、お城の舞踏会に行けるわけではないし、
――お城の舞踏会に行ったところで、王子様の心を射止めることが出来るのは美しい人だけなのよ。


――だからね、私はシンデレラが嫌いなの。
――私、シンデレラにはなれないもの。


――私だってお姫様になりたいのに。



掃除に洗濯に炊事、ドタバタ、ドタバタ、ドタバタと――広い洋館の中で、己のサーヴァントはまるで独楽鼠のように忙しく働きまわっている。
何をそこまで働くようなことがあるのだろうか。
何故、掃除機や洗濯機を使わず、頑なに人力で家事を行うのか。
サーヴァントと言っても、彼女が利用していたモノとは違う――そこまで忠実に召使のように振る舞わなくても良いだろう。

テレビを点けると、見たことのない学生モデルが微笑みを浮かべていた。
苛立って、リモコンをテレビに投げつける。
テレビ画面が割れる、画面が消える、しかし――本物のモデルの顔は割れもしないし、消えもしないのだろう。
自分とは違って、だ。

蒼井晶は、顔を撫ぜた。
鏡を見ることは辞めていた。
かつては鏡は一番のファンだった、モデルに選ばれるほどの愛らしい顔と、均整の取れた身体を映して、晶を喜ばせていた。
今は、もう――そうではない。
モデルどころか、人前に出ることも出来ない。
均整の取れた身体も、愛らしい顔も意味が無い。

――傷がある。

烙印【スティグマ】のように、呪いのように、ヒビのように、
彼女の頬には、獣の爪に抉られたかのような傷があった。

何故そうなったのかと言えば、それがルールであったからとしか言いようが無い。
彼女はある戦いに参加していた、自分の願いを懸けたカードゲーム。
勝利すれば願いが叶い、敗北すれば――その願いは反転して、呪いとなって自らに降り注ぐ。

彼女はカリスマ的な読者モデルだった、けれど一番ではなかった、女王ではなかった。
――浦添伊緒奈。晶は彼女に勝てなかった。

晶は可愛かったが、伊緒奈はそれよりも美しかった。
晶の家は貧しかったが、伊緒奈の家は裕福だった。
晶は愚かで、伊緒奈は賢かった。
晶は弱く、伊緒奈は強かった。

目を焼きそうなほどに眩しかったから、自分を否定するほどに美しかったから、
ありったけの憎悪を込めて、晶は願った――伊緒奈を蹴落とすことを。

自分が伊緒奈より美しくなろうとも、裕福になろうとも、強くなろうとも、そのコンプレックスは――癒やされないから。
彼女よりも上に立つことではなく、彼女を下に落とすことでしか、勝利の実感は得られないから。

そして、彼女は敗北した。
最後の戦いは相手は、伊緒奈だった。
完膚なきまでに敗北した。

顔に刻み込まれた呪いによって、彼女が唯一自負していたものが失われた。
彼女に直接敗れることで、プライドも打ち砕かれた。
そして、彼女が伊緒奈に勝つ手段も失われた。


十代だった、何もかも失うというにはあまりにも早すぎた。
しかし、彼女は何もかも失ってしまった――彼女が持っていたものはそれだけだった。

全てを失い、しかし憎しみだけは残った。

フードを被る。顔を覆い隠す。ナイフを持つ。
自分と同じ。傷を。刻む。ために。

そして、気づくと、彼女は、冬木にいた。



仄かな陽光。
見知らぬ街。
肌寒い風。
白い白い雪。

夢の中にでも迷い込んだかのように、唐突に何の伏線もなく、彼女は冬木市へと辿り着いていた。
夜は朝になり、季節は冬になり、そして――周囲には人がいた。
まるで、意味の分からない状況に、晶はフードを深くかぶり、顔を隠し、走った。
どこへ行けばいいかなどはわからない、しかし顔を見られる訳にはいかない。
人の視線は、刃物よりも鋭く彼女の傷口を抉り抜く。

「ありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえない」
小声で状況を否定し続けながら、走る、走る、走る。
俯いて走るので、何人もの人間にぶつかった。

「ぶつかっておいて――」
「どういう教育を――」
「どこ見て歩いて――」


彼女に文句をつけようとした何人かは、彼女の姿を見て黙りこんだ。
刻み込まれた痛々しい傷よりも、何よりも、その目を――絶望と憎しみに満ちた、汚泥のような目を見て

「黙れ」

走り、走り、走り抜けて――彼女は、辿り着く。
立ち入り禁止。警告色の看板が真っ先に目につく廃墟の洋館。
周囲に人の気配は無い。
施錠されているようだが、ガラスを割れば侵入出来るだろう。

石でガラスを叩き割る。
当然ながら電気は点いていない。
家具は一つも残っておらず、床には絨毯のように埃が敷き積もっている。
だが、晶にとってはちょうど良かった。
埃を適当に払い、部屋の隅に座り俯く。

これからどうすれば良いのだろう。

自分がどこにいるかわからない。
あの戦い――セレクターバトルが原因だとしたら、それは間違っている。
自分にもう戦う資格はないし、罰だというならば、顔にしかと刻み込まれてしまっている。

警察に行って、自分の家に帰って――それで、どうなる。帰りたくない。
食事、寝るところ――いっそ、死んでしまいたい。けれど、死ぬのは嫌だ。自分だけ不幸になるのは嫌だ。
恨みはないけど、誰かを殺して家を乗っ取ってやろうか。何が起こっているのだろう。
寒い。なんで冬なんだろう。ここどこだろう。日本には間違いない。
何故、自分はこんな目にあっているのだろう。
畜生。畜生。畜生。畜生。畜生。畜生。畜生。畜生。畜生。

身体を焼きつくすような怒りが引き金だった。
彼女の下腹部に熱が生じた。
烙印が再び刻み込まれる。

ガラスの靴、かぼちゃの馬車、12時を指す手前の時計。
誰もが知る童話のキーアイテムの3つが――令呪が、彼女の下腹部に生じる。

「アナタが、ボクのマスター?」
晶は声を聞いた。
可憐な声。優しげで――しかし、はっきりと芯を持った声。どこか懐かしいような声。

顔を上げると、そこには継ぎ接ぎのボロ服を着た少女が立っていた。
垢抜けない顔、野暮ったいショートカット、ともすれば少年にも見えかねない。
――そして、その姿には何故か見覚えがあった。

「……は?マスターって」
少女を叩きだそうとした瞬間、晶の脳に聖杯戦争の情報が刻み込まれた。
瞬間、晶は理解する。
つまり、目の前の少女は自分のサーヴァントで――自分はまだ――再起出来る。

「ふ、ふ、ふ」
「どうしたの……?」

心配そうにこちらの表情を窺うサーヴァント。
ただの田舎娘にしか見えないが、しかし手に入れたのだ。再び自分の顔を取り戻す手段を、伊緒奈に勝利する手段を。

「ほんとに……ほんとに……アキラッキィィィィィィィイェイ!」



「はじめまして、ボクはアヴェンジャーの……シンデレラ」
「アヴェンジャー……って、シンちゃんって、皆大好きヒロインちゃんなのに、復讐しちゃうの?こわこわのヤバヤバ~」

晶はまず、確かめなければならなかった。自身のサーヴァントは己の味方なのか、敵なのか。
故に、かつての戦いでも散々に行ったように――相手の精神を揺さぶる。
もう、かつての戦いのように、相手の願いを読むことは出来ない。
しかし、散々に行ったように――相手の弱みを揺さぶる方法は知っている。
そして、晶が――シンデレラという誰でも知るサーヴァントのマスターであることも幸運だった。
シンデレラがアヴェンジャー【復讐者】であると、そのようなことは――絵本に出てくるような彼女ならば有り得ない。
有り得ないからこそ、そこは隙になる。

「ねぇ、どうなの~?」
シンデレラのことはよく知っている。
しかし、サーヴァントである目の前の少女のことは何もわからない。
相手を精神的に追い詰めて、情報を引きずり出す。
晶は絶対にこの戦いに勝たなければならない。
だから、中途半端な味方はいらない――完全な下僕がいる。

「う~ん、意地悪なママとお姉ちゃんの目を抉りたいから、アヴェンジャーとして召喚されちゃったのかなぁ?ボク、わかんな~い」
「真面目に答えろよ」
とぼけるアヴェンジャーに対し、晶はドスの利いた声で応える。
相手の弱点と思われる部分ならば、徹底的に抉り抜く。
追い詰めるだけ、追い詰めてやらなければならない。

「えーっと、じゃあ……クイズ!じゃじゃーん!シンデレラを輝かせるものってなんでしょう?
ハイ、解答時間は10秒!チッチッチッチッチッチッチッチッチッチ」
「魔法だろ、魔法……いいから質問に答えろよ!」

相手の弱点を見誤ったか、適当に回答しながらも、ドスを利かせながらも、晶は相手に対し主導権を握ることだけを考え続けていた。

「はい、正解は!シンデレラになれなかった女の子たちの死体です!残念!」
「は?」
「シンデレラっていうのは、女の子の憧れ。
けど……王子様は一人だけ、王子様と一緒に踊れるのも一人だけ。
み~んな、シンデレラ!み~んな、ともだち!っていうのは出来ないわけ。
沢山のシンデレラになれなかった女の子たちの死体があるから、
舞踏会にも行けない、王子様に相手にされない、ガラスの靴も残せない女の子がいるから、シンデレラっていう一握りの尊い奇跡が輝くわけ!
くすくすくす、マスターみたいな醜い女の子は、綺麗なドレスを着ても、王子様は踊ってくれないねぇ」
そう言って、アヴェンジャーは笑いながら、優しく、愛おしく、晶の傷を撫ぜた。

「バカにしてんのかあああああああああああああ!?」
怒りと痛みで、晶は叫んだ。
相手の傷口に触れようとして、これ以上と無く自分の傷を抉られた。
勢いのままに、アヴェンジャーの首を締める。
この痛みを苦しみを怒りをわからせようと、万力のように力を込める。
しかし、アヴェンジャーは笑っていた。

「ボクは、意地悪なママでも、お姉ちゃんでもないよ。だから、アナタをいじめるつもりは無い。
ただ、アナタにボクという存在をわからせてあげたくてね。
ボクはね、シンデレラだけど……王子様で優しい魔法使いのおばあさんなんだ。
アナタに魔法をかけてあげるよ……素敵な素敵な魔法をね」
首を締められながら、アヴェンジャーは平然と言葉を続けてみせる。言葉は脳内に響き渡る。
成程、これが念話というものなのだろう。

「顔の傷を治してあげる、アナタに綺麗なドレスを着せて、舞踏会に連れて行ってあげる、意地悪な継母と義姉だって、殺してあげる。
アナタがこの戦いでシンデレラになるの……ボクがそうなったように、そうなりたかったように」

『十二時に解ける魔法、十二時に消える幸福(ビビディ・バビディ・ブー)』

急激に、力が抜けていく。
刻み込まれた知識にあった宝具――その真名開放か。
だが、何故このタイミングで――マスターを殺すつもりか。

晶の中で思考が渦巻く。
しかし、考えは纏まらなかった。
首を締める力が緩まる、立っているだけの力が抜けて、その場に座り込む。

「うん、やっぱりこの姿じゃないとねぇ」



アヴェンジャーはまるで水晶のような透明感のあるドレスを着て、
陶器のような白い白い足でガラスの靴を履いて、その場所に美しく佇んでいました。
その近くでは、まるで、マスコットキャラクターのように魔女の服を着た鳥が飛んでいました。

金色の髪は、星の川が流れるかのようにさらさらと美しく靡き、
その顔は、ただ目を合わせただけで恋に堕ちてしまいそうな――天使のように中性的な顔をしていました。

「さぁ、マスター。魔法使いのおばあさんを呼んであげたよ。アナタの美しい顔に走る醜い傷を消してあげる。お願い、魔法使いのおばあさん」
「ビビディ・バビディ・ブー」
魔女の服を着た鳥が呪文を唱えると、晶の顔の傷は嘘みたいにすっかり消えてしまって、晶は元の可憐な顔を取り戻していました。

「さぁ、マスター顔を撫ぜてみて」
「……あれ」
晶が顔を撫ぜると、あの皮膚にある歪んだ感触が――すっかりと消えて無くなっていました。

「ああ、マスター……この家には鏡が無いね、だからアナタは自分の美しい顔が見られない。
でも安心して、ボクの目の中に、アナタの美しい顔はしっかりと映っているんだよ?」
そう言って、アヴェンジャーは晶の顔をしっかりと覗き込みました。
晶がアヴェンジャーの瞳を見ると、その中にはかつての可憐だった自分の顔がしっかりと映っていました。

「……嘘でしょ」
「さぁ、マスター……踊りましょう?」

座り込んだ晶の手を無理矢理に取って、アヴェンジャーは晶を立たせました。
そして、王子様のように、アヴェンジャーは晶を踊りに誘いました。
不思議です、晶は踊り方なんて全く知らなかったのに、アヴェンジャーに身体を任せると、まるで羽根のように身体が軽く踊るのです。

「美しいよ、ボクのシンデレラ……大丈夫、アナタはきっと王子様と結婚できるよ」
「王子様と結婚したいわけじゃない……から」
二人の体は船のようにゆらゆらと揺れ、寂れた廃墟の洋館はすっかりと二人のためのダンスホールに変わっていました。

「アナタは幸せになるよ、アナタがそう願ったように、ボクがそう願ったように」
綺麗な髪ね、そう言ってアヴェンジャーは晶のふわふわとした栗色の髪の毛を撫ぜて、五本の指で櫛のように、彼女の髪を梳かしました。

「愛しているよ、シンデレラ。王子様よりも、魔法使いのおばあさんよりも、死んだお母様よりも、お父様よりも。自分のように、アナタを愛しているよ。
絶対にこの聖杯戦争で優勝しよう。アナタの魔法はすぐに解けてしまうから……だから、アナタのための聖杯【ガラスのクツ】を、絶対に勝ち取ろう」

アヴェンジャーの瞳の中に晶の姿が映っています。
可愛らしい姿が映っています。

「ああ、魔法が解けてしまう」

アヴェンジャーのドレスは元のボロに戻ってしまいました。
あの美しさもどうしたことでしょう、すっかりと元に戻ってしまいました。
しかし、ガラスの靴だけはその場に残されました。

そして――アヴェンジャーの瞳の中に映る晶には、以前のように、大きな傷が刻まれていました。



悲鳴を上げる晶を見ながら、アヴェンジャーは笑う。
これでいい。十二時には早過ぎるけれど、魔法が解けるにはちょうどいい。
彼女は幸福にならなければならない、しかし――幸福になるためには不幸でなければならない。

――アヴェンジャー……って、シンちゃんって、皆大好きヒロインちゃんなのに、復讐しちゃうの?こわこわのヤバヤバ~

先の晶の問いが蘇る。
だが、継母や義姉への復讐は――それこそ、キャスターとして召喚された魔女のシンデレラが行えばいいことだ。ボクには関係ない。

ボクが復讐したいのは、運命だ。
誰もが皆、シンデレラになりたい。
けれど、皆が皆、シンデレラになれるわけじゃない。

誰もが皆舞踏会に呼ばれるわけじゃない。
誰もが皆舞踏会で王子様の心を射止められるほど美しい訳じゃない。
誰もが皆舞踏会で王子様と結婚出来るだけの身分を持っているわけじゃない。

だから、ボクが生まれた。

継母や義姉にいじめ殺されるような、舞踏会に行けないような、
王子様と踊れないような、王子様と結婚できないような、
物語をめでたしめでたしで終わらせることの出来ない――シンデレラに憧れた女性たちが見た夢。

シンデレラという器に注ぎ込まれた、敗北者達の――祈り。

シンデレラで、魔法使いで、王子様。

ボクが聖杯を手に入れたら、世界はどうなるのだろう?
きっと、魔法にかけられたように――幸せで包まれるはずだろうね。




幸福にしてあげるよ、マスター。
ボクはアナタのことをボクのように大切に思っているのだから。

【クラス】
アヴェンジャー

【真名】
シンデレラ

【出典】
童話

【性別】

【属性】
中立・中庸

【ステータス】
筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:A 宝具:EX

【クラススキル】
灰被り:A
スキル復讐者とスキル自己回復(魔力)を兼ね揃えた特殊スキル。
シンデレラに憧れながらも、決してそうなることは出来ない女性たちの運命に対する憎悪。
アヴェンジャー自身はあくまでも、その女性たちの思いを受け止める器でしかないため、その憎悪はマスターに依存する。
マスターが憎しみを重ねれば重ねるほどに、魔力を増幅させる。

忘却補正:E++
シンデレラを忘れるものは誰ひとりとしていない、だが――シンデレラに憧れる名も無き女性はいともたやすく忘れられる。
女性を不幸にした逸話のある者はアヴェンジャーに対して油断し、最初の攻撃の際のクリティカルの確率が増加する。

【保有スキル】

魅了:E
魔法使いを味方にした美しい心、王子の心を射止めた美しい容姿、女性の憧れとして語られる美しい運命。
シンデレラと相対したものは、その心と容姿、そしてその運命に対し、三回の精神判定を行う。
失敗するごとにシンデレラへの敵対の意思が薄れ、女性ならば憧憬、男性ならば思慕の感情を抱く。
ただし、通常状態のシンデレラはあくまでも灰被り。有効な判定を得ることは難しい。

硝子靴の幸福:E
時間が来れば、魔法は解ける。幸福な時間は強制的に取り上げられる。
しかし、彼女はガラスの靴を残した。魔法が解けても、彼女は幸福を諦めなかった。
彼女の状態如何に関わらず、確率によって強制的にスキル仕切り直しが発動する。
仕切り直しが発動した際、確率によって相手の進行ラインに罠を作成し、相手の戦力、精神値にダメージを与える。

【宝具】

『十二時に解ける魔法、十二時に消える幸福(ビビディ・バビディ・ブー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人

誰もが知る魔法。アヴェンジャーはドレスとガラスの靴を身に纏う。
アヴェンジャーの筋力値、耐久値、敏捷値はBランクまで強化され、魅了と硝子靴の幸福スキルはAランクにまで強化される。
Aランクの硝子靴の幸福の発動による罠は、ガラスの靴である。
ガラスの靴を発見した者は、精神判定を行い、
失敗した場合は、ガラスの靴の持ち主に対する魅了、あるいは足を切り取ってしまってでも、ガラスの靴を履きたいという衝動に襲われる。

また、道具作成:A 魔術:Dを持った魔女の格好をした鳥の使い魔を召喚する。

この宝具は魔力切れのみならず、時間が十二時を迎えること、仕切り直しスキルの発動によって強制的に解除される。

『白と紅の薔薇のように、二人は楽しく幸福でありました(ハピリー・エヴァー・アフター)』
ランク:EX 種別:対運命宝具 レンジ:∞ 最大補足:-

アヴェンジャーが心の底から望みながらも、終ぞたどり着くことが出来なかった完全無欠のハッピーエンド。
この宝具を発動することによって、アヴェンジャーは王子様と幸せな結婚をしていつまでもいつまでも仲睦まじく暮らすことが出来る。
あくまでもアヴェンジャーに託されたものであるこの宝具の完全発動は令呪によるものであろうとも、聖杯戦争中には不可能である。
ただし、幸福な結末のための意地悪な継母と姉の目を抉り取る鳩の召喚だけは、限定的に行うとが出来る。

【人物背景】
神につながる心持つ
世にも可憐なシンデレラ
雨風つよくあたるとも
心の花は散りもせず。

魔法の杖の一振に
たちまち清き麗姿
四輪の馬車に運ばれて
夢のお城へいそいそと。

時計の音におどろいて
踊る王子のそば離れ
あわてて帰るその時に
脱げたガラスの靴ひとつ。

靴は謎とく鍵の役
捜し出されたシンデレラ
お城に迎え入れられて
心の花ぞかがやきぬ。

その正体はシンデレラに憧れつつも、
シンデレラにはなれなかった女性たちの祈りがシンデレラという器を取って、召喚された者。
幸福になれない運命に対する復讐を果たすため、彼女はアヴェンジャーとして召喚される。
彼女はシンデレラであり、魔法使いであり、王子様である。

【特徴】
通常時は、少年だか少女だかわからないような野暮ったい中性的な感じなんですよ。
でもなんか、こうたまにあるんすよね、あっこいつかわいいなみたいな時がね。
で、宝具発動時なんですけど、まぁ魔法少女みたいな感じで。
天使のように中性的な魔法少女。
ボクっ娘なんだけど、本質的には女性的みたいな。
でも時折、見せる王子様的な面がね、ほんとエロい。
美少女の男装ってほんと好きなんですよね。

【願い】
全世界に向けた彼女の宝具の完全発動。

【マスター】
蒼井晶@selector infected WIXOSS

【人物背景】
カリスマ的な人気を誇る読者モデル。
明るい言動で傍目にはフランクな性格に見えるが、実はかなり陰湿かつ偏執的、そして悪辣。
セレクターバトルという願いを懸けて行うカードゲーム(WIXOSS)で敗北し、顔に大きな傷を負う。

めちゃくちゃおもしろいのでアニメ見たほうがいいですよ。

【マスターとしての願い】
顔の傷を治し、伊緒奈達を痛い目に遭わせる。

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最終更新:2016年09月05日 22:29