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――今年の冬は、寒かった
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冬木市、と言う名前はその名称が仄めかす通り、余所よりも冬が長い事から名付けられた名前である、と言う。
誰が名前を考えたのかは知らないが、随分と適当な名前を付けたものだ。この街に住む人間であれば、誰もがその名前の由来が嘘であると解るだろう。
冬の長さは余所と対して変わらず、厳冬期の二月でもその気温は十二月並。寧ろ、冬が過ごしやすい街だから冬木市なのだ、と誰もが言う。
のどかな田舎町としての側面と、由緒正しい武家屋敷や古風な洋屋敷が幾つもあると言う歴史町としての側面、そして近年の都市開発の賜物とも言うべきレジャー街など。
この街には様々な側面がありそして、都会から来た人間にも住みやすい、良い街なのだ。街としては十分過ぎる程拓けており、冬も夏も過ごしやすい。
……そんな街であった筈なのだ。
「異常気象だなんて地球の歴史すれば一時的なもの、だと思ってたが……これは、異常だろう……」
口ひげを蓄え、作業服を身に纏った中年の男性が、乱暴に暖かい茶を飲み乾しながら、愚痴をこぼした。
冬木市に支社を置く、海運会社。その支社長が悲観的な様子で、窓の外を眺めた。
今の時刻が夜だと言う事を差し引いても、数m先すら見渡せなかった。
ガラス自体に特殊なデザインが施されている訳ではない。窓全体を覆う、『霜』の為である。
窓からは外の風景がまるで窺い知れない。何せ窓全体が、完全に雪で覆われていたからであった。
冬木にだって雪は降るし、その時の気候次第によっては、脛より上まで埋まる程雪が積もる。――だが、これはおかしい。
微かに耳をそばだててみると、ビシビシと言う音が聞こえてくる。音の正体は、窓ガラスに雪が思い切り叩き付けられる音だった。
目全体をカバーするゴーグルを被ってから窓を開けようとする。スライドする部分にも雪が溜まっており開けるのも一苦労だったが、無理やりに男は窓を開け、
外の光景を眺めた。顔や体に叩き付けられる大量の雪。見る見るうちに雪が部屋の一角に堆積して行く。
それは、降雪と言うよりは最早吹雪だった。
頭上から降り注ぐと言う可愛らしい物ではなく、殆ど横殴りに雪の方から叩き付けられに行っている、と言う領域だ。
防寒装備を完璧しない限り、この雪の中は先ず歩けないだろう。それだけだったのならば、まだ良い。
皮膚が裂けて筋肉にクレバスが出来てしまいそうな程の、この寒さはどうだ。外に設置された気温計によると、-40度を叩き出していると言うらしい。
今寒さを肌で感じてわかる。断じて嘘ではない。俄かに信じ難いが、早くも眉や髭があまりの寒さに『凍結』を始め、髭に氷柱が出来始めていた。
しかしそれでも、目の前の光景は、目に入れずにはいられなかったのだ。見るが良い――海が、凍っている。
支社長室からは冬木の海と、季節が春だろうが冬だろうが冬木港を行き来する貨物船の移動の様子が一目で眺められる。
其処から見る冬木の海は、正に氷で覆われているのだ。人どころか、車を乗せて運転しても割れないのではないかと言う程の厚さであるのが此処からでも解る。
今のポストにこの男が就き、冬木に転勤してからもう十年程にもなるが、その十年の間、この海が今のような様子になった事など見た事がない。
生まれも育ちも冬木の街と言うこの支店の社員に聞いても、こんな気温もこんな様子も初めてだと言う。つまり真実、異常気象であるのだ。
海が凍っていると言う、その圧巻極まりない様子を確認してから、急いで支社長は窓を閉じた。
冬のロシアに海外研修に行った時の事を思い出した。-40度を下回る極寒の世界では、常識が通用しなくなる。
吐いた息が瞬間的に音を立てて凍結するだけでなく、この温度になると呼吸をする事すら命取りになる。毛細血管が凍結して行き、最終的に肺が凍り付いて死に至るのだ。
いつまでも窓を開けている訳にはゆかない。手が悴み、しもやけが出来かけている。部屋の中に積もった雪の一部が、暖房の熱に当てられ溶けて行き、男の足元に水溜りを作った。
酷く疲れ切った様子で男は、机の上に置いてあった電話の受話器を手にし、内線にコールを掛けた。
2コール程で相手が出た、「何の御用ですか社長」、と、電話の主が言った。向こうもこんな状況だ、ヒステリックさを隠し切れてない。が、それを責められなかった。
「私の方でも解り切っている事だが……そっちの様子はどうだ」
「全く駄目ですね……。海が凍り付いて、船が全然出せません。砕氷船でもない限りは前にも進めませんよ」
やはりそうだろうと男も思う。
少なくとも冬木に停泊している船では、海の氷を意に介さないで進めるものなど存在しないし、これから冬木に来航する貨物船にしても、
この氷を物ともしない船はやって来ない。この状態が続くと言う事は業務の停滞を意味し、社に与える損害も馬鹿には出来ない事を意味する。事態の解決を、願わない筈がなかった。
「外の気温についてだが、本当に氷点下四十度なのか? 日本の歴史上の最低気温寸前だぞ」
-40度と言うのは、北海道やロシア、アラスカレベルの気温である。少なくとも冬木では、見舞われる事自体があり得ないレベルの超極低温だ。
「間違いありませんが、ひょっとしたらもっと下がっているかも知れませんね」
「何だ、その含みのある言い方は」
「流石にこの寒さです、港に出していた社員や巡回していた警備員の方々に外出の禁止令を出して、屋内待機を命令したんです。ですから、最後に外の気温を確認した一時間前から、ひょっとしたら気温が下がっているかも知れません」
その判断は正しかった。
この街の例年の冬に適した防寒着しか皆は持って来ていないし、会社の方も備えていない。そんな舐めた装備で、この気温の中を出歩くのは無謀も良い所だ。
「この吹雪が止むまでは、少なくとも籠城戦の形になるだろうな……」
頭が痛いのは、きっと先程吹雪に当たりまくったからではないだろう。
業務の停滞と、その後に待ち受けるだろう地獄その物としか言いようがない、凍結していた業務のラッシュ。
そして何よりも、社内に社員を長期間待機させる事による、彼らの当面の生活維持。こう言う時に陣頭指揮を執るのが、この冬木支社を預かる社長の責任と言うものだった。
「そちらは気温の情報に目を光らせつつ、本社の方に冬木の情報を送り続けろ。私は、お前達の食糧の手配をしておく。」
「了解しました」
その返事を聞いたのち、受話器を切る。
普段ならばこう言った時に社長は動かないのだが、未曽有の事態である。社内一丸となって問題の打破に当たらねばならない。
彼はそう思いながら、119番に連絡を入れ始めた。何分こんな事態だ、この対処自体もあっているのか男にも解らない。
ただ一つ確かなのは、この事態は尋常の手段では乗り切れないと言う事だった。
窓の外で、一際強い吹雪が吹き荒れ、がたがたと窓枠を揺らした。
それはあたかも、この異常気象の原因となる、魔王か神の哄笑めいていた。
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今いるその仮寓が、雪女の洋館と言われている事を、彼女、アナスタシア――もとい、『アナスタシア・ニコラエヴァ・ロマノヴァ』は知らない。
知る訳がないのだ。彼女は聖杯戦争の参加者としてこの冬木の街に招かれ、この街の名家に住んでいると言う深窓の令嬢と言うロールを与えられてから、
一歩たりとも外に出ていない。混乱しているからだった。何故自分が、寝ても覚めても殺し合いの事しか考えられない侍の国にいるのか。
そして、聖杯戦争と言う殺し合いに自分が何故乗らねばならないのか。自分がこの戦いに参加しなければならない、と言うのは最早不可避の事項らしい。
雪の結晶を模した、右手に刻まれている令呪と言う入れ墨に目を下ろすアナスタシア。これがある以上、最早自分は逃れられない運命の渦中にいるも同然らしい。
心細い、と言う感情は例え死して蘇った身になっても、消えないらしい。ライフル銃の銃尻で思いっきり頭を叩き割られた時の痛みは忘れていない。
敬愛する父ニコライ二世が、処刑人に無慈悲にピストルで額を撃ち抜かれて殺害された時のシーンも、鮮明に思い出せる。
エカテリンベルクに建てられていた、イパチェフの館での劣悪な監禁生活など、蘇った今でも絶対に忘れない。
怨嗟、復讐。それを至上とする身の上になってなお、心細い。
此処には理解者であるラスプーチンも、向こうに行ってから出来た友達であるジャンヌもいない。真実、自分一人だった。
広いリビングには、アナスタシアを除いて、誰もいない。……と言うと、それは嘘になる。床には、この屋敷の使用人と思しき男女の死体が転がっていた。
全員が仕事着であるメイド服や燕尾服を身に纏ったまま、安らかに、眠る様な顔で事切れている。服の所々が濡れているのは、果たして何故なのだろうか。
彼らの死体を眺めていると、ビュオオ、と言う風切る音が聞こえて来た。
それと同時に、部屋の壁や天井、調度品、死体に霜が見る見る内に付着して行く。テーブルの上に置いてあった、水の注がれたコップは一瞬にして、
その中身を凍結させてしまい、部屋に飾ってあった花瓶に挿された一厘の百合が凍り付き、花の自重に耐え切れず茎が、ポキンッ、と言う澄んだ音を立てて圧し折れた。
音の方向にアナスタシアが顔を向けると、其処に、彼女の引き当てたサーヴァントがいた。
アナスタシアの祖国であるロシアの、指揮官レベルの軍人が着用を許される、黒い軍服とコートを身に纏った長身の男だった。
しかし、毛皮帽を被ったその顔は、人間の顔ではなかった。顔が、ない。目も、耳も、鼻も、口も、皺もない。ツルリ、と全てが平らな面。
彼の顔面は、氷で出来ていた。いや、顔だけじゃない。軍服から微かに覗く肌や、露出された両腕も、透明に透き通った氷で出来ているのである。
それが、目の前のサーヴァント。アナスタシアが呼び出したライダーだった。
ビキリ、と言う音を立てて、ライダーの顔の、人間で言えば口に相当する所に、亀裂が生じ始めた。クレバスを、アナスタシアを思い描いた。
「この街の視察から戻って来た」
ライダーの発する言葉はとても聞き取り難い。声を発する度に、ギギギ、と言う何かが軋れる音がするからだ。
「如何だったかしら、将軍閣下(ポルコヴォージェツ)」
「私はお前に呼び出されてから、この世界の知識をある程度は有しているが、少なくとも、お前のいた時代に見られたものは何一つとしてない。お前は完璧に異物だ」
アナスタシアは自分がいつの時代の住人かよく解っている。
二十世紀初頭、もっと言えば二次大戦が勃発する遥か昔の人物だ。自分が若くして死んだ時から、じきに百年以上が経過しようとしている。
百年も経てば、国どころか世界の在り方すら変わってしまう。彼女はそれをよく知っていた。永遠に続くと思われたロシアのロマノフ王朝、それが終焉を迎えた瞬間に立ち会った彼女だったから。
「外に出たいと言うのならば私はお前の意思に従う」
「出ても何も出来ないからいいわ。遥か昔の人物の私が、外に出ても何処かでボロが出ちゃうもの。それに、将軍閣下に気を使わせたくないわ」
「無用な心遣いだが、お前がそう言うのならば良いだろう。だが、人間は何かと面倒な生き物だろう。食事はどうする」
「食糧は十分備蓄されてるわそれで凌げるでしょう」
「了解した。で、私はこれから何をすれば良い」
「館の周りを見張ってて」
「解った」
そう言ってライダーは、所謂霊体化と言う状態を行い、アナスタシアのいるリビングから気配を消した。
すると、部屋中に吹き荒れていた吹雪はパッタリと止んだ。彼女が将軍閣下(ポルコヴォージェツ)と呼ぶあのライダーが現れる所、必ず激しい吹雪が巻き起こる。
この館の住人はそうして死に絶えた。彼の発する生理現象(吹雪)の前に、忽ち彼らは凍死してしまった。アナスタシアだけが、生き残ったのである。
それは当然の理屈だった。死してから蘇り、激しい吹雪を操る彼女であるからこそ、生き残れた。だからこそ、あのライダーに認められた。
故国ロシアの象徴、アナスタシアが生まれたあの広く大きく、そして最低な国の誰もが恐れた、あのライダーに。
ビシビシと、窓ガラスに雪が叩きつけられた。
ライダーがきちんと仕事をしている証左だった。彼が現れる所には、必ず吹雪が吹き荒ぶから。
……所で、この屋敷が雪女の洋館と言われているのが、この洋館とその敷地である小規模な林にだけ、激しい吹雪の嵐が荒れ狂っているからだとは、アナスタシアもライダーも、知らないのであった。
【元ネタ】史実、自然現象
【CLASS】ライダー
【真名】ジェネラルスノウ
【性別】男性(と言う事になっている)
【属性】秩序・中庸
【身長・体重】190cm、100kg
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:A 魔力:D 幸運:A 宝具:B+++
【クラス別スキル】
対魔力:B+
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
ライダーは特に、水と氷等の属性を内包した攻撃については、Aランク相当の対魔力を発揮する。
騎乗:EX
ライダーは一切の乗り物には乗れないが、風や吹雪、水や流氷などに乗っての移動が出来る。
また騎乗とは関係がないが、それらを媒介とした五十m間の瞬間移動を、ライダーは可能としている。
【固有スキル】
環境変化(氷雪):A++(A)
環境に与える変化。このスキルは大抵の場合、宝具に起因している。ライダーの場合は特に、環境に雪を降らしたり、その場所を広範囲にまで氷漬けに出来る。
このランクになると、本来は雪を降らせる事が難しい、砂漠や赤道直下の環境すら、シベリアレベルの環境に変貌させる事が出来る。
平時のランクはカッコ内のそれであるのだが、召喚したマスターとの相性や、現在の冬木の季節が『冬』である事から、スキルランクが跳ね上がっている。
魔力放出(吹雪):A+++(A)
膨大な魔力はキャスターが意識せずとも、極寒の吹雪となって総身を覆う。ある程度吹雪の勢いは調整出来るが、全くなくす事は出来ない。
立ち塞がる厳しい寒気と吹雪、目に見えぬ小さな氷の礫によって、防御力が格段に向上し、接近する事が著しく困難になっている。
またライダーはこのスキルを応用し、極寒の冷気で出来たレーザーや、頭上から氷柱や氷塊を降らせると言う応用も可能としている。
平時のランクはカッコ内のそれであるのだが、召喚したマスターとの相性や、現在の冬木の季節が『冬』である事から、スキルランクが跳ね上がっている。
413 名前:お熱いのがお好き
◆zzpohGTsas[sage] 投稿日:2016/09/06(火) 00:16:33 ID:d0Q98hAQ0 [7/9]
【宝具】
『獄氷皇帝(ツァーリ・ジェド・マロース)』
ランク:B+++(B+) 種別:対人~対城宝具 レンジ:100~ 最大補足:数千以上
現れただけで、環境に著しいまでの変化を齎すライダーそのもの。ライダーの正体は、周囲を霜と氷の世界へと一瞬で変貌させる固有結界である。
ライダーは透き通った氷が人間の形をした様な姿で顕現、人間は元よりサーヴァントですら正気を保てぬ程の極寒の環境に叩き落とす。
本気になれば自然界ではあり得ないレベルの、氷点下百度以下にまで気温を叩き落とさせるだけでなく、ライダーの行う環境変化は超常の神秘に依拠したそれである為、
魔術や宝具の発動、マナやオドの巡回にも支障を来たしかねない程。またライダーはこの他に、吹雪を一点に集中させ相手にぶつけさせたり、冷気光線、圧縮した氷塊の激突や、雪や氷を媒介にした瞬間移動も可能としている。
本来の宝具ランクはカッコの中のランクであり、上に語った様な強さはない筈なのだが、召喚したマスターの適正と相性が余りにも高すぎるのと、
冬木市の季節が自身にとって都合が良いそれの為、宝具ランクが跳ね上がっている。
【Weapon】
【解説】
ジェネラルスノウとは、ロシア帝国或いはソビエト連邦、ロシア連邦が誇る常勝の将軍である。
彼は百万の軍団を巧みに指揮する能力がある訳でもなければ、彼個人が突出した強さを誇る超人と言う訳でもない。
しかし、彼が一度現れれば、凍土と長い冬の地の住民であるロシア国民は忽ちその血潮を熱く燃やし、意気軒昂たる状態になる。
彼はロシア対他国のあらゆる戦争に於いて、『冬』の時代にのみ活躍する将軍であり、ロシアに冬が訪れた時、ロシアに勝利を齎す救国の英雄である。
彼の手によって、カール12世が率いるバルト帝国、ナポレオンが率いるフランス、ヒトラー率いる第三帝国が打ち破られたのは、余りにも有名な事実である。
彼は一説によればロシアと言う国が興る遥か以前、人類が住みつく以前から存在したとされているらしく、ロシアが誇る無敵の将軍になる以前は、
現在人類がロシアと呼んでいる地域に住んでいた、ありとあらゆる生物に恐れられた者であると言う。
また戦時でない時でも、ジェネラルスノウは他ならぬロシアの民にも牙を向く事があり、冬の過ごし方を誤った人間に死を齎す恐るべき将軍である。
――その正体は日本で言う所の『冬将軍』、つまり、冬季に周期的に南下する北極気団(シベリア寒気団)の事である。
北半球最北の国家の一つであるロシアの冬は多くの者が周知の通り恐るべき厳しさを誇り、特にその厳しい冬の気候は他ならぬロシアの人々ですら苦しめられた。
冬将軍の影響力は近現代にまで及び、かつて不凍港と呼ばれる、冬の間でも海が凍らない港を求めて南下政策を取らざるを得なかった程と言えば、
どれだけの力があったのか知れよう。しかし一方で、ロシアの冬は他国の軍事的攻撃におけるこれ以上と無い防衛力にもなる。
理由は単純で、ロシアの冬は他国の常識とは一線を画するレベルでの厳しさを誇り、それ故に専用の対策を施さねばならないからである。
それを怠り、或いは甘く見た結果が、上記のバルト帝国やフランス、第三帝国であった。冬将軍と言う名前は、そう言った事実に由来する。
但し無敵の気候であったのかと言えばそうではなく、冬季にはロシア以上の厳しい寒さになる事で有名な、あのフビライ・ハン率いるモンゴル帝国には敗北を喫している。
元々が自然現象と言う人格すら存在しないサーヴァントである為、本人の意思は極めて希薄。
但しライダーは、冬将軍と言うキャラクター、つまり将軍(軍人)と言う殻を纏って召喚された為か、勝利を求めると言う事柄についてはかなり積極的。
つまり戦闘自体の意欲は高い。その自然現象の性質上、春夏秋には実力が低下、本来の力の八割程度しか発揮出来なくなるサーヴァント。
しかし、海沿いとは言え冬になればそれなりに寒い冬木の街の冬季に召喚された事と、アナスタシアとの親睦性が抜群の為、ライダーのサーヴァント・ジェネラルスノウは、これ以上と無い強さを発揮する事が出来る。
【特徴】
ロシアの指揮官レベルの軍人が着用する、黒い軍服と軍用コートを身に纏う長身の人型。毛皮帽を被っている。
その身体は氷で出来ており、顔には目や耳、鼻も口も皺もない、ツルリと磨き上げられた真っ平な氷そのもの。
喋る時は、口に当たる部分に裂け目を作り、其処から、聞き取り難い言葉で話す。
【聖杯にかける願い】
ない。ただ、マスターの願いを果たすだけ。
【マスター】
アナスタシア・ニコラエヴァ・ロマノヴァ@ドリフターズ
【聖杯にかける願い】
???
【weapon】
【能力・技能】
人間を瞬時に凍死させる程の寒さの吹雪を発生させられる。
【人物背景】
帝政ロシア末期の皇女。ロマノフ王朝最後のツァーリであるニコライ二世の末娘であったが、革命と言う激動の時代に生れ落ちた彼女は、
王族とは思えぬ程悲惨な人生を送る事になり、最後には幸せを享受する事なく、処刑される事になる。が、その後何の因果か、廃棄物となり黒王軍に加わっていた。
最終更新:2016年09月06日 13:24