彼らの目的は、約束の地での王との再会、魔法文明の復活とそのパワーソースの入手、ArthusとScurgeへの復讐にあります。
Illidanへの傾倒はNight Elfには当然受け入れられず、そして二度までもHumanに裏切られた記憶のあるBlood Elfは、Hordeと手を組む以外の選択肢がありません。
勿論それは忠誠などではなく、ただ利用しあうだけの関係です。
Race | Strength | Agility | Stamina | Intellect | Spirit |
---|---|---|---|---|---|
Blood Elf | 17 | 22 | 18 | 24 | 19 |
およそ1万年前、Night Elfの女王Azsharaの治世の時代。Highborneとして知られる貴族の魔法至上主義派閥がありました。
当時大多数のElfにとって魔法は禁忌であり、「Well of Eternity」の力で自由に魔法を使う事を望んでいたHighborneの主張は異端とされてきました。
しかし「Well of Eternity」を狙ったFallen Titan "Sargeras"によりWar of the Ancientsが引き起こされます。
降臨寸前に「Well of Eternity」を破壊する事でかろうじて"Sargeras"を撃退したNight Elf達は、Druid/Priest魔法以外の全魔法の禁止と、「Well of Eternity」の記録の処分を決定しました。
Illidanが無断でMount Hyjalに作った2個目の「Well of Eternity」が、Dragonと世界樹に封印された事をきっかけに、Highborne率いる一派はKalimdorを去りました。
そしてNight Elfから袂を分けて数世紀、彼らはEastern kingdom大陸にQuel'Thalas王国を設立する事を決めました。それから彼らはHigh Elfとして知られるようになりました。
彼らはSunWellを作成し、Night Elfであったときのような夜行性のサイクルの代わりに、昼間に目覚めているサイクルに切り替わりました。
光に当たる事によって、彼らの紫色であった皮膚は、HumanやDwarf達のもののような(少し青ざめてはいますが)桃色に変わりました。
High Elf達はSecond Warの際、Allianceの北の王国Lordaeronを助け、Burning Legionに率いられるHordeと戦いました。
しかしながらThird Warでは、Lordaeron王子ArthasはHigh Elfに対してScorgeのUndead軍を率い(なんとその「材料」はHigh Elfが主でした)Quel'Thalasを荒らし、なんとSunwellまでも崩壊させてしまいました。
High Elfは残されたQuel'thalasの大部分に火を放ちました。心理学的な勝利をScorgeに与えないためと、わずかながらSunstrider Isleで最後の抵抗をしていた一団への援護のために。
彼らの努力にもかかわらず、High Elf人口のおよそ90%はこの闘いの際に失われました。
この終戦を境に、彼らはBlood elves、あるいはSin'doreiと名を変えます。それはいつか必ず行う復讐への誓いでもありました。
SunWellを失ったBlood Elfは、魔法的にも種族的にも衰退し始めました。とにかく早急な援助が必要であったBlood Elfは、Human達に援助を申し入れますが、どこもThird Warの傷が激しく、満足な援助が与えられませんでした。彼らはしかたなく(遠い親戚である)Naga達からの援助を受け入れました。
これはAllianceにとって裏切りと考えられました。そして同盟に対する破棄を言い渡されたのです。
この仕打ちにとうとうKael'thas Sunstrider王子は「キレ」ました。
彼は追随者達に解散を告げた後、OutlandにいたIllidanに忠誠を誓ったのです。
IllidanはOutlandの余分な次元廃棄物、首都Draenorの残留Mana、未だ残っているDemonのChaotic energieを吸い集めて、魔法の新しい源をBlood Elfに作り与えると約束しました。
そして同盟国であるNagaとIllidanは、Blood ElfがOutlandを征服するように導きました。その過程で絶滅に瀕したDraenei達と、Akamaの友情を獲得しました。
Blood Elf達はLichkingを滅ぼしOutlandを手に入れるために、Illidanと共にNorthrendのIcecrown Glacierまで辿り着き、急襲の準備をしていました。
しかしながらこの作戦は、ArthasがIllidanに手傷を負わせた事によって失敗しました。勢いづく敵に、Blood ElfとNagaはやむなく、一旦後退せざるをえませんでした。この際に失った時間に、ArthasはIcecrown Glacierを昇りきり、彼がLichKingとなる事を許してしまいました。
これはすなわち、戦いの敗北でした。(WC3までの物語)
そして数年後の現在、全てのBlood ElfがIllidanと同じくOutlandにいるというわけではなく、一旦Azeroth側に帰還する者も多数いました。
彼らはTwisting Netherで新しく「生物からManaを吸い上げる」能力を手に入れ、その能力を生かし(つまりやっと普通に行動できるようになって。OutlandはManaが溢れており、さらにTwisting Netherもあった)何とかQuel'Thalasに近い、懐かしい土地を(北部の一部ですが)取り返しました。
再建されたSilvermoonに居住しているBlood Elf達は、Outlandに戻りKael'thasと共に「あの悲願」を達成しようと考えています。
Fel Magicへの中毒、そして安住の地を求める旅。これらはOrc達にとって非常になじみ深い感覚です。
若者よりも、実際に同様の中毒を経験したベテランや長老達ほど、Blood Elfに親近感を持っています。
遥か古代より、全てのQuel'doreiが敵だったTrollは(Highborne達はTrollを迫害した)用心して彼らを受け入れました。
ForsakenはPlaguelandsからScourge達の存在を排除するために、Blood Elfと共に密接に働いていますが、Blood Elf達から見てみれば、そう簡単に信用するわけにもいきません。
なによりSylvanas Windrunnerは、Quel'Thalasの戦いで死亡したはずの彼らの精鋭部隊長です。多くのForsakenもまた、同じ戦いから選ばれたHigh Elf達です。
Earthen Ringの仲介もあって、ForsakenはなんとかQuel'thalas内に前哨を設立することができるくらいの共感を獲得する事ができました。
しかしながら大部分のBlood Elfは、これらの卑屈な態度と譲歩を、手のこんだ計画を隠すための煙幕であり、また証拠でもあると考えています。
牛に関しては、記述が何もありませんでした。Orcがいいならいいよ、と言う事なのでしょうか。
それともいつものようにマッタリと草でも食んでいるのでしょうか。ああお母さん、Mulgoreは今日もいい天気です。
Kael'thas Sunstrider (Warlock/Mage)
Blood Mage達の中でも最高のPhoenixの使い手であるHero
Lor'themar Theron (Hunter/Ranger)