鋼、鋼鉄は、その周囲一定範囲の魔法力を霧散させる性質を持ち、
魔法を弱体化・無効化する。
魔法を弱体化させる効果と範囲は鋼の質に比例する傾向がある。
魔法力を霧散させない木・骨・青銅の剣を
賦与で強化した剣にぶつけた場合、
賦与を弱体化・無効化させるため元の硬度の差で破壊することが可能である。
魔王から生み出された魔法的存在である
魔獣に対しても有効。
魔法王国ユーストニアでは忌み嫌われ、研究施設で厳重に管理されていた。
魔法王国では錬金術の過程で開発された。
魔法が使えない
蛮族・不可触民は魔法力を弱める鉄分を含む鉱山で労働に従事させられたため、その時に独自に鋼を開発した。
鋼による魔法打ち消し作用の詳細
完全消失 |
炎・電撃。一時的な現象を喚起する術 |
一時停止 |
ゴーレム、汎用魔法具 |
発生前なら消失 |
治癒術 |
鋼の武器について
平原などの広範囲戦闘、鋼ボルトを射出するクロスボウが有利である。
大魔導師と相対する場合は、数十人のクロスボウ兵と弓兵による、鋼のボルトと鏃の飽和攻撃が有効である。
ただし、以下のようなメリットによって、「鋼の剣」が圧倒的に一般的である。
- 槍などと比べれば、金属量が多い(魔法力をより弱体化できる)
- 振りが早い。携帯性が高い(メイスなどと比べれば軽い)
- 鞘に納められるため、戦闘前に敵魔術師に鋼の質(弱体化の効果と範囲)を悟らせない。
大規模儀式魔法との相性
大規模儀式魔法の最中に鋼が入ると、予測不能な結果が起こりやすい。
敵を妨害する場合もその現場に鋼を入れるのは双方の安全のため推奨されない。
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最終更新:2014年07月01日 20:52