T-002以前にプロトタイプのタイラントが開発されていたが、失敗作として設定では投棄されたはずだが、
養成所の地下の工場に何故か保管されていた。
正史の「0」と「UC」では就去が異なり、前者は
レベッカ・チェンバースとビリー・コーエンで倒され、
後者ではウェスカーが施設を脱出する際に襲撃してきたために倒された。
後にT-103のコードの量産型のタイラントがラクーンシティで確認されている。
T-103の投入目的は旧作「2」と「RE:2」と異なっており、前者は『G-ウィルス』の奪還でヘリで運輸されたT-103のうち一体が
任務のために警察署に投下された。
後者は証拠隠滅のための証人の抹殺に変更されており、記者のベン・ベルトリッチもその対象のため犠牲になった。
また「RE:2」のクレア編ではタイラントが『G-ウィルス』に感染したバーキンの爪で貫かれて殺害されている。
旧作の「3」では残りのT-103が米軍の特殊部隊と交戦し相打ちになったことが明かされた。
この設定は「RE3」ではカットされたが、その代わりにスペンサー記念病院の地下研究所では下記のシーナ島のように
タイラントの培養生産が行われていた。
量産型はコートを着て暴走を抑止しているが、T-002と同様にミリッター解除された場合は「スーパータイラント」や「タイラントR」に変貌を遂げる。
旧作の「2」では溶鉱炉に落とされたためにリミッターが外れスーパー化を果たすが「RE:2」版は爆発の影響でスーパー化する。
また「RE:2」は初代のように片腕の爪が肥大化した。
「ダークサイド・クロニクルズ」では地下列車の車両を押し出すくらいのパワーや強化された再生能力も見せた。
「タイラントR」は「アウトブレイク File2」に登場したスーパータイラントの亜種に近い個体でスーパー以上に肥大化した筋肉を持ち
両爪から繰り出す『メガスラッシュ』という即死技を持つ強敵。
実験体のニュクスに取り込まれてしまったが、その前に「UC」でエイダ・ウォンと遭遇したと思われる描写がある。
外伝の「ガンサバイバー」ではシーナ島で人間の若者の脳から生きたまま採取される
「βヘテロ・ノンセロトニン」を用いて
クローンニング応用で大量生産されている。
しかし上記の通り「ラクーンシティ」でも培養生産は行われているようで各地で生産されている可能性は高い。
もっともバイオシリーズ自体設定改変が頻繁に起こっているので、この設定自体がまだ残っているかは不明だが……
ただこの量産型は2の個体に比べ劣化しているのか意図的にオミットなのか不明だが、復活しない上に生命危機によるリミッター解除はしない。
シーナ島では量産型以外にも競合させた細胞をベースにし、小型化されたヒュプノスーT型が開発されていた。
小型化されているが同じリミッター解除で狂暴化及び巨大する。
T-103の一体に寄生生物型B.O.W.『NE-α』を寄生させたのが追跡者
ネメシスであり、またT-103タイプはセルゲイの護衛用のイワンのベースにもなっている。
「OB」ではミニゲームの対峙3のみに登場するT-103の上位互換の
タイラントCが登場した。
ロックフォート島でも訓練用に最初からリミッターを外したものが存在し、アルフレッド・アシュフォードの手で覚醒しクレア達の前に立ち塞がった。
設定によるとT-103の量産型の模様。
「UB」のラクーン私立大学に登場したタナトスは上記のセルゲイのクローンではなく黒人男性をベースにしている。
量産化もアンブレラに打診されたが製作者のグレッグ・ミューラーが個人的理由で拒否していた。
無論、リミッター解除も健在。
タイラントの量産型としては試験型のバンダースナッチも開発されたが、醜い外見等から失敗作の扱いだった。
2つのウィルスのハイブリットである『t+Gウィルス』を投与した実験体のタイラントもいるが、
こっちは『t+Gウィルス』の特性である電気発生が行えない上にプロトタイプと同様に半ば肉体崩壊が起こっているため、
こちらも失敗作である。
集大成と呼べるのは『T-A.L.O.S.』と呼ばれ、アークレイ研究所で研究された『クレタの番人』と呼ばれる素体がベースである。
重装甲と重火力を兼ね備え、さらにコンピューター制御され、兵器としてはある意味完成形である。
そしてお約束のリミッターが外れると暴走する。
アンブレラ崩壊後もアンブレラ社以外が製造した可能性が高い量産型ベースの改良型が東スラヴ共和国で投入されている。
T-103よりも大型化し、リッカー程度では歯が立たない程のパワーを有している。
シーナ島と違いこちらはリミッター解除はちゃんと可能であるが重火器には分が悪いようである。
正史とパラレル関係の「ORC」のDLCでは『NE-α』の亜種の『NE-β』の群れに寄生されて暴走してしまった
T-103の変異体『パラサイトタイラント』がラスボスとして登場する。
シリーズ中、タイラントに酷似(オマージュ的)した
クリーチャーがいくつか登場しているが、
多くが片言であるが喋ることが可能である。
タイラントに類似するのは『T-ウィルス』の大元の『始祖ウィルス』の影響だろうか?