通常罠
自分フィールド上に「E・HERO」と名のついたモンスターが
表側表示で存在する場合、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。
E・HEROのサポートカードだが、防御カードには威嚇する咆哮を始めとした全体防御カードがある。
更には単体防御にも魔法の筒やドレインシールド等は攻撃無効に加えた効果があるのに対し、このカードはそれがないどころか発動条件まである。
E・HEROで使うとしても4枚目以降の○○○という使われ方もされないため採用すらされない。
挙句の果てにはこのカードは十代編2での収録であり十代編1には攻撃の無力化という全体防御カードが収録されている。
…とここまでが一般的な考えだろうが(ほとんどWikiの言葉を借りたが)果たしてそこまで使えないカードなのだろうか?
様々なカードと比較して考察していきたい。
このカードは勘違いされやすいが実はフリーチェーンなのである。つまりE・HEROさえ自分の場にいればいつでも発動できるのだ。
つまりヒーローバリアはフリーチェーンの単体防御カードである。何かに似てないだろうか?
それは流行している遅延ダークやライトロードで採用されるネクロガードナーに非常に似ている。つまりこのカードは弱いはずがないのである。
それでは様々な防御カードと比較してみよう。
まずは「攻撃の無力化」「ドレインシールド」
「くず鉄のかかし」「魔法の筒」と比較する。
このカード達がヒーローバリアに優る点はそれぞれ「全体防御」「ライフ回復」「再利用可能」「相手に攻撃してきたモンスターの攻撃力分のダメージを与える」である。
だが、それも発動できたらの話だ。
あなたは一網打尽しようと伏せた
ミラーフォースを
ブリューナクに戻されたり、
裁きの龍で破壊されたり、
邪帝ガイウスに除外された経験はないだろうか?
いくら強力なカードでも発動できなければ意味がないのである。
その点ヒーローバリアは+αとなる効果はないがフリーチェーンなので確実に発動できる。
撲滅の使途や
サイクロンを無駄打ちさせられるのである。
上記の4カードは撲滅の使途を使われたら成すすべなくデッキに眠る同名カードごと除外されてしまう。
その点ではミラーフォースや
次元幽閉などの相手モンスターを破壊するカード(次元幽閉は除外だが)に優ってるとも言える。
次に
「和睦の使者」と比較してみよう。こちらはフリーチェーンでありヒーローバリア同様に撲滅の使途やブリューナクに強い。
その上全体防御カードなので相手が2体以上いてもモンスターを守れる。
だが、このカードは戦闘ダメージ及びモンスターを戦闘破壊されないだけであり攻撃を無効にできない。
つまり強力な剣闘獣の効果発動を許してしまう。いくら戦闘でモンスターを守れても
ガイザレスや
ムルミロに繋がれてしまっては意味がない。
攻撃を無効にしてしまうヒーローバリアは剣闘獣の効果発動を許さないのだ。
最後に「威嚇する咆哮」と比較する。このカードはフリーチェーンであり攻撃無効の全体防御であり一見ヒーローバリアが勝てる要素がないように見える。
だがこのカードはフリーチェーンのワンキル対策カードとしてサイドの採用率が高い。
そして
奈落の落とし穴や次元幽閉などの強力な除去罠対策にサイドに撲滅の使途を採用していることもある。
つまり相手が自分の威嚇する咆哮に撲滅の使途を使いこっちの威嚇する咆哮の除外を図ってくるかもしれない。
しかしヒーローバリアはE・HEROデッキでしか採用できないためミラーマッチでもない限りそんなことはできない。ここに専用カードならではの強さが見える。
このように見てみると用途の住み別けのできた良いデザインのカードであることがわかる。
すごく強いという訳ではないが言われるほど弱いカードではないのは確かである。
E・HEROデッキははアブソルートZeroにより強化されており、それ以外のデッキでも光メタビで採用されるアナザーネオスがいる。
強力な制限カードのミラーフォースよりフリーチェーンカードが採用されることがある今E・HEROデッキに採用してみてはいかがだろうか?
3スレ目 102 : 名無しプレーヤー@手札いっぱい : 2009/10/06(火) 02:22:45 ID:9X/ElRxc0
最終更新:2018年07月26日 13:53