王室前のガーディアン




通常モンスター
星4/光属性/機械族/攻1650/守1600 
王室をガードする衛兵ロボ。当たるまで追い続けるミサイルを撃つ。 


6スレ目 198 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/12/14(金) 19:37:54.79 ID:Sm9UqGdv0

このロボット、全てにおいて酷い。
王室は読んで字のごとく王の室…つまり部屋と言いたいのだろうが、通常王室の意味は王達の呼び名である。
つまりこのカード、「部屋の前にいる警備ロボ」なのか「王として認められていないロボ」なのか分からないのである。
この読み間違いによって答えが変わってしまう例として《シャベル・クラッシャー》などが挙げられるが、
いずれにしても考察に不可解な謎が生まれるので、遊戯王の世界観を読み解くのが難しくなってしまう。

さらに装備しているミサイルにも問題がある。
通常当たるまで追い続けるミサイルはアニメや漫画ではターゲット以外の別の何かに当てる事で爆発させ回避する。
つまりこのガーディアンのミサイルも同様の回避方法を取られるという訳だ。
勿論この点に文句は無い……問題なのは場所が「王室前」であることだけだ!
王室前ということは当然、ここは城の中、宮殿の中。
そこら辺にミサイルを当てて回避するのに絶好の壁や柱だらけである。
するとどうだろう?衛兵として警備しているはずのロボが、まさかまさかのオウンゴール。
柱が崩れれば城は崩壊、壁に穴があけば王室前以外に侵入口が出来てしまい警備の意味がないではないか!
ここで脚部が戦車の如くキャタピラなのもいただけない。これでは速度が出せず敵をみすみす逃してしまうからだ。
見た目が黄色の塗装なのも、王らしく黄金を意識しているのだろう。
だがこんなポンコツロボに金を使うくらいならまともな警備システムを用意するべきである。

以上の事から、このカードはカードゲームでよくある「設定上の強さ」において、下位・クズカードなのである。
ではそんなダメダメなこのロボを救うにはどうすればよいのか。

答えは一つしかないだろう。
そう、核ミサイルを積む事である。

「核抑止」という言葉が、我々の住む世界には存在する。
核兵器の使用で国は簡単に崩壊し、さらにその土地はいるだけで生物を死に至らしめる放射線を放つのである。この核によって壊れた大地を直す方法は今の所存在しない。
故に核兵器を使用された時、使われた側の対処法は……同じく核兵器をブっ放す事なのだ。
だが当然、そんなことをすればもはや国だけでなく地球が人の住めない死の星へと変貌してしまう。
なので「核抑止」とはとどのつまり「核兵器による攻撃をされる」という恐怖をお互いが抱くことで、お互いの攻撃の手を止めるという方法である。

この概念を《王室前のガーディアン》に適用すれば、まさに鉄壁である。
確かに王室を守るという点においてミサイルはいらないだろう。しかし国を守るという点では現実の世界でも使われている有効な手段なのである。
ましてや遊戯王の世界は恐ろしいモンスターがうようよいる世界。苛酷なあの世界で人類が生き残る為には人同士の争いだけでも極力避けたいはずである。
だからこその核ミサイル。だからこその核抑止である。

我々の住んでいるこの世界…ひいては国にはまだ様々な問題があり、国際情勢はかなりの速度で移り変わっていく。
国の対立が起きて友好関係がひっぱくする現在、国民としての在り方にもこの《王室前のガーディアン》に変化が求められているのかもしれない。
その思いに答えるために必要なのは、やはり知識である。
デュエルの為のデッキを組む際、カードのテキストを読み返せば、新しいコンボが思いつくように。
かつて捨ててしまった社会・地理といった勉強もまた、ニュースと共に学び直す事で新たな発見があるのかもしれない――――――
19スレ目 370名も無き決闘者 (ワッチョイ 9792-HNTQ)2021/05/22(土) 20:52:41.20ID:1HECofZ/0


最終更新:2023年02月24日 14:41