効果モンスター
星7/地属性/獣族/攻2600/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する獣族モンスターが
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカードを手札または墓地から特殊召喚する。
過去スレにあったバブーンの評価を書き改めてみた。
かつては獣族が戦闘破壊された時でも特殊召喚できたが、
裁定変更によってダメージステップでは効果を発動させることができなくなり、大幅に弱体化したカード。
それ故に環境からは姿を消し、現在ではGOLD SERIES 2013のハズレア扱いされている有様である。
しかし、このカードは決してハズレアなどではない。
「破壊をトリガーに特殊召喚」できるモンスターには、ライフコストが無く、シンクロ吸収効果を持つ機皇帝が存在する。
こちらは破壊トリガーとなるモンスターの種族が獣族に限定されているため、「機皇帝でおk」と思う人もいるかもしれない。
だがこのカードは、機皇帝とは違い手札からだけでなく、墓地からも特殊召喚できるという特徴がある。
なので手札に来た場合は躊躇い無く手札コストにできる。
攻撃力は機皇帝ワイゼルよりも100高い2600である。その為、ワイゼルよりも殴り倒せるモンスターの範囲は広い。
特に2500のラインを一方的に戦闘破壊できる意義は大きい。
冒頭でも書いたように、以前は戦闘破壊時でも効果を発動できたが、今では不可能である。
だが現在では、戦闘破壊時に手札から特殊召喚できるカードとしては森の狩人イエロー・バブーンが、
墓地から特殊召喚できるカードとしては異界の棘紫獣が存在する。
これら2体を共にデッキに入れる事によって、裁定変更によって生じてしまったこのカードの「死角」を補う事ができるのだ。
また、これら2体はどちらも獣族であるため、種族サポートを共有する事も可能である。
特殊召喚にはライフコストを1000も払う必要があり地味に辛いが、同じ獣族にはライフを1000回復する効果を持つ素早いモモンガが存在する。
モモンガの回復効果があれば、このカードの特殊召喚分のライフを補う事ができる。
裁定変更によりモモンガの戦闘破壊をトリガーに特殊召喚し、ライフコストを完全に打ち消すという事はできなくなってしまったが、
それでも相性が良い事には変わりないのである。
モモンガはこのカードと同じくGOLD SERIES 2013に入っているので、今からデッキを組みたいという人も困らないだろう。
獣族には
おとぼけオポッサムや
怒れる類人猿など、自壊効果を持つものが存在する。
これらのモンスターの自壊効果をトリガーにすれば容易に特殊召喚できる。
恐牙狼 ダイヤウルフや
猛突進の効果でこちらの獣族を破壊すると同時に相手のカードを除去し、このカードを特殊召喚すれば
フィールドアドバンテージに差を付けつつこちらは高攻撃力のこのカードを展開できる。
戦闘面においても、
幻獣の角で強化すれば攻撃力3400のアタッカーとなり、更に戦闘破壊した時にドローまでできるようになる。
デッキを獣族に統一して、
一族の結束で強化するのもありだろう。
レベル2の地属性チューナーとシンクロする事で、
ナチュル・ガオドレイクのシンクロ召喚する事もである。
同じ条件でシンクロできるモンスターには、ステータスが高くモンスター効果を持つ
XX-セイバー ガトムズも存在するが、
あちらは種族の違いのせいで、破壊された場合にこのカードの特殊召喚トリガーとなる事ができないのだ。
一方ガオドレイクはこのカードと同じ獣族なので、種族サポートや一族の結束を共有でき、破壊された時に
墓地からこのカードを再び場に特殊召喚する事も可能である。
このカードは、シンクロモンスターの中でも特に下位・クズ扱いされる傾向の強いナチュル・ガオドレイクに活路を与えてくれるカードなのである。
裁定変更前が強すぎたがために、裁定が変更され、規制が緩和された途端にクズ扱いされるようになってしまった不遇なカード。
しかし今の状態でも十分、GSのノーレアになるに相応しい程のスペックを持った強カードであると言えよう。
6スレ目 405 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/02/11(月) 13:12:58.74 ID:C1VYutXO0
最終更新:2018年08月21日 22:18