サルガッソの灯台




速攻魔法 
自分にダメージを与える[[魔法カード]]の効果が発動した時に発動できる。 
その効果によって自分が受ける効果ダメージは0になる。 
また、このカードが墓地に存在する限り、 
「[[異次元の古戦場-サルガッソ]]」の効果によって自分が受ける効果ダメージは0になる。 
セットされたこのカードが墓地へ送られた時、 
デッキから「異次元の古戦場-サルガッソ」1枚を手札に加える事ができる。 


バーン無効の範囲は狭く、墓地効果やサーチは汎用性の低い異次元の古戦場-サルガッソ限定。
一見して使えない印象の強い1枚であり、それぞれの役割に特化したカードを用いたほうが良いと思われがちである。
だが待ってほしい。『このカードが墓地に存在する限り、「異次元の古戦場-サルガッソ」の効果によって自分が受ける効果ダメージは0になる。』
この干渉が非常に困難なダメージ遮断効果は、代えようにも代えの効かない唯一無二の効果である。

そもそもの異次元の古戦場-サルガッソが弱い上に、自分からエクシーズモンスターを利用できる利点がない、という意見もあろうが、
それはあくまでカード単位の物の見方であり、デッキという複数のカードが絡む遊戯王においてはあまりに浅はかであると言わざるを得ない。

まず異次元の古戦場-サルガッソは、昨今隆盛を極めるエクシーズモンスターへの強烈なメタカードである。
この時点で腐る相手は少なく、十分なダメージソースになりうる。
拷問車輪で十分とはよく言うが、その拷問車輪はエクシーズ召喚でそもそも簡単に外されてしまう。
一方このカードが対象とするエクシーズモンスターは、コントローラ側で処理するのが難しく、またエクシーズ召喚を行う度に発生するため意外とダメージは大きい。
そしてテラ・フォーミングやこのカードで簡単にサーチできる。

しかし異次元の古戦場-サルガッソ最大の弱点は、例えダメージが望める状況でも、簡単に除去されてしまうという点にある。
拷問車輪よりタイミングは速いが、流石に8000ポイントを削りきるのは無謀というものである。
だが仮に異次元の古戦場-サルガッソがこの弱点を克服したとしたらどうだろう。
その答えが、このサルガッソの灯台に隠されている。
No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル。サルガッソと同じく、ベクターが用いた文字通りのキーカードである。
ここまで言えばおわかりだろう。そう、これの効果を用いて異次元の古戦場-サルガッソを守ればよいのである。
汎用的な防御能力を持ちながら、通常であれば、自分もダメージを受けてしまうのだが、
このサルガッソの灯台があれば延々と居座り、相手のみを焼き切る事ができる。
No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルの素早いエクシーズ召喚を可能にする召喚僧サモンプリーストだが、手札コストにこのカードを用いれば、
展開と同時にダメージを無効化できるという理想的な状況を作り出すことができる。

では、No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルで異次元の古戦場-サルガッソを維持できればデュエルに勝利できるか?
答えは残念ながらNoであり、それゆえにこのカードの価値は見出されずにいた。
だが先の通り、デュエルは複数のカードを組み合わせる事によって行うもの。
そしてNo.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルは複数のカードを守る事ができる。この点に活路がある。

御前試合カイザーコロシアム虚無空間
エクシーズ環境において痛烈に刺さるメタカードであり、これらをNo.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルで防衛すれば、
エクシーズモンスターとサイクロンに依存した環境デッキの多くを機能停止に追い込む事は容易である。
はじめからこれらとNo.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルのみで動けばよいような気もするが、
実際の所これらは通常召喚ふくめ1体の展開は許してしまう。
だがあえてその1体をエクシーズモンスターとしてしまえば、これほどコントローラが処理しにくいものはなく、
また放置していても異次元の古戦場-サルガッソのバーンにより自動的に勝利できる。
この点でこれら3連コンボの凶悪さがお分かりいただけただろう。

No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルの効果が1ターンに1度しか使用できないため、そう上手くいかないと思うかもしれないが、それも早計である。
召喚僧サモンプリーストから特殊召喚でき、エクシーズ素材となる闇属性モンスターには、カードガードという素晴らしい相方が存在するのである。
つまりサルガッソの灯台を捨て、カードガードをリクルート→異次元の古戦場-サルガッソor各種永続カードに耐性付与
→No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルをエクシーズ召喚し更に耐性付与という動きが可能なのだ。
これはダメージソースたる異次元の古戦場-サルガッソおよびこのカードが魔法カードである点、そしてかさばると腐る点を、
召喚僧サモンプリーストがメリットに変換するという点からも相性が良い。
加えて召喚僧サモンプリーストやカードガードは所謂黒庭ラインのモンスターである点も重要である。
異次元の古戦場-サルガッソをサーチするテラ・フォーミングを採用する場合、フィールド魔法であるブラック・ガーデンも共有できるのだ。
準制限である召喚僧サモンプリーストも、終末の騎士とブラック・ガーデンのコンボを使えば展開は容易。
もちろん終末の騎士はNo.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートルに利用できるし、BF-精鋭のゼピュロスで上記メタカードを解除し一気に展開する事もできる。

相手がエクシーズモンスターを用いない場合ブラック・ガーデンとカイザーコロシアム等で相手を拘束し、
召喚僧サモンプリーストから幻銃士をリクルートする事で、やはりモンスターを残したままバーンによって勝利できる。
この場合このカードの直接の出番もなくなってしまうのだが、魔法カードの比率が高まることで召喚僧サモンプリーストを円滑に利用できるという、
コンセプト上の役割を果たしているので問題ない。

ちくちくとしたバーンと強固なロック故にデュエルの制限時間いっぱいを使いがちだが、
それゆえにサイドデッキからの対策すら許さず勝利する可能性すら秘めている。
そんな現代のロックバーンともいうべき、この【サルガッソ】だが、実はとてつもない弱点がある。
それは相手の墓地にもこのカードがある場合、ダメージが入らず恐ろしい泥仕合になるという事である。
幸い上記の通り幻銃士を用いる事でこの問題は解決できるが、ダメージ効率・速度ともに劣る事は間違いない。
強大な力を秘めるが、サポートカードそのものが抑止力となるとは皮肉である。
このカードは灯台もと暗しという言葉の意味も、改めて実感させてくれる1枚である。
6スレ目 738 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/04/19(金) 00:24:00.98 ID:u3IUAWj50
  • サルガッソTUEEEマスター・キー・ビートルTUEEEカードガ(ryの流れでそれを防げる灯台は強い。って結論なんだろうが長いな
    ごりごり内容を削って読みやすくすれば強そうに思えるかもしれん

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最終更新:2018年06月15日 13:11