未熟な密偵




通常魔法 
相手の手札を1枚指定して、見ることができる。 


手札ピーピングは制限カードのダスト・シュート等の活躍からして強力なのは言うまでもないだろう。
このカードは手札ピーピングカードの始祖である。様々な上位互換があって使われないと言われているが実はそうとは言い切れない。
真実の眼は全ての手札を見ることができ、不吉な占いは毎ターン手札を1枚見ることができる上に場合によってはダメージを与えることもできるが、
準制限になったサイクロンや無制限になったお触れの餌食になりやすく、何もできないまま終わってしまう可能性が高い。
サイクロンで妨害されるうえに攻撃できなくなるデメリットまで付いているΩメガネは論外だろう。
制限カードに指定されているダスト・シュートは序盤に引けなければ死に札になりやすく、同じ制限カードのマインドクラッシュ異次元の指名者は指名したカードがなかった場合手札を失うデメリットがある。
未熟な密偵は通常魔法なので妨害されにくく1枚だけとはいえ確実に相手の手札を見ることができ、発動条件もデメリットもない。

それなら相手の手札をすべて見ることができ、場合によってはハンデスできる封神鏡の方が良いと思うかもしれない。
しかし、相手の手札をすべて見ることは必ずしも良いことは限らない。こういう場合を想像してほしい。
これは筆者の経験なのだが相手が2ターン目にダスト・シュートの発動に成功したが自分の手札は速攻のかかし×3バトルフェーダー×1終焉のカウントダウン和睦の使者だった。
相手はハンデスとピーピングをしたのに絶望が一気に身に降りかかったせいかゲンナリしていた。まあ無理もないだろう。
世の中知らないほうが幸せな事もあるのである。
未熟な密偵の場合、1枚だけしか見ることができないのが利点となり絶望する情報を得る可能性が低くなる。精神アドバンテージを失いにくいのだ。
精神力が乱れると集中力がなくなりプレイングミスを招く。未熟な密偵は知りすぎないことによりそれを防いでくれる。

カード名からして「未熟」と付けられているがこのカードは決して「未熟」ではない。
むしろこの密偵が得た情報を生かすことができずこのカードを「未熟」呼ばわりしてる我々の方がデュエリストとして「未熟」なのではないのだろうか?
4スレ目 126 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2011/01/08(土) 02:07:58 ID:FCRUdVFo0


最終更新:2018年07月13日 18:20