《-/Inspiration》 †
Normal Trap
Target 1 face-up monster you control;
it gains 700 ATK until the end of this turn.
wikiでは
4枚目以降の《突進》としての採用も厳しい、などという散々な評価をされているカード。
発売前、来日前にはたしてここまで酷評されているカードが今までいくらあっただろう?
私の知る限り日本語名のまだないカードをここで取り上げるのは初だと思う。
さて、このカードを採用する上での同系列のカードを考えていくと、まずぶち当たる壁は《突進》、そして再利用性から
《スキル・サクセサー》の2枚である。
更に汎用性の高いカードとして
《禁じられた聖槍》も存在し、あちらは相手を800下げることでコンバットトリックの面でもほぼ同様の使い方ができてしまう。
ここでまず考えなくてはいけない最初の点は「自身を強化するカード」は「相手を弱体化するカード」よりも強いのか?という点である。
今回の比較先はどちらもダメステで発動できるため「チェーンして対象を除去された場合の損失」は極力考えなくても良い。
そうなると考えられるのが「弱体化が効かないパターン」と「強化が効かないパターン」だ。
転じてそれは対象への耐性や魔法、罠耐性を持っているか否か、である。
例えばオベリスクやアポクリフォート・キラーなどは強化、弱体化のどちららも受けない。
自分がこれらのモンスターを採用するなら守るためには弱体化、相手の採用に備えて突破を考えるなら強化するカードを採用すればよい。
つまりこれらの耐性モンスターへの突破手段に乏しい場合や仮想敵として考えられる場合に強化カードは採用できる。
そして次に考えなくてはいけない点、フリーチェーンの速攻魔法に対して罠が優位に立てる状況とは何だろうか?
速攻魔法カードは基本的には手札から発動できるので奇襲性が高く、ドローしたらそのターンの内に使える。
だが、特定の状況下では「速攻魔法がすぐに使えない状況」が発生する。
それは《魔封じの芳香》が発動している状況だ。この状況下では魔法カードは「次の自分のターン」まで発動できない。
しかし罠カードなら「伏せた返しのターン」から発動が可能でありタイムラグが解消される。
《魔封じの芳香》はPゾーンでの発動を防ぐ効果があるためP召喚メタとして注目を集めている。
自分からサイドに採用することも十分考えられるカードだ。
最後に、墓地で再利用できるスキル・サクセサーにはフィールドでのATK上昇率はこちらが上なので「再利用が考えられないデッキ」に投入すればよい。
つまりメインからマクロコスモスを採用するようなタイプのデッキなら採用可能だ。
以上の3点を踏まえるとこのカードは対【クリフォート】に特化したようなデッキでの採用が考えられる。
《魔封じの芳香》でP発動をメタり、《マクロコスモス》でEXデッキ行を阻止、なおかつ《アポクリフォート・キラー》を戦闘処理するためのカード、という位置づけだ。
トップデッキの一角をメタるため、あなたもサイドデッキに1枚、入れてみてはいかがだろうか?
9スレ目 201 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。@転載は禁止:2014/08/02(土) 22:50:37.76 ID:ySsd0zru0
- 差別化をしっかり抑えてる辺りがやり手だと思いました
永続罠ならなあ
- 効果自体はもちろん甘くは見れないけど、来日前から下位カードとはたまげたなあ
下位であるがゆえに有力なロックをすり抜けるとは - Inspirationって初めて情報見た時10年前のカードかと思ってしまった
- このカードのせいで《援軍》が完全下位互換になったな
- いや、援軍の評価先に考えてたんだけど、相手対象にとれるせいで死霊倒したりラグナゼロとコンボしたりいろいろ出来すぎるんで、自分しか対象にとれないこっちの方が厳しいって結論になった
- 日本語名未判明のカードの評価はソレインという前例があったりする