名匠 ガミル




効果モンスター 
星2/炎属性/炎族/攻 200/守 200 
(1):自分のモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、 
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。 
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで300アップする。 


14スレ目 725名も無き決闘者 (ワッチョイ 7742-pqqw)2018/07/24(火) 00:07:06.23ID:V+7Gw9wB0

このカードを評価する点において重要な事はこのカードの強さではなく、このカードのイラストで映っている男である。
このモンスターカードの名前でもある、《名匠 ガミル》という人物は、今まさにハンマーを振り上げているこの男で間違いないだろう。
そして名匠とは「すぐれた腕をもつ工匠」の事で、工匠とは「細工・工作を職業とする人」である。

つまりこのガミルさんは、デュエルモンスター界では名の知れた有名な人物だと分かる。
となればそのような人物を下位・クズカードなどと呼ぶことは、常識的に考えて失礼である。

以上の事から、このカードを下位・クズカード呼ばわりすることは「自分には常識や道徳がありません」と言っているようなものであり、結果的に自分を貶す行為となるのである。

かつて《名匠 ガミル》はこう評価された。

《ものマネ幻想師》聖なる鎧-ミラーメール-《単一化》などで相手モンスターの攻撃力をコピーする事で、
《名匠 ガミル》はどんなモンスターにも使える万能《オネスト》として機能する」

「鍛冶師は自身が直接戦うわけではない。己の力でもって鍛え上げた武器を戦士に渡す事で間接的に戦うのである」

私が言った「結果的に自分を貶す行為になる」というのは、単一化のようにそう複雑な話ではない。
鍛冶屋が鍛え上げた武器や道具は、それを扱う人物によって凶器になってしまうように。
幻想師の鏡や聖なる鎧のミラーに映るのはそれを見た自分であるように、「自分の行いはいつか自分に返ってくる」という分かりやすい教訓である。
そしてこのカードは、《名匠 ガミル》という一人の他人を通して自分の自己価値を見つめ直す事ができる教育アドを持った、非常にすぐれたカードである。

「情けは人の為ならず」
「人の振り見て我が振り直せ」

《名匠 が見る》 とは、己の事なのである―――
18スレ目 192名も無き決闘者 (ワッチョイ 7392-lQWV)2020/02/22(土) 22:34:35.81ID:4NQ76spf0


最終更新:2021年12月18日 18:38