霞の谷の大怪鳥




効果モンスター
星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守1400
このカードが手札から墓地に送られた時、
このカードをデッキに加えてシャッフルする。


このカードはwikiに「風属性や鳥獣族に、墓地にいかない事がメリットとなるカードはほぼない。」と書かれている上に
フィールド上での効果を持たない癖に上級モンスターであるという、複数のクズ要素を持つカードである

しかも、このカードの名前は「かすみのたにのだいかいちょう」であって「ミスト・バレーのだいかいちょう」ではないため
カテゴリに属さずサポートを受ける事もできないという、理解不能なデメリットを抱えている
《霞の谷の大怪鳥》の登場とミスト・バレーの登場は4年間も離れているため仕方がないと言えば仕方がないのだが
このカードのクズ要素を増やすのに一役買ってしまっているのである

一方で、新しくシムルグがカテゴリ化され、上級鳥獣族・風属性モンスターがサポートされるようになったため
過去に比べるとこのカードの使い道は増えたと言える

現状で《霞の谷の大怪鳥》と特に相性が良いのは《神鳥の霊峰エルブルズ》である

《神鳥の霊峰エルブルズ》
フィールド魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの鳥獣族・風属性モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):手札のレベル5以上の鳥獣族・風属性モンスター1体を相手に見せて発動できる。
このターン、自分は鳥獣族モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくできる。
(3):自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合に発動できる。
鳥獣族モンスター1体を召喚する。

《霞の谷の大怪鳥》はこの(2)の効果のコストとして使え、他の鳥獣族モンスターのサポートをおこなう事ができる
手札から捨てられた場合に発動する効果しか持たないこのカードは手札に存在する事が重要なため
毎ターン手札からチラ見させるのは理にかなった運用法であると言える

ここまで紹介したところで、このスレの住人の皆様の中にはこのカードのもう1つの運用法に気づいた方もおられるだろう
このカードは「手札に存在する事をアピールできる、カード名を誤認しやすいカード」である

そう、プレゼント交換+《マインドクラッシュ》のコンボである

《神鳥の霊峰エルブルズ》によるリリース軽減を止めるには《霞の谷の大怪鳥》を捨てさせるのが手っ取り早いが
そのためには相手は《マインドクラッシュ》で「かすみのたにのだいかいちょう」と正しく宣言しなくてはならない
手札からチラ見せしている時にカード名のルビをきちんと読んでいれば問題はないのだが
遊戯王のカードは全体的にルビが小さく、目の悪いデュエリストには読みづらかったりするため
「ミスト・バレーのだいかいちょう」だと勘違いしている可能性は十分高い

また、相手は同じカードを得意げに何度もチラ見させられる事で相当な苛立ちを抱えるため
正常な判断力を失い正しいカード名を宣言できなくなっている可能性も存在する
しかも、きちんと「かすみのたにのだいかいちょう」と正しく宣言できたとしても
《霞の谷の大怪鳥》の効果の発動を誘発しデッキに戻ってしまうため達成感が薄れてしまう
《マインドクラッシュ》での宣言に失敗すればハンデスを食らい、成功しても手のひらの上で踊らされた感じが強まるという
相手からすれば屈辱的なコンボができるのだ

以上より、《霞の谷の大怪鳥》は《神鳥の霊峰エルブルズ》の登場により
実用的な運用をしつつも相手の苛立ちを煽り、成功しても失敗してもストレスを貯めさせられるコンボが可能となった
まさに捨てる神(ミスト・バレー)あれば拾う神(シムルグ)ありという、遊戯王では稀によくある展開である
16スレ目 179名も無き決闘者 (ワッチョイ 5186-9xtg)2019/04/15(月) 22:01:31.20ID:Ulq6TK3j0
  • ミストバレーじゃないんか...
  • 誤認アドを利用しての相手プレイヤーのマイクラコンボは笑
    しかしなんでミスト・バレーにしてあげなかったのか……
    • 時期考えろっつってんだろ!!
      • ご ごめん……
        こいつもミストバレーに含めてあげるとか……
        そんな特殊な裁定が来ることを祈っておこう
      • どっちかというとなぜ後発にミスト・バレーなんてルビを振ったのか、だな



最終更新:2019年11月11日 13:59