炎獄魔人ヘル・バーナー




効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2800/守1800
このカードを除く自分の手札を全て墓地に捨て、
さらに自分フィールド上の攻撃力2000以上のモンスター1体を
生け贄に捧げなければ通常召喚できない。
相手フィールド上モンスター1体につき
このカードの攻撃力は200ポイントアップする。
このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体につき
このカードの攻撃力は500ポイントダウンする。


16スレ目 286名も無き決闘者 (ワッチョイ e554-BP9Y)2019/04/26(金) 21:39:26.44ID:OR/ShO8e0

16スレ目 974名も無き決闘者 (ワッチョイ 0d54-iNuD)2019/08/10(土) 17:35:57.43ID:hkYKanGK0

17スレ目 28名も無き決闘者 (ワッチョイ b192-KAPd)2019/08/11(日) 22:11:31.88ID:p1zvuORS0

wikiも匙を投げたクソザコカードの極北。ハイリスクローリターンの具現とも言うべきどうしようもない性能を誇る。…という謂れ無き誤解を受けている。
しかし、どんなカードにも使い道は存在するもの。このカードが輝くデッキも存在することをご紹介しよう。

まず着目するのは、「悪魔族」「攻撃力が高い」という点。《E-HERO ダーク・ガイア》の素材にうってつけと言える。
相方の岩石族としては、炎属性サポートを共有でき、ヘルバーナー自身を素材として特殊召喚可能な《エルシャドール・エグリスタ》がよいだろう。現環境ではリンク召喚が幅を利かせていることも、エグリスタにとっては追い風。

例として、手札に《ダーク・コーリング》《影依融合》があり、相手場にEXデッキから出たモンスターが存在するとき

影依融合からヘルバーナーと《シャドール・ヘッジホッグ》を素材にエグリスタss、ヘッジホッグで下級シャドールをサーチしてそのままns、
下級シャドールとエグリスタで適当なリンク2ss、エグリスタ効果で影依融合を回収、ダークコーリングでエグリスタとヘルバーナー素材でダークガイアss

結果、攻撃力5250のダークガイア+任意のリンク2が手札消費実質1枚で爆誕する。

HERO絡みでは、ダークガイア以外に《E-HERO マリシャス・デビル》《E-HERO マリシャス・ベイン》《E・HERO ノヴァマスター》の素材としても活用可能な点も見逃せない。マリシャスデビル、ノヴァマスターとは属性が一致する点でも好相性。
HEROとシャドールは共に融合を主体としたテーマで、ここでも相性が良い。

ここまで読んで「ヘルバーナーでなくてもええやん」と思った方もいるだろうが、読み飛ばすのはもう少し待ってほしい。
確かに、【種族】【属性】【高攻撃力】だけを活かした使い途なら、《コアキメイル・ヴァラフール》や《絶対服従魔神》を使った方が良いかもしれない。
だが、ヘルバーナーのもう1つの強みとして、【レベル6】である点が挙げられる。

「レベル6・炎属性・悪魔族」は、《召喚獣プルガトリオ》から《ダウンビート》でリクルートできるのだ。
手札に《召喚士アレイスター》+ダウンビート+炎属性モンスターがあれば、召喚権+素材とダウンビートの実質二枚消費でヘルバーナーを降臨させられる。
アレイスターの融合ギミックもまたHEROやシャドールと噛み合うため、無理なく採用できる。

戦闘面でも、プルガトリオをヘルバーナーに変換する意味はある。
素の攻撃力はヘルバーナーが500勝り、魔法罠を勘定から除けば上昇率も同じ。自分のモンスターが一体のみで、相手の魔法・罠の枚数が二枚以下ならば、ヘルバーナーの方が高打点を出せる。
青眼{相手であってもタイマンなら相討ち、2体目以降の相手モンスターが居れば一方的に殴り勝てるというのは、ヘルバーナーの大きな優位点と言える。

更に付け加えるなら、プルガトリオを墓地に置きつつ後続を出す行為にも大きなメリットがあるのだ。
《召喚獣エリュシオン》を融合召喚する場合は素材の片割れとして召喚獣を使わなければならないが、召喚魔術を使う場合は墓地のモンスターも素材に充てられる為、プルガトリオをヘルバーナーに変換することで頭数を確保しつつエリュシオンを降臨させられる。

例として、融合召喚したプルガトリオが次ターンまで生き残った場合、
ダウンビートでヘルバーナーss、アレイスターns召喚魔術サーチ、アレイスターを素材に《転生炎獣アルミラージ》ss、アルミラージと墓地のプルガトリオを素材に召喚魔術でエリュシオンss
…と動けば、大型モンスターを二体並べることができる。
エリュシオンで殴った後効果で相手の場を一掃すれば、後に残るのは無人の焦土とヘルバーナーのみ。攻撃アップが望めない代わりに、エリュシオンがいなくなるので攻撃ダウンも解除される。
フィールドを一掃された上に2800打点を食らう相手は堪ったものではないだろう。

メインデッキに入るレベル6・炎属性・悪魔族は、ヘルバーナーに加え《レッド・ウルフ》《インフェルノイド・ベルフェゴル》の3枚。
レッドウルフは攻撃力が貧弱な為、差別化は容易。
ベルフェゴルは特殊召喚モンスターであり、リクルートが効かない。
ヘルバーナーは『レベル6・炎属性・悪魔族で、攻撃力が高くリクルート可能』という唯一無二のカードなのだ。

バトルゾーンで活躍させることを考えるならば、ダウンビートせずプルガトリオを普通に使う方が無難なのは否めないが、ヘルバーナーが活きる場面も確かに存在する。何より、ヘルバーナーを活躍させたいという熱い思いの前では多少の性能差は些事であろう。

また、召喚獣ギミックを採用するならプルガトリオに加え《召喚獣メガラニカ》も採用したい。単純なアタッカーとしても強力だが、打点のある岩石族ということは即ちダークガイアの素材としても優秀。エグリスタとは状況を見て使い分けよう。

融合軸のHEROであればほぼ採用される《V-HERO ヴァイオン》《D-HERO ディアボリックガイ》セットの存在から、ランク6エクシーズ召喚に繋ぐことが出来るのも見逃せない。プルガトリオとトランスターンで呼び出せるヴァラフールとは、この点が大きな差別化ポイントとなる。
ヘルバーナーは各種蘇生札や上記のダウンビートで呼び出すのが基本だが、手札のディアボリックガイをコストにヘルバーナーを出すだけで一応エクシーズ召喚の準備が整うのは、最終手段として覚えておこう。

ダウンビートは、他にも中々面白い動きを可能にする。
ヴァイオン+ディアボセットに挟んで新規V・HERO組や幻影騎士団にアクセスしたり、シャドールの効果トリガーになりつつ後続を確保。
また、融合モンスターからリクルート出来る中で無理なく採用できそうな中では、
ダークガイア→《E-HERO マリシャス・エッジ》
マリシャスベイン→《カオスハンター》
《召喚獣ライディーン》《E・HERO エアーマン》
等がある。
《リプロドクス》を採用すれば、更に多くの組み合わせでリクルートが可能になる。炎・闇属性と悪魔・戦士・魔法使い族が混在する構成上、種族か属性を変更するだけでアクセス先がグンと広がるのだ。

搭載できそうな属性・種族サポートについても簡単に紹介しよう。
炎属性サポートはやはり《火霊術-「紅」》。ヘルバーナー、エグリスタ、マリシャスデビル、プルガトリオ…と高攻撃力の炎属性を多用するため、フィニッシュに最適。
悪魔族サポートでは、ヘルバーナーをサーチ可能な《魔界発冥界行きバス》、ヘルバーナー蘇生から即ランク6に繋がる《死霊操りしパペットマスター》
ヘルバーナーを墓地に送り墓地融合や蘇生を補助する《魔サイの戦士》、ただでさえ高い戦闘力を更に補強するダメ押しの《冥王の咆哮》等が候補に挙がる。

以上の要素を全てぶちこんだのが【炎獄シャドールHERO召喚獣】。ヘルバーナーを素材とした高攻撃力の融合モンスターを軸に殴る、攻撃的なデッキに仕上がった。
このように《炎獄魔人 ヘル・バーナー》は断じてクソザコではなく、替えの効かない唯一無二の活躍が出来るカードだということがお分かり頂けたかと思う。

燃え盛る獄(ひとや)に繋がれ、隣に立つ者すら拒絶し焼き尽くしてきた魔神。しかし孤独な戦場で振るう力は、彼の真価などでは断じてない。並び立つ仲間の存在こそが、彼を「クソカードの烙印」という牢獄から解き放つのだ。
17スレ目 168名も無き決闘者 (ワッチョイWW b188-MGGG)2019/08/18(日) 14:11:27.61ID:av0DP51B0
  • ヘルバーナー大人気だな
    既に4回くらい評価されてる
    その中でもかなり骨太な評価
  • あらゆる方面からヘルバーナーを活かそうとしててこれは読みごたえある
  • 複数の融合テーマによって種族と攻撃力活かす発想は恐れ入った


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最終更新:2021年01月17日 12:30