リバース・チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 0/守 0
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分フィールドに「黒羊トークン」(アンデット族・闇・星1・攻/守0)を任意の数だけ特殊召喚する。
wikiでグローアップ・ブルームの方が優先されやすい、と書かれている下位カードである。しかし、wikiの筆者はきっとこのカードの真の居場所を見つけられないからそのような評価をしてしまったのだろう。
このカードが輝くデッキ、それは、【魔神儀タロットレイレベル9】である。
まず、このカードの効果を見ていこう。チューナー且つレベル1且つ闇属性、アンデッド族、攻守両方共0というステータスだ。全てが良好であり他の下位カード達とは一線を画する。
魔神儀タロットレイは魔神儀を使うことで召喚権を消費せずタロットレイを召喚し、ターン終了時に強力なリバースモンスターを裏守備で蘇生するコントロール系のデッキである。
そして、タロットレイと同じレベル帯には、エクスクローラー、禁忌の壺の二種類のリバースモンスターが存在し、それらを星遺物の胎導で呼び出すことで展開を加速させるデッキが魔神儀タロットレイレベル9だ。
このとき二体の召喚により、リンクモンスターであるサブテラーマリスの妖魔、シャドール・ネフィリムの召喚条件が整う。
手札にスケープ・ゴーストがいればネフィリムからはエルシャドール・ミドラーシュが、妖魔からは墓地にリバースモンスターを落としながらセットすることが可能である・
特に注目すべきは妖魔からの展開である。EXゾーンに妖魔、モンスターゾーンにはタロットレイとゴースト・スケープしか存在していない。この状態でタロットレイの効果でリバースすることにより、3体ものトークンが召喚できるのだ!
これは実質特殊召喚制限のないスケープゴートで、さらに一匹はチューナーを持っている効果モンスターとして扱うとして差し支えない。ここから爆発的な展開が可能なのは現代遊戯王をプレイしている諸君はよくわかるだろう。
ここからの展開でヴァレルガード・ドラゴンを出すことによって、リバースモンスターとのシナジーが最高潮に達する。妖魔でサーチしたカードがメタモルポットならば手札を5枚にまで増強し、コインノーマならばデッキからリバースモンスターをリクルートできる。
さらにターン終了時蘇生も合わせることでメタモルポッドならば手札5枚、エクスクローラーまたは禁忌の壺を伏せた状態で相手ターンに、コインノーマならば両方伏せたまま、更に両方リバースできる状態で相手にターンを渡すことができるのである。おまけで
フィールドのモンスター効果が使えない状態で、いつ
サンダーボルトや
強引な番兵が飛んでくるかわからないという非常にプレッシャーがかかる強力な制圧盤面を組み立てるこのカードは下位カードではない。
儀式とリバースという古より続く文化にリンク召喚という新しい風を吹き入れるスケープ・ゴーストは、もはやグローアップ・ブルームのゴーストファイターではないのだ。
17スレ目 49名も無き決闘者 (ワッチョイ 9554-E3do)2019/08/12(月) 14:41:48.90ID:ysy3Pn3Z0
- 汎用性ではブルームに劣るかもしれないけど無二の爆発力があるのは大きい
最終更新:2020年11月14日 14:32