通常罠
「現世と冥界の逆転」はデュエル中に1枚しか発動できない。
(1):お互いの墓地のカードがそれぞれ15枚以上の場合に
1000LPを払って発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれ自分のデッキと墓地のカードを全て入れ替え、
その後デッキをシャッフルする。
かつてワンキルに使用され、遊戯王界に未曽有の恐怖をもたらした脅威の禁止カードの1枚。
エラッタによる弱体化によって現在は類ではなく姿を見ないカードであるが、この「デッキと墓地を入れ替える」効果を持つカードはこれっきり。
代表的なデッキとして【現世と冥界の逆転】とある等、カード名がそのまま採用されたり。
遊戯王というゲームを語る上で語り草となる貴重なカードである。
また「絵画アド」としてもカードを眺めてみれば、充分にその要素を持っており、原作・アニメで描写があったように、石板や神のカードと同じくちゃんとした施設で保管されるべきカードと言えるだろう。
さてそんな《現世と冥界の逆転》であるが、私はあるときふと思ったのだ。
(デッキをシャッフルってあるけど、入れ替えたデッキ(つまり墓地のカード)をシャッフルしていいのだろうか…?)
―――そのとき、私の脳内に電流走る―――
そう。このシャッフルするという効果、KONMAI語の解釈によっては唯一「墓地をシャッフルできる効果」であり、下位・クズ評価で稀に良く出る「こじつけ」で真価を発揮する効果なのである!
墓地をシャッフルを
「合法的にできる」事。これが意味するものは……言わずと知れた《
クイズ》である。
お互いの墓地を15枚以上にしたら、《クイズ》を発動。それにチェーンして《現世と冥界の逆転》を発動する。
まさか相手もこちらが《
クイズ》に合わせて《現世と冥界の逆転》を使うとは夢にも思わないだろうし、この時点で相手は《クイズ》の効果が処理されるまで墓地を確認できない。
自分の墓地の一番下のモンスターは何なのかは、デッキと墓地のカードを入れ替える事によって、自分も相手もジャッジも「絶対に分からない」のだ。
即ち《クイズ》による蘇生は確実に成功するのである。
加えて《現世と冥界の逆転》によってこちらは墓地のシャッフルを行う事もできる。
Q:墓地の一番上のカードは表向きですが、これを手で覆う等して隠す必要はありますか?
A:いいえ、一番上のカードを隠したりはしません。(10/03/26)
つまり墓地のカードをシャッフルする際は、通常のデッキのように裏側が上となってカードが確認できない状態でシャッフルする事はできないのだ。Q&Aによって一番上のカードを隠したりはしないと裁定が出ている以上、表面を上にしてシャッフルを行う事になる。
そしてシャッフルの途中で墓地のカードを相手が「確認してしまった」場合は、ジャッジの判断に全てが託される。
よってこのジャッジを買収してこちらに引き入れていれば《クイズ》の発動も含め、より勝利は確実なものとなるだろう。
現実は非情である。
また単純に《現世と冥界の逆転》のみを使用する場合も、墓地のシャッフルという一般的には意味不明な行動によって相手を混乱させることが可能なので、どちらにしろデュエルを有利に進められる。
まさに遊戯王界に未曽有の恐怖をもたらす脅威の禁止カードであると言えよう。
とはいえこの「墓地シャッフル」、上記で述べたようにKONMAI語による解釈の違いによって行うムリヤリなモノであるので、ジャッジを呼ばれるリスクを背負う諸刃の剣となる。
《現世と冥界の逆転》を使う際にはこのことに充分に注意を払っておき、用法用量を守って楽しくデュエルすることが大切である。
17スレ目 635名も無き決闘者 (ワッチョイ b392-vu2g)2019/10/27(日) 22:31:12.51ID:8qgi5Isa0
最終更新:2021年10月17日 09:00