1.バウンス効果について
数少ない、モンスターカードゾーンに依存する効果を持つモンスター。
その効果の特殊さゆえ、使い手は少なく、力も弱い。
しかし、その部分については一旦置いておくとして、もう一方の効果を見てみよう。
1ターンに1度、相手のカードをノーコストでバウンスする。これは非常に強力な効果である。
あの《N・グラン・モール》や《氷結界の龍 ブリューナク》に並ぶ効果である。
前者はモンスターのみで、召喚権の行使、攻撃宣言という条件があり、後者は手札コストが必要というデメリットが存在している。
もちろんそれぞれにメリットもあるため、デッキのコンセプトによってどのカードを使用するか変わってくるだろう。
2.ステータスを見てみよう
さて、効果が強力であることは理解していただけたであろうか。
次にステータスについて注目してみよう。
やはり気になるのは、2体ものリリースを必要とするレベル7でありながら、2300という頼りない攻撃力というところではないだろうか。
もちろん、それはほぼデメリットと言って良いだろう。《
生け贄人形》に対応している、などのメリットが無いわけではないが、ここで語るほどのメリットとは言えない。
実は、ここで注目して欲しいのは属性と種族なのである。(性格にはレベルも関係してくるのだが)
鳥獣族と言えば、何を思い浮かべるだろうか。
《ゴッドバードアタック》《ハーピィの狩場》色々あるだろう。
それでは、レベル7の鳥獣族ではどうか。鋭い人はもうお気づきだろう。
そう、レベル7、つまりレベル4+3以下の鳥獣族であるこのカードは、《忍法 変化の術》に対応している。
レベル4の忍者をリリースすることで、なんとデッキからでも特殊召喚することができるモンスターなのである。
手札からの特殊召喚にも対応しているため、1枚積みでも機能する点が非常にスマートである。
また、忍者と言えば
《女忍者ヤエ》の存在も忘れてはならない。
手札の風属性モンスターを相手のみの
《ハリケーン》に変換する能力を持っている。
そう、このカードは風属性。腐った時は《ハリケーン》となりバウンスというコンセプトも崩さない良いシナジーを持っている。
ヤエ軸にして、
《縮退回路》を使用したバウンス除外をしても面白いだろう。
3.ストーム・シューターがこの先生きのこるには
ここまで利点を多く話したが、やはりモンスターカードゾーンに依存する効果というのは使いにくさが目立ってしまう。
しかしむしろそこに目をつけてもらいたい。こういう時、良い見本となってくれるのが
【インフェルニティ】である。
今ではマイナー中のマイナーである
【ポジションチェンジ】であるが、【インフェルニティ】も昔は
「ハンドレス(笑)」と言われたものである。
私は【ポジションチェンジ】を、むしろロマン溢れるテーマであると考えて欲しい。
現段階では《ストーム・シューター》の他
《突撃ライノス》《爆導索》辺りが使いやすい。
もちろん《
ポジションチェンジ》は必須カードである。私は既に無限回収を開始し、現在46枚の《ポジションチェンジ》を手にしている。
だがもし《ポジションチェンジ》が必要になった時には安心して欲しい。
このテーマが流行り、ヤフオクなどで《ポジションチェンジ》が高騰するような事態に陥った時、私はそっと、1枚\300で手放すつもりである。
3スレ目 726 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2010/05/04(火) 17:13:22 ID:IUmuvPVp0