律「なぁ、皆は何の願い事をしたの?」
紬「私は今年も1年、皆で楽しく過ごせますようにって♪」
澪「私は・・・ベースと歌が上手くなりますようにって・・・」
唯「私は、もっと
あずにゃんとラブラブになれますようにって!」
梓「ちょっ、何て願い事をしてるんですか、唯先輩!」
というわけで新年を迎え、私達は近所の神社に初詣に来ていた。
今年の目標は何にしようかなって考えた時・・・真っ先に浮かんだのがこれだったんだよね。
りっちゃんからは、もっと真面目に考えなさいってチョップされちゃったけど。
でもね、私の中ではこれを上回る願い事は見つからなかったんだ。
唯「じゃあ、あずにゃんは何て願い事をしたの?」
梓「そ、それは勿論・・・唯先輩とラブ・・・じゃ、じゃなくて、もっとギターが上手になりますようにですっ!!」
紬「梓ちゃん、唯ちゃんと何だって?」
梓「な、何でもありません!!唯先輩とラブラブに・・・なんて思ってないんですから!!」
唯「もう、あずにゃんったら照れ屋さんなんだから~♪」
私はすかさず、あずにゃんに抱きつく。今年最初のあずにゃん分・・・たっぷりと補給させてもらっちゃったよ。
口では止めてくださいって言うのに、満更でもない表情なんだよね、あずにゃん。
その隣では、ガックリと肩を落とすりっちゃんと、やれやれという表情でこちらを見ている澪ちゃん。
そして恍惚な表情を浮かべながらビデオを撮っているムギちゃん。
律「梓もすっかり唯と同じ考えになってきてるな・・・」
澪「あの2人は見ているこっちが恥ずかしくなるほどラブラブだけど・・・まぁ良いんじゃないか?」
律「良いのかよ・・・そしてムギも・・・」
紬「どんとこいです♪」
初詣も終え、まだ時間に余裕があった私達は商店街の喫茶店に寄る事にした。
商店街ではあちこちのお店で新年のセールを行っており、沢山の人で賑わっている。
行列のできているお店は、どのお店でもある物が販売されている。それは・・・福袋だ。
唯「どのお店でも福袋が売ってるね~。澪ちゃん、福袋って買った事ある?」
澪「私は無いな・・・。福袋って、何が入ってるか楽しみな反面、自分の要らない物ばっかり入ってるかもしれないし・・・」
そう、福袋にはリスクが伴うんだよね・・・。
洋服だったら、普段着ているサイズが違うかもしれないし、既に持っている服と似ている服が当たるかもしれない。
良い物が当たれば儲け物だけど、セールで安く買った方が結果的には後悔もしないし、そっちの方が満足できるんだと思う。
唯「あずにゃんは福袋って買った事ある?」
梓「私も無いです。福袋って、開店前から並ばないと買えないっていうイメージがあるんですよねぇ。寒い中、並んでまで買いたいと思う物が無いんですよ」
唯「そっかぁ・・・猫ちゃんは寒いの苦手だもんね♪」
梓「にゃ・・・私を猫扱いしないでください!」
唯「あずにゃんは可愛い子猫ちゃんだも~ん♪」
梓「うぅ・・・」
私も今までは福袋を買った事が無いんだけれど、最大の理由がこれなんだよね。
今日は初詣に来たけれど、寒いのが苦手だからお正月は家で過ごす事が多い。
特に予定が無ければ1日中コタツで過ごす事が普通になってきているくらいだもん。
律「ってかさー、福袋ってその店の在庫処ぶ・・・」
唯「おっと、福袋の悪口はそこまでだよ、りっちゃん!」
紬「ねぇ、フクブクロってなぁに?」
私達は一斉にムギちゃんの方を向いた。
今まで『値切る』とか『バーゲン』の存在を知らなかったムギちゃんだけど・・・『福袋』の存在も知らなかったんだぁ。
律「福袋って言うのは、袋の中に色々な物が入ってるんだけど、何が入ってるかは開けてみてからのお楽しみなんだー」
唯「例えば、1個5000円の福袋だったら、中には総額1万円以上の物が入ってたりして、結構お得なんだよ!」
梓「でも、自分が要らない物も入ってる可能性が高いから、リスクもあるんです」
唯「自分が好きな物だけ、しかも何が入ってるかわかる福袋だったら欲しいなぁ~」
澪「唯・・・それじゃぁ福袋って言わないだろ」
紬(唯ちゃんが欲しいフクブクロは自分が好きな物で、何が入ってるかわかる物?・・・・・・あっ!)
紬「わかったわ、唯ちゃん!」
唯「ほぇ?」
ポンと手を打ったムギちゃん・・・何かが閃いたみたい。
その表情はキラキラと輝いている。
紬「唯ちゃんの理想のフクブクロを用意してあげる!・・・だから、明日、私の家に来てね!・・・勿論、梓ちゃん、りっちゃん、澪ちゃんも!」
梓「え・・・い、良いんですか・・・?」
澪「ムギの家は確か・・・1か月前から予約しないとお邪魔できないんじゃ・・・」
紬「それなら大丈夫よ♪」
そう言うと、ムギちゃんはニコニコしながら電話を掛け始めた。
どうやら、話している相手はムギちゃんの執事さんのようだ。
話している内容はあまり聞き取れなかったけれど、何かを用意するようにお願いしているようだった。
翌日―――――
私達は初めてムギちゃんの家に来た。
ムギちゃんはお父さんが経営する楽器店があったり、とても大きい別荘がいくつかあったり、凄いお嬢様という事はわかってたけど・・・。
ムギちゃんの家もとても凄かった。大きさとか雰囲気とか・・・。
紬「皆、いらっしゃい♪」
ムギちゃんの案内で家に入ると、玄関先では執事さん達が一礼をして出迎えてくれている。
まるで、私達がVIPなお客さんとか、上級階級のお嬢様になったような気分になってくる。
「皆様、お待ちしておりました。秋山澪様、中野梓様・・・紬お嬢様がご用意いたしましたお部屋が御座います。こちらへどうぞ」
その対応に私達はキョトンとしてしまう。
私達にとっては初めての事だけど、ムギちゃんはいつもこんな感じなのかなぁ・・・。
澪「私達は律や唯とは別の部屋なのか・・・?」
梓「な、何故でしょう・・・?」
紬「まぁ、良いから良いから♪・・・準備ができるまで、唯ちゃんとりっちゃんは今から案内する私の部屋で待ってて♪」
唯「・・・準備?」
律「何する気だ・・・」
まもなく、私とりっちゃんはムギちゃんの部屋に案内された。
ムギちゃんの部屋も言うまでもなく広かった。私の部屋の何倍あるんだろう・・・。
律「しっかし、ムギのやつ・・・準備するって言ってたけど、何やってるんだろうな」
唯「お正月だから、お汁粉とか作ってくれてたりして!」
律「んなまさか・・・。そんな事だったら、澪も梓もムギの部屋で待たせるだろ?」
唯「あ、そっかぁ。・・・あずにゃんと澪ちゃんに、晴れ着のコスプレをさせてたりして!」
律「・・・無くは無いかもしれないけど、それは別にコスプレじゃないだろ・・・」
私とりっちゃんは、ムギちゃんが用意してくれたジュースを飲みながら、ムギちゃんの目的を考えている。
そう言えば昨日、私の理想の福袋を用意するってムギちゃん言ってたけど・・・。その事は関係あるのかなぁ?
あれこれと考えるけれど、なかなかムギちゃんの核心に迫る事が出来ずにいる。
すると、ムギちゃんがいつものニコニコスマイルで部屋に戻ってきた。
紬「お待たせ♪準備ができたから、2人ともこちらへどうぞ♪」
私達はムギちゃんの部屋から少し離れた別室に通された。
その部屋は、広い割にはダブルベッドしか置かれていなかった。と言う事は、ここって寝室なのかな。
そして、そのダブルベッドには何故かあずにゃんが腰かけている。
唯「あずにゃん、何してるのー?」
梓「いや、とりあえずここで待つように、執事さんに言われただけなので・・・」
紬「ここは、暫くは唯ちゃんと梓ちゃんのお部屋よ♪」
梓「ど、どういう事ですか!?」
すると、ムギちゃんは3つの袋を持ってきた。
その袋には、何故か『服袋』の文字が書かれている。
紬「唯ちゃんが欲しいって言ってた、理想の服袋を用意したの♪1つ目はもう見慣れてるかもしれないけれど、ネコミミ付きのメイド服よ♪」
唯「ムギちゃん・・・」
紬「2つ目は、今年の干支にちなんでバニ―服♪勿論、ウサミミと尻尾も付いているの♪」
梓「ちょっ、ムギ先輩!?」
紬「3つ目は、巫女服♪昨日、初詣で行った神社のお巫女さんの格好が可愛かったから、執事の斉藤に用意させたの♪」
律「どうやってだよ!?」
紬「唯ちゃんが梓ちゃんに着させたいと思う服袋を3つ用意したわ!さぁ、どの服袋を選ぶのかしら♪」
律「服袋って・・・ムギ、昨日言った私達が説明した福袋と・・・何か
勘違いしてないか?」
紬「昨日唯ちゃんが、自分が好きな物で、何が入ってるかわかる物が欲しいって言ってたから・・・。
それって、大好きな梓ちゃんに着させたい服が入った袋って事なんじゃないの?」
梓「どうしたら、そういう解釈になるんですかぁー!!」
唯「・・・」
紬「まぁまぁまぁ♪さぁ、唯ちゃん・・・どれを選ぶのかしら?好きな物を1つ選んで・・・」
唯「全部!!」
梓「ちょっ、唯先輩!?」
紬「唯ちゃん・・・好きな物を1つだけ・・・」
唯「ぜ・ん・ぶ・く・だ・さ・い!!」フンス!
律「唯の目が本気だ・・・」
こんな服袋、もとい福袋を選ぶ事なんてできなかった。何が入っているかわかった以上、選ぶ必要なんてないよね。
全部買い占めたい・・・そして、全部をあずにゃんに着させたい・・・。私の中で、何かのスイッチが入った気がした。
ネコミミメイドのあずにゃん?私にとって見慣れているけれども、いつも私をあずにゃんの虜にしてしまう王道の格好だよ。
バニ―服のあずぴょん?今年が卯年ならではの格好だから、新年早々拝まないといけないよね。
あず巫女?黒髪のあずにゃんなら絶対に似合いそうだなぁ。上目遣いで『貴女にお仕えします』なんて言われたら卒倒しちゃうかも・・・。
唯「お金は出すよ!だから、ムギちゃん・・・これ全部ください!」
紬「うふふっ、唯ちゃんの熱意には負けたわ♪」
ムギちゃんは観念したのか、3つの服袋を私の前に置いた。
いや、ムギちゃんの笑顔を見ていると必然的にこうなったようにも思えるけれど・・・。
紬「唯ちゃん、お金は要らないわ。その代わり・・・」
ムギちゃんは天井を指差した。しかし、その先には真っ白い天井しか見えなかった・・・が。
紬「わかりづらいと思うけど、天井には高画質の録画ができる超小型カメラが埋め込まれているの。
ここでの
これからの出来事は、琴吹紬シークレットファイルとして保存させていただくわ。その了承さえ頂ければ・・・」
律「シークレットって言っちゃってるよ・・・」
唯「勿論、OKだよ!」
梓「私の意思は無視ですか!?」
私はりっちゃんのツッコミを聞き流し、二つ返事で答えていた。
紬「じゃぁ、唯ちゃんにはこれもあげるわ♪」
ムギちゃんから手渡されたのは1錠のカプセルと小さな鍵だった。
唯「ムギちゃん、これは・・・?」
紬「梓ちゃんにだけ効く秘薬よ。特別調合で作ったの」
そう言うと、ムギちゃんは私の耳元でその効能について囁いた。
なるほど、そんな薬が作れてしまうとは・・・ムギちゃんは天才だよ。
だけど、そんな素晴らしい秘薬を果たしてあずにゃんは素直に飲んでくれるのかな・・・。
紬「この鍵が何なのかは、すぐにわかるわ。とりあえず1泊は宿泊可能だから、ゆっくり楽しんでいってね、唯ちゃん、梓ちゃん♪」
律「ところでムギ・・・澪はどこなんだ・・・?」
紬「ゴメンなさい、隣で待たせてるの♪りっちゃんにも、同じ服袋を用意しているから、澪ちゃんに好きなだけ・・・ね♪」
律「早く行くぞ、ムギ!」
りっちゃんも何かのスイッチが入ったかのように、ムギちゃんといそいそと部屋を出て行った。
そして、部屋に残ったのは私とあずにゃんだけになった。
そういえば、気になってた事がある。私がこの部屋に来てから、何故かあずにゃんはダブルベッドに腰掛けたままなのだ。
服袋のやりとりをしている時も、全く動かずに・・・。
唯「あずにゃんや・・・」
梓「な、何ですか?」
唯「こっちにおいでよ」
梓「そ、それは・・・」
あずにゃんはそのまま俯いてしまった。
何かおかしい・・・。いつもなら、私がこの部屋に入ってきたらすぐに近づいてきてくれるはずなのに。
もしかしたら、あずにゃんは動かないのではなく、動けないのでは・・・。
私はそれを確かめる為に、服袋を持ってあずにゃんに近づいた。すると・・・。
唯「あずにゃん、どうしたの・・・?」
梓「・・・唯先輩に抵抗しないようにって・・・ムギ先輩に・・・」
あずにゃんは手を後ろで組まされ、手かせをかけられていた。
足にも同様の処置がされており、これがあずにゃんが動けない理由になっていた。
ムギちゃんもここまで手荒にしなくても良いのに・・・。
でも、あずにゃんに大人しく秘薬を飲んでもらうには・・・これくらい必要なのかもしれない。
唯「あずにゃん、ムギちゃんから私達がもっとラブラブになれる薬を貰ったんだ。飲んでくれるよね?」
梓「そんなの・・・本当に効くんですか?」
唯「あずにゃんが私ともっとラブラブになりたいって願っていてくれるなら効き目は抜群だよ!それに・・・」
梓「・・・それに、何ですか?」
唯「これを飲んでくれたら、その手かせと足かせを外してあげても良いよ?私は手荒なマネはしたくないし」
梓「・・・・・・わかりました」
あずにゃんは少し躊躇いながらも、カプセルを飲み込んだ。すると5分と経たぬうちに、その効き目が表れ始めてきた。
あずにゃんの目がトロンとし、頬が少し赤くなっている。
そして、軽く身をよじらせながら私に寄り添おうとしている。
唯「どうしたの?あずにゃん」
梓「えへへ、唯先輩のぬくもりを感じたくて・・・」
唯「ムギちゃんからコスプレ衣装を貰ったんだけど、あずにゃん着てくれるよね?」
梓「はいっ!唯先輩の頼みならば何でも聞いちゃいます!」
唯「じゃぁ、まずはいつものようにネコミミを付けた、私だけの可愛いメイドさんになってくれるかな?」
梓「はいっ、唯先輩の為だけにご奉仕するにゃん♪」
秘薬の効果、恐ろしいなぁ・・・。
その効能は、ツンデレのあずにゃんから『デレ』の部分だけを残し、さらに私の言う事を何でも聞いてくれるという物だ。
持続時間は24時間・・・だから、1泊宿泊可能なんだね、ムギちゃん。
私はその効果を確かめ、あずにゃんの手かせと足かせを外した。
これであずにゃんの体は自由の身だけれど・・・その意思は私がコントロールできちゃうんだよね。
改めて・・・こんな薬を作れちゃうムギちゃん・・・天才だよ。
時間はたっぷりある・・・。あずにゃんが私専属のメイドさんになったので、じっくり愛でてあげる事にしようかな。
唯「あずにゃん・・・今日も可愛いねぇ」
梓「唯先輩の方が・・・もっと素敵です」
唯「嬉しい事言ってくれるね。今日はね、あずにゃんがまだ着た事ない服も用意してあるんだ」
梓「唯先輩が喜んでくれるなら、どんな服も着ちゃいます・・・」
唯「ふふっ、今日は誰にも邪魔されず、じっくりと2人だけの時間を楽しもうね、あずにゃん・・・」
梓「はい、唯先輩・・・」
私は優しくあずにゃんにキスをし、優しく彼女を押し倒した。
その後の出来事は・・・私とあずにゃん、ムギちゃんのシークレットファイルの中だけにメモリーされている。
さらに翌日―――――
唯「おはよう、あずにゃん♪」
梓「お、おはよう・・・。もぅ唯ったら・・・昨日は激しすぎだよぉ///」
唯「あずにゃんがどんどん甘えてくるから・・・私も我慢できなくて・・・」
梓「しょうがないじゃん・・・私も薬のせいとは言え・・・我慢できなかったんだもん・・・」
唯「でも、初詣の願い事・・・もう叶っちゃったね!あずにゃん、私の事を唯って呼ぶようになってくれたし///」
梓「えへへ・・・唯、だぁい好き♪///」
薬の継続時間も切れ、あずにゃん自身に意思が戻っている・・・はずなのに、あずにゃんはデレっとした状態のままだ。
私自身もあずにゃんを愛でたくて仕方ない、という気持ちの高まりがあったけれど、今は落ち着いている。
入ってしまったスイッチがオフになり、冷静にあずにゃんと接していられる自分がここに居る。
でも、相手に甘えている状態なのはあずにゃんだけでなく、もう1人居るわけで・・・。
律「澪、1人で歩けるかぁ?」
澪「ダメェ、律に寄り添ってもらえないと歩けないよぉ」
廊下でバッタリ会ったりっちゃんと澪ちゃん。
澪ちゃんもやはりデレっとした状態のままで、りっちゃんの腕にしっかりとしがみついている。
唯「お、おはよう、りっちゃん、澪ちゃん・・・」
澪「おはよう、唯♪」
律「何だか、唯の所も凄い事になったんだな・・・」
唯「まぁ、私達は元々ラブラブでしたから!ねー、あずにゃん♪」
梓「そうですねっ、唯先輩♪」
あれっ?と思い、あずにゃんの方を振り向くと・・・そこにはニコッと笑うあずにゃんが居る。
だけど、その笑顔からはあるオーラが漂っていた。
梓(皆の前では、今まで通り唯先輩って呼びますからね♪)
まぁ、それでも関係は少し進展したわけだし・・・良いのかな。
ムギちゃんの『福』と『服』の勘違いから始まった正月3が日の出来事。
私とあずにゃん、そしてりっちゃんと澪ちゃんの関係は今まで以上に良好になった。
- というわけもなく、最後は『副』にやられたのだった。
梓「唯先輩!いちいち抱きつかないでください!外は寒いですけど暑苦しいです!」
澪「律、しっかりと試験勉強もしろよ!後で泣きついてきても絶対に教えないからな!」
唯「あ、あずにゃん・・・」
律「澪・・・どうしたんだ・・・?」
紬「あらあらあら・・・あの薬もまだ完全体じゃないから、出てきてしまったのね・・・『副』作用が」
唯「その副作用っていつ抜けるの!?」
紬「うーん・・・正直な所、どれくらいかかるかはまだわからないわ・・・」
唯「あずにゃんの為ならえんやこーらぁ・・・」
律「澪の為にもえんやこーらぁ・・・」
梓「唯先輩!!」
澪「律ー!!」
私達は、ツンツンあずにゃんとツンツン澪ちゃんに丸2日頭が上がらないのだった。
紬(唯ちゃんとりっちゃんに飲ませたジュースにも『普段よりもSになる秘薬』を入れてたけれど・・・。
そちらには副作用は見られなかったみたいね。とりあえず、今回の結果はすぐに百合推進プロジェクトチームに報告しないと!)
END
- むぎwww -- (名無しさん) 2011-02-01 13:24:01
最終更新:2011年01月11日 14:23