【R18】18歳未満の方が閲覧するには不適切な表現が含まれています【R18】
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「まだかなー」
土曜日の朝。私は駅前にいた。
「さすがに30分前は早すぎたかな……」
起きてから時計を見間違えて早く来ちゃったんだよね。
「はぁ……」
駅前には私と同じように待ち合わせをしているらしい人が目に付いた。
中にはカップルと思われる人もいて、相手が来ると嬉しそうに人混みの中に消えていく。
「……いいなぁ」
それを羨ましそうに眺めて、私はあずにゃんを待っていた。
手持ち無沙汰なのを紛らわせようと携帯を開いたりしてみるけど、まったく暇つぶしにならない。
「……あれ、唯先輩?」
そこに聞きなれた可愛い声が耳に飛び込んできた。
「あっ、あずにゃん!」
振り返ると、駅から驚いたような顔であずにゃんが現れた。
「早いですね。まだ30分前ですよ?」
「時計を見間違えて早く来ちゃったんだよね」
「唯先輩もですか?」
「唯先輩”も”?」
「実は私もなんですよ」
くすくす笑いながら、あずにゃんが言った。それにつられて私も大笑いした。
「ちょっと早いけど、行こうか」
「はい」
私はあずにゃんの手を引いて町へ出た。

今日は久しぶりにあずにゃんとデート。

本当はみんなも来るはずだったんだけど、気を利かせてくれて2人っきりでデートをすることになった。

「まだ時間あるけど、どうする?」
「早めに行ってゆっくりしてましょうよ。慌てなくて済みますし」
「そうだね」
あずにゃんの提案で、私達は早速映画館に向かった。




チケットを買い、上映時間まで待合所を見て回っていく。
「何か買います?」
「とりあえずジュースとポップコーンかな。あずにゃんは?」
「あ、ポテトとかありますね」
「本当だ。これおいしそう!」
そんなことを話しながら、私はコーラとポップコーン、あずにゃんはグレープジュースとチュロスを買った。
「このポップコーンおいしい!」
「あんまり食べると上映前に無くなっちゃいますよ?」
「そ、そうだね。ちょっと抑えよう……」
コーラを吸って、しばらく待っていると上映開始10分前になり劇場が開いた。
「さ、行きましょう」
「うん」
中に入ると、あまり人は入っておらずガラガラだった。
「席は……、ここだ」
私達は真ん中の後ろの方の席だった。ここならよく見えそうだ。
「なんかどきどきしますね」
「そうだね。妙に静かだし」
あまりに静かなので私達も何だかひそひそと話す。
人がいないせいもあるけど、本当に静かで耳が重く感じられた。
しばらく待っていると、照明が徐々に落ちてコマーシャルとか上映中の注意とかが流れ始めた。
「いよいよですね……」
「うん……」
私はドキドキしながら映画を見始めた。





『ダメだよ……。こんなの』
『いいじゃない。どうせ2人きりなんだからさ』
『愛生……』
『彩奈……』
そして2人は徐々に近づいていって……。スカートに手をかけて……。
ってなんでこの映画こんな、え……、えっちなシーンがあるの!?
こんなのコマーシャルとかになかったよ!
そんなことを考えているうちにスクリーンの2人はどんどん絡み合って……、あああぁ!
目を逸らすべきか悩んでちらっとあずにゃんを見ると、目が合っちゃった。
「「あっ……」」
何だか恥ずかしい所を見られたような気がして、思わず目をそらしちゃった。
どうしよう……。と、とりあえずコーラでも飲んで落ち着こう……。
「ひゃう!」
「うわぁ!」
脇の紙コップに手を伸ばしたと思ったら、同じように伸ばしていたあずにゃんの手に触れちゃった。
「ご、ごめん……」
「いえ、大丈夫です……」
あああぁ……、気まずい。仕方ないので映画に目をやるとまだ濃厚なラブシーンで目のやり場に困った。

───でも、あの2人本当に幸せそうにキスしているなぁ。

ふとそんなことを考えてしまったがために、私はあずにゃんとのことを思い出してしまった。

───唯先輩……。大好き……。

ってこんなところで何考えているんだ!
あぁ、ダメだ! あの可愛い声が脳内再生される! あぁ……!
お、落ち着け……。素数を数えて落ち着くんだ……。
……素数ってなんだっけ?
確か2で割れない数だっけ? それは奇数か……。
えっと……。他の数で割れない数だったような。
1、2、3、5、7、9……。9は3で割れるから違うか。
あ、何だか落ち着いてきた。結果オーライだね。
映画もラブシーンは終わったようだし、とりあえず見よう……。




───

「おもしろかったですね」
「うん。予想以上におもしろかったね」
ちょっと過激なというかえっちなシーンがあったけど、本当に面白い映画だった。
あずにゃんも満足しているようでよかった。
「そろそろお昼ですね」
「どこか食べに行こうか。どこがいい?」
「どこがいいですかね」
2人でぶらぶらと歩きながらお店を探していく。
「あ、パスタとかどう?」
「パスタ……。いいですね」
「よし、ここにしよう!」
私達はお店に入ると、禁煙席を選んで席に着いた。
「何がいいかなぁ」
ぱらぱらとメニューをめくると、おいしそうな写真がずらっと並んでいる。
「私、このトマトソースのやつにします」
「じゃあ、私はこのチーズカルボナーラにしよう」
店員さんに注文してから程なくして、テーブルにおいしそうな匂いと共にお皿がやってきた。
「わぁ……、おいしそう!」
「食べましょうか」
「うん、いただきます!」
フォークに絡めて口に運ぶ。
「んん~! おいしい!」
「本当、おいしいですね!」
甘い中にちょっとスパイシーな感じがあって、本当においしい。
「あ、口の周りにソースついてますよ?」
「えっ、本当? とって~」
「もう、自分で拭いてくださいよ」
しょうがないですねぇなんて言いながらも、あずにゃんは私の口を拭いてくれる。
「はい、取れましたよ」
「ありがとう、あずにゃん」
気を取り直してまたフォークに手を伸ばすと、あずにゃんが絡ませているパスタが目に入った。
それはきれいにフォークに絡め取られて、あずにゃんの小さくてかわいい口に入っていく。
「ん? どうしました?」
「えっ!? い、いや、おいしそうだなぁって思って……」
……あずにゃんの唇の方だけどね。
「じゃあこっちも食べてみます?」
「えっ……?」
ソースが混ざるといけないからと、あずにゃんがくるくると一口大に丸めてくれた。
「はい、どうぞ」
「あ、あーん……」
まさかあずにゃんが”あーん”してくれるとは……。
「どうですか?」
「むぐむぐ……、おいしいね!」
「でしょう?」
「わたしのもあげるよ。はい」
私もチーズカルボナーラを絡めて、あずにゃんに差し出す。
「じゃあ、いただきます」
口を開けて、私の差し出すフォークに近づいてくあずにゃん。
その光景は何かぞくぞくするものがあって、ちょっといやらしいことを考えてしまった。
そのせいで、零れそうになるパスタを追ってあずにゃんのかわいらしい舌がちろちろ動くのを見つめていた。
……まずい。さっきと同じくらいドキドキしてきた。
こんなにえっちなほうに考えるのはよくないよ。うん。
もっと冷静に……、もっと普通に考えないと……。




「おいしかったですね」
「う、うん……」
もう日も落ちて来て、予定ではそろそろ帰る時間が近づいている。
……ダメだ。あの映画とか、食事の時のえっちな考えがいっぱい出てきた。
今日は寮に帰らなきゃいけないから我慢しようと思っていたのに……。
「ねぇ……」
「何ですか……?」
「ここ、入ってみない……?」
そういって指差したのはどこか胡散臭い西洋風の建物。
俗に言うラブホテルと言うやつだ。
あずにゃんはそれを確認すると、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「……」
「……」
さっきからちょっと興奮していて、そういうこともご無沙汰な私は思わず口走ってしまった。
でも、露骨に誘うのはまずかったかも。あずにゃんが握る手が緊張していて痛いし。
「……や、やっぱりあれだよね。ごめん。帰ろう……」
あずにゃんのことを考えて、駅に向かおうとしたら逆方向に引かれた。
「えっ……? わっ、ちょっと……!」
ぐいぐいと引っ張っていくあずにゃんに連れられて、気がつくと私達はホテルのロビーにいた。
「あ、あの……、あずにゃん?」
相変わらず手は固く握ったままで、あずにゃんはかちこちのままだった。
しばらくわなわな震えていると、あずにゃんがぎりぎりと音を立てそうなぐらい硬く振り向いた。
「は、入っちゃいましたぁ……!」
自分のしたことを思い出したようで、あずにゃんがおろおろしながら言った。
「お、落ち着いてあずにゃん!」
私もまさかあずにゃんがラブホテルに入るなんて思っていなかったからびっくりしたけど、それどころじゃない。
辺りを見回すと、とりあえず人影は無いようなのでよかった……。
「あれは……」
よく見ると、簡素な自販機のようなものがある。
りっちゃんがふざけて買ってきた雑誌にあんなものがあった気がする……。何だっけ?
「……あっ、そうか」
何となく察しがついたので、私は行動に移してみた。
私はその自販機らしいものにお金を入れた。すると、かしゃんと堅い音を立てて鍵が出てきた。
「そうそう。こうやるんだよね」
「ゆ、唯先輩、手慣れてません?」
「そ、そんなことないよ。こっちだってまさか入るなんて思ってなかったし……」
鍵には小さく308と書いてあるだけ。多分部屋の番号だろう。
「……行こうか」
そう呟くと、あずにゃんは私にしがみついたままコクンと頷いた。



エレベーターで3階まであがって、廊下にでてからも私達はずっと黙ったままで、心臓の跳ねる音だけが耳に嫌に聞こえていた。
そして、程なくして鍵と同じ番号の部屋についた。
鍵を差し込んで回すと、軽い音と共にドアが開いた。
中には大きめのベッドとテレビ、申し訳程度に椅子とテーブルしかない。
逃げる様に部屋に入ると、今日1日の疲れもあって私達はベッドに腰掛けた。
「……」
「……」
2人用の大きなベッドがギシギシと揺れて、あずにゃんのかすかな息遣いが私の耳をくすぐる。
流れでここまで来ちゃったけど、どうしよう……。
「と、とりあえず、シャワー浴びる?」
「そ、そうですね……」
「先行ってきなよ。待ってるから」
「はい……」
すっと立ち上がると、あずにゃんはそそくさとバスルームに行った。
「はぁ……」
なんか今のセリフ、いやらしかったかな。
ちょっと自己嫌悪に陥りながら、私はベッドに倒れこんでみた。

───別にあずにゃんとえっちだけをしたいわけじゃない。

久しぶりに会ったからもっと遊んだりお喋りしたい。
でも、やっぱりどこかであずにゃんを求めていて、あの体を抱きたくなる。
だから柄にもなくラブホテルに入ろうだなんて言っちゃったんだろうなぁ。
「私、そんなにいやらしい女の子だったかなぁ……」
初めてあずにゃんと結ばれてから、心が繋がるというのを気持ちよく感じられるようになった。
でも、それ以上に肉体が繋がるというのは気持ちよすぎて体が覚えてしまった。
背筋を駆けあがる震えと、体全身で感じるあずにゃんの匂いと声と暖かさと……。


「あの……、唯先輩」
「は、はい!」
バスルームのドアからひょこっと頭を出して、あずにゃんが私を呼ぶ。
色々妄想していた私はびっくりして大声をあげてしまった。
「着替えとかありますか?」
「着替え?」
慌てて探すと、クローゼットの中にバスローブがあった。パジャマらしきものは見当たらない。
「とりあえずバスローブがあったよ。はい」
「ありがとうございます。お風呂出ましたので、唯先輩どうぞ」
「うん……」
入れ替わるようにバスルームに入って、服を脱いでシャワーを浴びる。
さああぁ……。
足元に吸いこまれていくお湯を眺めて、ドキドキする胸を押さえてみた。
好きな人と久しぶりに会ったからえっちがしたいって、別におかしいことじゃないよね。
でも、それだけに2人の時間を費やすのはどうかなぁって思う。
あずにゃんだってそんなこと望んでいないはずだ。
でもこんなところに入ったってことは、期待してるってことなのかな?
こうやって会って、こんな雰囲気になるのも久しぶりだし、あずにゃんもして欲しいのかな?
「……」
考えていても仕方がない。とりあえず出よう。

バスルームから出ると、あずにゃんがバスローブのままベッドに座っていた。
「あれ? パジャマなかったの?」
「はい……。これしかないようです」
「そっか……」
仕方がないので私もバスローブのまま隣に座る。
「あの……、するんですか?」
「えっと……」
するって……、えっちのことだよね。
ここで隠してもしょうがない。私は正直に話すことにした。
「……私は、したい。あずにゃんとしたい」
「お金払ったからですか?」
「違うよ! 私はそんなことであずにゃんとしたい訳じゃなくて、えっと……」
私はいたって真面目に考えていたのに、あずにゃんがくすくすと笑っていた。
「な、何笑ってるのさ」
「……よかった」
「よ、よかった……?」
一笑してから、あずにゃんが私を見つめて言った。
「私のこと、忘れてなかったんだなぁって」
「そんな、忘れるわけないじゃない」
「でも、いきなり大学の友達に抱きついたりしてたそうじゃないですか」
「う……」
なぜそれを知っているんですか、あずにゃん……。
「あ、あれはその……」
「唯先輩のことはよく知ってますから、別にいいですよ」
「す、すみません……」
「そのかわり……」
あずにゃんが私に体重をかけてくる。
「ちゃんと埋め合わせ、してください」
そして、そっと目を閉じて私の首に腕をまわした。
「……りょーかい」
それに応える様に私はあずにゃんをキスしながら押し倒した。




「はむっ……、んぅ……、ちゅっ……」
「んはぁっ……! あぁ……、んっ……!」
今まで会えなかった時間を埋める様に、あずにゃんの唇を吸う。
体温を感じながらバスローブを肌に滑らせて、あずにゃんの柔肌をさらけ出す。
「はぁ……、はぁ……」
首に顔を埋めてあずにゃんの匂いをいっぱいに吸い込んで、首筋を強く吸う。
「んはぁっ……」
ちゅぱっ……。
「一つ目……、だね」
私はできたキスマークをうっとりと眺めて、そのまま鎖骨、胸、お腹と、舌を滑らせてはキスマークをつけていった。
つやつやとした跡を残して舌がなぞる度に、あずにゃんの体がぴくぴく震える。
あずにゃんも私が動く隙を見つけては、キスマークを付けていく。
赤い跡ができる度にそこはじんじんと熱を持って、私はあずにゃんのモノだって思い知らされる。
お互いの所有権の証。愛し合っているという証……。
それに嬉しくなって、興奮して、あずにゃんをもっと愛おしく感じられる。
「せんぱい……、濡れてますね」
「あずにゃんだって……」
にっこり笑ってあずにゃんはお尻を向けて私の上に覆いかぶさる。
たしか、シックスナインって言うんだっけ? 
これならお互いのをいじることができるからと気にいっているんだよね。
目の前に突き出されたあずにゃんのを指でゆっくりと開くと、ねっとりといやらしい愛液が垂れていく。
「唯先輩、えっちですね……」
「あずにゃんも、とろとろしてる……」
私は堪らなくなってあずにゃんのを啜った。
「ひゃう! ……やりましたね?」
あずにゃんも私のをなぞったり、舌でつついたりし始める。
あ、あずにゃん上手になっている……。ぞくぞくするよぉ……。
……よぅし!
「お、お尻だめですっ……! い、いじったら……!」
「ネコってね、お尻が性感帯なんだって……」
「だ、だからってぇ……!」
指の腹でくりくりをお尻の穴をなぞり、同時にあずにゃんの中もいじる。
「あっ! ふああああぁ……! あ、あんっ……!にゃあぁ……!」
お尻が快楽で震えて、あずにゃんの息が私の肌をくすぐる。
「ううぅ……! ちゅるるる……」
「んんっ……! あずにゃんっ……!」
おかえしとばかりに、いやらしい水音を伴ってあずにゃんの舌が私の中を暴れている。
丹念に舐め上げられて、腰に電撃が走っていく。
「あっ! そ、そこだめぇ……!」
私も負けじとあずにゃんを攻め立てた。
「んんっ! ふ、んんんんんぁ!」
「う、んうあああぁっ!」
びくっ……! びくっ……!
イ、イっちゃったあぁ……。
「ああぁ……、せんぱぁい……」
「あずにゃん……、イっちゃった?」
「はい……。せんぱいも?」
「うん……」
えへへ、とあずにゃんが得意げに笑ってキスしてきた。
「んはぁ……。ねぇ、次はさ……」
その意味を汲み取って、あずにゃんが私に体を預けた。
「いっぱいしてください……」
「あずにゃん……」
きれいに梳かれた黒髪を指に絡ませて、あずにゃんの唇を貪る。
「んっ! ちゅ……! はぁっ……!」
湧きあがる欲望をどうしていいかわからず、ただぶつけあう。
足を絡めてお互いのものをこすりつけ合う。
「もっと……! もっと下さい……!」
「私も、いっぱいちょうだい……? いっぱい、いっぱい……!」
私の目の前で淫らにあえぐあずにゃん……。誰も知らないあずにゃんの姿。
私だけが知っている、あずにゃんのもう一つの貌……。
耳から駆けあがる甘い吐息は私だけのもの。このあずにゃんは私だけのもの……!
「しぇんぱい……! もう、イきます……! イっちゃいますぅ!」
「私も……。だから一緒に……!」
「はい……!」
この溢れでる愛しさが、そのまま伝えられたらいいのに。
苦しくて、苦しくて、どうやってこの思いを伝えたらいいのかわからない。
キスすることも、抱き合うことも、お互いのものをこすりつけ合うことも、何もかもが煩わしく感じられる。
「んぅ! んんっ……! あずにゃん……!」
「ちゅっ……! くちゅ……! せん、ぱいっ……!」
でも、体があるからこうやって愛し合える。こうやって抱き合える。
それは、とっても幸せなことだ……。
淫らに濡れた唇を吸い、きれいなピンク色の舌を絡ませ合い、欲望のままに腰を振る。
ぐっちゅ! ぬっちゅ! ぬっぱん! ぬっぱん!
「あはぁっ! う、あっ! はああぁ!」
「はぁっ! あぁん! んああぁ!」
背中から頭まで突き抜けていく快楽に溺れて、欲望の赴くままにあずにゃんの全てを貪る。
極限まで上がっていく息と、心臓の音と、お互いの水音に導かれて私達は快楽の階段をのぼりつめた……。
「「はああああああぁっ!」」





「……結局、朝になっちゃったね」
「そうですね……」
あれからベッドで4回、お風呂で5回もしてしまった。
激しい疲労感と幸福感に包まれながら、私達はベッドに寄り添っていた。
「どうやって寮の人に説明しようかなぁ……」
「私も、両親になんて言ったらいいか……」
今更どうでもいいと思えるちっぽけな悩みに、お互いに笑いあった。
「また、どこかでデートしようね」
「はい。浮気しないで下さいよ?」
「大丈夫だよ。こんなにあずにゃんのだって印があるんだもん」
「……本当ですか?」
「不安なら、もっと付ける?」
「……もう」
あずにゃんがまた私の首筋に顔を埋めて、ゆっくりと舐めていく。
「また、いっぱいつけちゃいますよ?」
「いいよ。私もい~っぱいつけちゃうから」
そういうと、あずにゃんはくすくすと笑ってそっとキスしてきた。
「……ずっと、大好きです」
「私も……、大好き。愛しているよ……」
好き……。愛している……。今までにどれだけ言ったかなぁ……。
でも、まだ足りない。全然足りない。
言い足りないし、聞き足りない。
多分これからもいっぱい言い続けたり、言われ続けるだろう。
でも、完全に満たされることは無い。
私があずにゃんを愛し続ける限り……。


END




  • 良いね〜、愛がタップリだね〜 てか合計で10回もかよwwwwww GJ!!!!! -- (名無しさん) 2011-04-18 23:45:15
  • どんな映画だwww中の人出てるしw だがGJ! -- (名無しさん) 2011-04-19 00:21:59
  • とりあえず、その映画教えてもらえます? -- (名無しさん) 2011-04-19 04:17:27
  • やっぱり唯梓は最高。ずっとラブラブに暮らして欲しい。 -- (名無しさん) 2011-04-20 02:40:28
  • ラブラブだな -- (名無しさん) 2012-09-21 22:47:46
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最終更新:2011年04月18日 23:30