梓「暑いですね……」
唯「もう9月なのに…」
唯「早く冬にならないかなー」
梓「唯先輩は冬になったら夏の方が良いって言うじゃないですか」
唯「そ、そんな事ないよ」
梓「そうですか?」
唯「そうだよ!」
唯「それに冬にはクリスマスがあるからね~」
唯「今から楽しみだよ」
梓「クリスマス…気が早いですね」
唯「今年もクリスマスにパーティーが出来たら良いね?」
梓「そうですね」
梓「(パーティー……どうせなら唯先輩と二人っきりで…)」
梓「そういえば唯先輩知ってますか?」
唯「何を?」
梓「オーストラリアは夏にクリスマスをやるんですよ」
唯「ふぇ?」
梓「いや、その…やるのは12月なんですけど夏仕様なんです」
唯「??」
梓「えっと…オーストラリアは日本と違って12月は気温が高いんです」
梓「なので日本のように冬っぽいクリスマスではなく夏っぽい感じのクリスマスをやるんです」
梓「分かりましたか…?」
唯「………」
唯「つまり夏のクリスマスだね!」
梓「ええ、はい…(多分、分かってない…)」
唯「
あずにゃん、私たちもやろう」
唯「夏のクリスマスを!!」
梓「はい?」
唯「じゃあ、さっそくケーキを買いに行こう」
梓「ゆ、唯先輩ちょっと…!」
唯「あずにゃん、入って入って」
梓「お、お邪魔します」
唯「
これから夏のクリスマスパーティー始めるよ~」
梓「始めるってショートケーキが2つあるだけじゃないですか…」
唯「まあまあ、ゆっくりケーキを食べよう」
梓「はぁ…」
唯「このケーキおいしいでしょ?私のお気に入りなんだよ」
梓「確かにおいしいですけどこれじゃあ普段の時と変わらないんじゃ……」
唯「普段と違う事…」
唯「あずにゃん、あーん」
梓「えっ//」
唯「あーんだよ」
梓「あ、あーん//」
唯「普段と違う事だよ」
梓「そういう事じゃないです(これはこれで良かったですけど…)」
梓「クリスマスパーティーならもっとクリスマスっぽい事をしましょうよ」
唯「クリスマスっぽい事…そうだ!」
唯「あずにゃん、ちょっと後ろ向いてて」
梓「こうですか?」
唯「うん、そのまま」
唯「よいしょ」
梓「まだですか?」
唯「もう少し待ってね」
唯「よいしょ…こっち向いて良いよ」
梓「何してたんですか……!?」
唯「じゃーん!」
唯「サンタ唯だよ」
梓「ど、どうしたんですか?その衣装…」
唯「前にさわちゃんが来た時に忘れていった物だよ」
唯「似合う?」
梓「い、良いと思いますよ//」
唯「えへへ、良かった~」
唯「前に着た時はさわちゃんに恥じらいがないとか言われたからちょっと心配だったんだ」
梓「に、似合ってるから大丈夫です(あの人は何も分かってない)」
唯「あずにゃん、ありがとう~」
唯「これで少しクリスマスっぽくなったね」
梓「そうですね…」
唯「他には……そうだ!」
唯「クリスマスプレゼントだよプレゼント」
唯「
プレゼント交換しよ!」
梓「プレゼント…私は持ってきてませんよ」
唯「えーそうなの?」
梓「急に開かれたパーティーのプレゼントなんて用意してる訳ないじゃないですか」
唯「うーん…プレゼント交換もないなんてクリスマスパーティーなんて呼べないよ」
梓「だからいきなりやるなんて無理があったんです」
唯「じゃあ、あずにゃん約束をしよう」
梓「何をですか?」
唯「今年の12月24日は私と二人っきりで過ごそう」
梓「えっ」
唯「もっとちゃんと準備をしてしっかりとした二人っきりのクリスマスパーティーをやろう」
梓「…」
唯「駄目…?」
梓「ゆ、唯先輩が良いなら良いですけど…」
唯「決まりだね!」
唯「その時にプレゼント交換もしよう」
梓「分かりました」
梓「(唯先輩と二人っきりのクリスマスパーティー…//)」
終わり
- 良かったな。 -- (あずにゃんラブ) 2013-01-08 01:16:07
最終更新:2011年09月16日 22:25