そして皆で普段どおりの楽しい部活を終えました。
律先輩、澪先輩、ムギ先輩は先に帰りましたが、唯先輩はすることがあるみたいです。
イスに座って何か書いてます。

梓「唯先輩、何してるんですか??」
唯「いやー、課題がいっぱいあるんだけど、家に帰ったらいろんな誘惑に負けちゃって・・・・」
梓「怠けちゃうってことですね?」
唯「うぅ・・・はい・・」
梓「先輩が心配です・・・勉強ちゃんと出来てるのか」
唯「むむむっ、聞き捨てならないなぁ!!私だってやれば出来るんだよ!」
梓「じゃあ、ちょっと拝見・・・。 あっ、ここ間違ってます。」
唯「なんで一年のあずにゃんがわかるの?!」
梓「ここは中学生レベルですよ・・・・。やっぱり心配です。」
唯「むぅーーーーあずにゃんひどいーー馬鹿にしてる!」
梓「いやいや、馬鹿にはしてません!」
唯「私には わかっています その心」
梓「五・七・五で言ってもわかってないと思います。」
唯「しょぼん・・・・。」

それまでは気づかなかったけど・・・。
イスに座る先輩の肩越しにプリントを見ていたら、いつの間にか相当先輩にくっついていました。
先輩のプリントと真剣に向き合う顔を見つめていたら、胸がどきどきしてきて、
だんだん我慢できなくなってきて・・・・。
気づいたら先輩を後ろから抱きしめていました。

ギュッ

唯「どっ、どうしたのあずにゃん?!」
梓「でも、私は知ってます。」
唯「えっ、何を??」
梓「先輩、一つのことをしたらもう一つのことができなくなっちゃうけど、
それは頑張り屋さんだからなんですよね。」
唯「あず・・・にゃん・・?」
梓「私、何回もそんな頑張り屋さんの先輩の背中見てきました。」
唯「・・・・・・・・」
梓「そしてその度にずっと支えてあげたいなって凄く思って・・・」
唯「そんなこと思っててくれてたんだ・・・」
梓「こんな私ですけど、何か出来たらなって。
だから、これからは何かつらいこととかあったり、支えて欲しいなって時は言ってくださいね。」
唯「うん、ありがとう」

そして、私は先輩を抱きしめていた腕を離しました

梓「なっ、なんか、いきなり抱きしめちゃってごめんなさい。」
唯「ううん、いいよ。でも、どうして?」
梓「なんだか、先輩の頑張る姿見てたらぎゅってしたくなっちゃって・・」
唯「あずにゃんから抱きしめてくれるなんて~~~!やっと私の魅力に気づいたかな??」
梓「真面目に言ってるんですからからかわないでください!」

そうして二人で少し笑い合って、唯先輩の課題を終わらせたあと、部室を出ました。
帰りは二人で途中まで一緒に帰りました。

梓「じゃあ、唯先輩、また明日会いましょう」
唯「うん、また明日ねー」

さて、帰るかと思ったとき、後ろで私を呼ぶ声がして
唯先輩が走って抱きついてきました

唯「あーーーずーーーにゃーん!!!」ギュッ
梓「なっ、なんですか!?」
唯「やっぱりあずにゃんはね、居てくれるだけでいいよ!」
梓「え・・・?」
唯「こうやってあずにゃんを抱きしめてると、私すごく心がぽわーってなってね・・・
今日も頑張ろって思えてくるの!!
だからね、あずにゃんは私のそばに居てくれるだけで支えになってるからね♪」
梓「唯先輩・・・・ありがとうございます・・・。」
唯「だからね、もう離さないぞーーー」
梓「はい。・・・・ってええ?!」
唯「今日は平沢家にお泊りです!いや、これからも毎日!every day!!」
梓「そこまでは遠慮しておきます!!!離してーーーーー!!!」

結局その日はお泊りしちゃいました。
あっ、いや、次の日は普通に自宅に帰りましたよ?!大丈夫です。

唯先輩との仲は少しは進展したのかなって思います。離さないとまで言われちゃったし・・・
でも、私は唯先輩が恋人でもそうじゃなくても、唯先輩の支えになれるなら
それが私の幸せなのかなって思えてきました。
あっ、もちろん恋人になれたらもっと幸せなんですけどね。


今日も私はそばに居ます。なので、頑張ってくださいね、先輩♪     

おしまい


  • お熱いふたり♪いつまでお幸せに♪ -- (あなたの好きなプリキュアは?) 2010-07-14 10:44:04
  • お幸せにーーーーーーー! -- (名無しさん) 2010-08-18 06:13:13
  • 応援してるよ?お幸せに -- (あずにゃんラブ) 2013-01-21 02:55:25
  • イイハナシダナー -- (名無しさん) 2014-10-01 19:44:35
  • ゆいあずを 知ったわたしは 勝ち組だ -- (名無しさん) 2017-05-12 00:20:01
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最終更新:2009年12月31日 14:15