唯澪!!第01回
アニメ本編と時間軸や内容が異なる点がありますが、フィクションですのでご了承ください
それでは始めます
それでは始めます
蝉の声が鳴り響く夏のある日
「ここは…で、こうなって…」
「う~…分かんないよ~」
「う~…分かんないよ~」
勉強をしている少女が二人
「この公式を使って…」
「ふむふむ…あっ、できた!できたよ、澪ちゃん!」
「うん、やっぱ唯は飲み込み早いな!」
「いやいや~、澪ちゃんの教え方が上手だからだよ~」
「ふむふむ…あっ、できた!できたよ、澪ちゃん!」
「うん、やっぱ唯は飲み込み早いな!」
「いやいや~、澪ちゃんの教え方が上手だからだよ~」
その少女たちとは、平沢唯と秋山澪である
晴れて両想いとなり、恋人同士になってから数日
現在二人は、受験に向けて勉強を行っている
澪と同じ大学に行きたいと希望する唯のために、澪が唯の先生となった
晴れて両想いとなり、恋人同士になってから数日
現在二人は、受験に向けて勉強を行っている
澪と同じ大学に行きたいと希望する唯のために、澪が唯の先生となった
自分の勉強時間が削られることとなった澪だが、推薦での進学を希望しており、また成績優秀なことから余裕があった
それに何より、唯が自分と同じ大学に行きたいと言ってくれたことを嬉しく思い、先生役を引きうけた
それに何より、唯が自分と同じ大学に行きたいと言ってくれたことを嬉しく思い、先生役を引きうけた
3年生は夏休みでも受験に向けた夏期講習がある
昼間は学校で、放課後は唯の家で勉強を行うのが最近の二人の日課となった
昼間は学校で、放課後は唯の家で勉強を行うのが最近の二人の日課となった
「うぅ~…頭がパンクしそうだよぉ~…」
「もう少しガンバろ。ここで頑張れば、今度の合宿も楽しめるぞ」
「おぉ!そうだね、頑張るよ!」
「うん、その意気だ!」
「もう少しガンバろ。ここで頑張れば、今度の合宿も楽しめるぞ」
「おぉ!そうだね、頑張るよ!」
「うん、その意気だ!」
この週末には軽音部の合宿が控えている
今年の合宿は夏フェスと決まっており、これは二人が恋人になってから初めての外出となる
軽音部のメンバーも一緒だが、行動は唯と澪の二人での行動を認められている
だから1日中一緒にいれるこの合宿を、二人は楽しみにしていた
特に澪は音楽だらけの1日をとても楽しみにしており、唯とどこを回るか自宅で日々プランを練っている最中だ
今年の合宿は夏フェスと決まっており、これは二人が恋人になってから初めての外出となる
軽音部のメンバーも一緒だが、行動は唯と澪の二人での行動を認められている
だから1日中一緒にいれるこの合宿を、二人は楽しみにしていた
特に澪は音楽だらけの1日をとても楽しみにしており、唯とどこを回るか自宅で日々プランを練っている最中だ
「…ふぃ~、できたよ~澪ちゃ~ん」
問題集をやり終え、その場に倒れこむ唯
「お疲れ様。ちょっと休憩しようか」
「う~ん…わかった~」
「う~ん…わかった~」
精魂尽き果てたかのように、横になる唯
「ねぇ澪ちゃん、暑くない?」
「えっ…暑いけど、我慢できないってほどではないよ」
「えっ…暑いけど、我慢できないってほどではないよ」
唯がクーラーの風が苦手なため、クーラーを着けずに扇風機と窓から吹く風で涼を得ている状態となっている
そんな状況で澪を気遣う唯
そんな状況で澪を気遣う唯
「でも澪ちゃん、髪長いから暑くない?」
「えっ…確かに髪が首筋にひっついてうっとおしいかも」
「なら髪結ぼおよ!」ガバッ
「えっ…確かに髪が首筋にひっついてうっとおしいかも」
「なら髪結ぼおよ!」ガバッ
さっきまでだらけていたのに、勢いよく起き上がる唯
「う、うん…いいけど」
「な~ら~、あずにゃんみたいにしてあげるね~」ワキワキ
「な~ら~、あずにゃんみたいにしてあげるね~」ワキワキ
妙なテンションで澪に近づく唯
「いっ…イヤ!ツインテだけは勘弁して!」
強く拒否する澪
「うおぉ…そこまで嫌がれると、無理にはできないな~」
「わ、私には…梓みたいに似合わないと思うから…」
「う~ん、そんなことないと思うけどな~…なら、ポニテはどぉ?」
「う、うん…ポニテなら、いいかな…」
「わ、私には…梓みたいに似合わないと思うから…」
「う~ん、そんなことないと思うけどな~…なら、ポニテはどぉ?」
「う、うん…ポニテなら、いいかな…」
髪を結ぶことを承諾する澪
「えへへー、じゃあ結ぶね」
「うん…」
「うん…」
慣れた手つきで澪の髪を結ぶ唯
「よっし、できた!」
「おぉ…なんか唯、ポニテ結ぶの上手いな」
「えへへー、憂の髪結んであげてるからね!」
「おぉ…なんか唯、ポニテ結ぶの上手いな」
「えへへー、憂の髪結んであげてるからね!」
胸を張って自慢げに話す唯
「そういえば、憂ちゃんはポニテだったな…唯が結んでたのか」
「毎日じゃないけどね。朝時間あるときとかやってあげてるよ」
「ふ~ん」
「毎日じゃないけどね。朝時間あるときとかやってあげてるよ」
「ふ~ん」
意外な形で、唯のお姉さんらしさを垣間見る澪
「ふふっ…それにしても…」
「な、なんだよ…不気味な笑い方して」
「汗に濡れた澪ちゃんのうなじ…なかなかいいですなぁ~」
「やっ、やめろよ!恥ずかしい…」
「な、なんだよ…不気味な笑い方して」
「汗に濡れた澪ちゃんのうなじ…なかなかいいですなぁ~」
「やっ、やめろよ!恥ずかしい…」
うなじを手で隠し、顔を真っ赤に染める澪
「あぁん、隠すことないのに~」
「唯が変なこと言うからだ…なら唯も髪結べよ」
「え~っ、私結ぶほど長くないよぉ~」
「そんな、私だけなんか不公平だろ!」
「唯が変なこと言うからだ…なら唯も髪結べよ」
「え~っ、私結ぶほど長くないよぉ~」
「そんな、私だけなんか不公平だろ!」
結べられるよう、唯の髪をまとめる澪
「あ~れ~、お助け~」
「ちょっ?!変な声出すなよ…よし、できた!」
「ちょっ?!変な声出すなよ…よし、できた!」
なんとか唯の髪を結んだ澪
「おぉ~、結べるもんだね~。どぉ、似合う?」
「っっ!!!…」
「っっ!!!…」
唯の小さなポニーテールと、汗に濡れたうなじを見て言葉を失う澪
「あれ、どったの澪ちゃん?…似合ってないのかな…」
澪からの返答がなく自信をなくす唯
「…えっ、あっ、その…似合ってるぞ、すっごく可愛い!」
我に返り、慌てて返事をする澪
「えっ、そぉ?やったー!…えへへ、澪ちゃんとおそろい~」
褒めてもらい嬉しそうな唯
「で、でも…私は、いつもの髪型が好きかな」シュル
そう言って唯の髪をほどく澪
「あーっ、せっかく結んだのにー」
「えっと、その…やっぱ唯はこっちのほうがいいよ…なっ」
「う~…分かった、澪ちゃんはこっちの方が好きなんだよね!」
「あ、あぁ!こっちのほうが唯っぽくていいぞ!」
「えっと、その…やっぱ唯はこっちのほうがいいよ…なっ」
「う~…分かった、澪ちゃんはこっちの方が好きなんだよね!」
「あ、あぁ!こっちのほうが唯っぽくていいぞ!」
必死で唯にポニテをあきらめさせる澪
そうした理由は…
そうした理由は…
「(あんな小さなポニテで、濡れたうなじを見せた唯が超殺人的に可愛いなんて…危なかった、あのままだと唯に何かしてたかも…)」
先ほどの唯の姿に、澪が理性を失いかけたからだった
「うー…制服のままは暑いなぁ~」
「自分の家なんだから、着替えればいいだろ」
「駄目だよ!澪ちゃんも制服で暑いのに、私だけ私服で涼しくしたら!苦しみ分かち合うのも恋人だよ!」
「ゆ、唯…」ジーン
「自分の家なんだから、着替えればいいだろ」
「駄目だよ!澪ちゃんも制服で暑いのに、私だけ私服で涼しくしたら!苦しみ分かち合うのも恋人だよ!」
「ゆ、唯…」ジーン
唯の言葉に感動する澪
「でも暑いからベスト脱ご」ヌギッ
「あらっ」コケッ
「あらっ」コケッ
先ほどの言葉とは違う唯の行動に思わずコケる澪
「ふーっ…ベスト脱ぐと結構涼しくなるねーっ」
「こーら、脱いだものを床に投げるな」
「あっ、ごめーん」
「まったく…うぅっ!」
「こーら、脱いだものを床に投げるな」
「あっ、ごめーん」
「まったく…うぅっ!」
床に脱ぎ棄てられた唯のベストを拾い、唯の姿を見て澪は再び言葉を失う
「うーっ…汗でブラウスがひっつくー」
「っっ!!…」
「っっ!!…」
汗に濡れたブラウスが唯の肌にひっつき、そこから唯のブラや肌を露出させた
「ソックスも脱いじゃえー」ポイス
両足からソックスを脱ぎ捨て、素足になる唯
「おぉ~、さらに涼しくなった~」
「っっっ!!!」
「っっっ!!!」
澪は眼前に広がる光景に言葉を失い、更に固まってしまった
それは汗ばんだふくらはぎを露わにし、足をパタパタさせる唯の姿を見たからだった
それは汗ばんだふくらはぎを露わにし、足をパタパタさせる唯の姿を見たからだった
「ねぇ、澪ちゃんも脱ごうよ~」
澪にも自分と同じ格好になるよう誘う唯
「……」
「澪ちゃ…ん?おーい、澪ちゃーん…どうしよう…澪ちゃんが動かない…」
「澪ちゃ…ん?おーい、澪ちゃーん…どうしよう…澪ちゃんが動かない…」
反応がない澪を心配する唯
「…はっ!あ、あ…唯」
意識を取り戻す澪
「あっ!よかったー、澪ちゃん動かなくて心配したんだよ―」ギュッ
「ヒィァッッッ!!!」
「ヒィァッッッ!!!」
唯の抱き締められ、奇妙な叫び声を上げる澪
「もう、心配掛けちゃ駄目だよーっ!」ギュウゥ
さらに強く抱きしめる唯
強く抱きしめるほど、汗で寝れた唯の肌が密着し、更に汗から何かしらの物質が発生し澪の思考回路をマヒさせる
強く抱きしめるほど、汗で寝れた唯の肌が密着し、更に汗から何かしらの物質が発生し澪の思考回路をマヒさせる
「アァァ…も、もう…我慢…できない!」ガッ
抱きつき唯の肩をつかみ、自分から引き離す澪
「わっ!…どうしたの、澪ちゃん?」
「唯…唯…わ、私…」
「う、うん…なんか目…怖いよ?」
「唯…唯…わ、私…」
「う、うん…なんか目…怖いよ?」
何か意を決したような鋭い目つきで唯を見つめる澪
「も、もう我慢でき「お姉ちゃんただいまー」ガチャ
「あっ、憂が帰ってきたー!うい~、アーイス~」ダダッ
「あっ、憂が帰ってきたー!うい~、アーイス~」ダダッ
澪があることを決意した瞬間、憂の帰宅によって阻まれ唯も澪から離れる
「えっ?!唯?…あっ、わっ!」ドターン
支えをなくした澪は勢いよく前に倒れ、床とキスをする
その後憂を加えた3人でアイスを食べ、澪は熱くなった頭と体をクールダウンさせたのだった
次回予告
いよいよ軽音部の夏合宿、夏フェスが開催される
夏の開放的な空気が少女たちを大胆にさせる
次回「夏フェス!(前篇)」
唯と澪が、初めての×××を…
夏の開放的な空気が少女たちを大胆にさせる
次回「夏フェス!(前篇)」
唯と澪が、初めての×××を…
以上です
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