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SS-09

無題(後編)

◆yuri0euJXw


「初めてだね。ちゃんとキスしてくれたの。」

ベッドで向き合うと雪乃はくすっと笑う。
奏と向き合う雪乃の顔は暗い室内でもわかるくらい上気していた。

「ちゃんとってどういうことよ?」

奏は雪乃の額を小突きながら尋ねると,雪乃は幼いころを思い出しながら優しく笑った。

「ほら,かなちゃんて小さい頃は私が寝てるときにチューしてたじゃない?」
「え゛っ?!」
「でもね。私がいつも「チューしてくれる?」って聞いても最近のかなちゃんは誤魔化してば~っかり。」
「‥‥ゆきちゃん。あのねぇ‥‥。」

澱みのない雪乃の回答に動揺を隠せない奏だったが,クスッと笑ってからの雪乃の視線はとても真摯なものだった。
奏も雪乃から視線を逸らすことができず,そのまま見つめ返す。

「かなちゃん‥‥チュー‥‥してくれる?」

少しはにかみながら雪乃は言う。
いつもみたいな冗談ではない。潤んだ瞳が印象的な雪乃の表情にコクリと奏は頷いて答えた。
仰向けになった雪乃に覆い被さるように奏は近付いていく。
トクンと鼓動が聞こえるくらい静まり返った室内で,奏が緊張していることが手に取るようにわかる。
触れるだけのキスのあと,雪乃がそっと呟いた。

「今度はね‥‥オトナのチューがいいな。」

それは雪乃が求めた奏への責任,そしてこれからのことに対するの雪乃の誘惑。
ドキッとする奏の表情を楽しむように雪乃は微笑み返す。
雪乃は奏を求めていた。でも奏が拒否すればまだ戻れる。でもそれはなかった。
雪乃の言葉にキュッと唇を噛み締めた奏は覚悟を決めて雪乃の唇に自分のそれを押し付けた。
そして触れる唇の感触が馴染んだ頃,恐る恐る雪乃の中へ舌を差し入れたのだった。

奏の舌はおどおどしながら雪乃の中に触れていく。
そっと何かを確かめるように侵入していくと,柔らかい唇の裏側や歯列に到達した。
そのまま奥へ進めると,滑った雪乃の舌が待っていて,奏にあいさつするようにそっと触れた。
思い切った奏の行動に感心しつつも雪乃は初めて感じるキスの感覚を味わっていた。
ぎこちない奏の動きが雪乃には,とてもいじらしく感じる。
僅かな隔たりを超えた,より深い交流が少しだけ,雪乃の渇きを癒す。
しかし,先ほどまでの愛撫で敏感になり始めた体は口の中も例外でなく,奏の舌先がふれる場所全てにじんわりと鈍い快感が広がっていった。

「ん‥‥ぅん‥‥ふぅ‥‥ん。」

雪乃の甘い声が鼻に抜ける。
お返しとでも言うように雪乃も遠慮がちに奏と舌を絡める。
二人の間から湿った音が響く。
口だけで深く愛し合う二人には徐々に焦燥感が募っていった。
もっと触れたい,もっと近づきたいと。
加速する想いからより激しいキスを交わした。
息もできないくらいお互いを求め合うとどちらからともなく距離をとる。
二人の間には愛し合った名残が繋がり消えた。
酸素を求める呼気が激しく繰り返される。

二人を苛む焦燥感は先に奏を動かした。
奏はそっと雪乃の服のボタンを外していった。
徐々に姿を表す雪乃の双丘とカットジーンズまで続く滑らかな腹部の曲線。
あまりの綺麗さに奏は目を奪われる。
その視線を感じたのか,それともその視線に耐えられなかったのか,雪乃は奏の視線を遮るように,奏の手を自分の胸へと導いた。

「‥‥どうしたの?」
「あっ,いやっ,‥‥綺麗だなって‥。」
「いつも見てるじゃない。かなちゃん。」
「う‥ん。そう‥なんだけどね。」

奏より2cm大きい雪乃の胸。
しかしウェストやヒップのサイズを加味すると,雪乃の方がプロポーションが良かった。
水泳をやっているせいだろうか。
奏はそっと導かれた手に力を入れてみると,指が沈み込んでいくように胸が変形する。
胸が柔らかいのは知ってるけど自分以外の胸に触れる機会なんて中々ない。
雪乃にイタズラされることはあっても奏が雪乃の胸に触ることはなかった。

「うぁっ‥‥。」

思わず奏の口から驚嘆の声が漏れる。
柔らかいだけでなく,しっかりとした弾力が胸ならではの質感を示す。
掬いあげるように揉みし抱いていると,雪乃の口からも甘い声が漏れた。

「やっ‥‥ぁ‥ん‥‥かなちゃ‥‥。ふぅ‥ん。」
「ゆきちゃんの胸‥‥気持ちいいね‥‥。」
「はぁっ‥‥私もっ‥‥かなちゃんの‥‥好き‥。」

最近は奏が雪乃に「欲しいものは何?」って聞くと,奏の乳!と返ってくる。
いつもふざけて言うから,奏も本気にしていなかったが,実は雪乃はずっとこんなことしたかったんじゃないかと奏は思った。
奏の動作に,雪乃は小さな喘ぎ声とわずかな身悶えで反応する。
形の良い双丘の色付いた先端はヒクヒクと起立し,奏を誘う。
奏は引き寄せられるように,そこを口に含む。
口の中でころころと転がすと,殺しきれない喘ぎが雪乃の口から洩れた。

「ごめっ。痛かった?」

慌てて,奏は口を離す。でも視界に入った雪乃の表情は苦痛ではなく恍惚とした表情をしていた。

「違うの‥‥。かなちゃんが上手だから‥‥。」

普段なら恥ずかしいことでもさらっと言ってしまう雪乃なのに,今日は違う。
顔を真っ赤にして,自分の状況を言葉にするのがどうしようもなく恥ずかしい。
言葉以上に表情が物語っている。
こんなに恥ずかしそうにしてる雪乃に一体誰が出会えるのだろう。
奏はごくっと喉を鳴らす。
雪乃は,熱っぽい瞳を奏に向ける。
言葉では言わないけど,雪乃は言うのだ。
もっと‥‥欲しいと‥‥。

「ゆきちゃん‥‥‥。」

奏は再び,雪乃の色付いた先端に口付けた。
今度は少しだけ強めに,唇で吸いつき,軽く歯を立ててみる。
案の定,雪乃は甘い声を漏らして,喘いだ。
何度も,何度も奏は口付けを繰り返す。
雪乃の乳房が,はじめよりもしっかりとした弾力を返すようになる頃,雪乃はその快楽に蕩け始めていた。

「かなちゃ‥‥ん。」
「なに?」

乳房への愛撫に熱中していた奏は呼ばれて雪乃を見上げる。
上気した頬に虚ろな目をした雪乃が映る。
でもそれ以上何も言わない雪乃としばらく見つめあった。
潤んだ瞳は奏を映している。
耐えきれず,雪乃は先に目を閉じた。
それに引き寄せられるように奏は唇を奪う。
なんの戸惑いもなく絡め合う舌。
行き場のなくなった唾液は雪乃の口から喉へと伝う。
唇を離すと,雪乃の耳傍へ近付き,奏はそっと耳たぶにキスした。

「気持ちいいの?」
「‥‥‥うん。」

雪乃は奏をぎゅっと抱きしめる。

「こんな風になるなんてちょっと思ってなくて‥‥。」
「戸惑ってる?」
「‥‥‥うん。」

なんだかんだ言って姉として,決めるところはきっちりしてる雪乃だったが,今は奏に頼り切って甘えたようにしていた。
「かなちゃん‥だからかな?」
「ん?」
「かなちゃんがしてくれるからこんなに気持ちいいのかな?」

雪乃はキュッと奏を抱きしめる。

「かなちゃん‥‥好き。」

奏に頬を擦り寄せ雪乃は言う。
奏も雪乃を抱きしめ返して答えた。

「あたしもゆきちゃんのこと‥‥大好き。」

心だけの繋がりでは安心できなかった奏は物の繋がりを求めた。
でも,雪乃はそんな奏を見守りつつも心の奥底では奏よりもよりはっきりした繋がりが欲しかったのかもしれない。

「かなちゃん‥‥したい?」
「何が?」
「私のこと‥‥どうしたい?」

お互いの額をくっつけて雪乃は言う。

「えっ!えぇっ?!どうって?!」

雪乃の意味深な問い掛けに今度は奏が戸惑う。

「私はね,かなちゃんに私のこともっと知って欲しいの。」

双子だからずっと一緒で好みも性格もよく知ってて‥。
お互いの行動パターンまで読めてしまうくらいよく理解し合っているはずだった。
でも今奏の目の前にいる雪乃は初めてのことばかりで‥。
奏の脳裏に今までの出来事がフラッシュバックする。
恍惚とした雪乃の表情,聞いたことのない艶やか喘ぎ,奏の愛撫に蕩けてしまいそうな雪乃‥‥。
そんな雪乃を奏は知らない。

「あたしの‥‥知らないゆきちゃん?」

奏は雪乃に問い返す。雪乃の言葉に興味を惹かれる。
うんと頷く雪乃は奏の髪をかきあげ,耳の側で囁く。

「私は‥‥かなちゃんと‥‥一つになりたいの。‥‥かなちゃんが欲しいの。」

泣きそうな声色はわずかに震えている。
雪乃はずっと心の奥底にしまっておいた雪乃の本心を明かす。
奏よりも先に気付いていた自分の気持ち,表現をはぐらかすことでカムフラージュしていた。
奏が雪乃に向いている間はそれで満足だった。
でも雪乃の小さな出来心のせいで,奏が雪乃から離れていった。
予想外の現実に雪乃は耐えられなかった。
奏がいなくなることが,こんなにも耐えがたいものだなんて。
その時は誤解で済んだ。
でも自覚してしまった想いは消すことなんてできない。
そして改めて確認し合った,お互いの気持ち。

踏み出してしまった一歩は,もう後戻りできない道の始まり。
形を作り始めた思慕は,日に日に大きくなっていき満たしきれない想いだけがだんだんと募っていく。
奏の一番は雪乃だと,それだけで十分だったはずなのに‥‥。
雪乃の中に生れた欲望の種は芽吹くと徐々に大きくなっていって,もっと強く奏を求め始めるのだった。

「かなちゃん‥‥私のこと‥好き?」

こんな私‥‥嫌だよね?それでも,好きって言ってくれるの?
雪乃は自分の中に生まれた葛藤に揺れた。

「うん‥好き。大好き。ゆきちゃんのこと‥‥あたしは‥‥もっと知りたい。」

後悔するかもしれないよ?
雪乃は奏の言葉を受け入れながら,二人が進もうとしている道をもう一度確かめる。

雪乃の濡れた瞳が霞む。
雪乃の不安ごと受け止めたいと,奏は思う。
奏は雪乃の額に,瞼に,頬に,唇に,何度も口付けた。

「あたしもゆきちゃんと同じだよ。だから‥‥。」

奏は,雪乃の首筋を伝い胸の膨らみに口付ける。
そしてそのまま引き締まった腹部に向け移動を始めた。
カットジーンズのボタンを外して,それをそっと脱がすと雪乃らしい下着が現れた。
急に雪乃が恥ずかしそうに身を捩った。

「あ‥‥あんまり見ないで‥‥かなちゃん。」
「今更なによ?下着くらいで‥‥。」

いつも見てるじゃないと,奏が軽口で答えると雪乃は恥ずかしそうに顔を反らせた。
理由は直ぐに分かった。見られて恥ずかしいのは下着ではなかったのだ。

「あっ‥。」

奏がカットジーンズを完全に脱がすために苦労していると,雪乃の秘所を覆う一部の色が変わっているのに気がつく。
雪乃が必死に隠そうとしていたのはこのことかと,奏は思った。

奏はジーンズを脱がし終わると雪乃の足の間に割って入り,再び腹部に口付け,括れたウェストをそっと撫でた。

「ひゃっ?!」
「ゆきちゃんてさ,くすぐられるのとか結構弱かったよね?それってさ‥‥感じやすいってこと?」

くびれをなぞるたびにゾクゾクと体を震わす雪乃は,伏し目がちに答えた。

「っきゃぅ‥‥そうっ‥‥かもしれない。」
「実は胸も結構弱かったりする?」

奏は雪乃の顔を見ながらつんと尖った雪乃の先端を指先でくいっとつまみ上げる。

「っあぁん‥‥かなちゃっ‥‥んんぅ‥‥。」

一際甲高い声をあげて雪乃は過剰に反応した。
激しく息を吐いて,悔しそうに雪乃は奏を見た。
奏の読みはどうやらあたりだったようだ。
奏は,強めに摘まんだそこを今度は触れるか触れないかくらいの僅かなタッチで,優しく撫でる。雪乃はその刺激に翻弄されるままに,喘ぎ声を上げた。
強い刺激と,弱い刺激と奏は交互に送り込む。
その度に雪乃は,体を駆け抜ける快感に震えた。

「‥‥だからあんまり触ったことないのかな?ゆきちゃんの胸‥‥。」
「ぁっ‥かなちゃん。‥そう‥‥そうだよ‥‥ん‥‥。」
「どうして?」
「っはぁ‥だって‥‥。」

続きの言葉を噛み殺し,雪乃は奏から視線を逸らす。
今まで繰り返された刺激のせいで,雪乃の肌は淡く色付き,うっすらを汗をかいている。
奏は,雪乃を愛しげに見つめながら優しく微笑んだ。
そして,徐にまだ下着に隠れている雪乃の秘所に布地の上から指で触れた。

「ふぅっ‥ん‥‥くっ‥‥‥ぁふぅん!」
「こうなっちゃうから?」

はじめに奏が気がついた時よりもそこにできた染みは広がっていた。
触れる指先には湿った布地の感触とその奥に隠れた熱く潤った肉感が感じられた。

「声‥‥我慢しなくてもいいよ?」
「ダメ‥‥‥そんなの‥‥うぅん‥‥。」

そっと触れる指先を奏はそのまま続け,雪乃の様子を探る。
それまでとは比較にならないくらいに嬌声を上げる雪乃は,自分で口を手で押さえて声が漏れるのを必死に堪えていた。

奏は雪乃の言葉を思い出す。

――かなちゃんがしてくれるからこんなに気持ちいいのかな?――

奏は恥ずかしそうに見悶える雪乃を見て嬉しそうに言う。

「感じて‥‥くれてるんだ。」

それだけ言うと,奏は雪乃を生まれたままの姿にするために雪乃を覆う布地を取り去った。

「私だけなんてダメだよ?かなちゃんも一緒じゃなきゃ‥‥。」

じっと眺める奏を遮るように雪乃は奏に声をかける。
「あっハイ,わかりました。」と奏も服を脱いだ。

肌を触れ合せてみると,雪乃が凄く熱くなっていることがわかる。

「ゆきちゃん‥‥あっついね。」
「かなちゃんだって熱いよ♥」

抱き合うことが心地よい。一番身近にお互いを感じている瞬間だった。

「かなちゃんはさ‥‥。」

徐に雪乃が口を開く。

「かなちゃんは,私にキスしたかったんだよね?」
「はい?」
「私ね。いつからかなちゃんに頬っぺた引っ張られるようになったのかな~って考えてたの。」
「あ‥‥‥それ‥‥。」

一体何の話かと思えば,雪乃は奏が思い出したことと同じことを考えていたのだ。
最も,雪乃は考えていたのではなく覚えているといった方がいいのかもしれないが。

「あれってね‥‥‥。」
「あっ,あぁ,言わないでっ!!」
「え~,なんで~?」

慌てて雪乃の口を塞ぎ,奏は続きを言うのをやめさせた。
それと引き換えに奏は今度は雪乃を話題の対象にする。

「ゆきちゃんこそ,ひゃっこい足くっつけ始めたのはやっぱり‥‥。」
「ん~~。えへっ♥」

じっとお互いを見合い,これでお相子ということになったようだ。

「‥‥続き‥‥していい?」
「‥‥‥‥うん。」

お互いに向き合ったまま,奏は指先だけを雪乃の秘所へ伸ばす。

「ん‥‥‥。」

奏は熱く潤った雪乃のそこに指先を進める。
布地越しに感じてたよりももっと熱くて,ひどく濡れていた。
そっと秘裂に際立つ陰核に触れると,雪乃はビクンと体を揺らした。

「ここ‥‥‥いいんだ‥‥。」

口を噤んだまま雪乃はコクコクと何度も首を振る。
奏は暫く黙って,指を動かしながら雪乃を見つめていた。
苦しそうに顔を高揚させ,必死に漏れそうになる声を我慢している。
殺しきれない嬌声は奏に届き,奏もまた気持ちが高揚するのがわかった。

「ぁっ‥‥やっ‥‥見ないで‥‥見ちゃっ‥‥ダ‥ぁあん‥‥。」

奏が雪乃を見ていることに耐えられないと言わんばかりに,雪乃は奏を押しのけながら言うが,送り込まれる快感に耐えるのが精一杯で,やはり乱れる様子を奏に晒してしまう。

「大丈夫だよ‥‥ゆきちゃん‥‥。」

普段は,雪乃にからかわれてばかりの奏だったが,今は立場は逆だった。
でも,それでもこんなに愛しく感じるのはどうしてなんだろう?
奏は自分の中で湧き上がる感情をどう理解していいのか困惑していた。
雪乃を好きな気持ちは変わらない。でももっと好きになる,そんな感じ。
今まで何かを我慢してきたのかもしれないのかなと奏は思う。
でもこうして二人一緒に愛し合えるならそれでいい。
奏は雪乃の奥へゆっくりと指を差し入れた。

「っ‥‥‥イっ‥‥痛‥‥。」
「あっ‥‥ごめっ‥すぐ抜くから。」
「ううん。大丈夫だよ。‥‥たぶん‥‥すぐ慣れるから。」

雪乃の中は意外に狭く,奏の指でも少し痛んだ。
すぐに抜こうとした奏だったが,雪乃の言葉通りに暫くじっとしていた。

「ふふっ。初めてだよ?」
「‥‥知ってる。ずっと一緒だったもん。」
「もぅ~。感慨深さがないぞ。かなちゃんが最初で,かなちゃんが最後なんだよ?」
「あっぁ~,コメントに困る質問はしないで下さい。」

くすくすと笑う雪乃に,奏が困ったように答えた。
痛いのを我慢してるだろうに,雪乃は幸せそうな表情をしていた。

「どう?」
「‥‥ん‥‥もう大丈夫。でもちょっと痛い‥‥かな?」
「ごめんね。ゆきちゃん。やっぱやめとく。」

「良いのに‥‥。」と,雪乃は言う。

しかしそんな雪乃に,奏はニヤリと元気一杯に応える。

「そのかわり,ゆきちゃん!」

雪乃は奏の顔をじっと見る。
奏がうずうずと悪戯を企んだ子供様な表情をしているのがやけに気になった。

「ひゃぁん。」
「たっくさん,したげるからね。」

秘裂から抜かれた指が,雪乃の秘芯を撫でたのだ。
不意をつかれて雪乃は声を抑えることすら忘れそうになる。

「やっ‥‥ぁあん‥‥かなちゃ‥‥。」
「雪ねぇ‥‥気持ちいい?」

がくがくと体を震わせて,雪乃はただ頷く。
口を開けば,言葉にならない声が堰を切ったように零れてしまうから。

「‥‥痛くした代わりに‥‥もっとしてあげる。」

奏は体をずらし,雪乃の脚の間に入り込む。
一瞬止まった行為に安堵するも,雪乃はこれから奏のしようとしていることに気付き奏を何とか自分から引き剥がそうとした。

「だっダメだよっ。かなちゃん!そんなのダメ!ダメだったら!ダメ~~!!」
「もう遅いよ~だ。」
「!!!」

奏の舌が雪乃の秘芯をひと舐めすると,それまで騒いでいた雪乃の声はピタリと止んだ。
両足で,きゅっと奏を挟み込み,体はぴくぴくと震えている。
抵抗が止んだのを見計らって,奏ではそこをもうひと舐めする。
声を上げることすら難しいくらいに雪乃は強烈な快感に痺れていた。
今雪乃がどんな状態なのか,奏にはわかる。
舐めるたびに力の入る両足。その度に雪乃の秘裂を潤す液量が増すのだ。
急速に熱を持ってくる体温がそれまでの愛撫とは違うことを示していた。

「っ‥‥‥ダメっ‥‥‥もうっ‥‥やめ‥‥て‥‥私‥‥っ。」

震えながら,精一杯の力で雪乃は奏を止めさせようとした。
しかし,限界に近かった雪乃に,奏の優しさが伝わる。
繰り返し訪れる強烈な快感は,暖かい波動が響くように雪乃の奥底に共鳴していく。
初めて迎える快楽の渦に飲み込まれていくように,雪乃は極みを迎えた。
気がつくと,雪乃は奏の胸の中にいた。
雪乃の大好きな奏の胸を枕にして雪乃は穏やかな気持ちでその時を迎えていた。

「あ‥‥起きた?」
「かなちゃん。あの‥‥‥ごめんなさい。」
「あっ,あぁ,あたしの方こそ‥‥その‥‥ゴメン。」

雪乃は自分だけイってしまったことに,奏は雪乃の制止も聞かず続けたことにお互いがお互いに謝ってた。
しかし,そこは雪乃。当初の目的を果たした余裕からか,気だるい体も気にせず,巧みに奏を落としにかかる。

「じゃあね~,かなちゃんの胸にちゅーさせてくれたら許してあげる♪」
「‥‥意味がよくわからないんですけど‥‥。」
「ひど~い。私のこと傷物にしたくせに~。」
「ちょっ!何それ,ゆきちゃんの方が酷いじゃないのさ。」
「じゃあ,いいでしょ?」
「ん‥‥‥ちょっとだけだかんね。」

さて,巧みな雪乃の罠に嵌った奏の運命はいかに!
この後の出来事は,読者のご想像にお任せしよう。
さて,その後ひっそりと更新された雪乃のブログには.....


○月×日
クリスマスに二人で買ったピアスを使って
カナちゃんを誘惑してみました♪

さてその結果は?..........うふふ~。内緒♥

でもでも,私もカナちゃんの可愛いところ
い~っぱい見つけちゃった♪
カナちゃん♥超ラブリ~
<続きを見る>



誰がこれを読んで何を感じたかは知らないが,
奏の携帯には問い合わせのメールが殺到したそうな。



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最終更新:2010年11月08日 09:47
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