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SS-15

更衣室で‥‥(後編)

◆yuri0euJXw


ふらふらとした足取りで,あたしはベッドにたどり着いた。
ベッドに腰かけて深く深呼吸すると,また雪ちゃんの唇があたしのそこを塞いだ。
触れるだけのキス,あたしの唇を啄むように何度も何度も重なっては離れていく。
あたしの隣に雪ちゃんは座って,あたしの顔やうなじ,髪を撫でながらしばらくの間,そんなキスを繰り返していた。
さっきまでもっと濃厚なキスを繰り返していたので,あたしはちょっとそれが物足りなく感じていた。

「ん‥‥‥ゆきちゃん?」
「なぁに?」

楽しそうに触れるだけのキスを繰り返しながら,雪ちゃんは上機嫌な様子で返事を返してきた。

「どうしたのかなぁ?‥‥‥‥か・な・ちゃん♥」

そう言いながら,雪ちゃんはそっとあたしの耳の輪郭に沿って触れるか触れないかの距離で触れてきた。
あたしはその指先の動きに,ぞくぞくして上擦った声が出てしまった。

「もっとしてほしいならそう言えばいいのに~。」
「っ‥‥‥そんなんじゃ‥‥‥ないもん。」

図星を突かれて,あたしは顔が赤くなるのを感じた。

「ふふっ‥‥‥可愛い♥」
「ふぁっ‥‥。」

雪ちゃんは撫でていたのと反対の耳を軽く噛んだ。
さっきまでの熱と,今までくすぶってた分と,あたしは噛まれた刺激に過剰に反応してしまう。
背筋をゾクゾクとした感覚が走って,バランスが取れなくなる。
雪ちゃんにちょっと小突かれたら,そのままベッドに倒れこんでしまった。
そのままあたしを追いかけて,雪ちゃんも一緒にベッドへ倒れこんだ。
その後も,あたしの耳にキスしたり,甘噛んだり,耳の中へ舌先をのばしたりと,執拗にあたしの耳ばかりを愛撫した。
そのたびに,あたしにはゾクゾクとした感覚が走り,それと一緒に吐息のような甘い声が漏れた。
雪ちゃんの唾液で濡れた耳元で,雪ちゃんの囁き声が聞こえる。

「かなちゃん,だ~い好き♥」

嬉しそうな雪ちゃんの声。何度も何度も繰り返される言葉と快感。
それはあたしに安心感を与えるものでもあり,更なる快感を呼ぶものでもあり‥‥。

「っぁ‥‥ゆきちゃっ‥‥ぁっ‥‥ふぅっ‥‥。」

雪ちゃんの声と唇と指先と温もりにあたしの体は敏感に反応していた。
吐息と喘ぎ声の間に雪ちゃんの名前を何度も呼んだ。
それに応えるように雪ちゃんはゆっくりと,でも確実にあたしの体に唇で印を刻んでいく。
耳を執拗に攻めていた唇は,うなじに移動し,首筋を通っていった。
促されるままに体勢を変え,あたしは雪ちゃんにされるがままその行為を受け入れた。

首から上だけで,一体どれくらい口付けられたのだろう。気が遠くなるような穏やかな時間が過ぎた。
実際には大した時間ではないのだろうけど,あたしにはとても長く感じた。
穏やかで幸せな心地よい感覚。でも一方でずくずくと体の奥に何かがくすぶっていた。

「それじゃぁ,かなちゃんの服,脱がしてあげる♥」

雪ちゃんが愛撫の手をやめてそんな事を言ってるのにも気がつかないくらい,あたしは頭がぼーっとしていた。そんなあたしを見て,雪ちゃんはにっこり微笑むとあたしの鼻先をペロッと舐めて,優しくて濃厚な,雪ちゃんのキスをしてくれた。

ずっと待ち望んでた‥‥ゆきちゃんのちゅー。
もう何度目か分かんないけど,何回しても飽きなかった。
おどおどとしているあたしの舌に雪ちゃんの舌が絡まる。
その刺激に,あたしは頭がかぁっとしてきて,余分なことが何も考えられなくなってくる。
でもいきなり,雪ちゃんの手があたしの服を脱がしにかかったら,さすがに感覚は鈍くても,素直には従えない。
だって,それはあたしにとって初めてで,ずっと求めていた大切なものだからだ。

「あっ,待って‥‥まだココロのジュンビがっ‥‥。」
「もぅ待てないよぉ~♥」
「ひゃぁっ。」
「えいっ!‥‥やぁっ!」

しかし,抵抗も空しく,あっさりと衣服を脱がされてしまった。
上だけ脱がされて下はまだスパッツをはいたままという,ちょっと微妙な恰好だ。
胸元にまた,雪ちゃんの触れるだけのキスが落ちる。でも今度は時々強く吸われているみたいだった。
ところどころ熱くなるあたしの体。そして強く吸われたところからまたじんわりと鈍い快感が広がっていく。

「うっ‥はぁ‥‥なんかゆきちゃんさっ‥‥剥き馴れてない?」
「う~ん。しーちゃんの着替えとか手伝ってたからかなぁ?」

あたしたちの4つ下の妹。ちいちゃい頃は雪ちゃんが割と面倒見ていてあたしはそれにくっついていたみたいな感じだった。
そのせいかどうかはわからないけど,ツッコミの厳しいしーちゃんは今でもちょっと苦手だ。

「そんなもん?」
「さぁ~。どうでしょう?」
「何それ‥‥。」

なんか含み笑いな気もするけど,なんかうまくごまかされたような感じ。
ふと,会話が途切れた。でも会話が途切れた理由はどうも雪ちゃんの方が原因みたい。
どこか一点に集中して,わくわくと好奇心に溢れた表情で何かをじっと見ている。
その視線の先は‥‥。たどってみなくてもすぐわかった。
あたしの胸をじっと見てたのだ。なんか見られて恥ずかしくて,急いで両手で隠す。

「やだぁ‥‥そんなにじっと見ないでよっ。」
「だってぇ♥なんか可愛いんだもん♥」
「いっ,いっつも見てるじゃない!‥‥お風呂で‥‥。」
「うん。わたしね,かなちゃんの胸だ~い好き♥」

そう言って,両手で隠しきれない膨らみに,雪ちゃんがキスした。
繰り返されるキスは,だんだんと手のほうへ移動してきて,その下に隠れたあたしの先端までたどり着こうと,雪ちゃんは手と胸の隙間に下を伸ばしてくる。

「くっ,くすぐったいよぉ。」

雪ちゃんの動きに耐えかね,あたしは両手を外す。すると,雪ちゃんはツンと立ち上がったそこを,まるでお目当てのおやつでも食べるようにぱくっと口に含んだ。

「ふぁっ‥‥。」

電気が走ったみたいな衝撃を感じた。今までとはまた質の違う甘い甘い感覚。
それまでの刺激が体の表面を這うような弱い刺激だとすると,今度のは体の芯に響くような,もっと直接的な快感。
気を抜くと,とんでもない声を洩らしそうで,あたしはぐっと唇をかみしめた。
雪ちゃんは両手で捏ねるようにあたしの胸を揉んでる。
そして尖った先端は,どちらも交代で雪ちゃんに味わわれていた。
ちゅ~っと吸われる強い刺激が体に響く。
その時だけ,あたしは声を殺しきれずに,体を捩って喘ぎ声をあげた。
雪ちゃんに強く吸われて,淡かったそこの色もちょっとだけ赤くなっていた。

「えっへへ♥やっこ~い♥」

嬉しそうに雪ちゃんはそこを触ってる。雪ちゃんはとにかくやっこいものが好きだ。
でも,病院とかに置いてあるシリコンのおっぱいモデルを楽しそうにモミモミするのはやめてほしい。
あの時は,かなり恥ずかしかった。最近のお気に入りは低反発枕と‥‥‥あたしの胸。
今まさに,あたしの胸がシリコンモデルと同じようにめちゃくちゃに揉み楽しまれてる。

あたしの胸は‥‥置物と違って‥‥ちゃんと‥‥その‥‥神経が通ってるんだから‥‥。
だから‥‥そんなに揉まれると‥‥‥気持ち良くなってきちゃう‥‥よぉ‥‥。
揉み解された胸は段々と本格的な快感を作り出していく。
こんな風にしっかりと揉みしだかれると本当にどうにかなってしまいそうだ。

「あっ‥‥ふぅ‥‥ん‥‥ゆきちゃん‥‥そんなに‥‥触んないっ‥‥で‥‥。」
「何で~?とってもやっこくて,気持ちいいのに~♥」
「あ‥‥あのね‥‥あ‥あたしのほうだって‥‥。」

胸だけで,おかしくなりそうなくらい気持ちよくなってます。

それでも,雪ちゃんの愛撫を受けていると,次第にあたしはしっかりと芯から解された胸の膨らみが甘く疼きだすのを感じたのだった。
もっともっとしてほしい。もっと強い刺激がほしいとそう繰り返しているみたいにそこは疼いていた。
それが雪ちゃんに悟られないかあたしは心配だった。知られてしまったら‥‥あたしは‥‥。
それまであたしの胸を楽しそうに揉んでいた雪ちゃんが今度はじっとあたしを見る。
な‥‥なに?どうかしたの?

「ん?‥‥‥‥‥ふ~ん。」

雪ちゃんはにっこりと微笑むと,うれしそうに目を細めて再び手を動かした。
今度はあたしの胸を目一杯に鷲掴んで,ゆっくりと少し強めに揉みしだき始めた。

「はぁっ‥‥ぁんっ‥‥。」

やだぁっ‥‥声‥‥出ちゃうよぉ‥‥。

「そんなに気持ち良かったの?」
「ふぇ?なんでよぉ‥‥。」
「だってぇ‥‥かなちゃんの顔も声も‥‥すっごく可愛いんだもん♥」
「ふぇっ?!」

あたし,どんな顔してるの?
改めてそんな風に言われて,急に恥ずかしくなる。
いくら部屋が暗いからって,この至近距離でわからないわけない。
それにあたしは雪ちゃんの顔見えてるんだから,見られてても当たり前でっ。

「やっ,やだっ!?見ないでよっ。」
「嬉しんだよ?いやじゃない証拠でしょ?もっと気持ち良くなってかなちゃんの可愛い顔見せて♥」

雪ちゃんは手を休めて,あたしににっこり微笑んだ。なぜかそれがすっごく恥ずかしかった。
雪ちゃんは,自分の服のボタンをはずして,胸元を肌蹴させた。
咲ちゃんと並ぶと目立たないかもしれないけど,雪ちゃんの胸はそこそこ大きい。
何より美乳だ。雪ちゃんは,クリスマスプレゼントにあたしの胸が欲しいとかいうけど,あたしにとっては,雪ちゃんの胸のほうがよっぽど魅力的だった。

「ねぇ,かなちゃん?」

何を思いついたのか,雪ちゃんはあたしの上に座りなおすと,あたしの手を自分の胸に導いた。
あたしの目の前には,雪ちゃんの美乳が,そしてそれは今,あたしの手の中に。

「‥‥どうかな?」

言われるままにあたしは雪ちゃんの胸に触れた。
さっき雪ちゃんにされてたみたいに,ゆっくりとそこを揉みしだいていく。

「‥‥っん‥‥。」

雪ちゃんが眉根を寄せて,小さく声を洩らす。あ‥‥感じてるんだ。あたしは直感的にそう思った。

「すっごくやっこい‥‥。」

雪ちゃんの体,こんな風に触ったことなかったからすごく新鮮だ。自分じゃ全然分かんないけど,女の子の体ってこんなに柔らかいんだ。あたしは夢中で雪ちゃんの胸に触った。
指の間に乳首を挟んで,胸と一緒に揉みしだくと,雪ちゃんは体を震わせて甘い声を洩らした。

「ゆきちゃ‥‥ん‥‥。」
「あ‥‥胸って‥‥こんなに気持ちいいんだね‥‥。」

雪ちゃんはあたしと同じ感想を言った。感じてくれてるんだ。
それがうれしくて,今度はあたしが笑みをこぼした。

「っな‥‥に?」
「ううん。何でも‥‥違うか,雪ちゃんが感じてくれてあたしも嬉しいよ。」

正直にそういうと,急に雪ちゃんの顔が真っ赤になった。
あっあれ‥‥?どうしたの?

「あ‥‥あ‥‥あの‥‥。」
「ひゃぁ!ゆきちゃぁん!‥‥ぁっ‥‥急に‥‥。」

雪ちゃんは何に照れたのか,あたしへの胸の愛撫を急に再開した。
なんか柄にもなくがむしゃらな感じで。
ちょっとハイペースなその動きに,あたしの体は正直に反応していた。
それだけではない。
雪ちゃんはあたしの色付いた先端を銜えるだけでなく軽く歯を立てたりしたので,あたしはまた体の奥へ響くようなゾクゾク感を感じていた。

そのまま,雪ちゃんの愛撫は続く。
軽いタッチだったキスも,だんだん熱を帯びてきて,体中が大胆に吸われていた。
背中もあますとこなく触れられて,いくつもの性感帯を見つけられてしまった。
凄く恥ずかしいけど,何度となく囁かれる言葉が体に染みていく。

『今日は,私がどれだけかなちゃんのことが好きか体中にちゅーして教えてあげる♥』

雪ちゃんがあたしに言った言葉‥‥その通りに雪ちゃんはしてくれる。

雪ちゃんのキスの位置が,だんだん下がっていく。
本当に雪ちゃんが言った通り,あたしの体中にキスするつもりなんだろうか。
もうずっと雪ちゃんにされるがまま,数知れず落とされた唇の感触が体中に広がっていた。

『‥‥‥どれくらい好きか‥‥教えてあげる‥‥。』

雪ちゃんのちゅーは止まらない。
おへそのラインを超えるとまだはいているスパッツ‥‥‥は飛ばして,足にちゅーした。

「ひゃっぁ‥‥!」

あたしは足の予想外の敏感さに驚いた。
雪ちゃんは,あたしの足を持ち上げると,足の指を口に含んだ。
そんなことされるとは思ってもみなかったので,あわてて逃げようとしたけど,足の指の間を念入りに舐られてからはそんな気力もなくなった。
抵抗の手が鈍るくらいに甘美な刺激が足元から駆け上がってきたからだ。
その後,ふくらはぎやひざの後ろと,皮膚の薄い所を雪ちゃんは集中的に舐る。
両足を万遍無く愛撫され,あたしは全身から余分な力が抜けきっていた。
きっと恥ずかしいくらいに蕩けた表情をしているに違いない。
そのくらい体がふわふわとして気持ち良かった。
息が上がる。でも体中に広がった快感は更なる快感を求めている。
もうあたしは次に雪ちゃんが何をするのか期待で一杯になっていた。
雪ちゃんがうれしそうに目を細め,あたしを舐めるように見ている。
その視線さえも,あたしには体を火照らせる快楽の一部となっていた。
足の愛撫の後,あたしは両足を立膝したような状態であおむけになっている。
スパッツだけ穿いてるから何とも間抜けな格好かもしれない。
まだ辛うじて残っている理性は,それだけでも着ていられてよかったと安堵していた。
本当に恥ずかしいところはまだ雪ちゃんに知られていない‥‥はずだった。
両膝を割られてその足の間に雪ちゃんが座ってる。
ニヤニヤしたその表情に悪い予感がしたものの,その予感は的中した。

えっ‥‥‥ちょっと待って?‥‥そっち?あっ‥‥触っちゃダメぇ‥‥。

雪ちゃんはつっと一本指を立てたかと思うと,あたしの足の間にそっと突き立てたのだ。
強くもなく弱くもなく。揉む様なタッチで触れてくる。
薄手のスパッツなんて大した防護壁にはならなくて,あたしの体に雪ちゃんの指の動きが伝わる。

「ちょっ‥‥やっ‥やだぁ‥‥どこ触ってるのよ‥‥。」
「かなちゃんの,だいじなとこ~♪」

足の付け根からその奥まで,至るところを弄る。
幸か不幸か,一番敏感なところは免れたので,あたしは少しだけ余裕があった。
あったはずだった。雪ちゃんが次にあんなことしなけえば。
予想してたほど反応がなかったのが,お気に召さなかったのか,雪ちゃんは次にあたしの予想を大幅に超えることをやり始めた。
あたしの足の間に身をかがめたかと思うと,指で揉むだけでなく,スパッツの上からあたしのそこにキスしたのだ。
押し付けられる雪ちゃんの唇の感触と,雪ちゃんがした行動にあたしの心中は驚いて慌てふためいて‥‥異常に興奮していた。

「ちょっ‥‥どこにちゅーしてんのよ!!」
「かなちゃんの‥‥だいじなとこ~♪」
「っ‥‥やっ‥‥だめっ‥‥はっ‥‥ぁ。」

人の体って,どうしてこんなにうまくできているんだろう。
雪ちゃんの唇があたしの大事なところにくっつけられていると,ちょうど鼻の頭は,あたしの敏感なとこをぐりぐりと押しつけることになって‥‥。
結果的に,あり得ないような過激なシチュエーションが出来上がるわけですが‥‥。

「んっんんん‥‥んぁ‥‥やっ‥‥そんなにモゾモゾ‥動いっ‥‥ぁはっ‥‥だめぇ‥‥!!」

ようやく雪ちゃんは満足げな顔をして見せたのだった。
雪ちゃんは息が上がるあたしの顔を満足げにみると,今度はスパッツに手をかける。

あ‥‥それだけはやめて‥‥。

ちょっとくらい抵抗したところで,全然意味がなかった。
なぜか雪ちゃんは人の服を剥き慣れている。

「やっぱり‥‥手馴れてるよね‥‥。ゆきちゃん。」

あっという間に全部脱がされて,今あたしは生まれたままの姿だ。
雪ちゃんがまだ半裸なので,余計に恥ずかしかった。

「こんなになってるんだもん♥かなちゃんのこと,ほっとけないでしょ~?」
「‥‥‥っ。」

雪ちゃんの指が直接触れる。そっと,ほんとにそっと。
触れられたあたしのそこは雪ちゃんの微妙な動きに合わせて湿った音を響かせるのだった。

「っぁ‥‥いや‥‥音っ‥‥させなっ‥‥。」
「これはぁ,かなちゃんのせいだよ?」
「こんなにっ‥‥したのはぁ‥‥だれっ‥‥のせいよっ‥‥ふぅっん‥‥。」
「えへっ♥誰でしょう~?」

結局‥‥見られちゃった。
自分で気づいたのはほんのさっき。体に感じた違和感からなんとなく察した。
こんなに濡れてるなんて思いもしなかった。
見られなきゃわからないなんて思ってたけど,でも,雪ちゃんにはお見通しだったみたい。
そんなに見てわかるんだろうか‥‥あたしがどれくらい感じてるかなんて。
‥‥それもちょっと悔しいなぁ。

そろそろと前後を行き来してた雪ちゃんの指と,熱くなったそこにかかる吐息を感じる。
ん‥‥‥吐息?

「雪ちゃん,そんなにじっくり見ないでっ!!」
「だぁってぇ~♥」
「だってじゃなっ‥‥っ‥‥んぁ‥ぅん‥‥んんぁ‥止めっ‥‥ぅん!」
「‥‥ここがいいんだ?」

あぁ‥だめっ‥‥そこつまんじゃぁっ‥‥はぁっぅ!!

たっぷりとぬれた秘裂に隠れたあたしの敏感な部分を雪ちゃんは指でつまもうとする。でもひどく濡れているからうまく摘めなくて,そこはつるんと逃げてしまうみたい。

でもそれが絶妙に‥‥気持ち良くて‥‥。

その強烈な刺激は,頭の隅まで駆け上がってくるようなそんな感じがした。
それは強すぎて自制なんか利かなくて,あたしは口から出せる限りの喘ぎ声を洩らしていたに違いない。

「いいんだ,かなちゃん。ここ‥‥。」

返す言葉なんか言えなくて,あたしは雪ちゃんのほうを向いて,必死にうなずいていた。
そこを集中的にいじられていたら,だんだん頭に血が上ってきて,体の奥から何かが来る感じがした。
それが強くなってくるとだんだん息苦しくなって,もうこれ以上無理って思うくらい追い詰められて,「もう止めて!」って雪ちゃんに涙目で言っても,全然やめてくれなくて‥‥。
今度は指じゃなくて,もっと何か滑ったものがあたしのそこに絡みついてくる。
もうわけがわからなくなってたから,そんなことされて抵抗なんかできなかったけど,頭の隅で,その正体は雪ちゃんの舌で,あたしの大事なところに一杯キスしてるんだと理解した。
あたしの秘芯を舌先で転がして,時々唇ではさんでくる。さっきまで指で転がされていた時よりももっと気持ち良くて,あたしはどんどん息苦しさを増していた。

「あぁ‥‥もうどうにかなっちゃうよぉ!!」って思った瞬間,あたしの陰核は,強く強く吸われて,その瞬間焼けるようにそこが熱くなって,それが全身を走り抜けたみたいに,今まで感じたことないような衝撃が走った。
その瞬間は,ものすごく苦しくて,でも何とも言えない快感で,あたしは自分でも信じられないような,激しい喘ぎ声を洩らしていた。
その後,全身に疲労感が漂って,あたしは激しく息をついて体を落ち着かせることだけを求めていた。

手を止めて,雪ちゃんはあたしを抱きしめてくれた。
強烈な衝撃が抜けた後,あたしの体はものすごく火照ってたけど,苦しさはなくて,むしろ‥‥凄く気分がよかった。今までできなかった分の呼吸をするみたいに,ゼイゼイと激しく息をつく。あたしも,抱いてくれている雪ちゃんの胸に体を預けた。

「‥‥イっちゃった?」
「これっ‥‥‥が‥‥そうなの‥‥かな‥‥?」

雪ちゃんに優しく抱きしめられて,少しずつ落ち着いていった。
全身に広がる鈍い快感。初めてだけど,たぶんきっとこれがそうなんだ。

「かなちゃん。」
「‥‥なに?」

雪ちゃんがあたしの頭を撫でながら,あたしを呼んだ。
大分落ち着いてきたあたしは,雪ちゃんに抱かれてうれしい反面,さっきまでの行為が冷静になってみると,とんでもなく恥ずかしいことだということを改めて認識して今さらだけど,恥ずかしくて雪ちゃんの顔が見れなかった。

「私ね,男の人みたいにかなちゃんの中で一つになれないのが‥‥ちょっと悔しいの。」

雪ちゃんが珍しくまじめな調子で話しだした。

「頭ではわかってるんだけどね,私はもっとかなちゃんに‥‥。」
「雪ちゃん‥‥あたしたちは別々だから,こうやって抱き合えるんだよ。
 雪ちゃんの気持ち,あたし,十分感じた‥‥から‥‥。」

あたしは雪ちゃんの言いたいことがよくわかった。どれだけ伝えても伝えきれない。
あたしは雪ちゃんの気持ちに応えるために,雪ちゃんにも知ってほしかった。
あたしがどれくらい雪ちゃんのこと好きなのか‥‥‥。
雪ちゃんが行為で示してくれたように,あたしも雪ちゃんに分かるように示したい。

「だから‥‥今度は‥‥あたしが‥‥。」

あたしが,雪ちゃんのこと‥‥。

あたしは雪ちゃんに抱きしめられていた体勢から,雪ちゃんを抱きしめる体勢に入れ替えた。
あたしはできる限り力いっぱい,雪ちゃんのことを抱きしめ返した。
苦しそうにもがいてた雪ちゃんの顔があたしの前に現れる。
それを狙って,あたしは目一杯本気のキスを雪ちゃんにした。
雪ちゃんがしてくれたくらい優しくて丁寧なキス。
あたしがどれくらい雪ちゃんのこと好きか,今度はあたしが教えてあげるよ。

あたしは雪ちゃんの唇をふさいだまま,太ももに手を伸ばした。
それから,太ももに沿って雪ちゃんの秘裂にそっと指を伸ばした。
「ふぐっ?!」

雪ちゃんは驚いたように目を見開いたけど,そのまま再び目を閉じて大人しくしていた。
そのままあたしは雪ちゃんの秘裂に指を伸ばした。
あたしと同じくらい,いやそれ以上に濡れていた。
あたしは雪ちゃんにキスしながら,その行為を続けるはずだったのだけれど,あまりの感動に,口を離してしまったみたいで,あたしは思ったことがそのまま言葉に出てしまったみたいだ。

「あ‥‥凄っ‥。」
「っ‥‥だって‥‥かなちゃんが‥‥凄く‥‥感じてたから‥‥。」

今度は消え入りそうな声で,雪ちゃんが言った。
ちなみに雪ちゃんのほうがゆでダコ状態だ。
その様子になんだかあたしは嬉しくなってしまって,

「うん,すごく良かった。雪ちゃんがあんなに一杯してくれたから。」

と,雪ちゃんのおでこにキスした。

あたしもしてあげる。雪ちゃんのこと大好きだから‥‥本当に,本当に,雪ちゃんのこと大好きだから。
雪ちゃんへのキスを再開して,さっき雪ちゃんにされたみたいに,あたしも雪ちゃんの秘芯を摘んでみる。
やっぱり,そこは逃げる。また追いかけてそこをつまもうとするけど,やっぱりそこはすり抜けて逃げてしまう。
雪ちゃんがあたしにしがみつく。苦しそうな喘ぎ声をあげてあたしにしがみついてる。
‥‥雪ちゃんもいいんだ。
なんか普段からほにゃほにゃしててこんな風になるなんて想像もできなかったけど,身悶えて,熱っぽいため息をこぼす雪ちゃん‥‥。凄く‥‥可愛い‥‥。
体を強張らせてひくひくと震えている。艶っぽい喘ぎ声があたしの耳そばで紡がれる。
‥‥雪ちゃんがイジワルになった気持ちわかるわ‥‥。

「雪ちゃん。雪ちゃん。」
「ふぇっ‥‥なにっ‥‥ぁっ‥‥もっ‥ダっメ‥‥ぇイっ‥‥。」

涙目で真っ赤な顔して,あたしの目の前で震える雪ちゃんがどうしようもなく扇情的で,あたしはただでさえ息苦しいのに,そのまま雪ちゃんの唇を奪って,指先の行為を続けた。
雪ちゃんはもがくけど,もう直ぐイくとこだったみたいで,口を塞いで直にうめき声をあげたのだった。
動きが緩慢になったので,あたしは手を緩めると,唇は自然に解放された。

「はぁっ‥‥はぁっ‥‥かなちゃんっ‥‥ひどいよぉ‥‥。」

雪ちゃんの眼尻に溜まった涙を口で吸い取り,あたしは雪ちゃんに問いかけたのだった。

「ねぇ,あたし‥‥雪ちゃんの中触りたい‥‥。指入れてもいい?」

こんなことするまですごく恥ずかしがってた自分はどこへいってしまったんだろう。
でも,あたしはもっと雪ちゃんを身近に感じたかったんだと思う。

「‥‥っ‥‥初めてだから‥‥や‥‥優しくしてね‥‥。」

雪ちゃんはあたしにキスし返すと,消えそうな声でそういった。
あたしはそっとそのまま雪ちゃんの奥へ指を忍ばせた。
一本だけ,痛がったら絶対やめるって心に決めた。
もう充分にぬれたそこは,あたしの指を何の抵抗もなく受け入れた。
でも,思っていた以上にそこは熱くて,狭くて,雪ちゃんが動くのと同じように,中もきゅっきゅっと動いて,あたしの指を締め付けた。

「痛い?」
「ん‥‥大丈夫みたい。たぶん平気だよ‥‥。」

案外楽そうな様子だったので,どんなふうになっているのか探るために少しだけ指を動かしてみた。
自分のだってこんなに深く触ったことない。
今触っているところがどこなのか,あたしは想像しながら触っていくと,あるところで,雪ちゃんから小さな声が漏れたのが聞こえた。もう一度同じところに触れてみる。

「っぁ‥‥。」

やっぱりそうだ。あたしはそこをもう少し入念に触れてみた。

「ふぁ‥‥かなちゃん‥‥そこっ‥‥なんかっ‥‥。」
「いいの?」

雪ちゃんは首を縦に振った。

「さっきのとちょっと違うけど,なんか満たされてるって言うか‥‥っあぅんんっ‥‥。」

雪ちゃんの様子が急変した。スイッチが入ったみたいに悶え始める。
あたしは指の動きをやめることなくもみほぐすように優しく念入りに刺激すると,雪ちゃんは体を反らせて‥‥鮮やかな艶ぽさに見とれてしまうくらいの嬌声をあげて達した。

「ゆきちゃん?」

気だるそうにぐったりとした様子は,とても色っぽくてあたしはその様子にごくっとつばを飲み込んだ。
うっすらと汗を浮かべた額を撫で,あたしは雪ちゃんに声をかける。何度目かの呼びかけに,雪ちゃんは目をあけると,熱っぽさを残した瞳であたしを見つめた。そして,雪ちゃんはあたしのほうへ手をのばして唇を重ねた。
長くて深いちゅーの後,雪ちゃんはちょっと恥ずかしそうに照れた様子で言った。

「私の初めてが,かなちゃんでよかった。」

そういう雪ちゃんがすごく可愛くて,あたしはどきっとしてしまう。
それで自分のしたことを思い直して,よく分かんないままなんか顔が熱くなった。

「うん‥‥‥あたしも‥‥その‥‥よかった。」
「じゃあ‥‥かなちゃんの初めては私がもらってもいい?」

ていうか十分あたしの初めての相手じゃないか‥‥雪ちゃんは。と思いつつも,あたしはそう言った時の雪ちゃんの顔があたしを目一杯攻めてた時のそれに変わっていることに気がづいた。
‥‥‥あたし‥‥‥どうなるんだろ?
にっこりと微笑む雪ちゃんに触れるだけのキスを返して,あたしも消えそうな声で言った。

「よ‥‥よろしくお願いします‥‥。」

◇◆◇

思い返すとほんと恥ずかしい!!!
結局そのままいくとこまでいったあたしたちは,その後,二人で抱き合って幸せな夜を過ごした。
でも,どんなことがあっても,やっぱり先に目覚めるのはあたしなわけで‥‥。
今こうして隣であどけない顔して眠ってる雪ちゃんの顔を見ているわけで‥‥。

「とうとう‥‥シちゃったよ‥‥あたしたち‥‥。」

あたしはぼそっと呟いて,深いため息をついた。

「‥‥‥後悔してる?」

眠っていたはずの雪ちゃんから,あたしへの問いかけ。

「起きてたの?」
「ううん。今起きたの。」

かなちゃんがため息ついてたから,と言って雪ちゃんは軽く寝がえりをうった。
後悔してる?‥‥‥か‥‥。ある意味後悔してるかもね。
今までの微妙な関係もそれはそれで十分満たされていたから。
でも,今はそれ以上にすごく満たされてる気がしてる。越えるはずのなかった壁を越えてしまったから。
一度超えてしまったものはもう元には戻らない。だからそういう意味でちょっと残念かもしれない。
だけど,どれくらい雪ちゃんに愛されてるかよくわかったから,それにあたしがどれくらい雪ちゃんこと愛してるのかも自分でよくわかったから,だから後悔なんてしていない。雪ちゃんと一緒だから。
あたしには雪ちゃんがいるから。それで充分。

「‥‥‥後悔してるの?」

不安げに雪ちゃんが聞いた。

「ううん。まぁ‥‥してないって言ったら嘘になるけど‥‥。」
「してるんだぁ~~。」
「人の話を聞きなさい!バカ姉!!」

ショックを満面に浮き立たせ,悲観そうな顔して雪ちゃんが叫んだ。
誤解しそうな風に言ったあたしもいけないんだけど,ショックを受けるのは全部聞いてからにしてほしかったよ‥‥雪ちゃん。
泣きそうな雪ちゃんをなだめだがら,あたしは遮られた言葉を続けた。目一杯優しく,雪ちゃんの心に届くように。

「大好きだよ‥‥ゆきちゃん。ずっと一緒にいようね。」
「私も大好きだよ♥ずっと,ず~っと一緒だよ♥」

双子,姉妹,友情,親友,一番そばにいる‥‥君。

あたしと雪ちゃんの関係はどれにもあてはまっているし,どれにもあてはまらない。
でも,踏み出した一歩はきっと二人をもっと幸せにする‥‥。
泣きべそかいて笑ってる雪ちゃんの顔を見てたら,あたしも幸せの笑みが零れた。



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最終更新:2010年11月08日 10:00
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