H2・936-941

結城友奈は勇者である@wiki内検索 / 「H2・936-941」で検索した結果

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  • H2・936-941
    「……起こしにきたよ。えっちな友奈ちゃん」 そう囁いて掛け布団を捲る 露になった友奈ちゃんの四肢を見回し パジャマの中へと手を忍ばせて 恥丘を軽く愛撫しながら、人差し指だけを蜜壺に抽送していく 「っ、ん……ふ……あっ……」 びくっ、びくっと友奈ちゃんの体が震える 瞼もぴくぴくしていて 目を覚ましてしまいそうな緊張感がある……けれど私は手を止めない 「今日はお漏らし、させてあげるね」 人差し指を友奈ちゃんの蜜壺はに引っ掛けて 感じやすい陰核を手のひらで磨り潰す 「んっふぁ……ぁっ……はぁはぁ……んんっ」 ぐちゅぐちゅと友奈ちゃんの秘所が音を立て始め 吐息は熱を持ち、頬も上気する 友奈ちゃんの体は先を求めて腰を僅かに浮かせて 抽送する指が逃げないようにと締め上げる 「良いよ」 暖かくて柔らかい蜜壺の内側を...
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    ...06 園子×夏凜 H2・936-941 友奈×東郷 H2・954-955 友奈×東郷 H2・962-963 友奈×東郷 H2・966 園子×東郷 避難所スレ#3 +14個 H3・5-85 友奈×東郷 【報われない愛に救いの哀を】 H3・45 友奈×東郷 H3・90 風×夏凜 H3・97 友奈×夏凜 【雨の日のお迎え】 H3・248 友奈×東郷 H3・254 園子×東郷 H3・292 友奈×東郷 H3・306 園子×東郷 H3・478 友奈×東郷 【東郷さんは時々怖い】 H3・636 友奈×東郷 【ゆうみもゆう前】 H3・655 友奈×東郷 【ゆうみもゆう後】 H3・716 夏凜×風×樹 【退院の日】 H3・776 複数(?) 【友奈←東郷さん←樹←風先輩←夏凜←友奈SS(前半戦)】 H3・790 複数(?) 【友奈←東郷さん←樹←風先輩←夏凜...
  • 7・936
     例えば、あなたに妹が―――何に変えても惜しくない、目に入れても痛くないほど可愛い妹がいるとしよう。  姉として、家族として、亡くなった良心の代わりとして愛情を持って育てて来て、大変に仲も良好であると仮定しよう。  そんな妹が、愛らしい容姿と相反するのに不思議と似合っている下着姿で視界をウロウロしているとしたら、あなたならどうする? 「樹…だらしない格好しないの。そういうことしてたら、いざという時に癖になって出るわよ」 「お姉ちゃんの前以外では、こんなことしないもん」  そう言ってクスクスと笑う最愛の妹、樹の様子はまるで小悪魔。  ほんの数か月前までは大人しく、自分を出すのが苦手な奥手な女の子だった。  お姉ちゃんお姉ちゃんと後ろを付いて来てくれるのは嬉しかったけど、アタシにすら何処か遠慮があった。  けれど、勇者としての日々は彼女に自信と夢を与え、仲間と駆け抜...
  • H2・966
    「王手~」 ピシっと小気味の良い音を立てて、盤面の駒が一つ動き王手を宣言する。 将棋の対局をしているのは園子と東郷、両方知謀に優れているので一手一手がとても一介の女子中学生のモノとは思えない。 しかしこの対局も都合16度目、現在園子の15連勝中であり今の一手で東郷は16度目の詰みを確信した。 「このままでは......、六、いえ七手先で詰むわ......」 「私の勝ちだね、わっし~」 かなり集中力を要する勝負だったにも関わらず、ほわほわした笑顔を崩さない園子。 流石の東郷も降参せざるを得なかった。 将棋をやろうとは言い出したのは他でもない園子であり、友奈、風、樹、夏凜を次々に屠り、 最後に残った東郷との対局は勇者部全員が固唾を飲む名勝負が繰り広げられたがどの勝負もあと一歩のところで東郷の連戦連敗、 もう1回を繰...
  • H2・906
    「~♪」 「......」 夕焼けの海岸。さざ波が柔らかく押し寄せる砂浜に二つの人影があった。 一人の少女は対の木刀で剣舞を。 舞に思考の淀みは感じられず冴え渡り、それが一朝一夕の鍛錬によるものではないのが見るだけで分かる。 真剣による舞ならばその剣技は尚、輝きを増すだろうと思わせられる見事な舞だ。 もう一人の少女はその舞を楽しそうに眺めている。 心底楽しそうに、こちらもまた淀みを欠片も感じない笑顔である。 舞う少女は別に見ている少女へ舞を献上しているわけはない。 彼女にしてみれば、この剣舞はただの訓練でしかないのだから。 また見ている少女も別にこの舞を捧げられている等とは思っていない、 主従関係でもなしにそんなことをする必要はない上に彼女らはまだ中学生であり、友人同士である。 ただ見たいから見...
  • H2・962-963
    「友奈ちゃん、今日泊まりに来ない?」 学校からの帰り道 友奈ちゃんにそう声をかけると 楽しげな空気を損なって、俯いて 友奈ちゃんは首を振る 「出来ないよ」 拒絶には力強さはなく 悲しさと申し訳なさを感じる 明日学校だから……そんな理由じゃない そもそも明日は休み 友奈ちゃんが嫌がるのは またお漏らしをしてしまうかもしれないからだ 「大丈夫、私は友奈ちゃんの事を侮辱したりしないから」 ずっと一緒にいると決めた 絶対に見捨てないと決めた 侮辱なんてするはずもない させたのは私なのだから むしろ侮辱され、見捨てられるべきは私…… そんな言葉を隠しながら 私は友奈ちゃんを凌辱してきた手を差し出す 「もしかしたら、汚したら駄目だって気持ちが守ってくれるかも知れないわ」 白々しい言葉を投げ掛ける 守るはずがない...
  • H2・954-955
    偶然聞いてしまった話 聞きたかった訳じゃない 教室に忘れ物を取りに行った時に 偶然クラスの男子が東郷さんの胸が大きいとか 脚が治ったからアタックしてみようかとか そういう事を話しているのを聞いてしまった 私は忘れ物の事なんてどうでもよくなって、教室に入らずそのまま帰った 「東郷さんの髪いつも綺麗だね、さらさらぁ」 「ありがとう友奈ちゃん」 いつものように東郷さんの家に行って 他愛のない話をしたり東郷さんの髪を触らせて貰ったりする でもどうしてもさっきの事を思い出してしまう 確かに東郷さんは魅力的だと思う 綺麗だし、スタイルも良いし、料理も上手だし…… 私が男の子だったら、きっと放っておかない 「友奈ちゃん、今夜も家で食べていく?」 「うん! わー、楽しみだなあ♪」 仮に東郷さんが誰かと付き合ってるのを想像してみた...
  • H2・236-238
    風邪をひいた友奈の話。 「友奈ちゃん大丈夫?」 「…心配かけてごめんね東郷さん」 自室のベッドで友奈が顔を赤くして寝ている。 気温も暖かくなってきたので油断して薄着で寝ていたら案の定、という事だった。 「何かして欲しい事とかある? 私何でもするから」 「東郷さん…ありがとう」 東郷が心配そうに友奈の顔を覗き込む。 「…東郷さん、本当に何でもお願いしていい?」 「うん、何でも言って」 少し思案した後、友奈が恥ずかしげに枕元にあった白い紙袋を差し出す。 「あのね、お薬貰ってきたの…熱を下げるやつ…」 「分かった、お水入れてくるね」 「違うの、あのね…それ」 友奈が言いよどむ。何故か先程より顔が赤い気がする。 首を傾げながら東郷が袋から錠剤を取り出すと、 座薬だった。 ...
  • H2・893
    お姉ちゃんは私がただ寝坊しているだけだって思ってる でもね、違うんだよ。お姉ちゃん 「……大好き」 寝ているお姉ちゃんの唇に唇を重ね合わせて パジャマの下 張りがありながらしっかりと柔らかい双丘に触れる 「ん……」 お姉ちゃんは小さく声を漏らすと ちょっとだけ身動ぎする ドキドキしながらも お姉ちゃんの胸元に吸い込まれた手は抜かない 大丈夫 お姉ちゃんはこのくらいでは起きない 念入りに調べた どれだけの刺激で起きるのか どこまでなら平気なのか 「今日は吸わせてね」 パジャマのボタンを1つ1つ丁寧に外して 下着代わりのTシャツをそっと剥く 綺麗な肌が空気に晒されて お姉ちゃんの体がピクっと動く 「寒い……かな。でも平気だよ」 お姉ちゃんの可愛い乳頭を唇で咥えながら 下腹部へと手を伸ばし、下着の...
  • H2・293
    結城友奈が車椅子での生活を始め、讃州中学に復学してから数日が経った。 放課後になり、友奈は東郷に車椅子を押されながら、勇者部の部室へ移動していた。 道すがら、東郷が友奈に話しかける。 「どう?友奈ちゃん。車椅子での学校生活には慣れてきた?」 「うん。黒板で回答している東郷さんの字、すごく綺麗だった。」 「ありがとう。黒板にチョークで字を書くのは久しぶりだから、部室の黒板で結構練習したのよ。」 「でも私が聴きたかったのはそういうことじゃなかったんだけど。」 「私は東郷さんがいるから安心だよ。」 友奈は東郷の脚が完治したことを自分のことのように喜んでいた。 実際、他人事ではなかった。 東郷が車椅子で生活していたころ、動かない脚にどれだけ悩んでいたかを友奈はよく知っていた。 不自由な生活にもどかしさを感じていたこと。 明らかな外傷がないこと...
  • H2・84
    天使のような笑顔。 天使のような寝顔。 天使のような○○という表現をよく目にする。 私はこの表現に対して、納得できないものを感じていた。 つまるところ、この表現は「とても可愛らしい」「神聖不可侵な」そういうことを表したいのだ。 だが待ってほしい。 果たして、天使とは何か? 人類で天使をその目で見たものがどれほどいるだろうか。 私は見たことがない。 神樹様のような神様的な存在に触れたこともあるし、バーテックスのような化け物と戦ったこともある。 だけど、天使に関しては見分がないのだ。 私から言わせてもらえば「天使のような○○」というものは、「見たこともないし、よく分からない○○」となってしまう。 少し拗らせすぎだと思われるかもしれないが、なぜ私がこんなことをわざわざモノローグとして語っているかというと、 これから話す内容というものは、私が「天使」を理解するというものだ...
  • H2・73
    鷲尾家で次の学園祭に出す催しとして演劇の練習をする事になった須美と銀。 「銀、顔が近いわ」 「キスシーンなんだから仕方ないだろ…赤くなるな、こっちまで恥ずかしい」 銀が須美を抱き寄せ顔を近づける。 少し顔を動かせば唇が触れてしまう僅かな距離。 「ねえ、どうして王子役に立候補したの?」 「別に、何となく須美が他の誰かとフリでもこういう事するのが嫌だっただけだ」 推薦で須美がお姫様役に決まった時、銀が真っ先に王子役に立候補した。 「銀、もう少し離れて」 「なんか、そんなに嫌か? 結構傷つくんだけど」 「違うわ、銀だから恥ずかしいの。他の誰かだったらこんなに緊張しない」 「なんだよそれ。あたしだって須美相手じゃなきゃこんな事しねーよ」 腰に回した腕に僅かに力こもり、さっきより強く身体を抱き寄せる。 胸から...
  • H2・861
    おぼろげな意識の中、下腹部のむずむずした感覚に目を覚ました ほっそりとした何かが私のナカを押し割って入ってくる とてもて甘くて、痺れを感じさせる何か (……あ、東郷……さん……今日も) ここ数日ずっと続いている"それ"が東郷さんの指だと分かるのに時間はかからなかった (……ん……ぁっ) 毎日毎日ほんの少しだけ私の大切なところに指を沈めて、一番敏感なところを弄っていく 最初に気づいた時は驚いたけど 嫌だとかそんなも気持ちは全然無くて 東郷さんの指だと思うと不思議と受け入れられた 「っ!」 私のお腹の奥からじゅっと湿ったものが溢れるのを感じると、思わず声を洩らしてしまう それに気づいた東郷さんはそこで指を引き抜いてしまった (あ……ここまでなんだ……) ーーもっと欲しい そう思ってしま...
  • H2・830
     あれから、2日経った。  その間、というか今も私はずっと寝込んでいる。サボりとか仮病じゃない。あの日、家に帰ってからずっと色んなことを考えて、考えて、寝て起きたら風邪を引いてしまっていた。病は気からっていうけれど、本当にそうなんだなぁ。  今はかなり落ち着いているけど始めは40度の熱が出たみたいで大騒ぎだったらしい。私もその時は苦しかったこと以外何も覚えてないから何とも言えないんだけど、わざわざお家にすっごいお医者さんが来て診療してくれたとお母さんが話してくれた。たぶん、勇者のお役目の後遺症が出たとかそういう勘違いをしたんだろうと思う。  でも、今は熱もだんだん下がってきて意識もはっきりしているからただの風邪だったんだろう。東郷さんもそうだけど、ちょっとみんな私のことを心配しすぎだよ。  (……東郷さん)  こんなことになっても、考え事をすればすぐに東郷さんの名前が出てきてしま...
  • H2・137
    讃州中学を卒業した友奈と東郷。 進学先は家から通うには少し遠い場所にあるため、2人は学生寮に入る事になった。 「今日からここに住むんだね!」 「思ったより広めの部屋で良かったね、友奈ちゃん」 大体の荷物を運び終え、ようやく一息つけた2人はベッドに腰かけていた。 あとはこの備え付けの二段ベッドの上と下、どちらが使うか決めるだけだった。 「東郷さん、改めて宜しくね。色々迷惑かけちゃうかもしれないけど」 「そんな、私の方こそ不束かものですが宜しくお願いします」 そんなやり取りをして笑い合う。 ずっと一緒にいると約束した友奈と東郷。 友奈の意識が戻ったあと、2人は一生添い遂げようと心に誓った。 そしていつか一緒に暮らそうと、それが思いのほか早く叶ったのである。 「さて、東郷さんはベッドどっち使いたい?」 「私はど...
  • H2・899
    まただ また、お漏らしみたいな事をしてしまった これが始まったのは数日前 最初はお股の所が少しぬるぬるするなーって程度だったのに 今では下着にしっかりと染みを作ってしまう 「どうしちゃったんだろう……」 お漏らしをするようになってから 下腹部の内側がムズムズとしていることが多く 体が熱っぽい事まである 今日に至っては、デリケートな所が凄く切ない 「ちょっとだけ……」 理解出来ない謎の感覚や、現象 その渦中のデリケートゾーンに触れた瞬間 「ひぅっ!?」 底知れない心地よさが体を駆け抜けて 私は思わず変な声を上げてしまった でも、なんだろう? 気持ちが良い もっと触っていたい 心は緊張して、感覚に怯えて 痛いくらいに激しく鳴っているのに 体は触る事を求めて止まず、手が恥ずかしい所に伸びていく 「んぅっ!...
  • H2・896
    友奈ちゃんが退院して学校に通えるようになった頃 休み時間に友奈ちゃんの車椅子を押して女子トイレに向かう 「ごめんね、東郷さん」 「気にしないで友奈ちゃん」 なるべく人気のいないトイレまで遠回りして 個室前まで来ると扉を開けて友奈ちゃんを抱きかかえる 「お、重くない?」 「大丈夫、軽いくらいだよ」 少し赤くなっている友奈ちゃんを便座にゆっくり座らせ なるべく見ないように下着を膝下まで下ろしてあげる 「じゃあ私は出てるから、声かけてね?」 「う、うん」 それから1分ほどで内側から小さくノックの音が聞こえたので私は再び個室に入る 「穿かせるね、友奈ちゃん」 「ごめんね、こんな事まで」 目を逸らしながら下着を穿かせる 慣れると一人でもできるけど最初は少し難しいから手助けがいる 「友奈ちゃん謝りすぎだよ。覚えてな...
  • H2・843
    彼女が眠る寝室へと、私はこっそりと忍び込む 誰の許可も得ていないからではなく 彼女が目を覚ましてはいけないからだ 「すぅすぅ……」 瞼を閉じて、小さく可愛らしい唇を震わせながら 彼女は今日も気持ち良さそうに眠っている 私の胸を羨ましいと言う彼女だけれど 主張し過ぎることない慎ましやかな彼女のそれこそ、完成している。と、私は思う 「……………」 そっと掛け布団を剥いで パジャマに包まれた彼女のしなやかな四肢を眺め 人差し指を優しく押し付ける 筋肉だけの硬さ、脂肪だけの柔さ 彼女の腕や足にはそんな偏りは感じない 「……友奈ちゃん」 パジャマの上から彼女の恥丘に指を滑らせて温める ゆっくり、優しく、丁寧に、慎重に…… 「っ……」 彼女の頬が僅かに紅く染まり始めて 彼女の繊細な秘所を覆う下着が湿り気を帯びてきたの...
  • H2・713
    時間無くてそのみもSS書けないから、即興でいろは歌作ってみた そのことよめみもり ほてるゆうしゃぶ えっち きす むねをぺろ はなひらけ くんにさ おまたぬれ かいあわせ 園子と嫁美森 ホテル“勇者部”エッチ キス 胸をぺロ 花ひらけ クンニさ お股濡れ 貝合わせ
  • H2・288
    夜中、結城家。 ふと目覚めた友奈は隣の東郷の部屋に灯りが点いている事に気づいた。 「東郷さんまだ起きてるんだ。何してるのかな…」 明け方までまだ時間があるとはいえ、それでも東郷が起きるのは友奈より早いはずだった。 毎日早起きして朝食を作り、それから自分を起こしに来てくれているのを友奈は知っている。 『東郷さん、まだ起きてる?』 NARUKOのダイレクトメールで話しかけてみる。 眠れない時にたまにこうして東郷と会話したりしている。 1分ほどで直ぐに返信が来た。 『もう寝るところだよ。今読んでる小説の続きが気になって。 友奈ちゃんも起きてたの?』 『うん、ちょっと目が覚めちゃって』 他愛のないやりとりだが友奈にはそれが心地よかった。 直ぐ隣に住んでいて、会おうと思えば1分もかからない。 そんな親友との眠る前の少しの間だけ...
  • H2・266
    私の名前は東郷美森。 讃州中学校に通う中学二年生。 しかしそれは世を忍ぶ仮の姿。 私の真の姿は、四国を我が物にせんと暗躍する悪の秘密結社“大赦”と日夜戦う正義のヒロイン……国防仮面なのだ! 大赦にはノギー暗黒卿という支配者がおり、私はついに彼の人物のアジトをつきとめ乗り込んだのだった。 「あなたがノギ―暗黒卿ね……?」 「ふっふっふっ、そういう君は国防仮面~」 ノギ―暗黒卿は黒い仮面をつけており顔は分からなかったが、おそらくは私と年齢の近い女の子のようだった。 「まさか大赦の支配者が女の子だったなんて」 「よく言われるよ~。国防仮面さんも女の子だったんだね~。……知ってたけど~」 「私にやられた部下にでも聞いていたのかしら?」 「いや~、文字通り“知ってた”んだよ~」 「……?」 「まあ、そんなことはどうでもいいよね~。ここに来たのは、私を倒すた...
  • H2・121
    「えへへ~、やっぱりその衣装カッコいいねー」 「そうかしら//友奈ちゃんが喜んでくれて嬉しいわ」 東郷さんの家に遊びに来ていた私は、彼女に無理を言ってもう一度国防仮面の衣装を着てもらっていた。 元々ヒーローというものが大好きな私にとって、この衣装はとてもカッコよくみえて、さらにそれを大好きな東郷さんが着ているというのだからこの魅力は無限大だ。 「うん、本当にカッコいい!ねえ東郷さん、私もその衣装着てみてもいいかな?」 「いいわよ、友奈ちゃんったらそんなにもこの衣装のこと気に入ってくれたんだね」 私のお願いに快く頷いてくれた東郷さんから衣装を受け取り、さっそく着てみる。 そこでふと気づいてしまう、この服、まだ暖かい・・・、それに匂いも・・・。 「どうしたの友奈ちゃん?顔が赤いわよ」 「い、いや!何でもない!何でもないよ東郷さん!」 東郷さんに...
  • H2・716
    「結城友奈と!」 「東郷美森!」 「「ただいま帰還しました!」」  ビシっと敬礼しながら勇者部部室の扉を開いた。  私をお姫様みたいに部室へエスコートしてくれる東郷さんを見て、風先輩がお熱いねーとニコニコしながらお迎えしてくれるまでが最近の日常だ。 「おかえり。依頼の方は?」 「もっちろん完璧だよ! 運動系の依頼は私にお任せあれ!」  ぐっとガッツポーズをして夏凜ちゃんに依頼達成の報告。運動系の依頼は私か夏凜ちゃんのどっちかが担当することが多いんだけど、今日はじゃんけんで勝った私が出陣したのです。  依頼の内容はバスケットボール部へのちょっとした助っ人。私がプレイヤーで東郷さんはマネージャーさんのお手伝い。実はマネージャーの方のお手伝いは依頼に含まれてなかったんだけど、今回みたいな運動系の依頼に私が行くときは東郷さんがいつも付いて来てくれる。結果的にバスケットボール部の人達...
  • H2・851-852
    今日もまた……私は彼女を裏切って 無垢な体に調教を施していく 日進月歩 ゆっくりとじんわりと拡がりゆく 決して落ちることのない染みのように 友奈ちゃんの体に快楽を与える 焦ってはいけない 「……今日は第一関節まで」 人差し指で友奈ちゃんの恥丘をなぞり、 爪先数ミリを秘所へと差し込み、下腹部側 隠された陰核を刺激して快楽への電源を入れると 「んっ……」 友奈ちゃんが小さく呻く 最初は不快感を感じていたのか、 寝返りを打ったり、身を捩ったり 抵抗というより拒否反応を示していた友奈ちゃんの体 「………………」 それが今は拒否なく無防備なまま むしろ、先を求めて股を開いたようにさえ見える 愛しい親友を許可なく壊していく背徳感に 私は罪の意識を抱く所か悦楽を得てしまっている 「っ、ん……」 指先だけで可愛らし...
  • 5・940-958
    『私は片目だからまだいいけど、樹は・・・ね』 あの日からしばらくして。最近のお姉ちゃんの口癖のようになってしまっている。 激しい戦いの後で身体に不調をきたしたとかで、お姉ちゃんは左目の視力がなくなり、私は・・・声を出すことができなくなった。 ・・・といっても、もともと人見知りで人付き合いが苦手だった私には、正直なところさして不便だとは思わない。 『樹の可愛くてきれいな声が聴けないなんて悪夢よ!拷問よ!』 なんて、お姉ちゃんはいつもの調子だけど・・・。そんなおねえちゃんの明るい姿が、私の支えとなっているのだ。 お姉ちゃんだって、片目とはいえ視力をなくしたのは不便なことだろうに。 (・・・・・・私の未来) 心の中でカードに尋ねる。シャッフルしてカットし、いつものように一枚だけカードをめくる。 ワンオラクル、またはワンカードスプレ...
  • H2・882-883
    「すぅ……すぅ……」 親友の愛らしい寝顔を見ていると 早く穢してしまいたいという衝動にかられて 私の胸の内が激しく暴れ始める 「ダメ」 胸元に手を押し付けて 目を瞑って深呼吸して、静止 訪れる静寂と並行させて宥めていく 「慎重に、よ」 もはや罪の意識などありはせず 無垢な体が火照り、昂り 露を滴らせ、卑しく快楽を求め始めるのを見たいという欲しかない 「すぅ……っ……」 人差し指の先で恥丘の隙間をなぞると 早くも友奈ちゃんの体は反応する くすぐったいからでも、嫌だからでもない 「そう……今日もよ」 友奈ちゃんの体は私を……ううん違う 私が与える『何か』を待っていた そう言うかのように足が僅かに動いて 友奈ちゃんの秘所はより無防備になる 「……素直な友奈ちゃんにご褒美」 いつもは電源を...
  • 6・90-91
    銀の墓参り 銀……ごめんなさい。貴方は私たちや世界を守る為に最期まで戦ったというに私は……未来に絶望して壁を破壊してしまった。それも貴方の名を付けた武器で。 貴方なら笑って許してくれるから大丈夫だってそのっちは言ってくれたけど……。それでも貴方に申し訳が立たない。 戦いはまだ終わっていない。きっと私たちはまた戦うことになる。だから次は貴方が護ってくれたこの世界の為と皆の為に戦い抜いて見せる。それこそ命を捨ててでも 「そんなことさせないわよ」 突然の声で驚いて振り向くとそこには夏凜ちゃんがいた。 「どうしてここに?」 「園子に言われて来たのよ。東郷が自分を追い詰めすぎてないか心配だから慰めてあげてってね」 「それにそこの娘に私が言うこともあったから……」 そう告げると墓石に近づいてきて話し出す 「...
  • 5・925-926
    讃州中学に限らず神世紀の学校機関は個人の事情への対応が行き届いているのが普通だ。  バリアフリーは当たり前、病気や怪我があればカリキュラムの無理のない変更で対応。  そして、極端に知識が欠けている場合は授業の前にこっそり補助の教材を貸してくれる。 「仕方ないでしょ、国を守る為の訓練ばっかりして来たんだから」  誰ともなく言い訳をしながら、私は勇者部の部室で『女の子同士の性』と書かれた本を捲っている。  まだ部活が始まるまで時間があるのに私が1人部室に居るのは、6時間目の保体の授業が休みになったからだ。  奥さんが産気づいたとかで、先生は慌てて帰宅する前にこの本を貸してくれた。  私が根本的な知識の欠落に気付いたのも、思えば彼女のお陰だった。 「(女性同士なのに赤ちゃんができるって何かの比喩ですか?だっけ…授業中じゃ無くて良かった///)」 ...
  • 4・955-958
    思えば、友奈ちゃんと過ごした一年は「はじめて」の出来事ばかりでした。 はじめての告白、はじめての恋人、はじめてのデート、はじめてのキス… こうして誰かと歩いて初詣にいくのもはじめてだし、そしてこれが今年はじめての 友奈ちゃんとのデートでもありました。 「友奈ちゃん、どんなお願い事したの?」 「…東郷さんは?」 「えへへ…友奈ちゃんと、これからもずっと一緒にいられますように、って」 「……//////」 わざと、友奈ちゃんが照れちゃうようなことを言ってしまうわたし。 だって友奈ちゃんの恥ずかしがる表情が、とっても可愛らしくて…。 友奈ちゃんのこんな表情が見られるのは、恋人であるわたしだけなんだなーと思うと それがなんだか誇らしくて、嬉しくて……つい、友奈ちゃんにいじわるしてしまいます。 「ねえ、友奈ちゃんはどんなお願いし...
  • 5・911-916
    「――ねえねえ、そういえばさ、知ってる? あんた達」  勇者部の部室、机に向かって書き物仕事をしていた犬吠崎風が、ひょいと顔を上げ、部屋の中を見回して言った。  「なんですか、風先輩?」  備品の片づけをしていた結城友奈がそれに応じて、くるりと風の方を振り向く。  「ウチの学校のさ、英語の先生いるじゃない?」  「ああ、あの美人の若い女性の先生ですよね?」  「そうそう、あのヒトさ、今度おめでたなんだって」  へええ、と友奈を含めたその他の部員一同が感心する。  「ご懐妊ですか、素敵ですね。是非ともお国の為に汗水流して労働する、立派な男児を出産なさってほしいですね」  「うん……まあ、元気な子が産まれてほしいって事でいいのよね……?」  PCデスクの前で作業をしていた東郷美森がぽん、と手を合わせ、にこにこと述べた祝辞を、風がニュアンスで翻...
  • H1・912-913
    今日は、友奈ちゃんのお部屋で、ふたりっきりでお勉強会。 いつも一緒にいるはずなのに、そこが友奈ちゃんの部屋というだけで、なんだか特別な時間のような気がして・・・ちょっと嬉しい。 「ふ・・・うぅ~っ・・・やっとひと段落ついたねぇ」 「そうね、そろそろ休憩しましょうか」 そんなこんなでお茶とお菓子を頬張りつつ、私と友奈ちゃんとでゆったりまったり、なんでもないひととき。 何気なくふたりでテレビを眺めていたら、偶然恋愛ドラマの告白シーンが流れた。 「いいなぁ、わたしもこんなロマンチックな恋愛してみたいなぁ」 「・・・友奈ちゃんは、こういう恋愛にあこがれているの?」 「えっ?・・・・・・うん、ちょっとは・・・えへへ」 「そ、そう・・・」 『こんなロマンチックな恋愛がしたい』か・・・。 それはそうよね、友奈ちゃんだって年頃の女の子だ...
  • 5・393-394
    「そう言えば風先輩、女子力ってそもそもどういうものなんですか?」 戻って来た日常、帰って来た平穏な日々。 勇者部がまた揃ってうどん屋で過ごせるようになったある日、友奈がそんなことを聞いて来た。 こういう時の友奈はとても厄介な存在だ…何しろ素直だから基本的に言ったことを信じてしまう。 しかも、隣で彼女の嫁が『滅多なことを言ったら解りますよね』というオーラを出してくる。 答えるには細心の注意を払わなくてはいけない。 「女子力っていうのはね、あー…」 同性から憧れられる力、異性にモテる力…まあ、こんな所だろうか。 これならそこまで波風も立たないだろうと口にしかけたその瞬間。 「女子力っていうのはね―――」 「ごほっ!ごほっ!ちょっ、ま…!七味入れ過ぎた!」 「…夏凛、ベストタイミング過ぎてウケ狙いかと思ったわよ?」 「人が苦しんでる時に言うことがそ...
  • 8・98
    「それじゃあ、友奈ちゃん。今日も始めましょうか?」 「う、うん、いつもありがとう、東郷さん」  そう言って東郷さんは我慢できないというように、私の首筋に唇を当ててくる。  もう何度も何度も体を重ねて、東郷さんに触れられていない部分なんて無いのに、それでも始めに触れられる時は緊張する。 「友奈ちゃん、悪い子だわ。こんなに悪い子が勇者なんて名乗っていいの?」 「は…ぅっ…ご、ごめんなさい、東郷さん…///」 「いいの、いいのよ友奈ちゃん。私も一緒だもの。とても罪深いの。だからね…一緒に、堕ちよう?」  耳にくちゅりと東郷さんの舌が挿し入れられる。  ビクリと体を跳ねさせながら、私は東郷さんの温もりと、何だか泣きたくなるような気持ちを同時に感じていた。 『結城友奈は罪人になる』  東郷さんの様子がおかしい、そう気付いたのは車椅子を使ってなら学...
  • 5・98
    じゃあ東郷さん抱き枕カバーのネタでひとつ 飽きなければ続き書くかも 「友奈ちゃんと、24時間いつでも一緒にいたい!」 私、東郷美森はいつになく舞い上がっていました。 いつでも、どんなときでも友奈ちゃんの傍にいたい…そんな私の純粋な願いを叶えるための数少ない方法を、私は編み出したのです。 そう、それは「東郷美森抱き枕計画」!! 私の姿を映した抱き枕カバーを製作し、それを友奈ちゃんに使ってもらえれば 私と友奈ちゃんは寝るときでもいつでも一緒!素晴らしい提案です。 ああ、友奈ちゃんがわたしのことをぎゅっと抱きしめながら眠るのを想像するだけで…心のときめきが抑え切れません。 早速私は私財を投げ打ち、「東郷さん抱き枕カバー」の製作に取り掛かるのでした。 製作パートA 写真撮影 私の姿を映した抱き枕カバーを作るのですから、私の全身を...
  • 3・96
    夏凜「友奈ー、友奈いるんでしょー?」 東郷「……」ギュッ 夏凜「あーいたいた。あのさ、今日も…その…して欲しいんだけど…」 東郷「……ん」 夏凜「ちょ、こっちは見えないんだからいきなり舌入れようとすんな!全くあんたはいつも強引なんだから…ん、ちゅ…」 東郷「ん、ぅ……」 夏凜「っぷは!……友奈の味だ、えへへ」 東郷「夏凜ちゃん……」 夏凜「しっかしいつの間にかアンタの胸もほんっと成長したわよねぇ……」 東郷「ごめんね……」 夏凜「べ、別に羨ましくなんてないし!?……まあ友奈が大きいのが好きって言うならそういうサプリも取り寄せたりするかもだけど……」ゴニョゴニョ 東郷「ごめんなさい……」
  • 7・972
     ―――友奈が車椅子に東郷を乗せていた。  それはほんの少し前までなら当たり前の光景だった。けれど満開の後遺症がすべて解決した今はそうじゃない。  2人は車椅子を挟んだ関係を逆転させて、やがてそれも乗り越えて2本の足で並んで歩いて行けるようになったはずだ。  何か大きな怪我をした?いや、昨日の勇者部ではそんな素振りは無かったし、帰り道に何かあったならこんなところに居ないだろう。  そう、わざわざ隣町の服屋さんになんて。 「あんたら、何してるの?」 「わぁっ!?ふ、ふふ、風先輩!?」 「ど、どうしてここに!?」 「いや、樹のお気に入りの下着、この店にしか売ってないから…で、それ何?」 「そ、そのぅ、交流の一環と言いますか…風先輩、今日は何の日か解りますか?」  今日は―――3月31日。3月も今日で終わりだ。それがどうかしたのだろうか。 「今日と昨日は、...
  • 7・903
    Side:東郷美森  親しき仲にも礼儀あり。思う仲こそ垣をせよ。  互いの親しさに依存して非礼を働けば、そこから不和の原因が出来たり関係が遠くなってしまったりする。  私と友奈ちゃんは一番の親友だと思うし、正直なところもっと深い関係になりたいという気持ちもあるけど、配慮は必要だ。  それなのに、その日。カーテン越しに友奈ちゃんの姿が見えた時、ついついそれをじっと目で追ってしまって。  彼女が、女の子と思わしき影にキスをするところを見てしまったのは、垣根を越えて覗き込んだ罰だったのだろうか。 「お、おはよう、東郷さん」 「…おはよう、友奈ちゃん」  翌朝、友奈ちゃんの様子は少しだけおかしくて、何故か私の顔をちらちらと見ては顔を赤らめている。  私が昨日覗いていたことに気付いているのかというと、そんな感じでもない。  結局昨日は一睡もできず、そのせいで友奈...
  • 4・966
    ―――神樹様、あなたに弓引いた私をきっとまだ赦していないのでしょうね だからこのような試練を私に与えるのでしょう?過ちだったと自覚するだけでは足りないと 「う~ん、やっぱりこう、高さが違うのかなあ」 背中に友奈ちゃんの息がかかる、それだけで大仰な覚悟が吹き飛びそうになった 私は今、友奈ちゃんの膝の上に座らされている…近い、あったかい、くすぐったい、そして何よりも恥ずかしい 「東郷さんが車椅子に乗ってた時って、どんな感じだったっけ?」 唐突に友奈ちゃんがそんなことを言い出したのが全ての始まりだった 検査の為の病院通いも晴れて終了、色々忙しくて意識していなかったが友奈ちゃんが“定位置”から離れて数カ月が過ぎていた あの頃の何とも言えない距離感、関係の密さは私にとっても甘い懐かしさを含んだものだ だから最初は私が椅子に座って友奈ちゃんがその後ろに立つ、とか色々...
  • 6・900
     西暦の時代にはなかった神世紀独特の制度として「重婚と同性婚の承認」が上げられる。  重婚は一度滅亡に瀕した人類の総数を回復させる為の一手として、同性婚は限られた国土での人口抑制の手段として。  まったく逆の目的の為に制定された2つはその後も特に変更されることなく残り続けている。  複数の同性と結婚している人も時には見かけるが、遡れば飛鳥時代から続くという一夫一妻の文化は強く、そう多くない。  勿論、私こと東郷美森がそのような特例になることなど、まったく予想だにしていなかったのだけど。 「東郷さん、映画面白かったね!」  私の左手を柔らかく握りながら友奈ちゃんが言う。 「わっしーは映画選びのセンスがあるねー」  私の右手をしっかりと握りながらそのっちが言う。  私は左右から恋人に話しかけられて、とりあえずどちらにも通じるだろうと首肯してみせた。 ...
  • 5・977
    ―――大昔の人は、喧嘩と一緒にキスを生み出したのだと東郷さんが読んでいた難しい本に書いてあったのを思い出す。  どちらも物事をとても解り易くする手段、喧嘩は絶対にしたくない私がキスを選ぶのはある意味当然のことで。 「んっ…東郷、さん…」 「ちゅっ…くちゅ…ゆう、なちゃ…今日は、激し…んんっ…!///」  最初にキスをしたのは、旅館で早起きした時だった。  東郷さんが私を頼ってくれないことや、私以外の誰かが胸の中にいることに、何故かとてももやもやして。  でも、同じくらい夜明けの海を見つめる東郷さんの横顔が神秘的なほどに綺麗で、可愛くて。  気付けば自然に、どちらともなく唇を重ねていた。  キスは凄い、互いが互いを大事に想っているって一瞬で解りあえる。 「ぷはっ…も、もう、友奈ちゃん…部室では軽くって言ってるのに」 「ごめんね、でも今...
  • 4・920
    友奈たちと出会って間もない頃 友奈と東郷さんの車椅子押し押されの関係を仲いいなと眺めていたら 視線に気づいたのか東郷さんから乗ってみる?と言われ流れでハイと言ってしまったら まさかの車椅子に座る東郷さんの膝の上に座らせられ、その上危ないからと後ろから抱きすくめられて あわあわしてる間にいつの間にか友奈が押してたのか車椅子体験も終わってて どうだった?と感想聞かれても、東郷さんから伝わってくる体温やぼた餅の感触でそれどころじゃなくなってる樹ちゃんください
  • 6・952
    「はあ…」  風が溜息と共にうどんの箸を置く。私たちはその異常事態に思わず目を剥いた。 「ふ、風?あんた、それ」 「ん、ああ。悪いけど、ちょっともう入らないみたいで。残すのも勿体ないし、夏凜食べる?」 「ま、待ってお姉ちゃん!私が食べる!」  何とか『風がうどんを残す』というあまりにも衝撃的な事態から復帰した樹が挙手する。  まだ一杯目の半分も食べていないのに大丈夫だろうか。いや、それどころじゃなくて。 「風、まだ一杯目よね?」 「ええ、勇者部の活動中も私のぼた餅を食べていない。てっきり限界までうどんを詰め込む為だと思っていたのだけど」 「これはあり得ない事態だよ。わっしーがゆーゆのこともういらないって言い出してるようなものだよ!?」 「東郷さん、私のこといらないの?」 「いるわ!たくさん!」  バカップルは放置するとして。  犬吠埼...
  • 4・989
    「ふぃー、アイドルって大変なんだねぇ」 「ローカルアイドルだから少しは楽かなって思ってたら大間違いだったわね」 私たち勇者部がロコドル、いわゆる地方限定アイドル活動を初めて2週間が経った (西暦の時代にはロコドルフェスタなんてお祭りもあったそうだ、由緒正しい!) 元々は樹ちゃんの本格的なデビューに向けて、勇者部でサポートしようという思い付き それが何故か事務所に居た市役所の人の目に留まり、樹ちゃんのソロデビューまでの繋ぎとして それなりにこの辺りでは知られている私たち全員がロコドル活動をすることになってしまった あくまで繋ぎのはずだったんだけど、蓋を開けてみると中々に盛況だったりする 東郷さんと樹ちゃんは男の人から、風先輩と夏凛ちゃんは女の人から特に人気があるらしい 私?私は…うん、子供には名前を覚えてもらってるよ! 「え~と3時まで休憩で、そ...
  • 6・922
     車椅子生活が長かったから、車椅子を使う人の気持ちも解るし何に困っているかも察しやすい。これは事実だと思う。  けれど、そこに細かく気を使ったり要望に応えてあげられるかどうかは個人の資質に関わる部分が大きい。 「ふぅ」  かつて私がしてもらっていたように、車椅子の友奈ちゃんのお世話をさせてもらうようになって1週間が過ぎた。  感じるのは如何に友奈ちゃんが気の利く子で私のことをよく見てくれていたかということ。  車椅子での生活が長かった私の方が、行き届かない部分が多いというのは正直意外だった。  流石は友奈ちゃん、気遣いの鬼の異名(命名:風先輩)は伊達ではない、と少し誇らしく思うと同時に申し訳なくも思う。 「東郷さん、疲れてる?」 「え、そんなことないよ。その、明日のテストのことで少し悩んでいただけ」  友奈ちゃんの部屋でのことである。   ついつ...
  • H3・90
    風「はい。あたしたちからの誕生日プレゼント」 夏凜「養命酒?」 樹「はい。夏凜さん いつもサプリと煮干しばっかりだからこういうのもいいかなって 」 風「あんた天然のものもしっかり摂りなさい」 東郷「それアルコール入ってますよね?未成年が飲んでいいんですか?」 風「これは医薬品だから法律的には問題ないのよ。用法・容量を守ればね。ただメーカーはあまり推奨していないみたいだけど」 東郷「えっ」 夏凜「これ甘味があって美味しいわね」 ゴクゴク 風「って言ってるそばからガブ飲みするなー!」 夏凜 プハー ウトウト 夏凜「ねえ…風。もう一つは?」 風「もう一つ?」 夏凜「もう一つのプレゼント!あるんでしょ!」 風「ごめん。一つしか用意していないわ」 夏凜「そこにあるじゃない」...
  • H3・97
     あの戦いから10年がたった。  わたし、三好夏凜は24歳になり、妻と2人の子に恵まれていた。  妻は9年前からお付き合いを始めた結城友奈(現、三好友奈)。  子供は今年で5歳になる長女・千秋、4歳になる次女・深冬。  親バカなどと言われそうだが、二人ともとても愛らしく利発な子だ。  我が家では仕事に出るのがわたしで、家事は友奈と分担している。  もちろん休日などはわたしも家事を手伝っている。  友奈と料理を作ったり、子供たちと遊ぶひと時は本当に幸せを感じる。  仕事は大赦のとある部署で働いている。定時で帰れる超ホワイトだ。  おそらくは兄貴が裏で定時に帰れる部署にわたしを入れてくれたのだと思う。  幼いころから家族とのふれあいの時間が少なかったわたしへの、兄貴なりの配慮なのだろう。  おかげでわたしは一般的なサラリーマンたちよりも少しは多くの時間を家族と共に過ごせる...
  • 6・893
    三好夏凜は落ち着きをなくしていた。 それは隣に東郷美森がいるためである。 (ああ早く誰か来ないかしら…ってなんで自分の家で緊張しているのよ私!) 今日は勇者部で夏凜の家に集まろうということになっていた。 しかし他のメンバーは用事があるとかでまだ来ていない。 同じクラスメートであり、勇者部では生死をかけて共に戦った仲間である。 嫌いなはずがない。だがこんな感じで二人きりになったことはこれまであっただろうか。 「夏凜ちゃん」 「ヒッ」 「どうかしたの?」 「な、何でもないわよ」 そう、と言って東郷はクスッと笑った。その仕草、長い黒髪、整った顔だち、白い肌、ふくよかな胸、まさに大和撫子だ。 おまけに先代勇者ときたもんだ。夏凜が気にならない訳がない。 そんな彼女を無意識にちらちら見ていたため、東郷が気になったようだ。 「夏凜ちゃん」 「何よ」 ...
  • 2・313
    友奈「東郷さん、このまま勇者部五か条の4つ目音読して?」 東郷「ゆ、ゆーしゃぶ…ごかじょう、よっ」 友奈「(さわさわ)」 東郷「ひゃぁん///…」ビクビクッ 友奈「どしたの?東郷さん」 東郷「友奈ちゃん、手の縄ほどいて…足閉じさせてぇ…」 友奈「ダメだよー、私怒ってるんだから!ほら、頑張ろ?」 東郷「…ゆーしゃぶごかじょう、よ」 友奈「(さわさわ)」 東郷「っつ///…な、なやんだら」 友奈「(くりくり)」 東郷「そこ、だめぇ…!///」 友奈「最後まで読もう?」 東郷「…なやんだら、そうだん」 友奈「よくできましたー!次からはちゃんと相談できるようになろうね?」ギュッ 東郷「ごめんね…ごめんなさい友奈ちゃん…」ギュウ
  • 2・431
    東郷「ぼた餅作ってきたので、今度こそ食べてくださいね」 夏凛「わ、わかってるわよ。食べるわよ」 東郷「はい、あ~ん」 夏凛「いや自分で食べるし」 東郷「そうですか・・・」しゅん 夏凛「ぜ、前言撤回よ!あ、あ~ん・・・ぱくっ」 東郷「ふふっ・・・味はどうですか?」 夏凛「ま、まあまあってところかしら」 東郷「そうですか・・・」しゅん 夏凛「じ、冗談よ!本当はすごく美味しかったわよ!」 東郷「明日も作って持ってきますね」 夏凛「好きにしなさい」
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