文々●新聞 号外
近頃
ゆっくりの殺害方法?(大半の人妖は口を揃えて駆除と言うがここでは敢えてそう表現する)
について異論が里の間で唱えられている、その件に進展があったそうだ
半獣の甲氏 「あれを潰すのは子供の教育上よくない。以前妖怪の子供が人の子供に真似してやろうとして危ない所だった。
どうか子供の前であれを潰すのをはやめて欲しい」との事
里の識者乙氏 「最近妖精たちが見つからなくて日頃の鬱憤が張らせない。ゆっくりなら潰してもすぐ増えるし
妖怪と人間の関係を教える上であれは最適な教材だと思う」と述べている
この事について村の寄り合いで喧々諤々の論争となり、一時は粉微塵に破壊すれば別にと何ともない意見が優勢だったが
それでは食用に適さなくなるなるべく原形を留めるべきと言う反論が出た為、紛糾の末撲打による殺害と言う事で両者が妥協した。
しかし、その意見に否定的な意見が挙がっているが、寄合の参加者より『できればそういうやり方は表ではなく個人の良識の範囲内でお願いしたいという』という声明が出たため事態は一応の解決を見たというのが大勢の見方だ。
最終更新:2008年09月14日 09:34