妹紅×ゆっくり系8 もこたんvsドスまりさ

もこたんVSドスまりさ
ドススパークを見てから、一度やってみたかったネタ。



竹林の奥深く、ドスまりさと藤原妹紅は対峙していた。

ドスまりさの群れは、飢えから逃れるために先日人間の里を襲った。
そこでいくつかの不幸な偶然が重なった。
襲撃の際、里の守護者である慧音がたまたま留守だったこと。
配下の巨大ゆっくりたちがドスまりさの指示を守らず、里の人間を傷つけたこと。
そんな時に慧音が帰ってきたこと。
いつもの追い払うための弾幕ではなく、一切の容赦のない殺意の乗った弾幕攻撃の前に、
群れのゆっくりはことごとく饅頭の残骸にされたこと。
このままでは自分も死ぬ。みんなの仇はとりたいが、ここで全滅するよりは…。
そしてドスまりさは敗走した。
里の人間も近づけない竹林の奥へと。

後顧の憂いは断っておく必要がある。
妹紅は慧音から、ドスまりさの討伐を請け負った。
竹林の地理に明るい妹紅は、まさにうってつけの処刑執行人だった。

だがゆっくりとはいえ、仮にもドスと呼ばれるだけのことはあった。
追い詰められて覚悟を決めたのか、特殊能力をフル使用するドスまりさは強敵だった。
姿を消しながらの投石攻撃は厄介だし、なにより狙いが定まらない。
ゆっくりオーラで動きを止められた所に突撃をまともに食らえば一撃でやられかねない。
「ゆっくりだからと言って甘く見てたか…だけどっ!」
防戦一方の妹紅だったが、一瞬の隙を見つけると、駆け抜けざまにドスまりさに一撃を叩き込んだ。
しかし直撃を受けたにも関わらず、ドスまりさには傷一つ付いていない。
「それがお姉さんの攻撃?これっぽっちも効いてないよ!」
とはいえ目の前の人間は自分の攻撃を凌いでいた。只者ではない。決して油断はできない。
一気に決着をつけようと、必殺のドススパークを放つ。
白黒魔法使いの魔砲に比べれば哀れな威力でしかないが、
それでも人間数人を焼くには余りある威力を持っている。
しかし、ドススパークは妹紅を焼くことはなかった。
彼女に届くことなく、彼女の直前で跳ね返ってきたのだ。
「そうら、自分のスパークで自分が焼かれな」
そのまま返ってきたドススパークに呑み込まれるドスまりさ。

「ゆぐああああああああっ!?」

我に返るドスまりさ。スパークに呑み込まれたはずなのに、自分の体には焼け焦げひとつない。
「悪夢のお味はどうだった?」
目の前には笑みを浮かべた、さっきまで闘っていた人間。
あの駆け抜けざまの攻撃を受けた時に幻覚の術にかけられていたようだ。
「う、うぎゅあああああっ!!ゆっくり死ねぇぇぇ!」
味わった恐怖からか、冷静さを失い妹紅に無謀な突進攻撃をしかけるドスまりさ。
妹紅は冷静にスペルカードを取り出し、発動させる。

  • 不死「火の鳥 -鳳翼天翔-」-

「……っ!!?」
いったい何が起きたのか。それすら認識できないまま、
ドスまりさは真上に吹き飛び、脳天から地面に落ちて死んだ。


ああ、鳳凰的勝ちパターン。
鳳凰幻魔拳は確実にチートだと思う。

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最終更新:2008年09月14日 11:10
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