ド口ワ系4 ゆっくり学園

※ドロワの中設定あり










大通りに面した場所に、小さなお好み焼き屋があった。
プレハブ建築の一階建て、おそらく近年できた店なのだろう。
こじんまりとした建物のなかに、客は一人だけだった。
時刻は午後5時。
夕食時には、まだまだ早い時間だった。

閑散とした店内で、一人の少女が鉄板に向かっていた。
少女はお好み焼きの生地を、熱心にかき混ぜている。
理知的だが、どこか勝気そうな表情。
まっすぐに伸ばした背筋に、きっちりと着こなした制服が似合っている。
きびきびと動く仕草は小気味良いものだったが、一見すると小学生に間違えるほど少女は小さかった。
彼女の名前は極楽いちご。
私立ゆっくり学園に通う、17歳の高校3年生だ。

「ゆぽ・・・・・・こぽぷっ・・・・・・」

生地の中から、声が聞こえてくる。
大きな飴玉くらいの大きさの生物が、箸の動きに合わせて循環している。
生地の中に入っているのは、ゆっくり種と呼ばれる生物だった。

ゆっくり種は人間の生首を模した生物。
人間の頭部を切り取ったような身体は、バスケットボール程度の大きさまで成長する。
下膨れの顔面をした、巨大な蛭を想像すれば、わかりやすいだろう。
人語を理解し話すこともできるが、その性格は傲慢にして無知。
傍若無人に振舞う態度に、嫌悪感を抱く人間も多かった。
ゆっくりたちの中身は、餡子やカスタードといった、生物の存在に真っ向から挑戦するものだ。
学者たちはゆっくり種の存在に頭を悩ませていたが、食用となる中身は甘味料の代用品として、
安価に出回っていた。
極楽いちごのいるお好み焼き屋も、ゆっくり種を使用している。
通常メニューに加えて、ゆっくり種を使用した料理もあった。
プチゆっくりの入ったスイーツメニュー、「ゆ好み焼き」である。
餡子、カスタード、生クリーム種のゆっくりを生地に混ぜ、ソースは水あめの混ざったメイプルシロップで食べる。
女性向けとして作り出された一品だったが、生きたままのゆっくりを使っているため、嗜虐嗜好全開のグロテスク料理だった。
珍しさから注文する一見の客もいるが、もがき苦しむ赤ちゃんゆっくりがあまりに無残なため、リピーターは少ない。
日常的に消費するのは、酔っ払った男性客か、特殊な趣味を持った者だけである。

極楽いちごは後者の人間だった。
捕らえた獲物をなぶり殺す猫のように、いちごは生地にまみれた赤ちゃんゆっくりを弄んでいた。
一度かき混ぜてしまえば、生地に飲まれた赤ちゃんゆっくりたちは、穏やかに窒息死する。
料理用に使われる赤ちゃんゆっくりは、ごく小さな個体が多いので、一度生地に埋もれてしまうと自力では這い上がれなかった。
苦しみの声を聞きたくない人間であれば、窒息死させたあとで鉄板に流し込むだろう。
だが、いちごはわざわざ箸で助け起こしていた。
すぐに生地を焼くのでもなしに、呼吸困難のさまを観察している。

「えにゅ・・・・・・がっふぇ・・・・・・」
「エ゛エ゛・・・・・・ごぼぼ・・・・・・」

狭い店内に、酸素を求める赤ちゃんゆっくりの悲鳴が響く。
だがその声に応えるものはいない。
苦痛を与える当事者だけが、その声を堪能しているのだ。
季節外れのセミのように、赤ちゃんゆっくりは無意味な泣き声をあげていた。

いちごはゆ好み焼きが好きだった。
虐待嗜好を満たされることもあるが、なにより料理内容が気に入っていた。
生地の中には、さまざまな種類のゆっくりがいる。
身体が弱くて物静かなゆっくりパチュリーも、自分勝手なゆっくり魔理沙も、感情的なゆっくり霊夢も、みな平等に苦しんでいた。
髪飾りを取られ、髪の毛を削ぎ落とされたゆっくりたちは、声だけが種類の違いを認識する手段だった。
その声も、激しい攪拌で区別がつかない。
ゆっくりたちの個性は、生地の中で溶け消えようとしていた。
平等に苦しみ、平等に溶けている。
日常生活の鬱憤をぶつけるように、いちごはくるくると生地を混ぜていた。
中にいるゆっくりたちは、ほとんど溺れ死んだような状態。
ゆ好み焼きはクライマックスを迎えようとしていた。
いちごはおもむろに、生地を鉄板の上に流し込んだ。
焼けた鉄板が、ゆっくりたちを焼いていく。

「がばぁ! ひぎゃぁぁぁぁぁっ!! あぢゅいよおぉぉぉ!!!」
「むぎゅうう! むぎゅぅぅぅぅぅうぅぅ!!!」
「だぢゅげでえぇぇぇぇぇぇ!!!」

くすぶり続けた枯れ木が一気に燃え上がるような、絶叫の渦。
生きたまま焼かれるゆっくりたちの、断末魔の悲鳴だった。
熱せられた鉄板はゆっくりたちの体内を凝固させる。
生命活動に必要な熱量を超えた高温が、ゆっくりたちの生命を急速に奪っていった。
いちごは食い入るように、赤ちゃんゆっくりを見つめていた。
薄く張り付いた微笑。
哀れみの混ざった表情だった。

「やめちぇ・・・・・・ひいぃ・・・・・・ひぃ・・・・・・」
「ゆぶ・・・・・・・ぶ・・・・・・」

悲鳴は次第に小さくなっていき、やがて聞こえなくなった。
もはや小さなふくらみがあるだけの、至って普通のお好み焼きである。
いちごは自分の成し遂げたことに、充足感を覚えていた。
じっくりとかき混ぜていたぶった後、一気に鉄板の上で昇華させる。
職人顔負けの、見事な仕事だと自負していた。
満足のいく虐待に、ゾクリとした快感が、いちごの身体を貫いた。
熱で当てられたように顔が熱くなるのを感じる。
苦痛の表情で固まったゆっくりたちが、いちごの視界を刺激し続けていた。

極楽いちごは自分の子供っぽい本名を、嫌っていた。
小柄な体型も相まって、必要以上に子ども扱いされることが多かった。
同級生に優しく扱われることは不快ではなかったが、食事中に生暖かい視線を感じることがある。
それは小動物を見るような視線。
入学した当初は同級生と親しむために甘んじて受け入れていたが、その扱いは次第にいちごにとって不快感に変わっていった。
可愛いという言葉は、己を侮辱する言葉だと思う。
年相応の扱いを受けたいいちごにとって、軽視は自分の人間性に対する挑戦なのだ。
もっとも、一度固定した扱いを変えることは難しい。
いちごの友人たちはそれほど悪い人間ではなかったため、なかなか言い出しにくかったのだ。
そのままずるずると月日が経ち、いつの間にか1年以上経っていた。
いちごが日常的に屈辱感を感じることは多々あった。
高校生になった今でも、私服で出歩いたときなどは、小学生に間違われる。
小柄な肩幅が、年齢以上にいちごを幼く見せていた。
たとえば友人たちと映画館に行ったときなど、毎回のように問答があった。

「『ゆヒドゥン』、高校生一枚ください」
「えっ? ・・・・・・学生証をお願いします」

わざわざR15の映画を見るほうも悪いのだが、毎回恒例のやりとりにいちごは辟易としていた。
友人たちは、学生証など確認されていない。
いちごだけが、提示を求められていた。
苦笑する受付のお姉さん。
ニヤニヤ笑う友人たち。
屈辱的な自分。
いちごは自分の扱いを、不当に感じるのであった
ストレスがたまると、校内で飼われているゆっくりたちを虐待するのだが、
それでも足りない場合は、ゆっくりを取り扱う料理屋に行き、たまった鬱憤を晴らすのだった。

ゆ好み焼きは小麦色に焼き色が付き、甘い匂いが店内に広がっていた。
いちごはへらをつかい、生地に埋まったゆっくりを真っ二つにした。
大きく口を開けた赤ちゃんゆっくりが、二つに分かれてへにゃりと崩れた。

            ###

少し早い夕食を食べ終わったいちごは、料金を支払うと、寮へを帰っていった。
校門で外出証を見せ、当直室に向かう。
これから外出するのであろう2、3人のグループが、楽しげに談笑しながら脇を通っていった。
知らない顔ぶれ。
下級生たちなのだろう。
いちごは当直室のドアの前に来た。
学園の寮内に住むものは、人員把握のために外出証が必要だった。
門限も厳しく定められているため、深夜外泊など当然できない。
もし規則を破ろうものなら、連帯責任で寮内の全員があおりを食うため、表面上規則は守られていた。
いちごはドアをノックして返事を待つ。
応答の声。
いちごは当直室に入った。

「失礼します」
「おかえり。極楽はやいねぇ、もう帰ってきたの?」
「はい。外出許可、ありがとうございました」

当直室のソファにもたれかかって、雑誌を読んでいるのは、本日の当直教師、千夜先生だ。
いちごは軽く会釈すると、外出証を機械に通した。
小さな札が吸い込まれ、機械がカリカリと音を立てる。
いちごは機械を見つめながら、ゆっくりたちの叫びを思い出していた。
機械のように無反応なら、虐められることもないのに。
いちごは機械を見つめながら、さきほどの料理を思い出しているのだった。

どこかぼんやりとしたいちごの動作に、千夜は思い当たる節があった。
教師としての感性が反応する。

「・・・・・・お前、またやっただろう?」
「何がですか?」
「とぼけちゃって。コノヤロウ、またゆっくりを虐めたんだろ? 私には判るんだよ」

校外でのゆっくり虐待は禁止。
生徒たちの表情を見慣れている千夜は、敏感にそのことを読んだのだ。
いつの間にか千夜は、いちごのそばに立っていた。
意地悪な微笑を浮かべて、いちごを見下ろしている。
その身長差に、いちごは本能的に反発心を感じた。

「何もしてません。ちょっと外の空気を吸いたくなっただけです」
「へぇえ」

一物含んだ千夜スマイル。
おもむろに立ち上がった千夜は、いちごの背後に回ると、小さな身体を両腕で抱え込んだ。

「ちょ・・・・・・先生!?」
「ウソばっかり。ほんとはやったんだろ?」
「やってませ・・・・・・あっ、何を」

がっしりと身体をつかまれたいちごは、動こうにも動けない。
逃れようと抵抗するが、その体格差は絶望的。
ライオンとシマウマの戦いのような、一方的な蹂躙なのだ。
耳元にかかる千夜の吐息に、いちごはゾクリとしたものを感じた。

「せ、先生、やめてください」
「先生嘘つきは嫌いだよ。正直に言いなさい」
「だ、誰が・・・・・・あっ」

いちごの薄い胸元から降りていった千夜の手が、スカートのなかに潜り込んでいく。
太ももを撫でるようにつたっていき、布で隠されたいちごの敏感な部分に触れた。

「いい加減に、してく、ださい」
「ダメだね。悪い子にはお仕置きだ」

捲り上げられたスカートが、いちごの下着を晒している。
股間に添えられた手が、ゆるやかに移動していた。
指先が、柔らかい丘陵に触れる。

「くぅぅ」
「あれあれ?」

千夜が触れた布地は、じんわりとした湿り気をもっていた。
汗とは違った、特定部位にしかできない染み。
千夜はにんまりと笑った。

「何かしら? 変な湿り気があるわね」
「!?」

いちごは身体を硬直させる。
ゆ好み焼きでの遊びは、確かにいちごに興奮を与えていた。
精神の快感は、無意識のうちに肉体にも及んでいたのだ。

「お前、高校生にもなって、お漏らししたの?」
「ち、違います・・・・・・そんなこと・・・・・・」
「ふーん、じゃあこれはなんなのかな? ・・・・・・まったく、お前は仕方ない奴だよ」
「あ! ああぁ!」

獲物を絡め取った蜘蛛のように、千夜の手はいちごの身体をまさぐっていった。
胸をまさぐり、股間に添えた手をぐりぐりと動かす。
下着の染みは、徐々に大きさを増していった。
羞恥の色に染まったいちごの顔。
気づかれてしまった恥ずかしさからか、抵抗力は次第に小さくなっていく。
いまや千夜の両腕を握り締め、真っ赤になってうつむいている。

「あれ、大人しくなっちゃった。観念したの?」
「・・・・・・」
「正直に言いなさいよ。でないといつまで経っても終わらないよ?」
「・・・・・・」

いちごは答えたくなかった。
力で相手に言うことを聞かせようとする人間に、克己精神が反応したのだった。
とにかく反発してやろうと思う。

「意地っ張りね」
「んんッ」

千夜の指が、布地のスキマからしっとりと濡れそぼった中に潜り込んだ。
下着の中はヌラヌラとした愛液が溢れ、千夜の指に絡み付いてくる。
力を加えなくても、どこまでも入っていきそうだった。

「こんなに濡らして、そんなに楽しかったのか?」
「やあぁ・・・・・・やめ・・・・・・て」

未だ男を迎え入れたことのない部分を弄られ、恐怖と快感の混ざった感情がいちごの中を蠢く。
潤滑された千夜の指は、コリコリとした陰核を押しつぶした。

「くぅ・・・・・・んっ・・・・・・あぁん」

緩急をつけた指使いは、強制的に快感を引きずり出す。
いちごは口に手を当て、声が漏れないようにしていたが、与えられる快楽の大きさは、
自制心を上回りつつあった。
千夜の指がいちごの秘所をこね回すたび、口元から声が漏れる。
狭い当直室内に、淫靡な声が響いた。

いちごの声を堪能した千夜は、次の場所目掛けて指を動かした。
粘液にまみれた千夜の指は、陰部を通り過ぎ、肛門をまさぐった。
きっちりと閉じたつぼみの中に、愛液に濡れた千夜の指が潜り込む。
驚くほどの締め付けが、千夜の指に伝わってきた。

「あ、あ、あ」

いちごは太ももを締め付けて必死に抵抗していたが、腰に力が入らない。
体内に潜り込んできた指に、激しい恐怖感を覚える。
慌てて千夜の腕を戻そうとしたが、少しも動かない。
先ほど感じた反抗心はすでになりを潜め、いちごは許しを求めるようになった。

「ひいぃ・・・・・・ごめん、なさい。ごめんなさいごめんなさい」
「謝らなくてもいいわよ。ほんとの事を聞きたいだけ。・・・・・・ゆっくりを虐めてきたんでしょ?」
「あう、ううう、し、しました。ゆっくりを、やうぅ、虐めました。虐めましたぁ」
「やっぱりね。最初から素直に言いなさいよ」

千夜はようやくいちごの身体を解放した。
へたり込んだいちごは、当分の間、立つことができなかった。
自分自身を抱きしめて、座り込んでいる。
千夜は興味をなくしたようにソファにもたれると、雑誌を読み始めた。


「これからは気をつけること。さ、戻ってもいいわよ」
「・・・・・・」

身体が動くようになったいちごは、逃げるように部屋を出て行った。
乱暴に閉められたドアが背後で大きな音を立てる。

いちごは階段を一気に駆け上がり、自室に飛び込んだ。
荒い息をついている。
いちごはベッドに飛び込むと枕に顔を埋めた。
握り締められた拳が、大きな枕を叩く。
生まれて初めて、他人から与えられた快感に対する屈服。
少しでも快感を感じてしまった自分の精神が恨めしかった。
果てしない屈辱感がわき上がってくる。
絶対に、絶対に許さない。絶対にだ。
ギラギラした瞳のなかには、怒りの情念が宿っていた。

夕焼けの寮内に、今一人の復讐者が誕生したのだった。






                              おわり




次回予告
復讐に燃えるいちごだったが、火照った身体を沈めるため、イケナイ一人遊びを行った。
突然開くドア。好奇と軽蔑の瞳がいちごを貫く。
次回ゆっくり学園
「大ピンチ! 同級生の甘い罠
禁断の同時絶頂(ダブルフィーバー)!!」
どうぞお楽しみに。








あとがき
お読みいただきありがとうございました。
チル裏で出ていたゆ好み焼きネタを使わせていただきました。
TRPGのロールプレイをしている感覚で書いたのですが、途中で死にたくなったりも。
ガープスでサディストのキャラを使ったら、物語が破状しそうになった極楽151号でした。

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最終更新:2008年09月30日 23:47
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