ゆっくりいじめ系1267 ANCO MAX

力あるものが支配する荒廃した世界…
ゆっくり達は極悪非道の加工所軍団の恐怖に怯えていた。
彼らはゆっくり狩りと称して集落を襲いゆっくり達を連れ去っていった。

どこにでもあるゆっくりの集落。そこには襲い来る人間達に対抗するため4人の傭兵が集められていた。
隼のちぇん、鉄のボディめいりん、暴走テンガロンのまりさ、そして不死身の戦士ありす。
決戦の当日、傭兵達は戦いに備え食事を取っていた。




「こんなんじゃぜんぜんたりないよ!まりさのためにもっとおいしいごはんもってくるんだぜ!」
傭兵の一人まりさが汚らしく咀嚼しながら叫ぶ。テンガロンハットを被った珍しいまりさだ。
すでにゆっくり四匹分の食事を取っているがまだ足りないらしい。
「ゆぅ…ごめんなさい、これいじょうはよういできないんだよ。ゆっくりがまんしてね」
集落の長老がまりさをなだめるが傭兵まりさの怒りは収まらない。
「まりさたちはいのちがけでたたかうんだよ!たたかえないみんなはまりさのためにごはんをよういするんだぜ!」
傭兵まりさは帽子のつばで長老の体をつつく。どうみてもゲスまりさである。
その時、給仕をしていた子まりさが傭兵まりさに反論した。
「これでもみんなせいいっぱいがんばってよういしたんだよ。ゆっくりがまんしてね」
だがそれは余計に傭兵まりさの怒りを掻き立てただけだった。
「なにもできないおちびちゃんはきえてね!」
「う。うぎゅううぅ…」
子まりさは傭兵まりさに突き飛ばされる。餡子を吐き出すほどではなかったが痛みのあまり動けない。
だが子まりさは痛みをこらえ傭兵まりさを睨みつける。

それを見ていた傭兵ありすは子まりさに近づく。
「だいじょうぶ?あなたなかなかこんじょうあるわね」
「ゆぅぅ…こんじょうなんてあってもしょうがないよ。まりさはもっとつよくなりたいよ」
「とかいはのわたしがたたかいかたをおしえてあげるわ」
傭兵ありすはゆっくりと傭兵まりさに近づく。
「たたかいにかつこつはさきにこうげきすること。こんなふうにねっ!」
傭兵ありすは傭兵まりさに体当たりした。突然の攻撃に受身も取れず壁にぶつかる傭兵まりさ。
傭兵まりさは痛みのあまりごろごろと床を転げまわる。
「い゛だい゛い゛い゛!な゛ん゛でごん゛な゛ごどずる゛の゛お゛お゛お゛お゛!」
傭兵まりさの口から白い物がこぼれる。体当たりの衝撃で歯が数本抜けたようだ。
傭兵まりさは痛みのためか目からだらだらと涙を流しながらのた打ち回っている。
「ゆっくりできないありすはしねえ!」
しばらくして痛みから回復したのか傭兵まりさな立ち上がり傭兵ありすを睨みつける。
室内に険悪なムードが流れた。

外から聞こえてくる叫び声がその空気を打ち破った。
「かこうじょのいちみがおそってきたよ!みんなゆっくりせずにいそいでにげてね!」
「そ、それじゃああとはまかせたよ。みんながんばってね!」
長老達集落のゆっくりは避難所のほうへ逃げていく。
傭兵まりさは傭兵ありすを睨みながら言った。
「このけっちゃくはあとまわしだよ。それまでいきのこれるといいね」



「ゆっくりがりだー!」
「かこうじょのれんちゅうがきたよー!」
逃げ惑うゆっくり達を石の雨が襲う。逃げ遅れたゆっくりは次々の石の直撃により即死する。
だが即死できたものはまだ運が良い方だ。
中には中途半端に石にぶつかり、餡子が漏れ出す痛みに苦しみながら死ねない者、 、
またあるものは石の直撃は逃れたものの投石により崩れた家の下敷きになった。
「い゛だい゛い゛い゛、あ゛ん゛ごがも゛でる゛う゛う゛う゛う゛う゛!」
「お゛も゛ぢよ゛お゛お゛お゛!ばや゛ぐがれ゛ぎを゛どがじでえ゛え゛え゛!」
ゆっくり達のうめき声の中、加工所から送られてきたゆっくり達が姿を現す。
元は各地の集落から拉致されたゆっくりだが薬物と拷問により洗脳され
加工所の手先へと改造されている。加工所からの命令には絶対服従のうえ
集落のゆっくり達を食べ物としか思わない狂ったゆっくり達だ。その数約50匹。

「みんなまりさがひきころしてあげるよ」
まりさは帽子を逆さにすると器用に中へと乗り込む。
「ありす!」
ちぇんがありすに呼びかける
「たたかいがおわったときいきていられたら…ありすにきいてほしいことがあるんだよ。」
「いきのこれたらね…くるわよ!」
加工所の狂ゆっくり達が傭兵達に飛びかかる。

ありすは狂ゆっくり達の方を向くと口からすばやく石を吹きかけた。
とあるゆっくりが人間の拳銃を参考にして考えた技だそうで
野生の動物や人間にとってはかすり傷だが
ゆっくりに対しては即死級のダメージを与えることができる。
「げびょ!」
「ひでぶ!」
石の弾丸を食らい狂ゆっくり達はばたばたと倒れていく。
「ゆっくりたちはしねええぇぇえ!」
ありすの背後から狂ゆっくりが飛びかかる。
しかし噛み付く直前遠くから飛んできた石により狂ゆっくりの頭が吹き飛ばされる。
「うしろはまかせてね!」
ありすを助けたのはちぇんだった。ちぇんはありすのように連射はできないが
その代わりに遠くまで石を飛ばすことができるので後方に配置されているのだ。

「おらおら!しにたくなければみちをあけるだぜ!」
まりさは帽子に乗ったまま狂ゆっくり達の中へと突撃する。
狂ゆっくり達はどんどん潰されていくがかろうじて避けた狂ゆっくり達はまりさを取り囲む。
「みんなばらばらにしてやるぜ!」
まりさは帽子に乗ったままぐるぐると回転する。
近づいた狂ゆっくり達は帽子のつばに当たり次々と切り裂かれていく。

「いただきまんもすー!」
狂ゆっくりの一人がめいりんに噛み付く。
しかしめいりんの体に傷つけるどころか逆に歯が折れてしまう。
「わ、わふぁしのふぁがあぁぁ!」
めいりんはトレーニングにより体を鍛えており、力を込めることで体の硬さを発泡スチロール並みにできるのだ!
めいりんはそのまま体当たりでどんどん狂ゆっくり達を潰していく。



「いがいとあっけなかったね」
加工所から送り込まれたたゆっくりはすべて傭兵達によって倒された。
「はやくもどってしょくじのつづきにするぜ」
皆が浮かれる中、ありすだけは警戒を解かなかった。
数こそ多かったがいくらなんでも弱すぎる。加工所によって滅ぼされた集落の中には
ここの倍大きな所やドスが統治する集落もあったはずだ。彼女達がこんな雑魚にやられるとは思えない。

その時、一瞬あたりの空気が蒸し暑くなったかと思うとぼてり、と鈍い音がする。
音のほうを振り返ると焼き饅頭と化し倒れためいりんと背中にボンベを背負ったきめえ丸がいた。
「おお、よわいよわい、ゆっくりとはよわいものよのう」
ありすは即座に理解した。これまで多くの集落を襲い滅ぼしたのはこいつである、と。
きめえ丸は背中のボンベから伸びているホースの先をありす達へ向ける。
「みんな避けて!」
ありすの声に皆その場から離れる。ありす達がいた場所を炎の鞭が襲う。
一瞬でも逃げるのが遅ければ皆もめいりんと同様の運命を辿っていただろう。
ちぇんはきめえ丸に向けて石を撃ち込んだ。
「おお、おそいおそい」
きめえ丸はひらりと飛んでかわした。かなり素早い動きだ。
「わたしにまかせて!」
ありすはきめえ丸に向けて次々と石を撃ち込む。
きめえ丸は素早く避けるが数発は命中する。しかしちょっと顔をしかめただけで致命傷にはならない。
「おお、ぶざまぶざま!」
きめえ丸は頭の飾りをありすに投げつける。ブーメランのように飛んでくるそれを
ありすは器用にかわしまたもや石の弾丸をきめえ丸に撃ち込む。
一撃でもきめえ丸の攻撃が当たればありすは致命傷となるが、
きめえ丸にとってありすの攻撃はかすり傷にすぎない。
だがありすは器用に攻撃をかわし少しづつではあるがきめえ丸にダメージを与えていく。
「おお、しつこいしつこい!」
あせったきめえ丸はありすに向けて炎を放射する。その大振りな攻撃によりきめえ丸に隙ができる。
「もらったよ!」
ありすはきめえ丸の隙をついて突進する。今攻撃すれば倒せる!ありすときめえ丸の距離が縮まっていく!

「あぶないよ!」
ちぇんに体当たりをされありすは吹き飛ぶ。その直後ありすの移動先、
ちぇんが現在いる場所に帽子に乗ったまりさが突進してきた。
「い゛ぎや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
ちぇんはまりさの帽子に挽き潰される。

ちぇんには夢があった。ありすと結婚してゆっくりとした家庭を築くことだ。
ちぇんがありすと知り合ったのはすでに傭兵だったありすがちぇんの集落に来た時だ。
当時まだ普通のゆっくりだったちぇんにとって加工所のゆっくりを倒し集落を救ったありすは英雄だった。
それからちぇんはありすを目指して傭兵になり、何度も死にそうな思いをしながらもやがてありすに認められ
ありすの相棒と名乗れるまでになった。やがてちぇんはありすを恋愛対象として意識するようになる。
今回の仕事はかなり危険だ。だがもし生き残れたら、その時はありすに告白しよう。ちぇんはそう思っていた。
ちぇんには夢があった。だが夢は夢のまま終わった。

「どぼじでごんなごどずるのおおおおおお!」
相棒の死にありすは絶叫する。自分はまりさに喧嘩を売った。だがいくらなんでも死ぬような攻撃をするのはひどすぎる。
ましてや今は加工所のゆっくりと戦闘中、味方の数が減れば自分の身も危うくなるはずだ。
だがまりさはにたにたと下卑た笑いを浮かべながらきめえ丸の側に移動した。
「まだきづかないなんてばかなの?しぬの?まりさもかこうじょからきたゆっくりなんだよ」
まりさは最初から傭兵達を殺すためスパイとして集落に潜り込んでいたのだ!
「まりさあんた…」
「にんげんさんにさからうなんてばかだね。にんげんさんにしたがっていればあんぜんにおいしいものがたべられるのに」
「まりさはゆっくりたちをころしてへいきなのおぉぉ!?」
「ほかのゆっくりなんてどうでもいいよ。まりさはじぶんさえよければそれでいいぜ!」

まりさがありすに突撃する。少し遅れてきめえ丸もありさに攻撃を仕掛けてきた。
2対1となりありすは圧倒的に不利になった。避けるので精一杯になり攻撃するタイミングがつかめず
逆に攻撃を完全には避け切れなくなり徐々に体に傷を負っていく。
ありすは死を悟った。死ぬことは傭兵となった時に覚悟している。だがちぇんを殺したまりさをこのまま生かしてはおけない。

やがてありすは力尽き、地面に仰向けに倒れる。その隙をまりさが襲う。
「まりさをばかにしたありすはしねえええぇぇぇ!」
まりさはありすの真上に向けて飛び、ありすを押しつぶそうとする。
「かかったね!」
ありすは口から切り札を出した。それは細長い棒のような形状の石でその先端を真上に向ける。
ありすの頭上に来ていたたまりさは自分から棒に突き刺さった。
「い゛ぎや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
尖った石の先端は的確にまりさの急所を狙い、まりさは絶命した。
(ちぇん…敵はとったよ)
ありすもまりさの重みで串刺しになり息絶えた。



加工所の連中により集落に住む成ゆっくりの多くは連れて行かれた。
残ったのはまだ小さなゆっくりと年老いたゆっくり達だけだ。
「みんなしんじゃった…ゆうめいなようへいさんたちだったのに」
「やっぱりかこうじょはゆっくりできないね…」
ゆっくり達は傭兵達の死と拉致された仲間に嘆き悲しむ。
だが時が経つと傭兵達の事もみなの記憶から忘れられていった。
しかし一匹だけ傭兵達のことを覚えているゆっくりがいた。





幼馴染のれいむがまりさに言う。
「ゆぅ…どうしてもいっちゃうの?」
あの時給仕をしていた子まりさも成長し大人になっていた。
彼女は今日旅にでる。あの日散っていったありすの背中を追うため、
そしてゆっくり達を苦しめる加工所と戦うために。
「あのよでゆっくりみていてね、おねーさん」
まりさは空を見上げる。
空はとても高く澄み渡っていた。

ゆっくり視点から加工所を見たらどうなるのだろう?と思って作ったのですが
某動画を見ながら作っていたらメタルマックスになってしまいました。
パクリ元↓
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm173853


過去作
  • ゆっくり転生(fuku3037.txt~fuku3039.txt)
  • ゆっくりくえすと(fuku3068.txt)
  • ともだち(修正)(fuku3103.txt)



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最終更新:2008年10月28日 15:50
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