ドスを弱体化させてみた。もちろんドス物。
設定はかなりいじってますが
「ゆゆ!まりさがでかくなってるんだぜ!!どうなってるんだぜ?」
朝、ある群れの
ゆっくりまりさが目を覚ますと体が異様に大きくなってるのに気が付いた
まりさはもともとゆっくりの中でも体が大きいほうだったが、今の大きさは1、5メートル程。
ここまで大きいとゆっくりからすれば異常である
まりさの巣はかなり広い巣だったのだがその巣がとても小さく感じるほどだった。
「ま、まりさいったいどうしたの?」
「わからないんだぜ!!きづいたらでかくなってたんだぜ!!」
一緒に住んでいるれいむもこの状況に混乱する。自分のパートナーが急にでかくなったから当たり前の反応だろう。
とにかく長を呼んでくるねとれいむは出て行った。
「むきゅ、これは間違いないわ。どすまりさよ」
『どすまりさ!!!???すごい!!』
「ど、どすまりさ??」
集まってきた群れに対して長のぱちゅりーが断言する。そしてそれに沸く群れのゆっくり達
しかしまりさはそんなもの聞いたことが無かった。そんなまりさにぱちゅりーが説明する。
「むきゅ、まりさはいつも授業をさぼってるから知らないのも無理ないわ」
「ゆぐぐぐ」
「どすまりさというのは、まりさ種がごくまれに変化する最強のゆっくりなのよ」
「さいきょうのゆっくり?」
「むきゅ、その力は人間をもこえ、ゆっくりおーらでみなをゆっくりさせ、
あらゆる障害をどすすぱーくで焼き払い、ゆっくりを究極のゆっくりぷれいすへと導くといわれてるわ」
「それはすごいんだぜ!!それじゃあにんげんをしたがえておやさいたべほうだいもゆめじゃないんだぜ!!」
この群れから少し離れたところに人間の村がある。そしておいしそうな野菜があることをまりさは知っていた。
しかし人間を敵に回すとゆっくりできない。今まではぱちゅりーの言葉もあり、誰も近づこうとはしなかった。
その発言にもちろんぱちゅりーはおこりだす。
「だめよ!それはあくまでゆっくり達のための力!人間から奪うためのものではないわ!!」
「そんなのしらないんだぜ!こんなちからがあるならゆっくりがゆっくりするためにつかうべきだぜ!!
みんなはどうなんだぜ!?」
周りのゆっくりに呼びかけるドスになったまりさ。
「れいむはおやさいたべたいよ!!きっとゆっくりできるよ!!」
「ありすはにんげんのいえがほしいわ!!あれはとかいはにこそふさわしいものよ!!」
「ちーんぽ!!」
「あそこがきっときゅうきょくのゆっくりぷれいすだよ!!だからいくべきだよ!!」
群れの大多数が賛成する。どうやらほとんどのゆっくりが同じ考えだったようだ。
反対なのはぱちゅりーと親しい極少数だけである。
「む、むきゅ…」
「ゆっへっへ、これできまりなんだぜ。さっそくむかうんだぜ!!」
『ゆーーーーー!!』
どすまりさはどすどすと音を立てながら村へと向かっていった。
「ぱちゅりー…まりさは…」
「むきゅ、もう彼らはあきらめましょう」
友人にそういうと長ぱちゅりーはため息をつきながら住処へと帰っていった。
少し離れたところの人間の村。ここではある男が家族と一緒に畑仕事をしていた。
この年は天候にも恵まれ、男はたくさんの野菜や米を収穫していた。
これだけの収穫があるならば冬は家族でゆっくり過ごすことができるだろう。男はそう確信していた
ずん…ずん…
「ん?」
ふと地響きが聞こえ男は顔を上げる。どうやら森から聞こえてくるようだ。家族も気づいたらしく顔を見合わせる。
しばらく森を見ているとバキバキと木の枝を折りながら何かが近づいてるのに気づいた。おそらくかなりでかい
「と、とうちゃん…」
「お前らは避難してみんなに伝えてくれ」
「う、うん」
「父ちゃんは様子を見て危ないようなら逃げるから、心配するな」
「わかった。気をつけてね」
男は家族を逃がすと鍬を持って身構える。猪ならいいが妖怪だったらどうしようか。
男の額に冷や汗が流れる。
そしてついに森から出てきたのは…
「ゆへぇ、やっとついたんだぜ。とおすぎるんだぜ」
「ゆゆ!!ここがゆっくりぷれいすだね!!ゆっくりできそうだね!!」
「さっそくゆっくりしましょうね!!」
巨大なゆっくりに率いられたゆっくりの群れだった。
「な、なんだ…ありゃ」
男は思わずそんな言葉を口に出す。だが改めて首を振ると鍬をにぎりしめた。
男はこれだけでかいゆっくりを見たことがなかった。あれだけでかいならばいくら弱いゆっくりでも危険だろう。
そう思いなおしたのだ。
「どす!!あそこにまぬけそうなにんげんがいるよ!!」
「ゆ!!さっそくめいれいするんだぜ!!」
そんなことをいいながら近づく…が
ずんずん
…………………
ずんずん
……………………
ずんずんずんずんずんずん
はぁはぁ
ずんずんずんずんZUNZUNZUNZUN
その歩みは恐ろしく遅かった。周りのゆっくりも人間に比べればかなり動きは遅い
だが巨大ゆっくりはそのゆっくりよりもさらに遅かった。男が思わず拍子抜けしたほどである
「おい、どうし…うっわ!なんだあれ!!」
「でか!!でかすぎだろ!!」
巨大ゆっくりがこっちに来る前に村の男達も集まってきた。子供が伝えてから男達が来るのには少し時間がかかる。
だがそのゆっくりがあまりにも遅かったので男の予想に反して先に男達が集まることになった。
そしてようやく男達の前に着くゆっくり達。ドスまりさはかなり急いだのか息がきれていた。
「はぁはぁ、に、ぜふ、にんげんども、ふは、まりささまに、ひゅう、やさいを、ふひ、もってくるんだぜ」
「さっさともってきてね!!さからったらどすがゆっくりさせないからね!!」
「わかったらもってきてね!!ぐずはきらいだよ!!」
「あー、断る」
しばらくして、どすが言いたいことをようやく理解した男はとりあえず断った。
誰だっていきなりきて命令口調で野菜を出せと言われたら断るのは当たり前である。
「ゆっへっへ、やっぱりにんげんはばかでおろかなんだぜ!!」
「ゆっくりさせないくずはさっさとしんでね!!」
「おお、おろかおろか」
「それじゃあ、ふぅ、しぬんだぜ!!」
そんなドスの号令とともに突撃してくるゆっくり達。そのほとんどは実力を理解していない若いゆっくりである。
もちろん
「ぶげぇ!!」
「いだいいいいぃぃぃ!!!」
「どうじでごんだごどすづのおおお!!!!」
あっという間に男達によってつぶされるゆっくり達。普段勝手に進入するゆっくりをつぶす男達には簡単な作業だった。
中には蹴って他のゆっくりにぶつける効率的なやつまでいる。
「ゆっくりできないにんげんはしねええええええ!!!」
ドスも突っ込んでくるが
どすんどすんどすん
ひょいひょいひょい
男達はかわして小さいゆっくりだけをつぶしてく。それは戦闘経験の無い男達でも実に簡単であった。
当たれば一撃必殺かもしれないが、どんなに強い体当たりも当たらなければ意味は無い。
「どうじでがわずんだぜえええええ!!!」
「いや、普通避けるだろ」
ノリのいい一人の男が思わず突っ込む。
「どす!!ゆっくりおーらだよ!!それをつかえばきっとかわされないよ!!」
「ゆゆ!!それなんだぜ!!やいにんげんども!!これをくらうんだぜ」
男達は後ろにいたれいむから助言を受けた巨大なゆっくりが、何をしようとしているのか注視した。
巨大なゆっくりがなにやら構えている。その瞬間。
がくん!!
「!?」
男達の体から一気に力が抜ける。その光景に最初の男はあせった。
こんな技を食らったら巨大ゆっくりの攻撃は避けれないだろう。このままではつぶされてしまう、油断した!!
そんな思いが頭をよぎった。が、
「ゆっくり~」
「ゆっくり~」
『ゆっくり~』
ゆっくり達もゆっくりしはじめていた。場にいる全てのゆっくりがゆっくりしていた。
もちろんドスまりさも。
「………」
・・・…………
なんだかなぁ。そんなことを考えながら男は座り込んだ。
そしてそのまま全員で一時間ほどゆっくりすることになった。
「ってこれじゃいみがないんだぜ!!こうげきできなきゃいみがないんだぜ!!」
と叫ぶドスまりさ。ようやく気づいたらしい。ゆっくりおーらとやらの効果も切れたようだ。
力が戻ってきた男達が次々と立ち上がる。
「なんだったんだいまの…?」
「力が抜けたと思ったらそれだけだったな」
「うーん、さっきより調子よくなった気がする」
「お前もか?俺もなんだが」
しかも先ほどまでやっていた農作業の疲れまで取れていて、調子がいいようだった。
そして
「ゆっくり~」
「ゆっくりできるわぁ~」
他のゆっくりはいまだにゆっくりしていた。どうやらゆっくりにはしばらく効果が残るようだ。
おそらく周りをゆっくりさせるゆっくり専用の力か何かなんだろうなと男は思った。
「それで、こいつどうしようか?」
「さっさとつぶしたほうがいいと思うぜ。命令するし、うざいゆっくり大量につれてくるし」
「異議無し、さっきのやつはちょっと惜しいと思うけどな」
「ゆ!?ゆ…!?」
ドスまりさをすぐに包囲する男達、どすまりさは窮地に立たされた。
何かないのかと必死に考えると口の中にきのこあるのに気づく、
そしてここに来る途中で仲間が言っていたドススパークを思い出す。
ドススパーク、それは口の中のきのこを使うことで敵を一気に焼き払う必殺技。
これを使えばありとあらゆるものを消し去ることも可能だという。
そんなすばらしい技はこのような時に使うべきだろう。
「ゆっへっへ、こうなったらさいごのしゅだんなんだぜ。え~と…」
まりさにはどう使えばいいのか分からなかったが、とりあえずきのこを少しだけかじる
すると何かが口の中にたまる感触がした。きっとこれを人間に向かって解き放つんだろうと勘だか理解した。
「こいつでもくらうんだぜ!!」
カッ!
「なんだ!?」
「うお、まぶし!!」
とりあえず目の前にいた男に解き放つドスまりさ。すさまじい閃光が放たれる。そして…
「く、目潰しかよ」
「大丈夫か!?とりあえず下がってろ!」
「すまん」
それだけだった。
「あ、あれおかしいんだぜ?ぜんぜんやきはらってないんだぜ?」
「わけの分からんことを…つぶすぞ!」
『おう!!』
「ゆげげげ!!」
一気に襲い掛かる男達。まりさはやけくそ気味に口の中のきのこを思いっきりかじった。
次の瞬間である。
「へぶらやああああああああ!!!!!」
「うわ!なんだ!」
「あぶねぇ!!離れろ!!」
口からドススパークが放たれ、近くに生えていた木に直撃し、燃え盛る。
男達は慌てて近くの畑に伏せる。少しでも当たらないようにする一番いい方法であった。
そして幸いなことにそれ以上は特に危険も無く、ドスの口は光を撒き散らし、やがて消えた。
「ふぁ、ふぁふひふふぁふぇ!!ふふぃふぁふぁふぇふぁんふぁふぇ!!」(あついんだぜ!!くちのなかがやけたんだぜ!!)
「も、もううってこないみたいだな。よしつぶすぞ」
「ああ」
なにやら叫んでいるドスを持っている道具で攻撃する男達。ドスまりさが叫ぶが容赦はしない
あるていど傷をつけると中の餡子の圧力でドスの体から餡子が噴出しだす。
後は放っておいてもやがて死ぬだろう。男達はほっとして残っていたゆっくり達を処分しはじめた
「しかしこいつらなんなんだろうな…やたら弱いかと思ったら最後のアレ」
「結構やばかったよな。誰かに当たったら死んでたぞ。くわばらくわばら」
「これからはこいつらが来ても大丈夫なように、本格的に対策をとらないといけないな」
「ああ、さっさと収穫を終わらせよう」
そんな事を話ながらそれぞれ畑に戻る男達。
この話はすぐに他の村にも広まり、ゆっくりを本格的に対策する村が増えたが、それはまた別の話
そのころ…
ゆっくりの群れでは残った数少ないゆっくりをまとめて指示する長ぱちゅりーの姿があった。
そしてふと空を見上げる。人間の村の方角で明るいのに点滅する光が見えた。しかしそれもすぐに消える。
「むきゅー…ドスまりさが死んだみたいだわ」
「あのひかりでぱちゅりーはわかるの?」
近くにいた世話係のれいむが話しかける。そしてそれに長ぱちゅりーはうなずいた。
「あれはドススパークの光、でもあれを放つということは死んだも同然ね」
「あれ?どすはどすすぱーくでなかまをゆっくりぷれいすへみちびくんじゃなかったの?」
「むきゅん、ちょっと違うわ。そうね…少し説明しましょう」
ドスはゆっくりのためのゆっくりである
ドスの力は人間をもこえ、ゆっくりおーらでみなをゆっくりさせ、
あらゆる障害をどすすぱーくで焼き払い、ゆっくりを究極のゆっくりぷれいすへと導くといわれる
これは全て本当のことだ。
圧倒的な力は仲間のためのゆっくりぷれいすを作るためのもの。
ゆっくりおーらは暴走しそうなゆっくりを落ち着けるためのもの。
ドススパークは非常時に仲間を守るためのもの。
導くとは体の中にある大きい餡子による知能を使ってゆっくりの指導し、やはりゆっくりぷれいすを作るためのもの
これらはあくまでゆっくりのためのものであり、決して戦い、奪うためのものではない。
圧倒的な力を得る代わりにドスは動きがとても鈍い。理由はゆっくりの移動の仕方にある。
普通ゆっくりは皮の弾力を使って移動をするのだが、ドスは体がでかくてその分重い。そのためつぶれた足の皮は弾力がほとんどない
結果動きは遅くなる。
動きが遅いということは戦いには力はまったく役に立たず。主に大きな岩や木をどけたり穴を掘るために使われる。
そしてドススパークはいざというときのためのもの。それ以外では使い物にならない
ドススパークは威力は高いがその分ドス自身にも悪影響がある。具体的には口の中がやけどし、しばらくは何も食べられないし、しゃべれない。
目の前の敵を焼き尽くすエネルギーを口の中に溜めるのだからそれだけの覚悟がいるのだ。
仲間を守るためならばともかく、それ以外ではひょいひょい使うものではない。
「ゆー、それじゃあほかのゆっくりたちは…」
「むきゅ、おそらく人間のお野菜を奪おうとして皆殺しでしょうね。でも自業自得。あきらめるしかないわ」
「うん…」
れいむにそう言うとなぜかぱちゅりーは巣に戻った。いつもだったら見回りをするのにである。
だがなんとなくその行動にれいむは予想がついた。
おそらく今日は自業自得とはいえたくさんの仲間が死んだ。長ぱちゅりーはその立場から責任を感じているのかもしれない。
ゆっくりが死ぬことなんてたくさんある。群れの規模になったらしょっちゅうだ。
だが長ぱちゅりーはいつまでたってもそれに慣れなかった。だからこそ長になったのかもしれないが。
しばらくはそっとしておいたほうがいいだろう。
そう思うとれいむは自分の仕事に戻っていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~
あー久しぶりに書いたなほんと。
そして気づいたら作品数が十超えてるという。だがいつものように名前無し報告無しで投下だぜ
過去作品
巨大(ry
餌やり
ゆっくり対策
巨大まりさ襲来
ゆっくり埋め
どすまりさの失敗
原点
ゆっくり駆除ありす
まきぞえ
なぐる
ゆっくりのある田舎
最終更新:2008年11月24日 17:33