ゆっくりれみりゃ系いじめ64 サンタクロース

※適当に読んだ方がいいです。



クリスマス。主へ祈りを捧げたり、男女で乳繰り合ったり、子供が靴下に何か入ってる事を祈る日。
そんな事には一切関係ない森のゆっくり達はぐっすりと眠っていた。
「うっうっう~♪ しろいのがいっぱいふってるどぉ~♪」
おしりをプリプリ振りながら空を飛んでいるのはどこにでも居るれみりゃである。しかしよく見ると細部が微妙に違う。
まず、服装が赤を基調とした、所謂『サンタの服』なのである。
更に手には大きめの袋を持っている。中身はギッチリと詰まっているようで、少し重そうである。
れみりゃの後ろを飛んでいるのは2匹のれみりゃ。ただしこちらは胴体が無いので、頭の帽子だけがサンタクロース仕様である。
この二匹も口に袋を加えていた。
「くっりすますは~♪ みっんなでゆっくりだどぉ~♪ れみ☆りあ☆うー!」
機嫌がいいのか、この雪の中でもれみりゃは元気に飛んでいた。
その後を一人の男がストーキングしてる事には気づいてないようだ。

しばらく飛んでいると、一軒のゆっくりの家を見つけた。
「う~♪ おじゃまするどぉー♪」
家の入口に積まれていた石をそっと退けると、中で8匹のゆっくりが寝ていた。
どうやられいむとまりさの夫婦のようだ。
「うー! どれをあげようかなぁ~♪」
ガサガサと袋を漁るれみりゃ。結構迷ったが、れみりゃは人間の家の近くで拾った綺麗なビー玉を人数分プレゼントすることにした。
そっとプレゼントを置いて家を出るれみりゃ。
「うー! みんなのよろこぶかおがたのしみなんだっどぉ~♪」
朝起きた時の家族の笑顔を想像してにこやかになるれみりゃ。他の二匹も同じようだ。
口に袋を加えているため、喋れはしないが表情は明るい。

「つっぎのおうちにいくんだっどぉ~♪ かりしゅまなれみりゃはみんなをゆっくりさせてあげるんだどぉ~♪」
そういってバッサバッサと雪の夜の中を飛んで行った。

そうして次々にお家を訪ねてはプレゼントを渡し回るれみりゃ。
ぱちゅりーには本を
めーりんにはスィーを
ありすには人形を
ようむには爪楊枝を
ちぇんには猫の手を
ふらんには・・・ちょっと怖かったけどナデナデしてあげた。
ドスには立派なリボンを髪に付けてあげた。

そうしてれみりゃはこの辺り一体のゆっくり全てにプレゼントを配ったのだった。
最後にれみりゃは袋から二つのクッキーを出した。
そしてそれを二匹のれみりゃに渡した。
「おつかれなんだどぉ~♪ れみりゃからのぷ☆れ☆ぜ☆ん☆と! だっどぉ~♪」
「「うー! うー!」」
二匹は空を旋回して喜びを表した。
そうして二匹を見送ったれみりゃは自分のお家に戻った。


お家に戻ったれみりゃは大量の草を自分にかけて眠りに付いた。
れみりゃはみんなをゆっくりさせたかった。だから誰かからプレゼントをもらえなくても別に良い。
ただみんながゆっくりできればそれでいいのだ。
「おやすみなさいだどぉ・・・さくや・・・」
いつか出会うであろう自分の従者の事を思いながらスヤスヤとれみりゃは眠りに落ちた。


次の日。れみりゃは目覚めると、お家の入口に何か置いてる事に気づいた。
「うー?」
最初は不思議に思ったが、枕元の手紙を見てそれは喜びに変わった。
『れみりゃへ。これはあなたへのくりすますぷれぜんとです。うけとってください。惨他おにーさんより。』
れみりゃにも配慮したのか平仮名で書かれていた。

「ううー! さんたさんからのぷれぜんとー! あけるあけるー!」
れみりゃは嬉しさを隠しきれずに入口に向かった。
『プレゼント』はよく見るとリボンで飾りつけられ帽子のような物に包まれていた。
それはどこかで・・・そう確か昨日見たような気がした。
「うー? どすのおぼうしだどぉー?」

とりあえず中を探るれみりゃ。適当にガヤガヤと探し
まず手に取ってみたのは、れいむとまりさだった。

「うわあああああああああああ!!!!! どうじでだどぉおおおお!!!!!!!」
そのれいむとまりさは絶望を味わいきった眼のまま死んでいた。
まりさの体にはれみりゃがあげたビー玉が全て埋め込まれていた。目の部分などわざわざ眼球を書いてあった。
れいむの方はと言うと、口の中に大量の雪と死んだ赤ん坊を詰め込まれていた。

おそるおそる帽子からまた何かを取り出したれみりゃ。次に取り出したのはぱちゅりーだった。
ただし、自分があげた状態と違い、表紙と裏表紙が全てぱちゅりーの皮で作られていた。
表紙には、ぱちゅりーの視点のわからない顔があった。
「うううう・・・ざぐやあああああああ!!!!!! だづげでえええええええええ!!!!」

思わず帽子を投げたれみりゃ。そして帽子からはプレゼントが落ちた。
めーりんがタイヤになっているスィー
マトリョーシカに改造されたありす
爪楊枝を頭から突き刺されたお団子ようむ
猫の手で死ぬまで背中を掻き続けられたちぇん
そしてナデナデしやすい様に頭だけになったふらん
最後は丁寧に切り分けられてパック詰めされたれみりゃ二匹

誰かがれみりゃの為に一生懸命作ってくれたものだった。

「ううう・・・うー! いやだどおおおおおおおおおおおおおお!!!!! ざぐやああああああああああ!!!!!!」




「んで? その為だけにわざわざクリスマスに徹夜で森を彷徨ってたのか?」
心底馬鹿にしたような目でこちらを見る我が心の友。どうでもいいように振舞いつつ
風邪をひいた俺のためにチゲ鍋を作ってくれる辺りツンデレである。まあ男とフラグは立てたくないが。

「いやさあ。なんかゴミを集めてるれみりゃが居るってんで後を付けてみたらあんな事してたんだもん。しっかしあのクッキーはどこから・・・」
「はす向かいのばーさんのらしいぜ、あれ?」
「へえー」
俺はたいして気にもせずにチゲ鍋を頬張っていた。・・・俺辛いの苦手なんだよな。

「それで? こんなくだらない事の為にドスとまでやり合ったのかお前は。」
「いやー危なかったアレは。やっぱドスは尋常じゃなく強くてさ。姿は見えないわ近づくとゆっくりさせられるわ
挙句の果てにドススパークで牽制してくるし。迂闊に近づいてたら踏みつぶされてたぜ。」
「バカジャネーノ」
「いやホント俺が9割負けてたね。運がよかっただけさ。」
そんなこんなで二人で仲良く鍋をつついていた。

鍋の中身が空っぽになったころ、友人がふと俺に聞いた。
「なんであんな事したのさ?」
「ん? いやね。あんな寒い夜にれみりゃは一人で頑張ってたんだぜ。それも報酬も何も求めずに。
そんな奴が損をするなんて・・・可哀想だろ。」
「だまれピザデブ。」
友人はそう言い放つとご飯を取りに台所へ向かった。



【後書き】
ぶっちゃけサンタれみりゃが書きたかっただけです。
サンタさんへ。ゆかりんとゆうかりんが俺の家に来ますように。

by バスケの人

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最終更新:2022年01月31日 02:12
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