:愛でお兄さんが被害に遭います
:飼いゆっくりが被害に遭います
:虐待お兄さんが法を破ります
「あれ?鍵が開いてる」
「ゆ・・・ゆ・・・・・・おに・・・いさん」
帰宅した僕を待ち受けていたのは頭から無数の蔦が生やし黒ずんだペットのれいむだった。
飼いゆっくりの証であるバッジは無残にもカスタードだらけだった。犯人がありすなのは疑いようもなかった。
「ど、どうしたんだ!待ってろ、今助けてやるからな!!」
ペットのか変わり果てた姿に気が動転した僕は靴も脱がず台所へ走った。そう、オレンジジュースをとりにいくためだ。
瀕死のゆっくりにはオレンジジュースが最適らしい。
こういう事態に備え、僕は冷蔵庫にオレンジジュースを常備している。
ところが、
「・・・ない」
冷蔵庫にはあるべきはずのオレンジジュースがなかった。
それどころか他のジュースやれいむと一緒に食べようと思っていた買い置きのプリンまでなくなっていた。
「やられた!」
すっきりしたあとのありすがすることはひとつ。食欲を満たすことだ。これらのものは全てありすが食べてしまったのだろう。
そう判断した僕は冷蔵庫を閉めることも忘れ、戸棚をあさる。
この戸棚はゆっくりの跳躍力じゃ届かない場所にあるため手付かずのはずだ。
ここにある砂糖で砂糖水をつくりオレンジジュースの代わりにしよう。
しかし、ここにもあるべきはずの砂糖はなかった。
「そんなばかな・・・」
僕はこれ以上探すのをあきらめ、ジュースや砂糖などを店に買いに走ることになった。
しかし、再び帰宅したときにはれいむは事切れていた。
かわりに聞こえてきたのは赤ありすの
「「「「ゆっちゅりしちぇいっちぇね!!」」」」
そして、その光景を離れた場所から見ていた者がいた
「ははは、笑いが止まらないや」
俺は足元にいたありすを蹴り飛ばす。もちろん死なない程度にだ。
「ゆべっ!と、とかいはなわたしがみたいっていうからをみせてあげたのに・・・どぼじで」
「お前があそこのいえのれいむを襲ったからだよ。そんなんこともわからないの?馬鹿なの?死ぬの?」
「だからおにいさんがやれって・・・」
「まるで俺が指示したかのような言い草だな。まあ、いいや。」
俺はありすの口を小麦粉でふさぎ、言葉を話せないようにした。
ぶっちゃけ殺すのが一番手っ取り早いがそれじゃあ面白くない。だいたい・・・
「むかつくんだよ、ああいうの。不幸にしたくなるじゃないか。」
そう言って俺はもう一度ありすを蹴飛ばした後、オレンジジュースを飲み干した。
神妙な表情をしながらありすを抱え「あの家」へ向かった。
犯人を引き渡すために・・・。
口をふさいだ理由は「騒がれると近所迷惑だろうと思った」あたりにしておこう。
早く家に帰ってプリンが食べたい。盗んだものはまた格別だろう。
最終更新:2009年02月28日 23:18