俺とお袋が応援と共に駆けつけた時、リーダーは餡子やカスタード、生クリームの海で胡坐をかいて、
上機嫌で鼻歌を歌っていた。服や顔にはクリームや餡子がへばりつき、膝の上には1mほどもある
ゆっくりまりさまりさだったものを抱えていた。だったもの、というのは、そのまりさの頭はべろりと剥がされて
大穴が開いていたからだ。その中身はリーダーが現在進行形で食べている。
「うわ、なんだこりゃ……」
「あ、にーちゃん。いやぁ、あたし一人で片付いちゃった」
まりさを食べながらあははと笑うリーダー。リーダーの話を聞くに、
流れのゆっくりの一団が「ごはんよこせ、もしくはここを明け渡せ」と迫ってきたので返り討ちにしたらしい。
まあ、リーダーもハーフだ。油断さえしなければゆっくり程度に遅れはとるまい。
それに、草花を愛し無用の戦いを好まない事からあまり知られていないが、
ゆっくりゆうか種はあれでも捕食種なのだ。草花なども食べるが、その草花を目当てに集まってくる
通常種、場合によってはそれを目当てに集まってくる捕食種なども食べる事があるという。
その捕食種としての血を、リーダーは確かに受け継いでいるようだ。
「しかしまぁ派手にやったなぁ……」
「いやぁリーダー速攻で潰したら他の連中が半狂乱になって向かってきてさぁ。
ついノリノリで潰しちゃった」
「まったく、あなたはいつまでたってもこどもねぇ。
さ、はやくかたづけておはなのせわをなさい。みずあびもしなさいよ」
「はぁーい。みんなー、でかいのは持ってくから他は好きにしていいよ。
食べなかったら捨てても良いけど埋めるか川に流すかしてね?
あと、生きてる奴は一思いに止めを刺す事。どうせそのうち死んじゃうんだしね」
群れのゆっくり達に指示を出し、まりさを抱え上げるリーダー。
その周りでは群れのゆっくり達が思い思いに潰れたゆっくりをゆっくりを持って行ったり、
飛び散った餡子やカスタードを舐め取っていた。ゆっくりは甘いものが大好きだというし、
こう行った襲撃は彼らにとってまたとないごちそうなのだろう。
「あ、ほら、にーちゃんも1個持ってきなって。適度に怯えさせた後だからきっと美味しいよ?」
リーダーは足元に転がっていたれいむを投げて寄越す。傘で刺し殺したものなのか、脳天に小さな穴が開いている。
その穴からは確かに美味そうな餡子の匂いが漂っており、一口齧ると確かに美味だった。
そういえば昔はよくゆっくり獲って食ったけど、お袋の血の影響だったんだろうか。
死屍累々の惨状で、俺はそんな風に場違いな懐かしさを感じていた。
その日の夜。小屋の側にあった木にもたれかかりながら、俺はなんとはなしに夜空を眺めていた。
山の中だからなのか空気ははとても澄んでいて、色々ショッキングな事の連続で混乱した頭を程よく冷やしてくれた。
「おっす、にーちゃん。なにしてんの?」
唐突に、横から声をかけられる。振り向けば、俺と同じように木にもたれかかっているリーダーがいた。
「何もしてねぇよ。今日は色々あったからな、一休みしてたとこだ」
「あはは、お疲れ様。かーさんから話は聞いてたけどさ、やっぱ実際あってみると違うよね。
思ったより良い男であたしゃ鼻が高いよ」
「俺は20云年ずっと探してたお袋がゆっくりだったって知ったときの驚きったらなかったな。
親父が人の道を踏み外したと知った時は首を釣りたくなりましたが」
そのおかげで今の俺がいて、こんな体験が出来ているのだから、悪い気はしないんだが。
「あー、とーさんもいるんだよね。……紹介しといた方がいいのかなぁ」
「誰をだよ?」
「うん。あたしの嫁なんだけど」
噴いた。噴きましたともさ。つーかお前女だろ。嫁ってどういうことだ。
「ゆっくりに雌雄ってないのよねー。あたしもにーちゃんよりはずっとゆっくり寄りだしさ、
まあやろうと思えばできるわけよ」
「何をだ」
「端的に言いますと、生やせます。ゆっくりってすごいよねー。出来ると思えば大体のことはできるし。
まああたしもこの事に気づいたのは2年くらい前なんだけど……あれ? にーちゃんどうしたのさ?」
もうやだおうちかえる。
一瞬何もかも投げ出して家に帰りたくなったが、何とか堪えて深呼吸をする。
まあゆっくりとして育てられたのだから恋愛の対象としてみるのは当然ゆっくりだろう。
昼のお袋の言葉を借りれば、育ちの違いと言うやつだ。
こいつはゆっくりとして、俺は人間としてそれぞれ育った。俺がこいつの言動に呆れたり違和感を覚えたりするのは、
俺の精神が人間のそれを基盤としているからなのだろう。簡単に言うなら、人としての常識が染み付いているのだ。
ゆっくりとしての常識で行動するこいつの言動に違和感を感じるのも、当然の事なのだろう。
「なぁ」
「んー?」
何とはなしに問いかける。声をかけてから質問を考えていなかったことに気付き、慌てて思案する。
何を聞いたものだろう。考えてみて、そういえば、会ってから余り話す機会がなかったことに気付く。
この山に来て、立て続けにイベントが発生したために、そんな余裕がなかったというのもあるが。
少し思案してから、どうにか質問をひねり出した。
「お前さ、親父が居ないって事、どう思ってた?
俺はいつもいつも適当にはぐらかされてたから、いつか絶対見つけてやろうと思ってた。
ガキん頃は、お袋いないってんで苛められたりしたからな」
その問いに、リーダーは少し宙を眺め、にっと笑って答えた。
「別に気にしなかったかな。母さんいたし、長老もいたし」
「長老?」
「ああ、あたしの前の前の長だよ。前の長がかーさんで、2年位前にあたしが新しい長になったの。
それはさておき、昔は確かにみんなと違って身長高いし、色々違うから引け目は感じてたかな。
でもさ、そんなことどうでも良くなるくらいに皆優しかったから。それに、ウチの嫁も」
そう言って、リーダーは照れ臭そうに笑った。嫁さんは元々この群れのゆっくりではなく、
一人で旅をしていた流れのゆっくりだったのだそうだ。まだお袋が長であった頃に、川に落ちて溺れかけた所を
リーダーに助けられ、ねんごろな関係になったらしい。
「あの子は優しい子でさ。あたしみたいなのでも好きだ、って言ってくれて、一緒になってくれた。
それにこの群れも、あたしを仲間として見てくれていた。その恩返しがしたくて、
あたしは群れの長になったのよ」
成程なぁ、と納得した所で、ふとある事を思い出した。
先々代の長だ。俺達の誕生の影の功労者とも言えるゆっくりが今も生きているのなら、
会って見たいと思ったのだ。そう話すと、リーダーは不思議そうな顔をした。
「へ? 長老ならそこにいるじゃん。さっきからにーちゃんの後ろにいるよ?」
後ろを振り返る。大木があるだけで、特に何もいない。
どういうことだと首を捻ると、リーダーは木をぺちぺちと叩き始めた。
「長老、ちょーろー! ほら、起きて起きて。木ゆっくりになったからってゆっくりしすぎ!」
「お、おい、何やってんだ?」
リーダーはなおもぺちぺちと叩き続ける。すると、枝が風もないのにざわざわとざわめきはじめた。
見る間に幹にまりさのものに良く似ている目と口が開き、『ゆっくりしていってね!』と声を上げた。
「おぉ!? なんだこりゃあ!?」
「これが長老だよ。10年くらい前まではドスまりさだったんだけど、
今はゆっくりしてたせいか木ゆっくりになっちゃったんだ」
『そこのおとこのこはゆうかのこどもだね! またあえてどすはうれしいよ!』
心底嬉しそうに言う長老。なんで饅頭が樹木になるんだと思うが、深く突っ込んだら負けなのだろう。
しかし、全く動けないようだが問題はないのだろうか。
聞いてみると、「ゆっくりできるからもんだいはないよ!」だそうな。さいですか。
「まあ、ゆっくりだしね。あ、思い出した。こぁが呼んでたよ? 伝えたい事があるんだって。
まったくスミにおけないねぇこぉの色男! めーりんというものがありながら2人目かぁ? んー?」
このこの、等と言いながら肘でつついてくるリーダー。なんで色男なのだろう。
というか、めーりんが何の一人目なのだろう。
「いや、こぁは枕にはできんだろ。潰れるぞ?」
「枕!? 枕プレイ!? 何その新境地!?」
―――暫くお待ち下さい―――
「あー、なるほど。普通に枕にしてただけか。うん、ごめん。だから川はやめて川は。溶けるから」
「お前が物分り良くてお兄ちゃんとてもうれしいぞーはっはっはー」
川辺にて誠意ある説得により誤解を解き、胸倉を掴み上げながら微笑みあう俺達。
実に微笑ましい兄妹の触れ合いである。
「まー、なんにしてもさ。断るにせよ行ったほうは良いと思うんだあたしゃ。
今日にーちゃんが降りてきた坂あるじゃん、そこで待ってるってさ」
「はいよ」
『くらいからあしもとにきをつけてね!』
ゆっくり相手にどうこうする気はないんだけどなぁ、などと漏らしながらも取り合えずは向かう事にする。
どうして呼び出されたのかまでは聞いていないが、十中八九告白か何かだろう。経験は無いが。
今日助けたので一目惚れされたか……こぁ種は良い子が多いそうなので断るのも忍びない気がする。
でもああいういい子タイプは苛めるのも楽しそうだ……いやいや。そんな理由で受けてはいけないだろう。
向こうにとっては一生モノだし。
あの坂へ向かうと、神妙な顔でこぁが待っていた。断らねばならないと心苦しい反面、
どう泣いてくれるだろうと楽しみに思う俺がいる。ゆうか種はS気質と言うか、
苛めたり泣かせたりと言う行為を楽しむ傾向にあるという。
捕らえた獲物をいたぶるのもそういった面によるものらしい。どうやら俺にもその性質は確かに受け継がれているようだ。
まあめーりん苛めてるだけで楽しいし、苛めたいからと連れて帰るわけにも行くまい。
「なんか呼んでるって聞いたから来たんだが、待たせたか?」
「こぁっ!? い、いえ! さっきついたばかり……むしろいまきたばかりです!」
待ち合わせをしてたカップルのような返答のこぁ。ううむ、ほんと断りづらいなこれ。
まあ、期待を持たせる前に断ってしまうのが彼女の為だろう、と思った時、
首筋がチリチリするあの感覚を覚えた。何だ、と思うのと、こぁの頭上に石が落ちてくる。
ただの石ではなく、地盤から剥がれ落ちたのか刃のように鋭い。
そこから先は、ほぼ反射的に体が動いた。
「どいてろ、こぁっ!」
こぁを押しのけるのと、石が落ちてくるのはほぼ同時だった。同時に、わき腹に鋭い痛みが走る。
見ると服がざっくりと切れていて、冗談のような速さで赤黒く染まっていく。
かわし切れなかったようだ。
「こぁっ!? だ、大丈夫ですか!?」
大丈夫なわけはないが、また崩れてこないとも限らない。早く逃げねば……と思ったところで、膝ががくんと落ちた。
頭もくらくらする。いかん、早く止血しないと失血死しかねない。
せめてこぁだけでも助けるべく突き飛ばしたが、流れ出ていく血のせいか上手く歩けない。
そして、頭上でみしりと嫌な音が聞こえた。が、その時。
『すぱいだーゆとりんぐす!』
声と共に突如横から飛び込んできた白い糸が俺に絡みついた。何事かとその方向に首を向けると、
リーダーとめーりん、そして糸を口から伸ばしたゆっくりがいた。
「よっしゃめーりん! 引っ張れー!」
「じゃおぉぉぉん!」
「どっせぇぇぇぇい!」
体がぐんと引っ張られ、リーダーたちの元に引っ張られていく。足元まで来た時、
さっきまで俺とこぁの居た場所に俺の倍はあろうかという岩が落ちた。
「じゃお! じゃおぉぉぉ!」
すがりついててくるめーりん。おい、揺らすな揺らすな。マジ痛いんだから。
「にーちゃん大丈夫!? うわ、なんか出てる!」
血だよ。あ、お前も揺らすな。溢れるから。ハンパなく痛いんだぞ。
「あの、その……わたし……」
何にも言わなくて良い。お前のせいじゃないって。
あー、何か眠くなってきた。ちょっと休むから、お袋呼んできて……くれ……
目が覚めると、そこは昼に話し合った小屋だった。周囲ではリーダーやめーりん、こぁが心配そうに見つめており、
奥ではお袋とあの見知らぬゆっくりががボウルをかき回している。
「あら、めがさめたようね」「にーちゃ「じゃおぉぉー「こぁー!」
お前ら一度に騒ぐな。頭に響く。
腹を探ると、傷は若干の痕を残して消えていた。頭がくらくらとして奥のほうに痛みが残っている事から、
完全には治ってはいないのだと解る。腹の減り具合から察するにあれからそれほど時間が経っているとも思えない。
どういうことなのだろうか?
「まったく……こぁを助けてくれたのはありがたいけどね、あなたのからだはにんげんよりなんだから、
あんまりむちゃしないでほしかったのだけど。さいわい、あなはあいてもやぶけてなかったからいいけど」
「まあ、確かに馬鹿な事したとは思うけどさ。こぁだったら即死してたろ。
妹が今までずっと守ってきたもんを無駄に出来るかよ。しかし、簡単に塞がるような傷とも思えなかったんだが」
「ああ、それはあなたのおかげよ。あなたがもってきてたこむぎことおれんじじゅーすをつかわせてもらったわ。
あなたがにんげんだったらあぶなかったところね」
小麦粉とオレンジジュースで治るのか俺の体。あんまり実感なかったけどやっぱゆっくりの血混じってんだなぁ。
若干落ち込みつつ差し出されたオレンジジュースを啜っていると、お袋の隣に居たゆっくりが挨拶をしてきた。
こいつの名前はゆっくりやまめ、リーダーとの話に出てきたリーダーの嫁だそうだ。
やまめも捕食種であり、同じ捕食種であるリーダーともその関係で親しくなったらしい。
「おにーさんはだーりんのおにいさんなんだよね! ぶじでよかったよ!
やまめはやまめだよ! よろしくね!」
軽く挨拶を交わす。妹の嫁と言うことは俺の義理の妹か……色々複雑な気分だ。
そろそろ泣いても誰も文句いわないよね。
「ま、にさんにちはあんせいにしておきなさい。ひさしぶりのさとがえりなんだから、
すぐかえるなんてつれないことはいわないでしょうね?」
「そりゃ、な。山の中でキャンプするつもりで色々持ってきたんだ、20云年分、たっぷり甘えさせてもらうぜ?」
そして本格的に居座る準備をすべく荷物を出していると、リーダーがお袋ややまめ、こぁに耳打ちをしていた。
何だ? と首をかしげていると、お袋がこぁを抱え、リーダーがやまめを抱える。そして俺の前に並び、こう言った。
「「「「ゆっくりしていってね!」」」」
「そういやもうあれから一週間も経つのか……」
あれから一週間後、俺は家に帰ってきていた。戻ってきてから劇的に生活が変化したかと言えばそうでもなく、
いつもとあまり変わらない日々を過ごしている。強いて言えば、ゆっくりを食べる機会が増えたくらいか。
あのレーダーのように感じ取る力もあまり役には立っていない。やたら有効範囲が広いのだが、
山の中ならともかく都市部では常時反応して鬱陶しいので里にいる間に範囲を縮小する事を覚えた。
動くものに反応するようなので俺のように範囲ばかり広くて精度が低いと反応しすぎて頭が痛くなるのだ。
「お袋達も元気でやってるかね。こないだ寄越した手紙じゃ元気だって言ってたが」
お袋の里で傷を癒したあと実家に戻ってみれば、実はじいちゃんもばあちゃんも親父とお袋のことは
ハナから承知済みという事実が発覚。俺が産まれてからもじいちゃんを通じて手紙のやり取りをしていたらしい。
おのれ親父め。いずれ来る復讐の時に密かに闘志を燃やしていると、家の前にトラックが止まった。
運送屋のものだ。なにやらクール便で荷物が届いたらしい。
宛先を見ると実家からだ。「なまもの」「活」とある。野菜か魚でも送ってくれたのだろうか。
しかしこの箱、随分とでかい。子供が中で寝転がったり立ったりできるくらいはあるだろうか?
取り合えず開けて見よう。
「すー、すー……」「こぁー……は、おくさま、ついたみたいですよ!」
閉じる。
「こぁ!? まっくらですよ!? あけてー、おにーさんあけてー!」
「ふぁ……まあきもちはわかるけどあけなさい。くーるにいきましょう?」
知るか。というか群れはいいのかおかん。
「あのこがいるもの。ちょうろうもいるし、もんだいはないわよ。
あのこはもういちにんまえだし、あなたのところにきてかわいがってあげようとおもったのよ」
「……さいですか。まあ、ゆっくりしてけよ。親父も喜ぶ。んで、こぁは何しに来たんだ?」
ジト目で見てやるとこぁはおもむろに深呼吸をして、息を整えてから語りだした。
と言っても、息を整えた効果はなかったようでつっかえつっかえどもりながらだったが。
要約するとこうだ。
―――あなたに二度も命を助けられたのでお礼がしたい。出来ればあなたのお嫁さんにもなりたい―――
「……残念だが俺はゆっくりに欲情する趣味もなければ嫁にする気もない。残念だが諦めろ」
「こぁー!?」
「あら、つれないのね。このこ、むれでもいちばんのきりょうよしなのよ?」
そういう問題でもない。ゆっくりとして育ったリーダーならともかく、
人間としての生活や体面がある俺がゆっくりを嫁にしてみろ。なんか嫌な方面からのお誘いが来そうで恐い。
「まあ、お袋やあいつの群れのゆっくりだし、ペットとして飼うならいいけどよ。嫁は無理」
「こぁー……でも、あきらめません! いつかおにいさんのおよめさんになってみせます!」
まあ、頑張れ。期待はすんなよ。
「はぁ……ハーフってのも、つらいよなぁ……」
そんな俺の愚痴と溜息は、玄関の空気に混じって、そして消えた。
――――――――――――――――――――――――
あとがき
初挑戦ハーフSS。まず最初にゆっくりレイパーさんにありがとうとごめんなさいを。
あとこれを書く直接的なきっかけになったゆっくりボールマンさんにもありがとうを。
そして色々書いてみたら40kb越えという。長いよ!
ゆっくりはある程度思い込みでなんとかできる、と言う設定を見て、
「ハーフも半分ならゆっくりだ。ならばどっちか寄りの精神構造なら肉体もソレに準じるのでは?」
と思ったのが今回のゆうかハーフの双子の誕生に繋がりました。
ゆうかを選んだ理由は単純、好きなゆっくりだったからです。
色々問題だらけの作品ではありますが、お楽しみいただけていれば嬉しいです。
なお、この話より以前から大富豪で名乗っていた「sakuya」という名前を名乗らせていただきます。
以下設定だの。
花とぬるいじめをこよなく愛するゆっくりゆうか(胴付き)と人間のハーフ。20代前半くらい。
人間寄りの心を持つ為ハーフとしての特性は薄め。力仕事なんかもするので割とガタイ良い。
微妙にS気質。多分遺伝。
割と広範囲のものを知覚する能力を持つけど前述の理由により「なんとなく分かる」程度。
お兄さんのペット兼枕。お兄さんからの扱いは良いとは言えないが健気についていく良い子。
こいつもお兄さんの事が好きなのかもしれない。
お兄さんの双子の妹。同じく20代前半くらい。ちょっと⑨。
ゆっくりとして育ちゆっくり寄りの心を持つ為肉体も大分ゆっくり寄り。生やせます。
服と傘はゆっくりとしての飾り。両親に似て花を植えたり野良仕事大好きなアウトドア派なので体力それなり。
兄と同様の能力を持つがこちらの方が精度も感度も遥かに上。
実は嫁がいる。
2人の産みの親。実は地味に30~40年近く生きてる。
割とお茶目でノリの良い性格。
恋に恋する夢見る乙女(多分)。
お兄さんに一目惚れしお嫁さんになりたいと願うが多分それは永遠に叶わない。
書いたもの
- ふつうとちょっとだけちがうゆっくりさくやのおはなし
- めーりんがぎゃくたいおにいさんをおうえんするおはなし
- ハーフはつらいよ 母を訪ねて山登りの巻
最終更新:2009年02月28日 23:24