予備校で夏期講習受けていたから見れなかったよ。
そもそも曇りだったよ。
いじめとは無関係な文章が多いですが、その割には虐待ぜんぜん無いです。
夏、という設定でお願いします。
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数年に一度の大天体ショー。
この地域も皆既日食帯に含まれており、人々は珍しい体験が出来ると賑やかである。
「明日、学校の校庭を使って、理科の先生が観測会開くだろ。お前はどうする?一緒に行くか?」
「私と?いいの?だったら行く!」
「良し、決まりだな。太陽見ても平気な眼鏡持っているか?」
「あっ、ない・・・どうしよう」
「俺二つ持ってるから、一個貸してやるよ」
「本当!?ありがとう!」
「いいっていいって、気にするな」
「明日が楽しみだね!」
近くの森の中ーーー
「おい!そっちに一個行ったぞ!逃がすなよ!潰せ!」
「了解!そりゃあ!」
「ゆべっ!」
「潰したぞ!そっちは!?」
「大丈夫だ!足の辺りを狙って刺したから早々逃げられはしない。ほら、そこにもいるぞ!」
「こいつ!」
「ゆぼべっ!」
「○○!そっちにもいるぞ!」
「任せろ!」
「ゆぎゃあ!」
「しかしこの辺りの
ゆっくりも数が増えたな」
「ああ。農家だけでなく、子供たちにも被害があるようだから、どうにか全部駆除したいんだがな・・・」
「潰しても潰しても沸いてきやがる。出鱈目過ぎる」
「(ゆっくりにげるよ!おちびちゃんたちゆっくりしずかについてきてね!)」
「「「(ゆっくちわかったよ!)」」」
「(むれまでいけば、きっとだいじょうぶだよ!・・・ゆ?あんよさん、うごいてねぇ!)」
「(おかーさん!ゆっくししちゃだめだよぉ!)」
「ああ、言った傍からまた出てきやがった!」
「逃がすか!このやろう!」
「ゆぶぅうう!」
「「「おかーさぁん!?」」」
「子供も逃がすなよ!」
「わかってる!纏めて!」
「ゆぼっ!」「ぶべっ!」「ぼふっ!」
「ゆ゙っ・・・どぶぢで、ごん゙なごど・・・」
「なかなかしぶといな。ほらっ!」
「も゙っどゆ゙っぐえっ!・・・」
「全部潰したか?」
「多分な。ゆっくりしていってね・・・ゆっくりしていってね・・・」
「居ないみたいだな。引き揚げるか」
この青年たちは、ボランティアでゆっくりを駆除している。
ゆっくりによる損害の増大を受けて、立ち上がった勇士達だ。
「そういえば、お前は明日どうする?」
「は?明日は駆除の要請は無いぞ?」
「違う違う。日食だよ、日食」
「ああ、日食な。どうすっかなぁ。あ、そういえば、弟が隣ん家の女の子誘うってはしゃいでたな」
「はぁ?まじかよ!リアル充実してますってか!俺彼女いないのに・・・」
「・・・。餡子塗れの姿見たら、誰も近寄って来ねーと思うんだが」
「なんでだよ!俺達は善意でやってるんだぞ!」
「先輩の場合は、趣味が入ってるからじゃないっすか?ほら、饅頭潰すとき、なんというかトリプってるんすよ」
「うるせー!リーダーのやり方に口を出すな!あーー彼女欲しーーー!」
「まあ明日は普通に見に行くぞ。小学校で観測会あるだろ」
「先輩も行くんすか?俺も妹に連れてけってせがまれてるんすよ。めんどくさい・・・」
「まあそういうなって。眼鏡は用意してあるか?」
「それならバッチリっすよ!妹のも俺のも一昨日買いました」
「万端だな。妹さんを楽しませてやれよ」
「うっす!」
「彼女欲しーーー!」
「うるせぇ」
「にーちゃん、それじゃ行ってくるよ!」
「おお、気を付けてな。太陽を直視するのは絶対に駄目だからな」
「わかってるって!行ってきます!」
お隣さんの家へ
ぴんぽーん
「準備できた?日差しが強いから、帽子を忘れるなよ」
「うん!大丈夫!」
「良し!行くか!」
そして学校・・・
滅多に無いこと、ということで、県外からも人が多数来訪し、テレビ局の取材も来ている。
駅前の商店街の面々も出店を並べており、さながらお祭りの様である。
「お兄ちゃん、あれ買って!」
「待て待て待て、そこまでしてやるとは言ってないぞ。それに財布にそんな余裕は無い」
「買ってくれないの・・・」
「くっ、そんな顔をしても駄目なものは駄目だ!」
「ううう・・・」
「わ、わかったよ、一つだけな」
「二つ!かき氷とじゃがバタ!」
「嘘泣きかよ!卑怯だ・・・」
「えへへー」
「やぁ、待たせちゃったかな?」
「いいえ、そうでもないわ」
こちらは先ほどのお兄さん。この日食を恋人と一緒に見ようというのである。リーダーかわいそ。
「しかし××先生は相変わらずだな」
「もう9年前になるのかしら?」
「そうだな。9年前もここで獅子座流星群の観測会を開いたんだっけ」
「ええ。その時はあなたが誘ってくれたわ」
「む。思い出すとなんか恥ずかしいな」
「ふふっ。弟君も、上手くいくかしら?」
「知ってるのか」
「あの子が嬉しそうに話してくれたもの」
「なるほど。そのぶんだと、上手くいきそうだ」
『ガガッ。あーあー、テステス。マイクテスト。』
日食も間近となった。
『えー、学校長を務めさせて貰っている、××です。本日は天気にも恵まれ、絶好の観測日和となりました。ま
ずは観測に先立って、この企画を立案された△△先生とご協力頂きました多くの方ににお礼を申し上げます。此
度の観測会においては、遠方からも遥々お越し下さった方もおり、誠に嬉しい限りでございます。ここでの新し
い出会いが、皆様に良い変化を生み出せたらと、願っております。そして、この日食により、子供達が一層科学
に関心を持てばと思っております。本日は大変暑い日ですので、熱射病、日射病に気を付けて下さい』
ぱちぱちぱち・・・
『保健室より連絡です。月の影に入るといっても、太陽の光はとても強いので、絶対に眼鏡無しでは見ないよう
にして下さい。眼鏡の無い方は、体育館側の本部にて予備がございますので、貸し出しを致します。数に限りが
ありますので、多く持っていらっしゃる方から借りるなどもお願い致します。また、気分が悪くなった方は、本
部隣の救急所までお越しください。ゴミについてお願いします。ゴミ箱は、本部前、西校門前、南校門前、プー
ル前の4箇所にあります。ゴミはゴミ箱へ。分別回収にご協力お願いします』
そして、世紀の天文ショーが幕を開ける。
「ゆっゆ~ん。ゆっくりしてるね~」
「きょうはこわいおにーさんたちきてないよ!」
「ちょっとあついけど、たいようさんぽかぽかのいいひだね~」
ボランティアの駆除活動もなく、ゆっくりたちは平和を謳歌していた。
夏の暑い日とはいえ、絶好のゆっくり日和(?)である。
群れの全てが、開けた広場(のつもり)に集まって、思い思いにくつろいでいる。
「ゆ~~~ゆ~~~れいむはゆっくり~~~「ゆーー」みんなもゆっくり~~~「ゆーー」きょうはとっても~
~~「ゆっゆっゆ」ゆっくりしたーひ~~~」
「ゆー。れいむはとってもおうたがじょうずだねぇ!」
「ゆっゆっ!とてもゆっくりしているよ!」
「てれるよー。みんなもゆっくりしていってね!!!」
「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」
「おかーさん。むーしゃむーしゃしたいよ!おなかすいたよ!」
「ゆっ!そうだね!ごはんのじかんだね!じゃああそこのくささんをたべようね!」
きょうはとってもいいひだ。あしたもまたゆっくりしよう。
全てのゆっくりが、そう思っていた。
が
「ゆう?なんだかくらくなってきたよ!」
「どうしたの!?」
「まわりがくらいよ!もうよるさんがやってきたの?」
「ゆうう?そんなはずはないよ!まだゆっくりできるじかんのはずだよ!」
日が、大きく欠け始めた。
「おかーしゃん!?なんだかさむくなっちぇきたよ!ぶるぶる」
「ゆっ?おちびちゃん、おかーさんとすりすりしてほかほかしようね!こっちにきてね!」
「ゆゆっ!たいようさん!たいようさんが!」
あるゆっくりが異変の原因に気付いた。
「なに?たいようさんがなんなの!?」
「たいようさんがへってるよ!たいようさんがすくないよ!」
「ゆゆ~っ!たいようさん、まってね!まだよるにははやいよ!ゆっくりまってね!」
「たいようさんゆっくりしていってね!!!ゆっくりしていってね!!!」
「ゆっくりーーー!ゆっくりぃぃぃぃ!?」
ちょっと離れたところにある、れみりゃの群れ。
「うー?くらくなってきたんだどー?もうよるかどー?」
「うー。きっとれみりゃさまのかり☆しゅまにひかれてやってきたんだどー」
「このれみりゃさまのかり☆しゅまにきづくとはよるもなかなかやるんだどー」
「うー、さっそくあまあまをさがすんだどぅー」
「「「「ゔーーー!」」」」
日食にパニックになっている群れに、れみりゃが飛来する。
「うー!あまあまがいっぱいだどー!」
「あまあまいっぱい、きょうはいいひだどー!」
「「「「「れ、れ、れ、れみりゃだぁあああ!」」」」」
「なんでひるにれみりゃがいるのーーー!ゆっくりできないいいい!?」
「あまあまいただきまーーす、だどー!」
「やべでね!あんこざんずわなでね゙ぇえええ!」
「ちゅーちゅーだど~。あまあまだどう~」
「あじずのとがいばなくりーむがぁあああ!」
「みょぉおーーん!?」
「ゆぐっ!あ、あじずをはなすんだぜ!」
「うるさいんだど~。こんなのはぽいっだどぅ~」
「ゆべんっ!」
さながら阿鼻叫喚の図である。ある饅頭は餡子を吸い出され永遠にゆっくりしてしまい、ある饅頭は木に叩き付
けられて永遠にゆっくりしてしまった。
太陽が完全に隠れる。
「まっくらだよぉおおお!なにもみえないよぉおおお!」
「まっくらなんだねー!!!わがらないよ゙ぉおおおお!!!!」
饅頭には見えなくとも、元来夜行性のれみりゃには状況が把握できる。
「あまあま、まだいっぱいだどう~~☆」
「おちびちゃん!ゆっくりしないでおかーさんのおくちにはいってね!」
「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」
「みんなはいったね!これでゆっくりできるよ!」
「あまあままとめてちゅーちゅーだどう!」
「お、おちびちゃんはれいむがゆっくりまもゆぎゃああああ!」
「「「どぼじでおがーざんのおぐぢでいだいの゙ぉおおお!!!」」」
「ゆゆう!みんなはま、まりさがまも、まもももるよ!」
「うー?なまいきだどうー。ぐんぐにるーー!」
「ゆごべぇええええ!」
「はんぶんこだどう。なかよくわけるんだどう」
「わがっ!?わがばだいよ゙ーーー!わがばだいよ゙ーーー!わがばだぼぶっ!」
「う~。このまんじゅうをいすにしてかり☆しゅまてきなおしょくじにするどう☆」
「ごんあのどがいばじゃないぃいいいい・・・」
「ちいさいあまあまはあんこがすくないどう。たくさんたべるどう☆」
「やめてねぇええ!まりさのあかちゃんゆっくりたべないでねぇえええ!」
「でいぶぅうううう!」
「ばでぃざぁああああ!」
「う~。うるさいんだどう。うるさいまんじゅうはこうだどう~」
「ゆぬべぇえええ!」
「ゆぼべぇえええ!」
隠れた親の口ごと永遠にゆっくり。
ぐんぐにる(ただの棒っきれ)に貫かれて永遠にゆっくり。
引き千切られて永遠にゆっくり。
椅子として上に座られ、生まれたばかりの赤ゆを貪られ永遠にゆっくり。
番同士仲良く殴り潰され永遠にゆっくり。
「たいようさん!ゆっくりしないでかってきてねぇええええ!!!」
「まだよるさんじゃないよぉおおお!!!」
「ここのほうがゆっくりできるぅよぉおお!!!」
「ゆっくりしていってねぇええ!!!ゆっくりしていってねぇえええ!!!」
食べられようとしているゆっくりには、もはや太陽がまた来ることを願うことしか出来ない。
「ゆっくりぃいいい!ゆっくりぃいいい!」
「おぢびぢゃん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!ゆっくりしてねぇええ」
「ゆげぇええ!」「ゆばべぇええ!」「ゆぶぅうう!」「びょんぅうう!?」
そして、太陽が再び姿を現し始めた。
勿論、そんなゆっくりたちの願いが通じたわけでは断じてないが。
「ゆうう!?たいようさん、たいようさんだよ!」
「ゆっぐりぃ!?たいようさん、はやくきてねぇえ!」
「ばやぐぎでねぇえ゙え゙え゙え゙!!」
「ゆ゙っぐりじないでいぞいでね!ゆ゙っぐりじないでいぞいでね!」
太陽の再来は、あまりにもゆっくりしていて、ゆっくりたちには永遠のように思えた。
残ったゆっくりは、全て太陽のほうを凝視する。
「う~。まだまだあまあまたべるどう」
「う~?なんだかからだがむずむずするどぅ~?」
「うう!?何でたいようがでてるんだどううう!?」
「どげるどううう!どけるどううう!」
「ざぐやぁあああ!ざぐやぁあああ!」
「うーーーーー!うーーーーー!」
しかし、太陽の光は強烈だった。僅かながらに姿を見せているだけだが、すぐにれみりゃの体を焼き焦がす。
「たいようさん、もっといそいでね!」
「れみりゃはゆっくりできないんだよ!!!」
「ゆっくりーー!ゆっくりーー!」
もっとはやく。もっとはやく。
ゆっくりたちは太陽に促しの目線を向ける。
それを嘲笑うかのように、太陽の動きはゆっくりである。
その間も、れみりゃの最期の足掻きにより、群れは数をどんどん減らす。
やがて、太陽はその姿を、完全に取り戻す。
「だいよぶざん、あじがどうねぇえ゙え゙え゙!!!!」
「ゆ゙ーーー!ゆ゙っぐりぃい゙い゙い゙い゙!!」
れみりゃ達は全て消え去った。脅威は無くなった。
だが、
群れは、悲惨と言う他無かった。ぐちゃぐちゃになった饅頭、千切れ千切れになった饅頭、中身を残していない
饅頭。最早群れと呼べるほどの数は無い。
しかし、幸か不幸か、その惨状を見ずに済んだ。
「ゆがぁ!?おべべが!おべべがみえないよぉお!!」
「まっくらだよ!!なんにもみえないよ!!」
「おべべ!おべべがあづぅい゙い゙い゙い゙」
「わがらないよ・・・わがらないよ・・・」
「ごん゙あ゙の゙ぜんぜんどがいばじゃないぃいいい!」
「おかーさん!どこぉ!?どこなのぉ!?」
「ゆぐっ・・・も゙っどゆ゙っぐり゙じだがっ・・・・・・」
太陽の強力すぎる光が、凝視していたゆっくりたちの眼を焼ききってしまった。その眼に光が戻ることは、もう
無い。
前が見えず満足に動くことの出来ない饅頭では、近いうちに他の森の住民達に片付けられるだろう。
ーーー学校に戻る
「きれいだったね・・・。」
「ああ、そうだな。特にダイヤモンドリングってのが凄かったな」
「次に見れるのは、三年後だって!また見たいねぇ」
「また一緒に見に行くか?」
「ほんとう!?じゃあ、楽しみにしてるね!」
幻想的な時間は終わり、校長が閉会の言葉を告げている。
そんな中、少年は、次回の日食に必ず少女を連れて行こうと誓った。
「くそーーー。結局いい出会いなんて無かったぞ!彼女欲しーーー」
「あ、先輩!明日はここの清掃のボランティアっすね。がんばりましょう!」
「な、なんだってーーーー!」
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22日に書いてみた。まあ見れては無いけど。
虐待はしてないし、余分な文は多いけど、別にいいよね?
N○Kの特番の映像凄かった。船の上で見たかった。
三年後には部分日食が、二十六年後には新潟や北関東で皆既日食が見られるらしいですよ。
実は四歳のとき、タイで見たことあるんだよね。
今までに書いたもの
いないってば!
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まりさのドキドキ思考ゲーム
スィマー
ssのこと
逆転の発想
どうしてこうなった
誰得
ゆっくりの神様
最終更新:2011年07月28日 12:39