ゆっくりいじめ系3020 ぴこぴこ2_おまけ

ゆっくりぴこぴこ2の、おまけ

書いた人 超伝導ありす



本編(ゆっくりぴこぴこ2)のおまけ編です。

お品書き
 1、制裁編
 2、悲劇エンドが好きな人用IFエンド
 3、番外編

このSSは以下の要素を含みます。苦手な方は読むのをお控えください。

  • ぴこぴこ
  • 罪のないゆっくりがひどい目に遭います
  • 死なないゆっくりがいます

  • 番外編だけ、ぺにぺに・下ネタが登場します。





おまけ(制裁編)





 そこは森の中。
 茂みと茂みの間、少しだけ開けた草地で、その一家は休息を取っていた。

「ぷきゅー!おとなしく、れーみゅにたべられちぇね、むししゃん!」

 頬と、もみあげを膨らませ、目の前に虫を威嚇しているのは、一匹の赤れいむ。
 相手は自分よりずっと小さな甲虫だ。
 とっとと捕まえてかじればいいものを、赤れいむは自分なりに編み出した間合いを持って獲物を眺めていた。

「ゆぐっ、このくささん、にぎゃいよう!」

 その脇で涙しているのは、赤まりさだ。
 手当たり次第に草を口に含むが、それらはすべて苦いものばかり。
 今は亡き父まりさが持ってきてくれた『おいしいはっぱさん』とは違うものばかりだ。

 まだ狩りを覚える年頃には程遠い2匹である。
 怪我をしなかっただけ首尾は上々と言えるかもしれなかった。

 その2匹を含め、計6匹の赤れいむと赤まりさが、同じように狭い草地で自分たちの口に合う餌を探していた。
 本来、赤ちゃんゆっくりは両親に餌を貰う立場だ。
 肝心の母親はどうしているのか。

「ごべんね、おちびちゃんたち…。おかーさんはつかれたから、ひとやすみだよ…」

 草地の中央に、母親であるれいむは立っていた。
 その表情には、疲労が色濃く出ている。
 ゆっくりの自慢の『あんよ』である下膨れには、顔が沈み込んでしまっていた。
 人間で言えば足腰にガタが来ている状態だ。

 自慢のぴこぴこする、もみあげも微動だにしない。

 この一家は、末っ子れいむを捨てた一家だった。
 ゆっくり軍団に群れを潰され、自らも追手に怯えながらずっと逃げてきた。
 囮になった父まりさを失ってから、すでに三日目。

 母れいむは赤ゆっくりたちを口の中に入れて保護し、ずっと跳ね続けてきた。
 もちろん、ゆっくりの皮は水に弱く、母の愛でもその法則は捻じ曲げることはできない。

 必死に跳ねては途中で赤ゆっくりたちを口外に出し、皮を乾かし、再び口に入れて逃げ。
 背後から常に刺客が迫っている恐怖に苛まれながらの繰り返しは、とてつもない重労働だった。

「ごめんね…あかちゃんたち…。おとーさんがもどってきたら、かりのほうほうをおしえてもらおうね…」

 母れいむは、父まりさの死を、未だ赤ゆっくりたちには説明できないでいた。
 感受性の高い我が子に、これ以上悲しみを背負わせたくはなかったからだ。
 だが、多感な赤ゆっくりたちは、薄々、その事実に気づき初めていた。

 だからこそ、餌を取って来てくれない親を責めもせず、自分たちで餌を集めようとしている。
 共通の敵が、壊れやすいゆっくりの親子の絆を確かなものにしていた。
 もちろん赤ゆっくりたちは、理性ではなく直感的にしか理解してはいなかったが。

 と。
 ガサガサっ!

 突然茂みが揺れ、れいむ親子に緊張が走った。
 赤ゆっくりたちは慌てて母れいむの元へと逃げ出し、母れいむは茂みを見据える。

「ゆっくりしていってね!!」
『ゆゆっ?ゆっくりしていってね!!」

 そこに現れたのは、一人のお兄さん。
 お兄さんは一家の姿を確認するなり、お決まりの台詞を口にする。
 すると、一家も遅れて全員が返事をした。

 『ゆっくりしていってね!!』という言葉は、ゆっくりたちにとって基本の挨拶なのである。
 挨拶されたゆっくりは、本能的に返事をしたくなるのだ。

 そして同時に、この挨拶はゆっくり同士が親愛の印として口に出す言葉でもあった。
 母れいむは人間がゆっくり出来ない事は知っていたが、その台詞に反応が遅れてしまった。

「ゆゆ~ん!おしょらをとんでいりゅみちゃい!」
「あかちゃん!?」

 母れいむが気づいた時には、お兄さんの指が一匹の赤れいむをつまみ上げていた。
 人間の恐ろしさを知らない赤れいむは、広がる視界に感激の声をあげている。

 ぴこぴこぴこっ!

「はなしてあげてね!!れいむのあかちゃんにひどいことしないでね!?」

 相変わらず言うことを聞かないあんよの変わりに、必死に背伸びをして抗議する母れいむ。
 だが、今の母れいむは空気の抜けたボールのようだ。
 本人の意図とは裏腹に、潰れた下膨れがぴくぴくと震えるのが限界だった。

「れいみゅも!れいみゅもおしょらとびちゃいよ!」
「つぎはまりしゃにしちぇね!?」

 その一方で、残された5匹の姉妹は、お兄さんに同じ事をしてもらおうとアピールしていた。
 つまみ上げられた赤れいむが、とても気持ちよさそうな声を上げたからだ。

 実際に赤れいむはとても気持ちよかったし、今も幸せだった。
 降ろされたお兄さんの手のひらには、お菓子を砕いたものが散らばっていたからだ。

「むーちゃ、むーちゃ!し、しあわしぇ~~!」

 甘い香りに思わず飛びつき、初めての砂糖の味に酔いしれる赤れいむ。
 自分の身に、危険が迫っている事にも気づかずに。

 ぷしゅっ!

「ゆっ?」

 赤れいむが気づいた時には、お兄さんの反対の手には小さな霧吹き器があって、霧が自分の体に掛かっていた。
 それを見下ろすお兄さんの口元に、ニヤリと嫌らしい笑みが浮かぶ。

 虐待お兄さんは、それぞれ自分好みの虐待を得意とし、そのための道具を揃える。
 このお兄さんにとっては、霧吹き器が自慢の得物だった。

 霧は、とても濃厚な甘い香りだった。
 お菓子に似た香りに包まれ、赤れいむは一瞬だけ幸せな気持ちに包まれ、次の瞬間。

「しゅっきりぃぃぃ!」

 相手もおらず、前戯も本番も無いまま、赤れいむは『すっきりー!』に達してしまっていた。
 言わずもがな、ゆっくりが愛し合う際に起こる、あの『すっきりー!』である。

「ゆっ!?ゆっ!?ゆっ!?」

 なおも赤れいむは快楽に酔う。
 赤子の身ではまず味わう事のない、見知らぬ感覚に翻弄される赤れいむ。
 わさわさと、赤れいむのもみあげが大雑把に揺れた。

 お兄さんが振りかけたのは、山奥に住むというクイーンありすのエキスだった。

 クイーンありすに出会ったほとんどのゆっくりは、周りに漂う香りを嗅いだだけで尻を突き出すという。
 ゆっくり界のラストエリクサー的な位置づけの媚薬に触れて、赤れいむの精神が正気を保てるわけがなかった。

「ほらよ」
「まりしゃだよ!まりしゃをもちあげちぇにぇ!?」
「じゅりゅいよ!れいみゅはおねーしゃんなんだ…よ…?」

 姉妹の中へと降ろされた、赤れいむ。
 お兄さんに持ち上げてもらおうとする姉妹たちは、遅れて赤れいむの異常に気づく。

 ぴこぴこっ!ぴこ…?

「ゆふっ!ゆふっ!ゆふっ!ゆふううう!」
「れ、れいみゅ?どうしちゃ…ゆっ…?ゆっ!?ゆっ!?」
「なんだきゃ、へんだよ…まりしゃ、ぽんぽんがあちゅ…うっ!?」

 エキスの効果は止まらない。
 香りは赤れいむの皮を経由して、姉妹の嗅覚を突付き、次々と感染してゆく。

「ゆっきゅりできないにぇ!」
「まりしゃ、もうがまんできないよおお!!」

 最初に赤れいむに浴びせた時ほどの効果は無かったが、それでも姉妹を興奮状態に陥れるエキスの香り。
 赤れいむ・赤まりさ姉妹は、相手も確かめず肌を擦り合わせはじめた。
 それを見た母れいむはびっくり仰天である。

「どうしたの、あかちゃんたち!?おにーさん、あかちゃんたちになにをしたのおおお!?」

 だが、お兄さんは答えない。

「はぁっ!はぁっ!ゆはぁっ!」
「きみょちいいよおおお!とまりゃないよおお!!」
「しゅりしゅりってこんにゃにきもちよかっちゃんだにぇ!?」

 赤ゆっくりたちは、大人顔負けの勢いで、もみくちゃになっていた。
 ゆっくりがお互いを高め合う場合、肌からはすべりを良くする為、粘液がにじみ出す。
 さすがに成体とは違い、分泌量は少ないようだが、おしくらまんじゅうの要領で肌が密着すると
 隙間から、ぴゅっぴゅっと小さな粘液が飛び出した。

 ぴこぴこゆっくりは、本能的に髪の毛をも利用する。
 もうゴールは目前だった。

「やめでねっ!あかちゃんだち!おどなになるまえにずっぎりしちゃだめなんだよおお!?」

 涙ながらに悲鳴を上げる、母れいむ。
 火事場の馬鹿力というべきか、潰れていた下膨れが、ぐぐっと持ち上がり始める。
 自分の赤ちゃんにとんでもない未来が待っている事に気づいたからだ。

「おどなになるばえに、にんっじんっじだら、しんじゃうんだよおおお!?」

 回復しきっていない重い体を引きずって、わが子に駆け寄ろうとする、母れいむ。
 だが、姉妹の大乱交は収まらない。

「まりしゃあああ!もっちょうごいちぇにぇぇ!」
「んひょおおお!?まりしゃおかちくなっちゃうにぇぇぇ!!」

 そして。

『しゅっきりぃぃぃ!!』

 全員が、ほぼ同時に達する。
 そして、赤ゆっくりたちに、母れいむが危惧した変化が現れた。
 すっきりだけでも危険なのに、にんっしんっに耐えられるはずもない。

 姉妹に次代を担うはずの何かを与えられ、頭にひょろ長い茎を生やす姉妹たち。
 しかし姉妹の体はみるみるうちに萎み、黒く変色してゆく。

 ゆっくりに限らず、子を残すという行為には、多大なエネルギーが要るものだ。
 茎が育つためには、十分な体力が必要だった。
 だが、赤子には茎を生やし切るだけの体力は無い。
 結果、生体になり切れていない赤ゆっくりがにんっしんっすると、養分という養分が吸われ、絶命してしまう。

「あ…!あ…!ああああああ!!」

 母れいむは、ギリギリ我が子らに触れることはできなかった。
 死に際にすりすりしてあげることも出来ず、目の前にはカサカサに乾いた黒いゴミが広がる。
 しかし、奇跡はひとつだけおきた。

「ゆぷう!しゅごくきもちよかっちゃよ!」

 一匹だけ、にんっしんっを逃れた赤まりさが居たのである。
 しかもクイーンありすの残り香がずいぶんと薄れ、正気を取り戻していた。

「ああ!あかちゃん!れいむのあかちゃん!」

 黒いゴミの中から、無邪気な笑顔をのぞかせる赤まりさに、母れいむは顔を綻ばせる。
 だが、ありす種の業の深さは、母れいむにも無慈悲に襲い掛かった。
 わずか。
 ごくわずかに残ったエキスの香りが、パートナーを失ったばかりの母れいむの情欲に火をつけたのだ。

「ゆっ!?あかちゃ…?ゆっ?まりさ!?まりさなのねえええ!?」
「ゆう?」

 突然、ニヘラっと怪しい笑みを浮かべた母親の顔を、不思議そうに見上げる、赤まりさ。
 途端。

「さびしかったのおお!まりさあああ!!」
「ゆひいいいいいいい!?」

 今までの疲れが嘘だったかのように、母れいむは赤まりさに圧し掛かった。

「いちゃいよおお!おかーしゃん!おみょいよおおお!?」
「どこいってたのおお!?れいむはずっとがまんしてたんだよおお!?」

 母れいむは、パートナーと再会する幻覚を見ていた。
 本来であれば、自分が責められる側なのだが、そんな事など些細なことでしか無かった。
 まりさとすっきりしたい。
 まりさと子供を作りたい。

 目の前で多くの我が子を失ったショックと、まりさと同じ匂いのする赤まりさ。
 それらが一体となって、母れいむを狂わせていたのだ。

「いぎゃああああああ!まりしゃのあんこがあああああ!!」

 だが、その狂気の原動力たるエキスの香りは、僅かしか残っていなかった。
 母れいむはすぐに正気を取り戻し、自分が何をしていたのか、理解する事になる。

 自分の顔には、べっとりと餡子が付いていた。
 成体のまりさを愛するつもりで、力を込めていた母れいむ。
 赤まりさは、地面と母れいむの顔に挟まれ、ぐちゃぐちゃに潰されていたのだった。
 母れいむの目の前にあるのは、絶望に染まった赤まりさの顔。

 そして、帽子。

「ああああああああ!?ああああ、ゆあああああああ!!」

 母れいむは、らしくない悲鳴を上げながら茂みへと身を投げ、お兄さんの視界から消えた。
 大きな悲鳴は、ゆっくりと遠ざかり、消える。

 距離が開いたのではない。
 途中で途切れたのである。

 お兄さんが悲鳴が聞こえた方向へ足を進めると、母れいむは岩の影で絶命していた。
 岩には、何度も頭をぶつけたのか、餡子が何箇所にもこびりつき、母れいむの周りにも餡子が飛び散っていた。

 我が子を殺した事に耐えられなかったのか、家族を失った悲しみで狂ったのか。

 どちらにせよ、このれいむは本能に忠実な、母性に溢れるゆっくりだった。
 けれども、れいむは母親として、してはならない事をした。
 悪意からではなく、本能に従っただけだとしても、だ。

 そして、今、罪を償う結果に終わった。
 偶然の不幸が無ければ、もしかしたら逃げ延びて幸せな余生を送る、僅かな可能性が残っていたかもしれないかったというのに。

「さて、いくか」

 お兄さんは、標的の死に、別段何かを感じた様子もなく、その場を後にした。
 彼の思考はすでに次の獲物へと移っている。
 せっかく苦労して手に入れた劇物だ。
 楽しまない手はない、と。

 この日、逃げ延びた僅かなぴこぴこゆっくりの生き残りは、すべて死んだ。
 その死体は、ほとんどが黒ずんでいたという話である。



おしまい。





おまけ2(悲劇エンドが好きな人用IF)





 後日。
 まりさは、死体の処理作業を検分していた。
 前述した通り、ぴこぴこゆっくりの体を食べたゆっくりは、ぴこぴこが感染する恐れがあるのだ。
 責任者が、死体の廃棄を見届けるのは当然のことだった。

「ゆゆっ?」

 まりさはその途中、ふと、見覚えのある飾りを発見する。
 それは、ぱちゅりーに預けたはずの、子ぱちゅりーと赤れいむの物に似ていた。
 死体は次々と積み重なり、飾りはすぐに見えなくなってしまう。

 まりさはすぐに群れに戻り、ぱちゅりーに問いただした。

「ぱちゅりー、ぴこぴこしないこどもたちは、どこにいるの?おしえてね!?」
「ああ、あのこたちはね…。むきゅ?だれにおせわをたのんだかしら?」

 ぱちゅりーはしばらく考えた後。

「そうそう、スパイようぎでごうもんして、ころしちゃったわ」
「ゆがーーーん!!」

 てへ、と笑って悪びれもせず答えるのだった。



おしまい。





番外編ゆっくりぺにぺに





 ここは、とあるゆっくりの巣。
 その中では、今まさに新たな命が産み落とされようとしていた。

「そろそろうまれるよ!まりさ!」
「ゆっくりしたあかちゃんだといいね!れいむ!」

 そこには、れいむとまりさ、二匹のゆっくりが住んでいた。
 二匹はつがいである。

 二匹がお喋りなんぞしているうちに、赤ゆっくりたちが体をプルプルと震わせ始める。
 なぜが、前後だけに特化した運動だったが。

 ぽとん。

 と、最初に地面に降り立ったのは、赤れいむ。
 ころころと転がって衝撃を緩和すると、ぱちくり!と目を開き、周囲を見渡してむくりと起き上がる。
 そして。

「ゆっきゅりしちぇいってにぇ!!」

 ぴーん!
 母親へと振り向き産声を上げた赤れいむは、喜びを表現するために……。

 自分の顎についている、米粒みたいなぺにぺにを、天井へとそりあげたのである!

「ゆっくりしていってね!!」

 びーん!!
 それを受けて母親になったれいむも、今回は使わなかったぺにぺにをいきり立たせる。

「れいむぅぅぅ!ゆっくりしたあかちゃんだね!!」

 それを見て、父親となったまりさも、自慢のうまい棒を立ち上げた。
 どーん!!

 赤ゆっくりたちは、次々と生まれた。
 残るは赤れいむ一匹だ。

 末っ子となる赤れいむも、頑張って体を震わせ、地面に降り立つと。

「ゆっきゅりしちぇいってにぇ!!」

 大きな目をぱちくり開き、姉たちに倣って笑顔を振りまいた。
 しかし。

「ゆっ?ゆっくりしていってね?」

 末っ子れいむの姿を見て、戸惑う両親と姉たち。
 なんだろう?この子だけはゆっくり出来ていない気がする。

「ゆっくちしちぇね!れいむ!」

 そこで長女れいむは、末っ子れいむに更なるゆっくりを促してみた。

「ゆっ?」

 心の中に、ハテナマークを思い浮かべる、末っ子れいむ。
 生まれた喜びを表すために、満面の笑みとゆっくりの根源に関わる台詞を口にした。
 幸せな未来を夢見て、両親と姉妹に恵まれた喜びに満たされた。
 これ以上、どうゆっくりしろというのか。

「ゆっきゅりしちぇいってにぇ!!!」

 人間が首を傾げるように、体を斜めに傾けながら、先ほどよりもっと大きな声で呼びかける。
 末っ子れいむは半信半疑ながら、精一杯のゆっくりを体現しようとしたのだ。

『ゆううう!?』

 ところが、それを見た両親と姉たちは、悲鳴を上げて一箇所に集まった。
 末っ子がゆっくり出来ない理由に、気づいてしまったからだ。

「ゆっくりできないこだよ!」
「いもうちょとは、ゆっくちできないよ!」

「どうしてえええ!?どう考えても、れいむの方が正常でしょおおお!?HENTAI家族の分際でいばらないでねええ!!」

 バタン。

 れいむは怒り狂う父まりさに、外に放り出されてしまった。
 そして振り返ると、そこには思い思いの大きさのぺにぺにを奮い立たせたゆっくりがいっぱい居たのだ。
 ここは、ぺにぺにゆっくりの群れだったのである。

 とりあえず、跳ねはじめる赤れいむ。
 台本では、この先に母親になってくれるありすがいるはずだった。
 そして。

 ドドーン!

 そこには、自慢のマグナムを携えた、ありすが居た。
 顔は、『とりあえず』笑顔だった。

「あら、れいむがゆっくりできないれいむかしら?」
「ゆ?」
「とりあえず、やらせてね?」

「なんでええええ!?」

 れいむのゆん生は、そこで暗転したのだった。

「おかしいよ!?台本と違うよ?おにーさーん!ニヤニヤしてないで助けてね!?どうして今回れいむは
 こんな役ばっかなのおおお!!?……あふんっ!?」



お粗末さまでした。

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最終更新:2011年07月28日 23:24
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